『ディシディア ファイナルファンタジー』開発秘話も飛び出したウィークエンドイベントをリポート

公開日時:2015-11-30 15:00:00

FF』ファンなら足を運びたい展示スペースが登場!

2015年11月26日に稼動を開始した、スクウェア・エニックスの手掛ける新作アーケード作品『ディシディア ファイナルファンタジー』のウィークエンドイベントが、秋葉原のクラブセガ秋葉原新館にて開催。キャラクターのパネルが多数置かれた展示スペースのほか、当日は開発チームのトークイベントが開催された。本記事では、当日のトークイベントや店舗内の模様をリポートする。

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▲クラブセガ秋葉原新館には、イベントに参加しようと早くから多数の来場者が列を形成。希望者にはイベント開始前から整理券が配られ、整理券の順番にゲームのプレイやトークセッションの観覧をすることができた。整理券は500番までが用意されていたがほどなく配布が終了し、その後も整理券なしでプレイするユーザーが列を作っていた。

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▲クラブセガ秋葉原 新館には、『ディシディア ファイナルファンタジー』の筐体が12台も! 来場者は女性の姿が目立ち、チュートリアルで初めて本作をプレイする人も多かった。また、当日はこの店舗でゲームをプレイすると、整理券と引き換えにNESiCAシールがもらえた。キャラクターイラストをあしらった14種類のうち、1枚がランダムでもらえたため、お目当てのキャラクターのシールをゲットしようと店舗内でトレードする人も。

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ウォードは230体目の追加キャラクター!? 興味津々のトークセッション

当日の14時からと17時からの2回に分けて、本作プロデューサーである間一朗氏(ハザマ氏)と、開発ディレクターの鯨岡武生氏が登壇。画面に映し出されたトークの“お題”をピックアップし、トークセッションを行った。

第1部の最初の話題は“あさましい”からスタート。先日放送された公式生放送(下記の関連記事参照)での「あさましい」発言で話題を集めた運営担当の水野氏。水野氏は、稼動後の運営のキーマンとしてイベントなどを取り仕切っていく人物。現在は、スクウェア・エニックスの中でもっとも『ディシディア ファイナルファンタジー』のプレイに長けており、今後もプレイを重ねて腕前を磨いていくと、運営への意気込みも十分だった。

[関連記事]『ディシディア ファイナルファンタジー公式生放送#1 稼働直前SP』の模様をリポート! 豪華ゲスト登場に加えラムザもチラ見せ!!

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▲“あさましい”でおなじみとなった(?)水野氏。もちろん、これはサービストークで、実際はあさましくないナイスガイ。当日は会場で来場者たちの様子を見守り、プレイを終えた人にNESiCAシールのお土産を渡したりしていた。

続いての話題は“ウサギ”。これはハザマ氏が、ウサギのイラストが入ったあるブランドのTシャツがお気に入りで、よく着ていることから。人前に出るのなら新しい服を調達しに行こうと鯨岡氏と相談して購入したとのこと。今後も人前に出るたびにいろいろなTシャツを着ていくとのことなので、ハザマ氏のファッションにも注目すると通になれるかも?

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▲『ディシディア ファイナルファンタジー』以前からハザマ氏がお気に入りのブランド。

つぎの話題は“稼動後”ということで、稼動日の翌日にマッチングの調整を行ったことについて語った。稼動初日は、ブロンズEのプレイヤーの対戦相手は必ずコンピューターになっていたのだが、それだとバトルがすぐに終わってしまうとの声が多く上がっていた。それに対して、翌日からブロンズEの段階から対人戦になるようにマッチングが調整されたのだが、これはゲーム側ではなくサーバー側の調整のみで行えたので、これだけ素早く対応できたとのこと。ゲームの中身に対する調整もすでに検討中で、こちらはゲーム側のバージョンアップを行う必要がある。現段階では時期の明言はできないが、年内を目処にバージョンアップが行えたら……と、鯨岡氏はコメントした。

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▲明らかに実力の異なるプレイヤーとマッチングしてしまったり、1プレイがすぐに終わってしまうことがあることに対しても、すでにバランス調整を検討している模様。期待して待とう。

つぎの話題は、“ウォード”について。『ファイナルファンタジーVIII』に登場するウォードが、いつ本作に参戦するのか? とユーザーのあいだで話題になることがあるのだが、これは、過去に野村哲也氏がWebラジオ番組“mdRADIO”で「つぎの追加キャラクターはウォードです」と発言し、それが拡散されたことが原因だとハザマ氏がコメント。野村氏は「つぎはウォードじゃないと(キャラクターデザインを)描かない。それかウーマロ」とハザマ氏に言うほどだったようだ。鯨岡氏は、「ウォードくんは、まだしばらくかかるかな。追加されるなら230体目くらい(笑)」と、冗談交じりにコメントしていた。

ウォードの話題から引き続いて、トークは“野村哲也”氏の話題へ。野村哲也氏は、プレイステーション・ポータブル版から『ディシディア ファイナルファンタジー』のキャラクターデザインを担当していることはファンならご存知かと思うが、イラストを描くだけでなく、ゲームデザインや宣伝のプランなどについてもアドバイザー役としてゲーム開発に深く携わっていると鯨岡氏がコメントした。

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▲また、ここで野村哲也氏からのサプライズプレゼントということで、野村哲也氏直筆のイラスト&サイン入り色紙が公開。ここにハザマ氏と鯨岡氏のサインも加えた豪華色紙が、来場者へのプレゼントとして提供された。

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▲ちなみに、ハザマ氏と鯨岡氏にもサインを書けと指示したらしい野村哲也氏。ふだんサインを書いたことがない鯨岡氏は、うまくサインを書けるように猛特訓したそうだ。

続いてのお題は、“ディシディアと僕”。鯨岡氏はプレイステーション・ポータブル版の第1作から開発に関わっていて、シリーズに関わるあいだにご結婚とお子さまの誕生を経験するほど、長い時間を『ディシディア』と過ごしているとのこと。本作の開発の終盤には、開発を手掛けるコーエーテクモゲームスの開発室に行っては帰る生活だったとコメントしていた。

そして、“BGM”の話題では、本作に収録されているアレンジBGMについてもコメント。本作で最初から聴くことができるBGMは、プレイステーション・ポータブル版に収録されていない曲となっている。前作までに聴くことができた音楽をまたアレンジするよりも、異なるBGMをアレンジして収録したほうがおもしろいだろうと思い、これらのラインアップを決めたと鯨岡氏。原作で聴けた原曲も用意はしているが、今後どういった展開をしていくのかは検討中とのことだ。原曲を流しながらゲームをプレイできる日も近い……かも?

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▲本作のプレイヤーズサイトでは、ゲームをプレイして入手したギルを使うと、各シリーズのアレンジBGMが追加で購入できる。これをセットしておけば、ゲーム中で聴くことが可能だ。

トークセッション第1部のラストは“追加キャラ”について。第一声として鯨岡氏が「ウォードです(笑)」と発言すると、来場者からは笑いが。すでに登場が決定しているラムザ以外にも、制作を検討しているキャラクターはいるとのこと。ラムザについては制作も順調で、「遠くない未来にお見せできます」と語り、期待が高まるところだ。また、「まだカオス側のキャラクターが登場していないが、着手はしています。追加キャラクターはそれほどコンスタントに出せないが、ラムザをスタートとして、あまり偏らないように追加していきたい。ナンバリングをいちから順番に出すと決めているわけでなありませんので、“HEAVY”、“SPEED”、“SHOOT”などのタイプをバランスよく出せたら」とコメントしていた。さらに鯨岡氏は、「追加キャラクターがいないときはステージなどを追加するなど、つねに皆さんに話題を提供していきたい」と語った。

いろいろな開発マル秘トークが飛び出したトークセッション第1部は、これにて終了。最後に鯨岡氏は「アーケードである以上は、今後もいろいろな店舗さんに行って、皆さんとお話できればと思っています。お気軽にお声がけください。どんどんゲームをバージョンアップしていき、おもしろくしたいと思います。ありがとうございます」とコメント。続いてハザマ氏は「これから作り上げていくタイトルという側面も確実にあるので、今日も含めていろいろと皆さんからお話をうかがって、できるところからゲームをよくしていきたいです。今後ともよろしくお願いします」と締めた。

第2部も開発秘話が続々と!

第2部でも引き続き、ハザマ氏と鯨岡氏が登壇して、モニターに映し出されたキーワードから話題を選択するトークセッションが行われた。

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第2部最初の話題は、またも“あさましい”から。今後大会などをやっていく際に中心となる運営担当の水野氏の紹介からスタートした。水野氏は現在、実況の勉強をしているらしく、今後の活躍にも期待大だ。

続いての話題は“生放送”について。公式生放送についてはかなりのボリュームで、当初1時間30分の放送予定が、2時間30分になってしまったと振り返った。鯨岡氏は「プレイヤーズサイトのご紹介もできず、ユーザーさんからの質問にもふたつしか答えられなくてすみません」とコメントしていた。ちなみに、生放送で発表できなかった質問については、下記の記事で回答を掲載しているので、興味がある方はぜひチェックを。

[関連記事]稼動直前! 『ディシディア ファイナルファンタジー』開発者一問一答

続いての話題は“持ちキャラ”について。ハザマ氏が前作で使っていたのはエクスデス、バッツ、セシルで、本作でも引き続いてバッツとセシルを使用。鯨岡氏はランダムでキャラクターを選択しているとのこと。また、鯨岡氏は、「このゲームはキャラクターの乗り換えは難しくありません。各タイプのキャラクターをひとりずつ使えるようになっておくと、友だちとパーティを組んでプレイするときに困らないので、ぜひいろいろなキャラクターを使ってみてほしいです」と語ってくれた。さらに、現在のマッチングの状況について、「現在、まったくの初心者のブロンズEの人と、やり込んで別キャラクターを使ってブロンズEになっている人がマッチングしてしまう。この状況はすでに把握していて、何らかの対応をするべきだと考えている」と、今後、対応の予定があるとコメントした。

つぎの話題は“プロデューサー”をセレクト。ハザマ氏は本作のプロデューサーとして携わっているが、「ゲームの中身を作るのは開発ディレクターの鯨岡とコーエーテクモゲームさんに担当していただいて、私はゲームの大枠を作るのが仕事」とハザマ氏。ゲームの基盤にプレイステーション4をベースにできないか、とSCEJA(ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア)の協力を取り付けるなど、本作の“仕掛け”の根幹を担っているのがハザマ氏なのだ。鯨岡氏は「『ファイナルファンタジー』である以上、グラフィック面で妥協はできない。処理負荷などを考えるとマシンパワーがかなり必要だけれど、SCEJAさんにご協力いただいたおかげで、このクオリティーを実現できた。非常に感謝しています」と開発秘話を語ってくれた。

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トークセッションも終盤となり、つぎの話題は“シンボルチャット”に。ハザマ氏は「我々もお客さんも、まだまだ使いこなせないよね。徐々に慣れていってほしい」とコメント。鯨岡氏は「ゲーム内のテクニック以外にも、筐体を使いこなすことを含めてテクニックだと思うので、がんばってほしいです」と語った。また、「当初はコントローラでシンボルチャットを出すことも考えたが、最初は操作が難しいだろうと思い、タッチパネルのみにした。今後はプレイヤーの皆さんの状況を見て、どうするかを考えていきたい」とバージョンアップへの対応についても触れていた。

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最後の話題は“プレイヤーズサイト”について。ゲームのプレイ状況などが見られるプレイヤーズサイトの“サンクトゥアリウム”は、過去作に登場した“秩序の聖域”という場所の名称から取られているもので、これも野村哲也氏の発案だったそうだ。鯨岡氏は「ゲームをプレイしていくと、ボイスやBGMなどが購入できるようになります。また、プレイ状況を公開しておくと、そこからコミュニケーションが生まれると思うので、抵抗がない人は、ぜひ公開してみてください」と語った。また、話題はゲーム内の称号についても広がり、今後は開発チームの面々とマッチングすると称号がもらえる仕組みも導入していきたいとのこと。ハザマ氏や鯨岡氏とマッチングしたら、ますますプレイに熱が入りそう?

第2部も大盛り上がりだったトークセッション。イベントの締めのコメントとして鯨岡氏は「このタイトルはまだ本日で4日目ですが、何年も続けていきたいです。盛り上げるためにもキャラクターやステージの追加であったり、バランス調整もやっていきたいと思っています。マッチングの調整も随時行い、皆さんに引き続き遊んでいただきたいです」とコメント。最後にハザマ氏は「今後は我々、ないしあさましい男(水野氏のこと)も加わって、ざっくばらんな感じでイベントができればいいなと思います。皆さんの前に出て、ご意見をうかがって、どんどんいいゲームにしていこうと思いますので、よろしくお願いいたします」と現在の気持ちを語った。

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▲第1部、第2部のトークセッションの最後には、抽選で豪華賞品が当たるプレゼントコーナーも開催。来場者の最大のお目当ての野村哲也氏サイン入り色紙の抽選の際には、会場から大きな声が上がっていた。ちなみに、第1部のプレゼントの色紙にはウォーリア オブ ライトが、第2部のプレゼントの色紙にはフリオニールが描かれていた。

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▲トークセッションの終了後には、ハザマ氏と鯨岡氏へサインを求める来場者で長蛇の列が。おふたりとも快くサインを書いたり、来場者との交流を楽しんでいた。

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▲イベントが開催されたクラブセガ秋葉原 新館には、イベントの終了後にハザマ氏と鯨岡氏がサインを入れたキャラクターパネルも展示されている。こちらはしばらくの期間展示され、写真撮影もオーケー。興味がある人はぜひ秋葉原に行ってみよう。

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『ディシディア ファイナルファンタジー』初心者の館

プロフィール

河合リヱ

『DFF』でゲーセン通いに目覚めた週刊ファミ通副編集長。シャントット様をメインに、SHOOTタイプのキャラをよく使ってます。ほぼソロなので、パーティ出撃での立ち回りも練習したい今日この頃。

コイチ

ゲームを最大限に楽しむ集団“ゴジライン”に所属するアルカディアの残党。ときに格ゲーマー、ときにIT戦士、ときに『DFF』ライターとして活動しています。自称・初心者代表ライトニングとして浅瀬を泳いでいましたが、ケフカが追加されたので本気出して初心者脱却します。

しんのすけ

ゲーセン大好きっ子な週刊ファミ通編集者。自称“器用系”で、『DFF』でもいろいろなキャラクターを触っているけど、相性がいいのはHEAVYタイプのキャラクターだったりする。『DFF』はバージョンアップの周期が早いので、使いたいキャラクターがすぐに変わるんですが、うれしい悲鳴ですたい!

西川くん

生涯で2度、美容師に「『FFVIII』のゼル・ディンの髪型にしてください」と言ったことがある、『FF』シリーズとモンクタイプが大好き系の新人ライター。とか言いつつ、ヴァナ・ディール&エオルゼアでは忍者。ゲームセンターにNESiCAカードを置き忘れて、2回ほどブロンズEからやり直しているうっかり者です。NESiCAカードの置き忘れにご注意クポ!

ブンブン丸

ファミ通のクロスレビュアーであり、さまざまなゲームイベント、配信などにも出演する、あらゆる意味でマルチゲーマー。『FF』シリーズはほぼプレイ。対戦ゲームにも目がないので、“初心者の館”に仲間入り。ちなみにマッチングすると特別称号がもらえますよ!

YU

稼動1年が経過してから、本格的に『DFF』をプレイし始めた途中加入メンバー。メインキャラクターはガーランドだが、ゴリゴリとしたキャラクターが好みというわけではないらしい。いちばん思い入れがあるシリーズが『FFXI』というのもあり、サブキャラとしてシャントットも使う。

『ディシディア ファイナルファンタジー』公式サイトはこちら DISSIDIA FINAL FANTASY 公式プレイヤーズサイト 「SANCTUARIUM」 初心者の館 ツイッターアカウント