『PUBG』フライパンをバッグにすると便利

公開日時:2018-02-11 12:10:00

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腰にフライパンをつけて『PUBG』の取材に臨む。

 
 『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)のフライパンは、ゲーム画面で見るとボディバッグっぽいなと思っていた。

 作ってみたら思った以上にボディバッグだった。

(※実際のゲーム画面を入れたほうがわかりやすいけど、手元にいい感じの画像がなく、いまはちょっと撮影できない。ピンと来ない人は画像検索してください)

PUBG フライパン画像 検索リンク
 

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闘会議2018では『PUBG』公式大会が盛り上がっております。

★★★紙と布で手作り★★★

 
 ゲームのアパレルやグッズが好きだ。ふだんから身に着けたいと思っている。そのゲームを象徴するデザインだったり、ゲームに登場するアイテムそのものだとなおいい。

 『PUBG』ならフライパンだ。国際大会のメダル代わりに使われるほどなので、『PUBG』=フライパンみたいなイメージもある。

 とはいえ、日常的にフライパンを持ち歩いていたら人事部から心配されるだろう。そこで、フライパンをずっと持っていてもおかしくないものにしようと思ったのだ。

 バッグなんていいんじゃないかな。似てるし。
 

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2017年11月に開催されたアジア大会ではトップ3に金銀銅のフライパンが贈られた。これはこれでほしい。

 
 厚手のレザーとかでかっちりしたものを作りたいけど、レザーを扱う技術も立体物を縫う技術もない。厚紙と布、テープ、接着剤で何とかする。

 厚紙で基本の型を作り、外側に金属っぽい光沢の布を張ることにした。コスプレイヤーに愛される手芸屋・オカダヤさんでエナメル布や材料を購入。

 フライパンは平べったい円錐台形。丸みのあるものを作るのは難しいのだけど、運よく展開図を出力できるサイトが見つかった。インターネットって便利ですね。
 

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作りかたはよくわからない。何となく作業を始める。

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PUBG』のフライパン特有のパーツもちゃんと作った。

 
 展開図の通りに厚紙をカットし、ガムテープで接着していく。同じようにエナメル布も切り出し、職人気分でひとつひとつ張り付ける。こういうちまちました作業は嫌いではない。
 

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チャコペンがなかったので、いろいろなものに書けるダーマトグラフという筆記用具を使った。アナログで編集作業をするときのお供である。

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持ち手は立体にした。見えない部分に接着剤をどばどばぬる。

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強度を上げるために本体に切れ目を入れて持ち手を差し込んだ。宮大工みたいと思っていたけど、こう見るとそうでもないな。

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形がほぼ完成。布の側面は白いので筆ペンで黒くぬった。

 
 作業は空き時間を見つけて少しずつ進めた。ネタ自体を思いついたのは2017年夏頃。着手したのは11月下旬。気の長い話である。

 僕は手先が器用なわけではないので細部は適当だし、何を作ってもたいてい撮影で2~3回使うと壊れる。弾丸すら弾く『PUBG』のフライパンとは真逆の存在だ。壊れそうなものばかり作ってしまうよ。

 壊れゆくものもまた趣き深い。わびさびである。
 

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腰につけるボディバッグにするためにベルトを通す。

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ファスナーは強力なテープ頼み。

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ふたの面をテープと接着剤で少しずつ貼り、余った部分をカット。

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完成。

 
 特筆すべきは、これを仕事中に作っていることである。上司も注意しにくいだろうなと思う。“部下がフライパンを作っているときの怒りかた”なんてノウハウはビジネス書には載っていない。

 数人から「何作ってるの?」と聞かれはした。「フライパン作ってるんです」と答えたら、みんな「へぇー」って言ってた。
 

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中にICレコーダーやメモ帳を入れられるので取材時に便利。

★★★取材の現場で大活躍★★★

 冒頭の写真の通り、フライパン型ボディバッグは闘会議2018の会場で活用。

 ちゃんと完成したのがうれしかったので、いろいろな人に自慢した。どうだすごいだろう。僕をほめてくれ。

 下に並べる写真の中にはないが、日本運営のDMM GAMESさんはもとより開発サイドにも見てもらった。そして「こういうバッグを公式グッズとして出してほしい」と伝える。僕がほしいからだ。
 

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実況とMCを担当した岸大河くん。

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日本最大級のコミュニティー大会・ドンカップを主催するShoboSukeさん。

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Tシャツにいろいろな人からサインを書いてもらうという企画をやっていたので、

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僕は“君が代”と書いた。

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現在はエヌビディアに務めるレジェンドFPSプレイヤー・noppoこと谷口純也さん。みんなもGeForceを買おう!

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闘会議2018の視察に来ていたDeToNator代表の江尻さん。

 
 『PUBG』ファンに囲まれて人気者になったりして! なんて夢見ていたが、とくにそういうことはなかった。腰にフライパンをぶらさげた、単なる『PUBG』好きおじさんと思われていた可能性もある。

 フライパン型ボディバッグはサイズ感がちょうどよくてふつうに便利だった。レザー職人や造形が得意な人に発注して日常使いしたい。
 

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初日の2戦目に見事ドン勝を獲得したSunSister代表の太田さん(通称もるちゃん)がやけにかっこよく撮れた。フライパンを持ったグラビアもいいな。

 
 本日は公式大会“PJS”αリーグの2日目が闘会議2018内にて開催される。見よう。

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ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
『まいにちがβテスト』は、ミス・ユースケがPCオンラインゲームで遊んだり考えたりしたことをテーマにしたブログです。タイトルには「つねにβテスト時のわくわく感を抱きながらゲームを遊び、実験的な企画もやっていきたい」という意味を込めていると、後付け設定的に考えました。

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