爆音ゲーミングスピーカー『G560』を映画館で試すと笑える

公開日時:2018-07-25 15:45:00

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妙に不安になる写真から記事を始めてしまった。

 
 ロジクールGが2018年5月にゲーミングスピーカー『G560』を発売した。うえの写真のやつだ。

 画面に合わせてRGBライトが点灯するようなゲームっぽい機能に加えて、もうひとつ特徴がある。
 

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 爆音である。

 家庭用スピーカーなのに爆音がウリ。盛大なボケという可能性もある。せっかくなので真に受けてみることにした。
 

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爆音が似合う場所と言えば映画館だ。ザ・逆光。

★★★ミニスピーカーの80倍★★★

 『G560』の最大出力は240W(連続して出力できるのは120W)。W数に比例して音を大きくできるらしい。

 僕はオーディオ関連に詳しいわけではないので、240Wと言われてもピンと来ない。ざっくり調べたら目安はこんな感じだった。

◆PCのモニター横に置くミニスピーカー
3Wくらい

◆屋外で使う大音量スピーカー
150Wくらい

 くり返すが、『G560』は最大240W。外で使うスピーカー並みってどういうことだ。調べるほど「?」が増えていく。考えるな、感じろというやつだろうか。

 わかった。感じてみよう。というわけで、神奈川県横浜市のイオンシネマ港北ニュータウンに持って行った次第である。
 

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カートにくくりつけて電車移動。

★★★音がでかすぎて笑う★★★

 この映画館では7月1日の深夜0:00から『ハースストーン』大会の観戦会があった。

 取材ついでに、イオンシネマの担当さんにスピーカーを試させてほしいとお願いしたところ、

「いいですよ。(その日の深夜は)1番スクリーン以外は使ってないので」

 という反応が秒で返ってきた。太っ腹すぎて不安になる。

※関連記事
イオンシネマが『ハースストーン』コミュニティーに映画館の巨大スクリーンを提供。世界大会の観戦会がアツかった
 

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ここを貸してもらった。広っ!

 
 こういった撮影(検証)をする場合、施設側に詳細な企画書を送るのがふつうだ。だが、今回は電話で軽く話しただけ。

 それなのに、348席もある2番スクリーンを貸してもらえた。イオンシネマの担当さんが将来オレオレ詐欺に引っかからないか心配だ。

 そんな担当さん(ピュアな心の持ち主)に見守られながら、持参したPCと『G560』をコンセントがある壁際にセット。
 

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 照明を落とし気味にしてあるので、お化け屋敷っぽくなった。横を通るとき怨霊が出てきそうだ。テストしたいのは音量だけに(うまいことを言いました)。

 実際にゲームをやるとなるとセッティングがたいへんそうだったので、あらかじめ『PUBG』のプレイ動画を用意しておいた。いざ、再生。
 

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 冗談抜きでこんな感じだった。銃声を聞いてビクッとなり、その後に笑えてくる。人は驚くと笑うしかなくなるのである。

 音量だけでなく質もいい。重低音を真正面から受けると圧力を感じ、お腹に響く。
 

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今度は離れてみた。

 
 試しに端のほうの席に座ってみた。ここまで離れても音が小さく感じることはない。派手な銃声だけでなく、移動の足音や環境音もクリアに聞こえる(※)。

(※映画館の壁には吸音材が使われているので、音がほとんど反響しないそうだ。だからクリアさが際立ったというのもある)

 今回は時間短縮のためにプレイ動画を使ったが、これきっと無線マウスとキーボードがあったらふつうに『PUBG』を遊べるぞ。
 

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「きみ、すごいな」

 
 爆音ゲーミングスピーカーの最大音量はすごい。

 加えて、音がでかいとそれだけで笑えてくるのは発見だった。バニラ求人の歌とかお母さんのビデオレターなんかを流したら楽しそうだ。

 『G560』を試したかっただけなので、この記事は以上です。
 

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ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
『まいにちがβテスト』は、ミス・ユースケがPCオンラインゲームで遊んだり考えたりしたことをテーマにしたブログです。タイトルには「つねにβテスト時のわくわく感を抱きながらゲームを遊び、実験的な企画もやっていきたい」という意味を込めていると、後付け設定的に考えました。

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