『DFF』にあのキャラが! “ボイスアクターズライブ ディシディアFF『SECRETUM-秘密-』”が映像作品として発売決定&リポートをお届け

公開日時:2017-12-20 12:00:00

2017年12月18日(月)~19日(火)、東京・中野サンプラザにて、『ファイナルファンタジー』シリーズ30周年を記念し、『ディシディア ファイナルファンタジー』(以下、『DFF』)の世界を舞台とする朗読劇、“ボイスアクターズライブ ディシディア FF『SECRETUM-秘密-』”の公演が行われた。そして早くも、その映像作品化が決定! メディアや販売時期などの詳細は、今後発表されるとのこと。合わせてスクウェア・エニックス e-STOREにて、同公演のパンフレットが販売される。

映像作品販売決定
パンフレット

▲キャスト陣のインタビューなどが掲載されているパンフレット。

朗読劇には、森川智之さん(セフィロス役)、櫻井孝宏さん(クラウド役)、石川英郎さん(スコール役)、森田成一さん(ティーダ役)、そして小野友樹さん(謎の青年役)という錚々たるメンバーが、揃いのスーツ姿で出演。本稿ではその初日公演のリポートをお届けするとともに、終幕後に行った『DFF』及び『DFFNT』ディレクター・鯨岡武生氏へのミニインタビューも掲載しよう。なお、リポートにはネタバレを含むので、「自分で観るまでは詳細を知りたくない!」という方はご注意を。

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DFF』の世界にやって来た謎の青年の正体を巡る濃密な物語

「ファンタジーと聞いて、何を想像しますか?」という森川さんのナレーションで幕を開けた朗読劇は、約1時間の大ボリュームで描かれる書き下ろしのオリジナルストーリー。女神マーテリアによって『DFF』の世界に召喚されたクラウド、スコール、ティーダの3名が、記憶を失った謎の青年と出会ったことで、思わぬ事態に巻き込まれていく。人気男性声優陣が集まるとあって、会場の客層は女性が大多数。『DFF』を知る人も知らない人も、小野さん演じる記憶を失った謎の青年と同じ目線で観劇でき、誰もが十分に楽しめるエンターテインメント作品に仕上がっていた。

朗読劇は、キャスト陣による迫真の演技に加え、照明などの舞台装置や『FF』&『DFF』シリーズの楽曲を用いた演出もあり、キャラクターたちの姿や情景が脳裏に浮かぶほどの臨場感。各キャラクターの見せ場を盛り込みつつ、中盤では石川さんがスコールに加えてアーロンを演じ、1人2役を披露するサプライズも。また森川さんも、セフィロスだけでなく、前述の通り物語の“語り部”的な立ち位置でのナレーションも担当し八面六臂の活躍。櫻井さんも一部ナレーションを担当しつつ、クラウドとしてほかのメンバーを引っ張り、さらにはセフィロスと因縁の戦いをくり広げた。

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もちろん、頼もしさを見せるクラウドと圧倒的な存在感を放つセフィロスだけではなく、慎重な姿勢を崩さずにいたものの、ふとリノアへの思いを吐露するスコールや、クールな仲間たちのあいだに挟まり苦労しながらも前進していくティーダの関連シーンもたっぷりとある。シリアスな場面はもちろん、彼らのある意味で“噛み合った”会話や、スコールの“心の声”の再現などコミカルなシーンもあり。じつに多彩な展開と謎を秘めた物語に、観客はぐいぐい引き込まれていく。

そして、記憶をなくしながらも、快活な性格でティーダとウマが合う“謎の青年”。その身のこなしから、ただ者ではないことが感じられる彼の“秘密”が、物語の核となる。『DFF』の世界にやって来た経緯に“魔列車”が関わり、イミテーション相手の戦いをこなし、身軽で気配を消すことにも長けている……。そんな彼が終盤にその記憶を取り戻すと、声音が確信に満ちたものに変わっていく。「俺の名前はロック。ロック・コールだ!」。高らかな叫びで、謎の青年は『FFVI』のロックだった! という事実が明かされ、朗読劇は終幕。客席からは、歓喜の声と大きな拍手が巻き起こった。

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初日は2日目のためのリハーサル? ある意味貴重なトークパート

朗読劇の幕が下りた後、スーツ姿のキャストたちとは対照的に、ラフな恰好(いつものウサギ)をした『DFF』プロデューサー・間一朗氏がMCとして登場し、野村哲也氏(声のみ)を交えたトークパートに移行した。

キャスト陣が再登場し、改めて観客に向けて紹介していく間Pだったが、その服装を見た石川さんが「間さんはなんでスーツじゃないの?」とひと言。間Pが「会社に着いてからスーツを着るということを知った」と弁解し、続けて「出演者の皆さんを引き立てるだけの司会者だから」と発言したところで、石川さんに「俺がそう言えばいいよって言った」と告発され撃沈。その後も間Pは声優陣からの集中砲火を受け、2日目はスーツで来ると宣言していた(※2日目は宣言通り、フォーマルな服装で登場したとのこと)。

気を取り直して移った質疑応答のコーナーでは、キャストがそれぞれこの日の公演の様子や、PSP版『DFF』発売からの10年間を振り返る。

森川さんが「『FF』とは長い付き合いですが、朗読劇という体験は初めてで、貴重な体験になりました」と回想すると、櫻井さんもそれに同意しながら「生セフィロスは嫌でした」とポツリ。「底が知れない感じが怖い」と、森川さんが演じるセフィロスについて表現していた。また、クラウドについては作品や時期によって性格などに変化があるので、毎回“どのクラウドなのか”を確認し、そこに合わせていくことになるそうだ。

朗読劇中にスコールとアーロンを演じていた石川さんは、ふたりの演じ分けに非常に苦労したそう。声のチューニングをくり返す石川さんの姿を目撃した森田さんは、「アーロンのノドが“異界送り”されていましたね」と、『FFX』の設定を交えたジョークで会場を沸かせていた。ちなみに、ストーリーの展開上、キャラクターの正体を隠さなくてはならなかった小野さんは、「正体を言いたくてしょうがなかった」とのこと。また、コメントの中で石川さんがアーロンの声で話したり、櫻井さんがクラウドの名ゼリフ「興味ないね」と呟くと、会場から「キャー!」という歓声が沸くなど、ファンも大満足の様子だった。

さらに、トークパートの途中で2018年1月11日に発売予定のプレイステーション4用ソフト『DFFNT』の最新トレーラーも公開。その後、間Pがゲームの概要を紹介し、唐突に「終わりです、皆さん。どうもありがとうございました」と締めくくるも、その雑さに出演陣から「リハーサルですか!?」とツッコミが入り、会場が笑い声に包まれるひと幕も。最初から最後までてんやわんやなトークパートとなったが、これも間Pとキャスト陣の距離が近いからこその展開だったと言えるだろう。

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謎の青年は『DFF』にも登場……!? 鯨岡ディレクターにインタビュー

DFF』と『DFFNT』のディレクターを務める鯨岡武生氏にミニインタビューを実施。朗読劇の内容を受け、気になることをうかがった。

――朗読劇の時系列は、マーテリアとスピリタスが戦士たちを召喚した後なんですね。
鯨岡 そうですね。『DFFNT』で描かれるストーリーの裏側で起きた出来事という感じです。

――まさかロックが、こうした形で『DFF』の世界に登場するとは思いませんでした。
鯨岡 今回こういう形で登場したので、『DFFNT』や『DFF』に追加キャラとして登場すると期待されますよね? 

――しまくりですよ。
鯨岡 どうでしょうね……出るんでしょうかね?

――もし……もしもですよ? ロックが追加キャラクターになるとしたら、性能的にジタンとかぶりませんか?
鯨岡 じつはPSP版のときに、彼については企画を出していたんです。それを、アーケード版が立ち上がるときに、ジタンのほうに盛り込んだんですよ。なので、もし登場するとなったら、そのあたりは新しく考え直しですね(笑)。

――『DFFNT』のシーズンパスに含まれる、追加の6キャラクターに含まれることを祈ります。ちなみに、シーズンパスのキャラクターは確定しているのですか?
鯨岡 はい。『DFFNT』の発売に近い日程で生放送をやる予定で、そこでヒントは出すつもりなので、いろいろと想像を膨らませていただければ。

――朗読劇では“フェニックス”も登場しましたが、こちらはゲーム内の召喚獣には?
鯨岡 石、ヒビ入ってましたから、ちょっと難しそうですね……。ただ、朗読劇では召喚時のセリフが『DFF』式に「転生の炎! フェニックス!」になっていたんですよ。

――なるほど、そういえば! お話を朗読劇に戻しまして、今回のキャスティングはどのように決まったのでしょうか?
鯨岡 キャスティングは野村が行いました。ロックの登場が決まってから、誰に声をお願いするかで最初は難航したのですが、途中で小野さんの名前が挙がって出演が決まりました。皆さん、すばらしい演技でしたね。

――確かに、朗読劇の深さを感じました。それと、気になったのが魔列車で魂たちを扇動した、黒マントの男が誰なのか、という部分なんですが……。
鯨岡 じつは、黒マントの男はセフィロスコピーなんです。このあたりは、プレミアムチケットを購入された方に配布した台本に明記されています。

――そうだったんですね。鯨岡さんは朗読劇をご覧になって、どんな感想を持たれましたか?
鯨岡 僕は『DFFNT』の開発が瀬戸際なので、朗読劇についてはあまり関わっていなくて。間Pと野村が中心になって進めていく中で、稽古も拝見していなかったんです。朗読劇というものを観ること自体も、初めてなんですよ。今日本番を迎えて、『FF』のキャラクターがその場に集まって同時に演技するという初の出来事が、とても新鮮に感じました。それから、絵や動画が出ているわけではないのに、バトルシーンなどの情景が浮かんでくるというのがすごかった。今回の5人以外のキャラクターのストーリーも見てみたくなりました。こういったイベントがお客様に受け入れてもらえるのであれば、また開催できればいいなと思いますね。

――では最後に、トークパートでの間さんのMCは、鯨岡さんから見ていかがでしたか?
鯨岡 スーツで出演するという連絡はいっていたはずなので、あの服装はどうかと思います。さらにキャストさんも顔見知りの方が多いので、進行もざっくりした感じになり……。今回は皆さんに楽しんでいただけたようなのでよかったですけど、「部長、ちゃんとして!」と思いました(真顔)。

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プロフィール

河合リヱ

『DFF』でゲーセン通いに目覚めた週刊ファミ通副編集長。シャントット様をメインに、SHOOTタイプのキャラをよく使ってます。ほぼソロなので、パーティ出撃での立ち回りも練習したい今日この頃。

コイチ

ゲームを最大限に楽しむ集団“ゴジライン”に所属するアルカディアの残党。ときに格ゲーマー、ときにIT戦士、ときに『DFF』ライターとして活動しています。自称・初心者代表ライトニングとして浅瀬を泳いでいましたが、ケフカが追加されたので本気出して初心者脱却します。

しんのすけ

ゲーセン大好きっ子な週刊ファミ通編集者。自称“器用系”で、『DFF』でもいろいろなキャラクターを触っているけど、相性がいいのはHEAVYタイプのキャラクターだったりする。『DFF』はバージョンアップの周期が早いので、使いたいキャラクターがすぐに変わるんですが、うれしい悲鳴ですたい!

西川くん

生涯で2度、美容師に「『FFVIII』のゼル・ディンの髪型にしてください」と言ったことがある、『FF』シリーズとモンクタイプが大好き系の新人ライター。とか言いつつ、ヴァナ・ディール&エオルゼアでは忍者。ゲームセンターにNESiCAカードを置き忘れて、2回ほどブロンズEからやり直しているうっかり者です。NESiCAカードの置き忘れにご注意クポ!

ブンブン丸

ファミ通のクロスレビュアーであり、さまざまなゲームイベント、配信などにも出演する、あらゆる意味でマルチゲーマー。『FF』シリーズはほぼプレイ。対戦ゲームにも目がないので、“初心者の館”に仲間入り。ちなみにマッチングすると特別称号がもらえますよ!

YU

稼動1年が経過してから、本格的に『DFF』をプレイし始めた途中加入メンバー。メインキャラクターはガーランドだが、ゴリゴリとしたキャラクターが好みというわけではないらしい。いちばん思い入れがあるシリーズが『FFXI』というのもあり、サブキャラとしてシャントットも使う。

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