クリスマスプレゼントがまさかのアーデンとは驚きました、西川くんです。2019年12月22日、東京都恵比寿にあるイベントスペースEBiS303にてアーケード版『ディシディア ファイナルファンタジー』(以下、『DFF』)の稼動4周年記念イベントが開催されました。本記事では、同イベントの模様をお伝えしていきましょう!
会場の様子をお届け!†
会場に入場すると、ステッカーや『FFTCG』のプロモーションカード、称号アクリルキーホルダーと、トートバッグが来場者全員にプレゼントされました。ステッカーには金枠の“あたり”バージョンが入っていて、見事引き当てた人は豪華な景品がゲットできる抽選会に参加することができたのです。
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キャラクターステッカー(※アタリのライトニングさんは撮影用にお借りしたもの。ホントはカムラナートが当たりました)
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フィギュアなどメチャクチャ豪華なプレゼントがゲットできたのです!
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称号アクリルキーホルダー。今回はセフィロスが当たりました。やったね母さん!
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また、会場の入り口には4周年を記念して、スクウェア・エニックス所属、またはゆかりのあるデザイナーの方々による歴代『FF』シリーズ主人公のイラストが展示されており、皆さんじっくりと鑑賞したり、撮影を楽しんでいました。
メイン会場手前のホールでは、限定称号がゲットできる勝ち抜き戦を実施。3連勝、5連勝、7連勝、10連勝したパーティには特別な称号がプレゼントされるということで、こちらはイベント終了までつねに長蛇の列! 最大200分待ちの人気コンテンツとなっていました。
このほかにも、『FFTCG』を体験できるコーナーも用意されていたほか、ホールにはハザマPこと間一朗プロデューサーや鯨岡武生ディレクターが顔を出すこともあり、プレイヤーの皆さんと会話を楽しんでいる様子も見受けられました。
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プレイヤーと談笑するハザマP。気さくですが、めっちゃ偉い人だからね!
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鯨岡Dもユーザーたちと触れ合っていました。
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また、後述する全国大会決勝トーナメントが進行している後ろでは、ハザマPや鯨岡D、声優の高野麻里佳さん、ランズベリー・アーサーさんといっしょにパーティ出撃できるコーナーも実施! 皆さんでワイワイと盛り上がっていて……うらやましい~!
大歓声で震えた発表ステージ!†
さて、メインステージでは午前中と大会終了後に最新情報の発表がおこなわれ、こちらも大きな歓声がとにかくあがっていました。とくにリノア、セフィロスの3rdフォームと、アーデンの参戦には会場全体が揺れるほどの歓声があがっていました! なお、発表情報の詳細は下記記事をチェックしてみてください!
[関連記事]『FFXV』のアーデン参戦、セフィロス&リノアの3rdフォーム、新クラス“アルテマ”追加など4周年記念イベントで発表された新情報まとめ
決勝大会は高レベルの熱戦が続出!†
ここからは大会の模様をリポートしましょう。4周年記念イベントのメインともいえる本大会は、2019年11月2日~12月14日に日本全国で“予戦”大会が開催され、その予戦を勝ち抜いたパーティと当日予戦を勝ち抜いたパーティの計20パーティが頂点を目指し、競い合いました。ルールは、2本先取の勝ち上がり式トーナメント。
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左からMCのコーリーこと郡正夫さん、実況のふーひさん、解説&アシスタントの我らがブンブン丸兄貴、コイチさん、芦澤佳純さん
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準決勝からは高野さんもアーサーさんも交えて大会を盛り上げてくれました。
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稼動から4年も経緯していることもあってか、とにかく出場パーティのレベルが全体的にメチャクチャ高かったのが印象的! どの試合もハイレベルな接戦続きで、会場も大きく盛り上がっていました。しかも、SPEED、HEAVY、SHOOTというバランスのいいパーティだけでなく、SHOOTとSPEEDふたりなど、独自のプランで勝ち上がるパーティも多かったので、チームごとの特徴が表れていたように思います。
また、各大会で上位成績を残すチーム“アグロゆい”など、優勝候補と呼ばれるパーティが軒並み敗退していたのも印象に残ります。それだけプレイヤーたちのレベルが上がり、なお且つ実力も拮抗していた印象で、どのチームが優勝してもおかしくない大会でした。
決勝に進出したのは、広島予戦を勝ち抜いたチーム“★川島 JAPAN★”と、石川予戦を勝ち抜いたチーム“石川の限界”。チーム“★川島 JAPAN★”は、ティファ、アルティミシア、クジャといったSPEEDタイプの2キャラでかき乱すという、変則的なパーティ構成で勝ち上がったチーム。一方のチーム“石川の限界”も、バッツ、アルティミシア、クジャと、“★川島 JAPAN★”と構成は似ていましたが、特筆すべきはHP攻撃“風水士”を採用したバッツの存在。決勝まで、バッツの“風水師”による活躍が目立ちました。
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チーム“★川島 JAPAN★”
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チーム“石川の限界”
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決勝1試合目はチーム“★川島 JAPAN★”が圧勝しますが、2試合目はギリギリのところ踏ん張りチーム“石川の限界”が取返し、勝負はマッチポイントへ。最後の試合は、序盤に“★川島 JAPAN★”がふたりを撃破すると、その隙を突いて一気に3人抜き! 優勝はチーム“★川島 JAPAN★”となりました。
優勝したチーム“★川島 JAPAN★”の、すーぱーぷりんせす夜叉選手、田中ホリミヤ選手、くろーむ選手には優勝称号として“森羅彩る創世の光輝”が贈呈されました。こちらの称号はフェニックスをモチーフにしたものとのことです。
最後には、ハザマPが「このゲームは本当にすごい! 作ってくれたコーエーテクモゲームスの皆さん、鯨岡、そして何より皆さんの支えがあってここまで続けられました!」とコメント。鯨岡Dは涙ぐみながら、「このゲームを作って本当によかったです!」と感謝の気持ちを述べ、大会は終了となりました。
4周年を迎えて戦いかたも洗練、実力も拮抗†
それでは最後に、イベントを終えた直後のハザマPと鯨岡Dへのインタビューをお届けしましょう!
――まずは4周年記念イベントを終えての感想をお聞かせください。
鯨岡D 4回目の開催ということで、顔なじみの方々もたくさん増えました。そういったプレイヤーの方々含めて、皆さんの笑顔が見れただけでも、イベントを開催してよかったなと思います。
ハザマP 皆さんへの感謝に尽きます。4年間も運営を続けていくのは、なかなかできることではありません。それは、プレイヤーの皆さんのおかげというのがすべてだと思います。何年続けても、感謝してもしきれませんね。
――大会ですが、試合の内容がいつにも増してレベルが高かったように感じました。
鯨岡D 本当にそうだと思います。年々ブラッシュアップされていって、今回番狂わせと言いますか、優勝候補が多数敗北しましたが、それでも全体の質はまったく落ちず、全パーティの実力が本当に拮抗していたなと。おかげで、大会全体がすごく盛り上がりました。
――大会でのゲームのバージョン自体がかなり整っていた印象が個人的にあります。時間切れ勝負も少なかったですし、召喚獣もバラけていましたよね。
鯨岡D アルティミシアやクジャなどは多少多かったですが、キャラクターはUNIQUEで勝ち上がるパーティもいたり、リヴァイアサンなども出てきて、いちばん多くのキャラクターと召喚獣が見れた大会だったと思います。そういう意味では、バランスもなんとか保てているのかなと。そのうえで、自分たちなりの戦術を組み立てて皆さん勝ち上がっていたので、ゲーム自体がまとまりつつあるのではないでしょうか。
――優勝したチーム“★川島 JAPAN★”の強さはどこにあったと感じましたか?
鯨岡D アルティミシアがSHOOTタイプの中で強いとは言われていますが、それにしても各シチュエーションでの対処が本当に素晴らしかったです。そのアルティミシアをサポートするふたりのSPEEDタイプという、ある意味イレギュラーな編成が効いていましたね。
――イベントでは勝ち抜き戦や、高野さんやアーサーさんとの出撃コーナーも大きな盛り上がりをみせていましたね。
鯨岡D 勝ち抜き戦はとても盛り上がっていましたね。ただ、3人のパーティで並ばなきゃ、という雰囲気になってしまったのは、ちょっと申し訳ないかなと。一方で、高野さんやアーサーさんとの出撃コーナーは、ひとりでも参加しやすかったので、気軽に参加できてもらえたと思います。僕とハザマさんも皆さんと遊べたので、とてもうれしかったです。
ハザマP 決して大きなイベントではないのですが、いろいろな層の方々に楽しんでいただけのではないでしょうか。
――メインステージの手前では、皆さんシールやアクリルキーホルダーを交換しあってるのが印象的でした。
ハザマP コミュニティありきのゲームですから、いつも運営スタッフたちと相談して決めているんです。そうなると、やはり皆さんで交換しあったほうがいいですよね。そこのコミュニケーションから知り合いになったり、仲良くなってもらえればと。
鯨岡D そうそう、『DFF』の1周年記念のイベントで出会ったおふたりが、じつは結婚されたんですよ。『FFXI』や『FFXIV』ならよく聞くお話ではありましたが、まさか『DFF』がきっかけでカップルが生まれるなんて、夢にも思いませんでした。
ハザマP ゲームとは直接は関係ないですが、こんなことなかなかないですよね!
鯨岡D 人生に与える影響のきっかけを、僕らが作っちゃったんですよ。ハザマさん、どうします?(笑)。
ハザマP いやぁ~……。お、重いね!(苦笑)。いや、とてもいいことなんですけれども!
――(笑)。また、リノア、セフィロスの3rdフォームも発表され、とくにセフィロスはすごい歓声でしたよね。
鯨岡D 歓声があがった瞬間、「そうなるよね!?」って思いました。僕もデザイン画を見た瞬間「え、これマジかよ!?」って言ったんですよ(笑)。それをコーエーテクモゲームスの皆さんに見せたとき「もし作れないのなら言ってください」って言ったほどでした。Team NINJAの皆さん、本当にうまくまとめてくださってありがとうございます。
――また、アーデンの発表にも大きな歓声があがっていました。ハザマさんから見て、アーデンはどうでしたか?
ハザマP もう、すごくカッコいいです! ただ、僕には使いこなせる気がしないかな(笑)。
鯨岡D と言っても、アーデンはすごくシンプルな性能になっています。ゲームが煮詰まるとどうしても、テクニカルなキャラクターが増えがちになってしまい、敷居が上がってしまいます。前回のガブラスはその極地でしたが、今回は基本はシンプルにしました。ただ、やり込むのは難しいです。奥深さを知ってからが、アーデンの真骨頂です。
――そして、続々とアレンジBGMの追加もありました。これはもう、サウンドトラック第3弾の発売に期待せざるをえません(笑)。
鯨岡D ね! しかも追加が17曲とちょうどいい! ハザマさん……?(チラッ)
ハザマP ……確約するのは自分の立場でできることではないですが、そういう声が出るのは当然というか……自分も欲しいんですよ! それはもう前向きに頑張ります。
――期待しています!
鯨岡D とりあえずは大規模大会“闘神祭2020 -World Championship of ARCADE-”の地方予選が始まります。また、『DFFNT』ではシーズンパスは出していませんが、アーデンの実装(20201月9日予定)で気持ちとしてはシーズンパス第2弾が終わったような感覚です。何かつぎのアクションを起こすのであれば、またイチから考える必要があると思っています。
ハザマP たしかに。ナンバリングタイトルからは、アーデンの実装でライバルサイドが揃いました。ただ、どういう形になるにせよ、お客さんたちがまだまだたくさんいてくださるので、今後も皆さんに遊んでもらう場は続けていきたいと思っています。
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