優勝した“卒すとりうむ”の今後に関わる驚きの発言&間P・鯨岡Dのミニインタビューも! “闘神祭”『ディシディアFF』決勝大会リポ

公開日時:2019-03-26 18:00:00

ヒカセン(光の戦士)のみなさ~ん! ゼノスが参戦ですよ~! おっと趣旨を間違えてしまいました、西川くんです。今回は大会のリポートでしたね! 東京ビッグサイトTFTホールにて、2019年3月23日~24日の2日間、格闘ゲームの祭典“闘神祭2018-19 CHAMPIONS CARNIVAL”が開催されました。その初日、『ディシディアFF』部門の全国大会決勝トーナメントが行われたのです。

※決勝大会の模様はこちら(Twitch・7時間過ぎから)

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ルールは、3人1組のパーティで、使用キャラクターは申請時のもので固定。試合は2本先取で行われ、勝利したパーティが勝ち上がっていくトーナメント戦となっています。なお、本大会の予選は半年ほどかけて、北は北海道・東北エリア、南は九州・沖縄エリアまで、全国各地のゲームセンターで実施。全国の強豪15チームと、当日予選を勝ち抜いた1チームの計16チームが、頂点を目指して競い合います。

※ルール詳細とエリア決勝を勝ち抜いたチームの情報はこちら

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実況はウェルプレイド所属の、ふーひさん。解説は我らがブンブン丸兄貴と、公式プレイヤー&タレントの芦澤佳純さんが務めました。

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総合司会は、公式生放送でもおなじみのコーリーこと、郡正夫さんが担当。

数々の激戦を制して決勝大会に進んだのは、北海道・東北エリア代表の“ブレイブタンクINOKI”、関東エリア代表の“アグロゆい”と“はろえるん”、東京エリア代表の“卒すとりうむ”の4パーティとなりました。

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“ブレイブタンクINOKI”の、にこっち選手(ロック)、ヤス選手(ティナ)、INOKI選手(バッツ)。

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“アグロゆい”の、 統夜@いのり選手(セシル)、ぶれb選手(クジャ)、づか選手(ティナ)

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“はろえるん”の、 とれとれ選手(クジャ)、おいしいおやつ選手(ティナ)、蕎茶選手(ガーランド)

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“卒すとりうむ”の、UME選手(クラウド)、Goma選手(ロック)、しんでれら選手(ティナ)

最初の試合は、“はろえるん”VS“卒すとりうむ”。まず、全国1位の勝率を誇る“卒すとりうむ”が、相手からのティナへのアプローチをほかのふたりがさばきつつ、“メテオ”を確実に当てていくなどプラン通りの試合運びをして1本先取。“はろえるん”は続く試合で立て直しを図り、要所でガーランドが“じしん”で相手を落とすなどして試合を奪取します。第1戦と同じく“約束の場所”が舞台となった第3戦は、混戦をうまくさばき、常時高ブレイブを確保していた“卒すとりうむ”が、“はろえるん”の隙を逃さず一気に押し込み、見事勝利しました。

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続いては、“ブレイブタンクINOKI”VS“アグロゆい”。“アグロゆい”の勝率は、“卒すとりうむ”に次ぐ全国2位。両チームともにティナにブレイブを集めていくスタイルながら、クジャによる場のコントロールとセシルの当たりの強さや拘束力で相手に思うような動きをさせない“アグロゆい”の連携力が勝る結果に。“ブレイブタンクINOKI”は一時高ブレイブを持つ場面があってもなかなかそれを吐くことができず、流れに乗った“アグロゆい”の連勝となりました。

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決勝は、“卒すとりうむ”VS“アグロゆい”という、全国1位、2位の戦いに!

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同じゲームセンターで同店舗マッチングでも激突するという2組。互いの手を知り尽くす者たちどうしの決勝戦は、意外にもワンサイドの展開でした。

本日3回目の“約束の地”でのバトルを終始優勢に運んだのは“卒すとりうむ”。ブレイブを持つや否やつぎつぎにHP攻撃を叩き込んでいき、枚数有利を最大限に活かした立ち回りを見せていきます。“アグロゆい”も一旦はセシルが高ブレイブを持つなどチャンスを見出すものの、前に前に攻め立ててくる相手の勢いを逸らすことができず敗北。圧倒的な試合運びで“卒すとりうむ”が優勝を飾りました。メチャクチャ強い!! 

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優勝した“卒すとりうむ”には特別称号“激闘ノ果テニ立ツ三闘神”を贈呈! また店舗大会などを勝ち抜いた16チームには特別称号“一六翼神域へ翔ブ”が贈られました。

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“卒すとりうむ”のしんでれら選手が、檀上で思わず涙を浮かべる場面も……。それを見た芦澤さんも感極まっていたようです。

“卒すとりうむ”と、ハザマP&鯨岡Dにインタビュー!

さてさて、最後となりますが、優勝した“卒すとりうむ”の3名に優勝した感想などをインタビュー! さらに、観戦していたハザマPこと間一朗プロデューサーと、鯨岡武生ディレクターにもコメントをいただきました。

“卒すとりうむ”インタビュー

――まずは優勝おめでとうございます!

しんでれら選手 ありがとうございます。以前開催された“GODSGARDEN DISSIDIA FINAL FANTASY NT”という大会で、決勝で負けたのがあまりにも悔しくて、今回優勝できてマジでうれしいです。

Goma選手 そうそう、あのときは悔しくて、でれちゃん(しんでれら選手)号泣してたよね(笑)。

UME選手 そこで「つぎは絶対優勝しような」って話してたんですよ。その悔しさが、勝利につながりました。

――では、今回、クラウド、ティナ、ロックという編成で戦ったプランについて教えてください。

しんでれら選手 2回目の全国大会(“DISSIDIA FINAL FANTASY 公式全国オンライン大会2017”)では、僕が皇帝を使って優勝しました。そのこともあって、ずっと“皇帝を使わなきゃ”って思ってたんです。でも、調子がよくなくて。そうしたら、ふたりが「皇帝使わなくていいんじゃない?」と言ってくれたんです。そこで「そうだ、このゲームは自分のわがままを通しても勝てない。だったらティナを使おう」と決めました。

Goma選手 僕はジェクトでずっと練習をしていましたが、ジェクトの限界を感じ始めてきたというか……。そこでたまたまロックを触ってみたら、すごく勝率が上がったんですよ。スピードタイプとしての役割を果たしつつ立ち回るというのがやりやすかったんだと思います。それで本当にギリギリのタイミングで、ロックに変更しました。ほとんどぶっつけ本番みたいな感じです。

UME選手 このふたりがティナとロックだったら、僕はクラウドのままでいいかなという感じですね。というか、変えるつもりはありませんでした。理由のひとつに、僕はいま生活圏が東京から離れているので、いっしょにアーケードで練習できる機会がほとんどなくて。だったら、やり慣れたクラウドでいこうと。もう10000試合はクラウドでやってますしね。

しんでれら選手 えっ、スゴッ!

UME選手 あと僕、Gomaには「ジェクトじゃなくて、クラウドと相性のいいキャラクター使わない?」って昔からよく言ってたんですよね(笑)。ジェクトも悪くないんですが、このパーティだと噛み合わない場面があって。

Goma選手 そうだね。できれば、めっちゃ好きなジェクトで優勝したかったんだけど(笑)。ただ最終的には、やはり組み合わせを考えて、勝率の高いロックを選びました。

――いきなりのロックへの変更に、しんでれら選手とUME選手は戸惑わなかったのでしょうか?

しんでれら選手 全然ないです。何か考えがあってロックを選んだのだから、疑問もなかったです。

UME選手 “卒すとりうむ”は、とくにそういう点での話し合いはしないですね。自分が考えて選んだキャラクターを使うのがいいって、いつもみんなで言っていますし。

しんでれら選手 それに、このふたりなら、どのキャラクターでも安心感がすごいんですよ。ほかの人とチームを組んだら、SHOOTタイプだから致死ブレイブを稼がなきゃとか、自分もカット回しに参加しなきゃとか、いろいろな部分に意識を飛ばしちゃう。でも、ふたりは天下のUME&Gomaですよ? 連携やカット回しは完全にお任せできるので、自分は自衛やブレイブの確保に集中できます。

――なるほど。長く組んできた分、そこは信頼関係ができているんですね。今後については、抱負や目標などありますか?

UME選手 じつは、“卒すとりうむ”はこれで最後だと思っています。引っ越したので、もう新宿に集まってゲームをするということが難しいですし。

Goma選手 え、ちょっと!(場所は)関係ない、関係ないっスよ。

しんでれら選手 ねぇ? 『NT』があるでしょ!

UME選手 『NT』でやるにしても、やれることに限界がある。それに、2度も全国大会で優勝できて、自分の中では区切りが付きました。

Goma選手 はい、この話は終わり終わり!(笑)。つぎも組むかもしれないから!

しんでれら選手 解散なんて言わせませんよ!?

UME選手 っていうかね……(Goma選手を指差しながら)俺はお前と戦いたい

しんでれら選手 えっ! やだやだやだやだやだやだ!!!!!!(UME選手に抱きつく)

UME選手 Gomaとは、PSP版のときからずっと対戦してたんですよ。ライバルどうしで。それが、アーケードではいっしょに組むことになった。だからこそ、俺はGomaとまた戦いたいんです。

Goma選手 あぁ……なるほどね? 確かにね。あるかもしれない。俺も、戦いたいかも

しんでれら選手 ちょっとヤル気になってるよね!? それに挟まれる僕はどうしたらいいの!? 僕はどこに行けばいいの!?

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今後、この3人はどうなるのか!? 元鞘かそれとも? UME選手 VS Goma選手はあるのか? しんでれら選手の行方やいかに!? 目が離せません!

ハザマPインタビュー

――今回の試合を見ていかがでしたか?

ハザマP 強豪チームは多数いますが、全国大会に2回優勝したチームは初ですよね。稼働から3年経って、頭ひとつ飛び抜けたチームが出てきたのが非常に感慨深いです。また、しんでれら選手が檀上で泣いていましたよね。それだけ本作で感動してもらえて、プロデューサーとして心から「ありがとうございます」と伝えたいです。僕個人の立場としては、プレイヤーの皆さんと同じように試合に興奮し、そして感極まりましたね。

――ハザマPも泣かれたと……?

ハザマP いえいえ、僕は優勝していませんから、泣くわけにはいきません。あ、じゃあもう、大会出ちゃいますか!? 今年の目標は、公式の立場なのに大会に優勝することでしょうか(笑)。

――なるほど(笑)。ちなみに、今後も大会が開催されることはありますか?

ハザマP 今まさに次の予定や今後について話しているところです! どのような形で開催するか、まだまだ精査する必要はありますが、またプレイヤーの皆さんが実力を競い合える場は必ず設けなくてはいけないなと思っております!

鯨岡Dインタビュー

――大会全体を統括して、感想をいただければと思います。

鯨岡D 久々に全国規模の予選から決勝と、大規模な大会をやりました。全体を見ても、プレイヤーのレベルがすごく上がっていますね。その中でも、王者の貫禄が輝いたと言いますか、関東のトップチームが実力を発揮した大会だったと感じました。今後もこうした、プレイヤーの力を発揮できる場所を提供していきたいですね。また、これからキャラクターも増えていき、環境もどんどん変わっていくと思います。その中で、新たな強豪パーティが出てくることもあるでしょうし、それを楽しみにしています。

――環境については、今回の大会を見てもわかる通り、召喚獣がリフレッシュされてからアレクサンダーが人気ですね。

鯨岡D 現状はそうですね。開発的には、リフレッシュで召喚効果のほかに召喚ゲージの溜まりやすさという要素が加わり、以前よりも調整がやりやすくなりました。アレクサンダーについてもすでに調整案は考えている段階で、今後は召喚獣も調整していきます。今回の大会でもオーディンを使用しているチームもいましたし、今後はよりいろいろな召喚獣で戦えるようにしていきたいです。

――ちなみに、以前「自分もリフレッシュしたい」とおっしゃっていましたが、その後……?

鯨岡D 新キャラクターが出ますからね。まだまだ鯨岡のリフレッシュアップデートの予定はありません(笑)。

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