新PvP“赤露の戦い”取材現場で日本運営プロデューサーが鎧を着ていた『ArcheAge』

公開日時:2015-02-13 00:00:00

 2015年2月17日、ゲームオンさんのMMORPG『ArcheAge』にPvP系の新コンテンツ“赤露の戦い”が実装される。

 「詳細を説明したいので」と、日本運営プロデューサーの石元さん(プレイヤーとはGMルシウスとして接しており、ルシPと呼ばれている)から呼び出しを受けた。指定された場所に行ったら、

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▲「最近のゲームのPvPはリアルだなー」と思ったらリアルで戦っているのだ。

 ルシPが戦う様子を見学することになった。どういうことだ。

★日本運営プロデューサーが剣と鎧を装備する

 訪れたのはキャッスル・ティンタジェルの本部。ティンタジェルさんは西洋文化の発信を目的とする団体だ。西洋剣術や服飾の教室を開いたり、鎧着用で戦うイベント&ルールに則った試合などに携わっている。

 『ArcheAge』はサービス開始前からティンタジェルさんとコラボをしている。僕も本気のバトルを見せてもらったことがあって、見るたびに興奮で我を忘れてしまう。

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▲2014年4月のニコニコ超会議の様子。ゲームオンさんブースの檻の中でバトルデモンストレーションを行った。

 僕はずっとルシPに「ティンタジェルさんの体験教室に参加して記事にしましょうよ」と言い続けてきた。ゲームオンさんは僕の企画をパクッのではないかと勘繰っている。

 とはいえ、取材が楽しみだったことには違いなく、集合時間より30分以上も早く到着してしまった。ふだんは寝坊しがちなのに。

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▲準備運動中のルシP。手前はティンタジェル代表のジェイ・ノイズさん。

 中に入れると、ちょうど鎧を着る前の準備運動中だった。インストラクターはティンタジェル代表のジェイ・ノイズさん。ルシPは昔からスポーツが好きらしいが、いかんせんジェイさんとの体格差が半端ない。僕が若者だったらこういうときに「パネぇ!」って言うのかな、と思った。

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▲ジェイさんの腕、ルシPの太ももくらいあるぞ。

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▲使い込まれて持ち手がぼろぼろ。

 周囲を見渡すと、武器や防具が所狭しと置いてあった。子どもの頃に夢見たRPGの武器屋みたいだ。この空間にいるだけで興奮する。

 やや無造作な置きかたがすごくいい。ここにある武器や防具は観賞用ではなく、あくまで実用品なのだ。美術品としても評価の高い日本刀とは別のかっこよさがある。ザ・無骨。

 「ここで装備していくかい?」なんて武器屋のおやじとのやり取りを想像してにやにやした。

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▲剣がずらっと。

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▲ヘルムだけで数キロある。

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▲サイズ違いの盾いろいろ。

★基本的な剣の使いかたを教わる

 ストレッチで体が暖まったところで剣の扱いについての指導を受ける。武器の種類はいろいろあるが、今回は片手剣+盾の組み合わせ。右利きの場合、右上から左下(オンサイド)と左上から右下(オフサイド)が基本的な剣の振りかたとなる。

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▲片手剣は肩にかけ、足はやや開き気味に。

 試合はポイント制なのだが、かなり強く打ち込まないと攻撃が認められない。闇雲に剣を振り回してもポイントを稼げないため、ひざ→腰→肩と順に回してしっかり剣に力を伝える必要がある。

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▲ジェイさんによるオンサイドの見本。分厚いタイヤがべっこりへこんでる。

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▲ルシP、初めての攻撃。まずまずの迫力。

 十分な間合いがあればオンサイドは力を入れやすい。だが、試合でつばぜり合いになった場合は少し離れた瞬間にオフサイドで攻撃せざるを得ない。オフサイドは力を込めにくいので、体の使いかたを意識することが重要となる。

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▲へにょり。腰が入ってないぞ、ルシP。

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▲足さばきも重要。バランスを崩しやすくなるので足をクロスさせるのはNG。

 つぎは盾の使いかた。ルシPは一般的な男性よりも細見ということで女性用の盾を装備した。ふつうに持つぶんには気にならないが、胸の高さでキープすると次第に腕がぷるぷる震えてくる。つまり、十分重いのだ。

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▲腕を折りたたんで胸の高さでかまえ、あごから腰までをガード。

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▲右側からの攻撃は盾のへりの部分で防ぐ。うまく使えば下段攻撃にも対応可能。

 基礎トレーニングはここまで。いよいよ鎧を装備するときがやってきた。剣も盾もけっこうな重さなので、すでにルシPは疲労困憊だった。

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▲僕も剣と盾ではしゃぎました。

★ついに鎧を着るときがきた

 鎧は重くパーツが多いため、ひとりで着るのはほぼ不可能。手慣れた人でも20~30分かかるらしい。

 小さな子どもががんばって服を着る様子は微笑ましいが、ルシPがあたふたしても「かわいい~」とはならない。スタッフさんに手伝ってもらってテキパキ装着していく。

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▲こんなにパーツがあるのだ。全部で20キロくらいあるんじゃないかと思う。

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▲西洋の衣装を着たシュッとした男性が片ひざをつき、黙々と作業をする。絵になる光景だ。

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▲重い脚パーツは固定しにくいのでジャケットに吊るす。

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▲ルシP、なすがまま。

 着々とアーマードルシPができ上がっていく。僕がいっしょに仕事をしてきたゲームプロデューサーの中でも1、2を争うくらい強そうだ(物理的に)。従者を雇っているかのような絵面もいい。

 今回は実戦形式のレクチャーも行うということで、インストラクターのジェイさんも鎧を着込み始めた。

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▲でかい。

 前言撤回。大柄なジェイさんと比べてはいけないかもしれないが、ルシPはどう見ても弱そうだ。ゲーム始めたてのキャラクターみたいである。

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▲レベル50。

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▲レベル2。

 だいぶ迫力の差はあるが、小さい=弱いというわけではない。ティンタジェルさんは“ジャパン・アーマードバトル・リーグ”という大会にも協賛していて、ファイターのなかには小柄な人も女性もいる。技巧派を目指せばいいのだ。

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▲子どもと大人か?

★ルシPはバックラーを使いこなせるのか

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▲ルシP(左)とジェイさん(右)。

 ジェイさんはルシPに通常の盾ではなく小型のバックラーを勧めた。軽いので動きやすく、より激しい打ち合いを体験できる。重量によるスタミナ切れの心配も少ない。

 後でWikipediaで調べたら、バックラーは自分から相手の武器に当てるように使うそうだ。なんて攻撃的な。盾の弱点である死角が生じにくい代わりに、相手の攻撃を正確に読む技術が要求される。

 相手の攻撃をいなして能動的に隙を作るのがバックラーの役割。ルシPはそんな上級者向けの盾を使いこなせるのだろうか。意外な才能を発揮することに期待する。

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▲打撃練習用のタイヤを外してスパーリングの準備。哀愁が漂うルシPの背中。

 物理的な防御力は高まっているのに精神面はもろいまま。こんなに不安そうな背中を見るのは初めてだ。剣と盾の練習はしたが、まだ本気の攻撃を受けたことがない。ジェイさんは手加減してくれるだろうが、それでも衝撃はすごいはず。不安になる気持ちは分かる。

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▲己の君主に誓いを立てて実戦練習スタート。

★初めての実戦でルシPの才能が覚醒

 ついに実戦練習が始まり、現場の空気が少しだけピンと張りつめた。実戦形式とはいえあくまで練習なので、最初のうちはジェイさんからは攻撃を仕掛けない。

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▲「・・・・・・」

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▲「・・・・・・!」

 ゆっくり近づいてくるジェイさんの威圧感がすごい。素顔は朗らかなのに、ヘルムで顔が見えないから超怖い。ボコボコどころかカツアゲもされそうな雰囲気だ。後ろで見ていて「ルシP、逃げてー!」と思った。

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▲ルシPが何度打ち込んでも、ジェイさんは剣で華麗に攻撃をさばく。かっこいい。

 この日は一気に冷え込んで都内でも雪が降った。寒いのに早起きして知人が戦う様子を見守る。明け方に見る夢くらい不条理な状況である。

 なんて思っていたらルシPの才能が覚醒。徐々にバックラーを使いこなせるようになってきたのだ。もともとスポーツ好きだけあって勘がいいのかもしれない。

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▲バックラーでジェイさんの攻撃をいなす。

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▲打ち合いがさまになってきた。

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▲ジェイさんは近距離パワー型に見えてテクニックもすごいのだ。一瞬の隙をついてヘルムに突きを放つ。

 純粋な腕力が足りないのは仕方ないとして、後半は善戦しているように見えた。ジェイさんも「盾の使いかたがうまい」と褒めていたので、ルシPのファイターとしての資質は高そうだ。

 気になったのは徐々に声が弱々しくなっていった点である。現実で「ふぇぇ・・・」なんて言う美少女は見たことがないが、疲労困憊の30代男性は意外と「ふぇぇ・・・」と言うことが分かった。大きな収穫だ。

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▲覇気のない運営プロデューサーオブザイヤー。

★ただの殴り合いとは違うのだ

 スパーリング後のレクチャーもおもしろかった。ヘルムをかぶると視界が悪くなるので、熟練のファイターは肩や腕の動きで攻撃を判断する。肩を少し動かすだけでも十分なフェイントになり、一瞬の隙をめぐって見えない攻防がくり広げられることもあるという。うおお。

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▲フェイントでバックラーを上げさせて中~下段を狙う。

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▲ときにはぐっと接近して背面を攻撃。

 ルシPが使ったのは片手剣だが、試合ではさまざまなタイプの武器が用いられる。武器によって戦いかたも多種多様。ただ力任せに殴るだけではない。

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▲リーチがとても長いポールウェポン。長さを活かす以外の戦いかたもある。

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▲接近されたら柄を短く持ち、ひっかけて強引に倒す。テクニシャン。

 もちろん武器には刃はついていない。それどころか、単純な金属の棒として作ると重量があって危険なため、筒状にして軽量化を図っている。安全な競技として楽しめるように細心の注意が払われているのだ。

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▲中が空洞であることが分かるように、剣の先端には穴が開いている。

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▲メイスに興味を示すルシP。

 さて、長々と書いてきたが、ここまでは何と前ふりである。冒頭で書いたように、僕は新PvPコンテンツ“赤露の戦い”の詳細を教えてもらいに来たのだ。

★2月17日実装PvPコンテンツ“赤露の戦い”

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▲やけに立派な席でアップデートを解説するルシP。明らかに疲れてるけど大丈夫なのか。

 デュープレインという土地を舞台に、勢力間(東、西、海賊)で拠点を奪い合ってスコアを競うPvPコンテンツ。それが“赤露の戦い”だ。旧大陸のアビスゲートの北側に新登場するデュープレインへは、各勢力のゲートから誰でも無料で移動できる。

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▲ゲートからは中央の“赤露の祭壇”に飛ばされる。この周囲ではスキルが使えない。

 ルールをひと言で表すと、陣取り合戦だ。6ヵ所の“レッドデュー泉”を占拠してスコアを稼ぎ、制限時間終了後に順位が決定される。敵の制圧下にあるレッドデュー泉を奪っても得点が加算されるので、攻め込むタイミングが重要となる。

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▲レッドデュー泉は6つあり、どこを狙うかは作戦しだい。早めに乗り込んで待ち伏せてもオーケー。

 大規模PvPコンテンツとして“麦畑を揺るがす戦い”が実装済みだが、開催マップが西大陸だったため、東勢力の参加率があまり高くないらしい。

 その点、デュープレインは旧大陸なので公平だ。1日2回、13:00~13:35と21:00~21:35で開催され、面倒な手順を踏むことなく誰でも参加可能。参加人数は無制限なので、100人規模の大乱戦が発生する可能性もある。

ステップ(1)“赤露の戦い”開始前

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▲開始時間を回ると各大陸に“赤露の祭壇”へのワープゲートが出現する。移動してNPCからクエストを受注し、6ヵ所のレッドデュー泉へ向かう。

ステップ(2)拠点制圧

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▲“アンタロンの束縛”を破壊して残骸に刻印。完了すると“タヤンの楔”が出現して自勢力にポイントが加算される。

ステップ(3)制圧後の拠点

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▲一定時間後に“アンタロンの束縛”が復活し、他勢力が制圧可能に。

ステップ(4)“赤露の戦い”終了

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▲獲得スコアで勢力の順位が決定。順位が高いほど多くの“勇者の証”を入手できる。NPCにクエスト完了を伝えると終了。

 報酬の“勇者の証”はアクセサリーや楽器の素材として“勇者の証”を活用できる。PvP自体を楽しみにしてもいいし、報酬を目的に参加するのもありだ。

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▲モンスターを倒すとバフアイテムをドロップする。

★戦いがきっかけで世界が開ける

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 ティンタジェルさんの協力を得て本物の戦いの厳しさを知ったルシP。「(リアルの戦いは)思った以上にハードでしたけど楽しかったですね。プレイヤーのみなさんも体験してみたらいいと思います」と語った。

 本物の戦いを知れば、ロールプレイをする際の気持ちにも影響しそうだ。ルシPも「見識が広まりました。PvPの見方も変わった気がします」と言っていた。

 知らないことを知らないままに敬遠するのではなく、とりあえず1回やってみたらいい。世界が開ける。

 『ArcheAge』は生活系のコンテンツが充実したMMORPGだ。PvPが苦手な人もいるだろうが、まずは“赤露の戦い”に参加してみてほしい。リアルの戦闘は準備が大変だが、ゲーム内では簡単に参加できる。

 今回の取材でリアルの戦いにも興味がわいたので、『ArcheAge』でメディア対抗戦を実施する際はゲームとリアルの2部門でやりましょう。

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▲PvPの楽しさを広めるためんに三都市でオフラインイベントツアーを開催中。2月14日に福岡で実施されるので、ルシPはきっと女子からバレンタインチョコをもらうのだろう。くやしい。

 おまけ。2月17日のアップデートに続く今後のコンテンツでは最上位の邸宅も実装されるそうですよ。
(2015年2月13日19:10訂正 アップデート仕様の変更により、“最上位の邸宅”は後日実装になったそうです)

『ArcheAge』公式サイト

“赤露の戦い”特設ページ

キャッスル・ティンタジェル公式サイト

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ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
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