ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクターやモンスターたちがカードとなり戦う、iOS、Android、PC(Yahoo!ゲーム)、そしてNintendo Switchで無料配信中の対戦デジタルカードゲーム、『ドラゴンクエストライバルズ』(以下、『DQR』)。

 『DQR』では2017年11月の配信開始以来、コンスタントに新カードパックが配信されているのだが、各弾での頂点に輝くプレイヤーを決める公式全国大会“勇者杯”も、2018年5月より3ヵ月おきに開催されている。そして2019年8月4日、第6回となる“勇者杯2019夏”が東京富士大学の二上講堂で開催された。

会場の入り口には巨大なエンゼルスライムが初登場! 歴代優勝者に贈られたトロフィーや、過去の勇者杯の優勝者が選び、プレイヤー全員に配られた伝説のカードの実物版も。

 当日は34度を超える猛暑でありながらも、会場には多くの『DQR』プレイヤーが足を運び、アツいバトルにクギ付けとなっていた。

 決勝トーナメントは、オフライン予選を勝ち抜いた7名、6月度のランクマッチ“地底魔城杯”で1位になったカイト選手を含めた、以下の8名で行われた。

  • カイト選手(2019年6月度ランクマッチ“地底魔城杯”1位/“勇者杯2019春”優勝)
  • まめ選手(オフライン予選1位)
  • ばら選手(オフライン予選2位)
  • カク選手(オフライン予選3位)
  • スコール選手(オフライン二次予選4位)
  • Toby選手(オフライン予選5位)
  • ぱるこ選手(オフライン予選6位/“勇者杯2019春”ファイナリスト)
  • まーぼ選手(オフライン予選7位)

 カイト選手は“勇者杯2019春”の優勝者で、連覇を狙っての参戦となったが、残念ながら1回戦でまめ選手に敗退。まめ選手はそのまま決勝まで勝ち進み、カク選手と夏の勇者を決める決勝戦が行われた。

 当日の対戦はスクウェア・エニックスのサイト内でアーカイブ映像が配信されているので、気になる方はご覧いただくとして、ここでは笑いあり興奮あり、確実に“勇者杯”の歴史に輝くであろう、決勝戦の模様をリポートしていく。

歴史に残る名勝負がくり広げられた決勝戦!

 オフライン予選1位のまめ選手とオフライン予選3位のカク選手、じつはオフライン予選でも戦っており、そこではカク選手に軍配が上がった。カク選手は「今回も勝ちます!」、まめ選手は「オフ予選では負けたけれど、僕のほうがうまいので今度は勝ちます」と、どちらも自信たっぷりのコメントを残し、決勝戦はスタート!

 決勝大会は3リーダー&デッキ公開制のBO3コンクエスト方式。先に2勝したプレイヤーが勝者となるルールだ。

まるで格闘技大会のような入場に、会場もテンションアップ。試合前には、お互いの選手が握手するシーンも。

 緊張感も高まる1戦目、どのリーダーを出してくるか注目が集まるなか、商人vs商人というミラー対決に!

どちらもアンルシアのヒーローカードを採用したデッキだ。

※対戦中の画像は公式配信動画をキャプチャーしたものです。

 カク選手はルイーダ、まめ選手はキーファと冒険者を手札に引き込み、どちらも3ターン目でアンルシアのヒーローレベルを2に上げる。このとき、カク選手のルイーダがマーニャのカードを引き込む!

 6ターン目、カク選手はさっそくマーニャを展開。マーニャは召喚時、デッキのいちばん上のカードがコスト4以上ならドラゴラムを使う(4以下の場合はそのカードのコストをゼロにして手札に加える)。ここは、賭けに出た瞬間と言えよう。

 その結果、見事にマーニャはドラゴラムで変身! しかし、超貫通のブレスは惜しくもユニットが1体もいない場へ……。

 しかし、ドラゴラムで変身したマーニャを放置するのは、あまりにも危険。まめ選手は3体のユニットを総動員して、マーニャを倒す。

 お互いが少年ヤンガスでテンションスキルを変化させつつ、バトルは後半へ。

 9ターン目、まめ選手が破邪の秘技:勇者の眼を使い、攻撃力が11まで上昇しているザンクローネを手札に引き込んで、場に展開する。しかし、どちらも弟切草でHPを回復できてしまうため、一気に大ダメージを与えられる手段を取らないと、勝利するのは難しい。

 対するカク選手は、ブラッドレディが手札に。テンションスキルを2回使い、火炎草とブラッドレディ、ユニットの攻撃を駆使してザンクローネを撃破。お互いが一歩も譲らないまま、ついにバトルは10ターン目に突入した。しかも、両選手のHPはどちらも20以上残っている状況だ。

 レッドプレデターをレッドプレデターで倒すという流れが続き、リーダーになかなかダメージを与えられない。ここでカク選手が、攻撃力16まで上昇したザンクローネを場に展開した!

 対するまめ選手の手札はダークドレアム、ケダモンが2枚、デスタムーアという布陣。ザンクローネを倒すにはダークドレアムを使うしかないか……と思われたのだが、ケダモンを2体とも場に出し、火炎草でザンクローネを攻撃。さらにリーダーでザンクローネに攻撃して倒すという道を選ぶ。

 リーダーがザンクローネを攻撃して16ダメージもの反撃を受け、まめ選手のリーダーの残りHPは5に。弟切草があるからか、リーダーのHPを犠牲にしてでもダークドレアムを温存する作戦を選んだようだ。

 その後、まめ選手は弟切草でHPを少しずつ回復して致死ダメージを逃れながら、なんとか食らいついていく。カク選手もまめ選手に決定打を撃ち込めないまま、ついにデッキの残り枚数は2枚に……。手札はパンや弟切草だらけという、ある意味で過酷な戦況となった。

 パンは1ターンに一度しか効果が発動しないが、手札が溢れないためにパンを使いまくるしかない。これからどうなるのか? 騒然とした空気に会場も包まれる。

 最後は、まめ選手が最善の手を見つけられないまま時間切れとなってしまい、カク選手のターンへ。カク選手はパンをひとつ使ってMPを11にし、ブラバニクイーンとたたかいのドラムを使用。場に残っていたサンディ、シーゴーレムの攻撃を併せ、まめ選手のHP25を一気に奪って勝利をもぎ取った!

 長時間の試合ですべてを出し切った感のある両選手だが、続く2戦目もまさかの戦士vs戦士。どちらもヒーローカードのレックスを採用したデッキだ。

 まめ選手は手札にさんぞくのサーベル、カク選手は手札に少年テリーを引き込み、バトル開始! どちらもコストが低いカードばかりで、序盤の展開は申し分ない状況。

 まめ選手はさんぞくのサーベルを装備してリーダーを攻撃していくが、カク選手は少年テリーでテンションスキルを変化させて発動。すると、ランダムで呼ばれる3体のモンスターのうち、序盤ではもっとも厄介な豪腕王アントンが出現した!

 まめ選手は、温存しておきたかったであろう大ぼうぎょのカードを併用して、アントンを撃破。さんぞくのサーベルで少年テリーも倒して、お互いの場はリセット状態になる。

 しかし、4ターン目にカク選手がテンションスキルを使用。すると、場に出現したのはまたもや豪腕王アントン! まめ選手のターンでライアンが手札にくるも、アントンの存在で理想的な展開は難しい形になった。

 まめ選手はアントンにテンションスキルで攻撃し、レックスのライデインでアントン、ブラッドレディのどちらかを倒す作戦に出るも、ライデインはまさかのリーダー直撃。

 ピンチを乗り切ったカク選手は、レックスをレベル3にレベルアップさせ、ブラッドレディ、アントン、速攻を持つプチファイターの攻撃で、まめ選手のHPをピッタリと奪い切って勝利! 1戦目とは異なり、こちらはわずか4ターンで勝負が決まるという、好対照の展開がくり広げられるバトルとなった。

 表彰式には堀井雄二氏が登壇し、勇者杯でも屈指の名勝負を制したカク選手に、表彰楯と伝説のカード錬金の目録を授与!

 みんなが気になっていた伝説のカードにカク選手が選んだのは、ヒーローカードの勇者姫アンルシア。特別なイラストが描かれた勇者姫アンルシアの伝説のカードは、後日に『DQR』全プレイヤーへ配布されることになる。

第8弾カードパックは『一攫千金!カジノパラダイス』!

 決勝トーナメント開始から約9時間にもおよんだ激戦も終わり、つぎはいよいよ新弾である第8弾の情報発表へ。勇者杯では恒例となった新弾のプロモーション映像(YouTube)の公開では、スクリーンにアイラ、マリベル、チャゴス王子などが映し出されるたびに、会場から大歓声が挙がる(本当に空気が震えるくらい!)。

 そして、第8弾となる新カードパックのタイトルは『一攫千金!カジノパラダイス』、気になる配信日は2019年8月22日となることが明らかになった。

 新たな舞台は、カジノ。新ヒーローカードは、天空の花嫁ビアンカ、天空の花嫁フローラ、天空の花嫁デボラの3人であることも判明した。今回はビアンカとフローラの詳細のみが公開され、デボラの詳細は後日に発表されるとのことだ。

ちなみに、フローラの幼少期を描いたイラストは『DQ』シリーズでも初登場!

 『一攫千金!カジノパラダイス』最大の注目は“コイン”。ユニットや特技を使用してコインカードを入手し、使用することでユニットが持つさまざまな効果を発動できるという。

 新たなカードには“GET”効果と“BET”効果を持つものがあり、GET効果とは、カードに記載された枚数のコインカードを、カード召喚時やユニットの攻撃時、死亡時などのさまざまなタイミングで入手(GET)できるというもの。

 BET効果を持つユニットにコインカードを使う(BET)と、その枚数に応じた特殊なBET効果が発動する仕組みだ。コインをGETしたらすぐに使うのか、コインを貯めてから一気にBETするのか。この戦略が『一攫千金!カジノパラダイス』のキモとなりそうだ。

 コインカードはコストゼロの特技カードなので、『DQR』プロデューサーの二木達博氏からは「これまであまり使われなかったカードが注目されるかも」と、気になるニュアンスの発言も。2019年8月15日(木)20時より配信予定の『ドラゴンクエストライバルズ』公式生放送Vol.13では、新弾の全カードが公開されるとのこと。ここで二木プロデューサーの気になる発言の真意も含め、『一攫千金!カジノパラダイス』の全貌が明らかになりそうだ。

 また、公式サイトの“ドラゴンクエストライバルズ カードライブラリ”では新カードが随時公開されているので、合わせてチェックしてみよう。

 続いて、2019年9月27日発売予定のNintendo Switch向けソフト、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』とのコラボ情報が発表。前日に開催された“ドラゴンクエスト夏祭り2019”でも発表されたが、配信が決定した『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』の体験版をプレイすると、“ロトの血を引く者【S】”を入手できるようになる。こちらは、Nintendo Switch版でのみ入手可能だが、いずれはほかの方法でも入手できるようにするとのことだ。

性能はヒーローカード“ロトの血を引く者”と同じだが、演出が変化。主人公であるイレブンが、旅の仲間をランダムで救出するようだ。

 さらに、全国の東宝系で公開中の映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』とのコラボキャンペーンも決定したことが明らかに。詳細は公式生放送Vol.13で発表される模様。

 最後に“勇者杯2019秋”の開催も発表され、10時間近くにもわたって開催された“勇者杯2019夏”は幕を閉じた。

 公式生放送Vol.13では、かなりの情報と第8弾の魅力がふんだんに公開されるはず。今回の勇者杯の盛り上がりを見ても、『DQR』は対戦ゲームとしてどんどん成熟しているのがわかる。しかし、新カードパックが配信されるときこそ参戦のチャンス。基本プレイ無料なので、気軽に挑戦してみよう。