『ラグナロクオンライン』特番でほら貝を吹いたりコミケ公式配信に映り込んだり

公開日時:2015-01-23 00:00:00

 2015年は“いろいろなイベントや配信に出る”を目標にがんばりたいと思っている。メーカーさんがオファーしたくなるように出演実績を紹介します。

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▲出演したい欲求が高まったのでビジネス提案書を作った。

 前回更新のこれも出演実績に関する話題です。あわせてどうぞ。
■戦車で打線を組み、路線図を作ったらウケた『World of Tanks』

★『ラグナロクオンライン』の特番に出演

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▲おめでたい配信にしれっと加わっている(右端)。

 2014年11月23日にはガンホーさんの『エミル・クロニクル・オンライン』の大型オフラインイベント“ECO祭2014”ステージに出演。ほら貝を吹いたり踊ったりした。

【そのときのリポート】
■ECO祭2014でほら貝を吹いた『エミル・クロニクル・オンライン』

 ガンホーさんとはずっと仲よくしてもらっていて、1週間後の11月30日には『ラグナロクオンライン』(以下、RO)の12thアニバーサリー特番にもお邪魔した。

■ラグナロクオンライン 12thアニバーサリー特番 特設サイトはこちらです

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▲左から、中村さん(『RO』運営チーム)、乾曜子さん(ラグナロ娘)、Thief-Cさん(『RO』運営チーム)、ミス・ユースケ(農家の次男)、市野ルギアさん(赤魂)。

 放送の数日前まで、自分が出るか半信半疑だった(「出演することになるかも」とやんわり聞いていたので予定は空けていた)。ガンホーさんに「プロフィール写真はいつもバスローブなんですか?」と聞かれて「あぁ、出るんだな」と実感したくらいだ。

 台本に沿ってしゃべるのは苦手なので雑に扱われたほうが気楽でいい。僕の性格に合わせた起用法である。ガンホーさんとのやり取りを担当した弊社スタッフが僕に伝え忘れていた可能性は考えないようにしたい。

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▲ここでもほら貝を活用。「今日はお祭りということで盛り上げ用にブブゼラを買ってきました」。

 番組内では『RO』とファミ通グループのコラボについて爆笑トークをくり広げたほか(タイムシフトを観たくなりましたね)、“ワールド対抗!ミッションクエスト”に参戦。プレイヤーの協力のもと、ゲーム内でミッションを達成していく。

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▲安藤遥さん(ラグナロ娘・中)や白河優菜さん(ラグナロ娘・右)と対決。

 レギュラー出演しているニコ生番組“ファミ通feat.”では僕がプレイすることはあまりない。わいわいゲームをするのは久しぶりだ。僕はあわあわしているのに、先輩たちどうしで話し合ってすごい勢いで助けてくれる。

 僕を載せた神輿が未開の荒れ地をぐいぐい踏破していく。セイヤッ! セイヤッ! セイヤッ! セイヤッ! MMORPG初心者だった頃を思い出す。

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▲席は白河優菜さんの隣り。気恥ずかしくてあまり右を向けなかった。こういうところはシャイです。

 それなりに好成績で『RO』プレイを終え、次コーナーにトークで参加したら出番は終了。配信はエンターブレイン内のスタジオで実施していたので、自分の席に戻って別の仕事をすることに。

 この番組は11月30日18:30スタートの6時間放送。『RO』のサービス開始日は12月1日なので、番組中に13年目に突入する。カウントダウンの様子を撮影しようとスタジオに入ったら、

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▲おれ再登場。

 中村さんたちに呼び込まれて急遽フレームイン。みんな台本通りだと思っただろう。違うのだ。完全に中村さんのアドリブなのだ。

 この程度のことでは僕は動揺しない。僕の手には何がある? そう、ほら貝だ。お祝いに、修行に、出陣に、突然の来客に。ほら貝ひとつであらゆる状況に対応できる。急に出番が来たって焦ることはない。

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▲「ラグナロクオンライン12周年~!」というコメントにまぎれてほら貝を吹く。

 最後にめでたい感じを演出できた。ほら貝、万能だな。

★お祝いのつぎは出陣だ

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▲お祝いの『RO』ケーキがうまそうでした。

 タレントさんに追加出演を頼むと後々めんどうなことになりがちだ。その点、僕は会社員なのでノーリスクで対応可能である(終電間際でどきどきしたことを除けば)。気楽に扱ってもらっても大丈夫。

 人様の番組に出たがる心理の裏には、自腹で買ったほら貝を活用したいという意図もある。何回吹けば元が取れるのだろうか。どう計算していいかわからない。

 とはいえ、ほら貝自体が出オチみたいなものなので、そう何度も使えない。特殊な状況(今回で言うと13年目突入のお祝い)を用意する必要がある。目的と手段が入れ替わってきた。

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▲ラグナロ娘3人でケーキを食べて番組は終了。絵になるなー。おっさんじゃこうはいかない。

★ほら貝を演奏するためのプレゼン資料

 今回の出演で再確認したのだが、やっぱりほら貝を吹くと盛り上がる。アゲアゲである。盛り上げる必要があるものといえば、出陣だ。

 お祝いのつぎは、世界を舞台に戦うプレイヤーたちの闘志をほら貝の音色で後押ししたい。MMORPG風に言うとバッファーである。ほら貝を持った吟遊詩人。

 この気持ちを各社に売り込みたいので提案書を作った。

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 まずは自己紹介から。自分とほら貝の簡単なプロフィールを明記する。

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 ビジネスの現場では自社のことを少しへりくだって言うのが基本なので、マイほら貝を“弊ほら貝”と表記した。音楽関連に関わった経験がある(氣志團バックダンサー)ことを訴求しつつ、ウインナー好きと書くことで親近感を抱いてもらえるようにした。

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 今回はFPSや対戦ゲームの国際大会に出場するプレイヤーを後押しすることが目的なので、ほら貝の音色がテンションアップに効果的であると記載。

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 日本代表の選手たちが抱えている課題を分析。要は各種の要因が重なってテンションが下がり、実力が出せない可能性を危惧しているのだ。

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 テンションを上げる方法がいろいろあるなかで、ほら貝は低コストかつ訴求力が大きいことを強調。ルーマニア方面の舞曲で“Hora”というものがあるらしく、“踊る=テンションが高い”と強引に結びつけた。

 それと、FPSなどの日本代表選手を見ていると、なぜか多くの選手はガッツポーズが締まらない。今後、指導していきたいと考えている。

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 「ほら貝の音色を聴くとテンションが上がりつつ緊張がほぐれますよ」という内容をビジネス提案書ライクに書いてみた。シナジーやプレゼンス、インキュベーションなど、難しい言葉を多用できて満足だ。使いかたがあっているかどうかは分からない。

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 これもそれっぽく作ったが、要は「お願いされたら吹きます」と言っている。出演が長時間にわたる場合はお弁当を手配していただければ幸いである。

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 プレゼンも終盤に差し掛かり、実施スケジュールを確認。1~2ヵ月前にオファーをくれと書いてはいるが、直前でもかまわない。だいたい対応可能だ。

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 最後は抽象的にどーん。好きなビジネス用語ランキングで上位に入る(と思われる)“Win-Win”という言葉で力強くまとめる。一度使ってみたかった。

 このプレゼン書類を持って各社を回る可能性もあるので、世界大会に参加しているメーカーさんは覚悟しておいてほしい。

 そして、ガンホーさん。こんな原稿をチェックさせてしまい、すみません。

『ラグナロクオンライン』公式サイト

★呼ばれてないのに出演する(映り込む)

 オフラインイベントを取材しているときなど、勝手に配信に出ることもある。背景に映り込んだり配信席に座っておしゃべりしたり。困ったおじさんと認識してもらってもかまわない。事実だから。

 顔なじみのメーカーさんはわりとすんなりと受け入れてくれる。ニコ生のコメントで「ユースケさんだ!」なんて書かれると超うれしい。

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▲2014年12月28日に開催された『サドンアタック』大会では裏配信の配信席付近をうろうろした。

 配信現場を見ると映り込みたくてうずうずする。街中でテレビカメラを見かけると遠くで「いえーい」とかやっちゃうタイプである。

 2014年12月27日にコミケ公式ニコ生を見学したときは、出たい欲を抑えるのが大変だった。PCオンラインゲーム以外の場合は僕だって遠慮するのだ。2回くらい心の中で「くっ・・・俺の中の悪魔よ、鎮まれ・・・!」と言った。

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▲赤羽根健治さん、井ノ上奈々さん、コミケ準備会共同代表の筆谷芳行さん、コミケットスペシャル6公式キャラクターの筆川麻耶さん、筆川玲音さん。

 このとき見学した“【コミケット87 超直前企画】スペシャル6も宣伝しちゃうよ生放送”は、コミケ初の公式生放送だ。開催前日の夜に配信された、言わば前夜祭である。

 PCオンラインゲームとは直接的な関係はないが、コミケ開催前の東京ビッグサイトに入ってみたかったので遊びに行った。

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▲設営を終えた関係者に見守られながらの配信。

 メインMCは声優の井ノ上奈々さんと赤羽根健治さん。井ノ上奈々さんは個人でコミケにサークル出展したことがあり、そのときは僕も作品を買いに行った。今回は落選したそうだ。

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▲コミケの歴史や前日設営の様子が紹介されたほか、出展企業&サークル参加者がゲスト出演。

 続いて、2015年3月28-29日に開催される“コミックマーケットスペシャル6 -OTAKU SUMMIT 2015-”の情報が公開された。

 コミケットスペシャルは5年に1回実施される特別なイベントで、今回は海外からのサークル参加も募っている。最近のコミケはそんなワールドワイドなことになっているのか。

 3月28日17:00からは中夜祭として“OTAKU SUMMIT SPECIAL LIVE”も開催される。小林幸子さんも出演するそうだ。

 小林幸子さんは2014年夏のコミケに一般サークル“5884組”として参加。大物芸能人なのに気取ったところがなく、人あたりのよさと完璧な対応で多くの参加者の心をわしづかみにした。ライブではさらに力強くわしづかむのだろう。

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▲スケールのでかい話をしておられる。

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▲サークル参加者のみなさん。3人ともトークに慣れている様子。

 ここで、少しだけPCオンラインゲームの話をする。

 コミケにはPCオンラインゲーム関連のサークルも出展している。

 コミケにはあらゆるジャンルの創作物が集うが、「おもしろければ何でもあり」と節操がないのとは少し違う気がする。コミケの魅力は“どんな発想も受け入れてくれる懐の深さ”にあるんじゃないかと思うのだ。Twitterなどで同様の意見を見つけて「そうそう! そう思う!」と興奮したことがある。

 ゲームを遊んでいると、行き場を失った感情が体内でぐるぐる渦巻くこともあるだろう。それを創作物にぶつけるのも愛情のかたちのひとつだ。唐突に真面目な話をしたのは、コミケ参加を「仕事です」と言い張るためである。

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▲筆谷芳行さんはゲストが持参したアイテムを持ってあげていた。いい人だ。

 “配信に出る”という話に戻す。コミケ公式生放送のエンディングでは出演者が大集合したのだが、なぜだか「見学しているスタッフさんもいっしょに!」みたいな空気になった。

 知人のライターさんと「僕らも行っていいんですかね」なんて冗談を言い合っていたら、近くにいたスタッフさんが「いいと思いますよ」とお墨付きをくれた。

 このチャンスを逃す僕ではない。井ノ上さんと赤羽根さんの間という絶好の位置をキープした。

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▲ふたりの間からカメラを臨む珍しい光景をどうぞ。

 MCの後ろでEXILEのくるくる回るやつをやったら「エグザイルすんな」というコメントが流れた。わざわざツッコんでくれてありがとうございます。スルーされなくてよかった。

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▲タレントさんの写真を記事で使う際は事前チェックを受けるのが一般的だが、ふたりとも「目を閉じたりしてなかったらどれでも大丈夫ですよ」と信用してくれた。うれしい。

“コミックマーケットスペシャル6 -OTAKU SUMMIT 2015-”公式サイト

★最高の思い出です

 いま思い返しても、イベントや配信に出演するのは楽しい。思い出に強く残るので、当日から1ヵ月以上経過しても記憶を頼りに記事を書けてしまうのだ!

 つぎはもっと早く書きます。

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ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
『まいにちがβテスト』は、ミス・ユースケがPCオンラインゲームで遊んだり考えたりしたことをテーマにしたブログです。タイトルには「つねにβテスト時のわくわく感を抱きながらゲームを遊び、実験的な企画もやっていきたい」という意味を込めていると、後付け設定的に考えました。

『PCオンラインゲームのブログ まいにちがβテスト』ブログ