『ドラゴンクエストX オンライン』(以下、『DQX』)の広大な世界を、『DQ』シリーズ大好きライター・ゴジラ太田の操る“ジーラ”が自由気ままに冒険する、“ジーラの放浪録”をお届けします! 連載第242回(通算342回)。
皆さんこんにちは、ゴジラ太田です! 2019年8月2日で『DQX』がサービス7周年を迎えました! おめでとうございます! 先週末は、金曜日には3DCGアニメーション映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が公開、土曜日には“ドラゴンクエスト夏祭り2019”、日曜日には『DQライバルズ』の公式全国大会“勇者杯2019夏”が行われました! 『DQ』好きなプレイヤーは大満足の週末を過ごしたのではないでしょうか? もちろん俺も週末は『DQ』を堪能しましたよ!
このリポート記事は『DQX』サービス開始と同時に始めたので、こちらも今回で7年目。7年ものあいだ、1回も休むことなく毎週書き続けられたことに正直驚いています。これからもよろしくお願いします!
バージョン5の新情報にワクワクした週末でした!
土曜日に開催された“ドラゴンクエスト夏祭り2019”で発表された追加パッケージ(バージョン5)の新情報。どれも驚きの内容ばかりだったので、ひとつずつ詳しく解説していきます!
オープニングムービー公開!
バージョン5のオープニングムービーは前後半に分かれていて、今回公開されたのは前半部分。動画を観ればすぐ気づくと思うが、バージョン5の魔界編ではメインストーリーのイベントシーンにキャラクターボイスがつくことが判明。夏祭りで公開されたるキャストは以下の7名。
・謎の女魔族:榊原良子さん
・勇者姫アンルシア:早見沙織さん
・賢者ルシェンダ:渡辺明乃さん
・シオン:近藤 隆さん
・ユシュカ:伊東健人さん
・イルーシャ:茅野愛衣さん
・魔仙卿:関 俊彦さん
勇者姫アンルシアは、『いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー30th ANNIVERSARY』や『ドラゴンクエストライバルズ』と同じく早見沙織さん、そのほかのキャラクターボイスは、今回初めての発表。
2019年8月22日に配信予定の『ドラゴンクエストライバルズ』第8弾では賢者ルシェンダが登場するので、おそらくそちらの声も渡辺明乃さんでしょう。シオン役の近藤隆さんは、冥王ネルゲルのキャラクターボイスも担当。安西ディレクターは「声優さんが同じなのはキャラクターのイメージにピッタリだと思ったから。ネルゲルとシオンに何かしら設定上の関係があるというわけではありません」と言っていました。
ちなみに、キャラクターボイスはオンオフが可能。これまで同様キャラクターボイスなしでもストーリーは楽しめるようだ(わざわざオフにする人はあまりいないと思うが)。俺は少し前までは“『DQ』にボイスはいらない派”でしたが、『ドラゴンクエストライバルズ』をプレイし始めてから考えが変わったんですよね。
ファミコン時代のようなドット絵ではなく、現代のクオリティのゲームではボイスが入ると没入感や感情移入がまったく違うといいますか。とにかく楽しさが数倍増します。なのでボイスが入っていたときは超歓喜しましたね。ボイスありのバージョン5のストーリー。考えただけで楽しみ!
オープニングムービー前半は“目覚めし冒険者の広場”で観られますよ!
新職業デスマスター!
職業名を聞いた瞬間は前衛職を思い浮かべましたが、攻撃呪文や回復・呪文、さらには死霊召喚(天地雷鳴士の幻魔のような存在だが、死霊には命令可能)など、後衛寄りのイメージでした。直接命令を下せる死霊を呼べるだけでもすごいですが、ほかにもデスマスター特有の能力が。
それは、仲間がチカラ尽きることで増えていく“デスパワー”というもの。デスパワーはゲージ化され視認可能で、公開されたゲーム画面を見る限り4ゲージまで蓄積可能。そして、デスパワーを消費することで強力な特技を使えるという仕組み。今回判明したものでは“黄泉返し”という範囲蘇生の特技。攻撃から蘇生まで、マジで頼れる存在になりそうです。
さらに、新武器種としてデスマスターのみが装備可能な“鎌”が登場! デスマスターは天地雷鳴士と同じく、転職可能になった時点でレベル50からスタートするので、鎌は装備レベル50のものから用意されている。鎌の特技については公開されなかったが、職玉が後衛寄りなので、物理火力ではなく弱体や攻撃魔力が影響する特技などになるのかな?
ともあれ呪文や専用特技、鎌の特技を使うことで、オールラウンダーな活躍が期待できそう。でも、鎌のスキルがデスマスターだけだとスキルポイント振りが無理じゃね? と思ったら、つぎにとんでもない発表がされた。
スキルシステムが大改修!
現状のスキルシステムの問題点として、“複数の職業からひとつの武器種にスキルポイントを振る”関係上、どうしてもメインとして使う職業に別の職業からスキルポイントを振ることになり、スキルを振り直さないと使いにくくなる職業というものが発生してしまう。
その問題を解消しようというのが今回の大改修の目的。戦士を例にすると、別の職業からスキルポイントを振れば3種類の武器種を最大にできるが、レンジャーにスキルをあまり振れなくなり、結果スキルを振り直す手間などを考えると使いにくくなってしまう。
ひとつ目の変更点として、スキルポイントはその職業のみで振る形に。つまりレンジャーのスキルポイントを戦士に、ということはできなくなる。するとスキルポイントが圧倒的に足りなくなってしまう。そこでふたつ目の変更点として、職業クエストを1話クリアーするごとに、その職業の全スキルラインにスキルポイントが20P加算されるようになった。
つまり職業クエスト全5話をクリアーすれば、全スキルラインに100P振られた状態がスタート地点になるわけだ。ここに、レベルアップなどで獲得したスキルポイントを降って上乗せしていく形になる。ちなみに職業クエストとは、報酬で中レベル帯の職業専用装備や証をもらえたり、必殺技を習得できるクエストのこと。これを踏まえて、下の画像を見ればイメージできるはずだ。
スキルポイントを振り直す手間なく、多くの職業を主力として使えるようになるのはパーティ構成の幅が増すので個人的には超うれしい変更点でした。しかし逆に、スキルポイントを別職業から振れたおかげで可能だったことができなくなります。
現状ではレベルアップや特訓で得られるスキルポイントは最大241。マスタースキルが30あるとして、職業専用スキルラインを最大の180にすれば、のこりひとつのスキルラインを200、もうひとつのスキルラインを191にするのが限界。たとえば僧侶の場合は、職業専用スキル、盾スキル、スティックスキルに振るのが限界となり、ここからさらに棍やヤリにスキルを振ることはできないんですよね。複数の武器を使う職業には少し辛くなるのかもしれません。
しかし、バージョン5ではレベルアップ時に獲得するスキルポイントは増えるほか、スキルポイントを増やせる新たなコンテンツも登場するようです。レベルアップ時に増えるスキルポイント分は、バージョン5になった時点で自動で加算されているとのことなので、この上昇分がどのぐらいかで、このあたりの評価も変わりそうだなと感じました。
3つ目の変更点として、一部職業に“盾”、“かくとう”のスキルラインを追加するほか“装備可能な武器とスキルラインを追加”も発表。装備可能な武器の追加は今後も定期的に行われるようですが、バージョン5.0の時点では武闘家、旅芸人、パラディン、賢者の4職業が対象。
ヤリは優秀な特技が多いものの装備可能な職業が僧侶、パラディン、どうぐ使いと、主力にはなりにくい職業が多かったので、武闘家のようなアタッカー向きの職業に追加されたことで大活躍が予想できますよね。
パラディンの片手剣追加も“防御寄りの戦士”というイメージで活躍の場が多くなりそう。さらに楽しみなのが、新たに装備できる武器種のスキルラインは、その職業に適した内容に一部変化するという発表。たとえば賢者が扇を装備した場合は、扇スキルで攻撃魔力のパッシブを習得でき両手杖と変わらぬ攻撃魔力を維持できるそうだ。武闘家のヤリも、スキルラインが一部変わり新たな特技を習得できるとのこと。
いつも言っていることですが、バトル関連、とくに特技絡みの情報は本当にワクワクします! 個人的には、新特技には非チャージ系を期待!
新コンテンツ“万魔の塔”
万魔の塔(ばんまのとう)は、名前やイメージイラストから連想するとおり、モンスターの大群が襲ってくるコンテンツ。安西ディレクターが言うには「シャレにならない数」らしい。まさにイメージイラスト通りの数なのかも。
これは最大4人パーティで挑むコンテンツとなっており、サポート仲間を連れての挑戦も可能のようだ。ここはイメージイラスト通りではなかった(笑)。しかし、万魔の塔はかなりの難度とのことで、実装直後でサポート仲間を連れてのクリアーは至難の業のようだ。まずはプレイヤー4人で挑戦したほうがよさそう。
これは週課コンテンツとして実装されるそうで、報酬は新アクセサリーということが判明。安西ディレクターが「アクセサリーを集めてもらえれば」と発言していたので、ひとつではなく複数のアクセサリーが入手できる可能性もありそう。新コインボスに次ぐアクセサリー集めコンテンツになるのかな?
以上が“ドラゴンクエスト夏祭り2019”で発表されたバージョン5の新情報でした。キャラクターボイスの追加、新職業デスマスター、新武器種“鎌”の追加、スキルシステムの大幅改修など、正直どれも衝撃的な内容ばかり!
とくにスキルシステムの改修は、今後のバトルに大きく影響を及ぼしそうですよね。安西ディレクターが以前「バージョン5はキャラクターの育成に繋がるコンテンツを増やしたい」と発言していたけど、アクセサリーを集められる万魔の塔をはじめ、スキルポイントを増やせるコンテンツの実装など、まさに公言どおりの発表に嬉しくなりモチベーションが爆上がりしました。
今後もバージョン5の新情報は発表されるでしょうし、ワクワクしながら2019年10月24日の追加パッケージ発売日を待ちたいですね!
それでは、また次回!
(次回掲載は8月23日の予定です)
●Windows版『ドラゴンクエストX オンライン』のベンチマークソフトは、こちらからダウンロード可能です! 興味を持たれた方はぜひ一度お試しください!
●駆け出し冒険者応援サイト“アストルティア冒険案内所”はこちら
●過去の『DQX』プレイ日記はこちら
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