大転移アップデートでタイトミニのお姉さんが追加『アラド戦記』

公開日時:2014-07-14 00:00:00

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▲このゲームはオンラインアクションRPG『アラド戦記』です。

 2014年7月16日に実施される“大転移アップデート”で、オンラインアクションRPG『アラド戦記』の世界が大きく変わる。

 超ざっくり説明すると、滅亡の危機に瀕するほどの大破壊の末、アラド大陸の住人(NPCや自分のキャラクター)はパラレルワールド的な世界に飛ばされてしまうらしい。

 世界観も、ワールドマップ構成も、ダンジョンも大半が一新。まさに新生『アラド戦記』として生まれ変わるわけだ。

 アップデート実施前にテストプレイをさせていただいたので、その中身をリポートする。

(当初はきちんとしたリポート記事にする予定だったけど、ネクソンさんのリクエストにより、このブログで扱うことになった。僕が気になった点を中心に書くことにする。主観ばりばりだぜ)

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▲光る円に入るとバフがかかったり、細かい調整もたくさん加えられている。

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▲大転移後はサメも空を飛ぶようになります。

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▲ごついボス、死龍。

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▲24時間生放送の現場にもお邪魔しました。こちらのリポートは後日ということで。

★女鬼剣士のタイトミニ路線は変わらず

 大転移の本質とは異なるけど、まずはこれを書いておきたい。タイトミニ路線の新職業がふたつ実装されるのだ。タイトミニ!

 『アラド戦記』ではレベル15になると上位職に転職できる。大転移アップデートで女鬼剣士の上位職がふたつ増えるのだ。それがバガボンドとダークテンプラーである。もう一度言おう。タイトミニ!

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【バガボンド】
 ミニ着物風の衣装がすてきなバガボンドは物理攻撃が得意なタイプ。職業名は花、もしくは“放浪者”を意味する英語から取られていると思われる。あの剣豪マンガとは無関係だ。

 得意武器は大剣で、補助武器スロットに光剣を装備すれば二刀流で戦える。光剣はふだんは見えないが、攻撃時に一瞬だけ姿を現す。太ももと光剣という2種類のチラリズムで敵を攻める。

 相性のいい防具はレザー系。チラリズムとレザー。ふたつのフェティッシュが敵に続いて僕らを攻める。男子中学生がむずむずしてしまわないだろうか。

 また、足元はサイハイソックスか太もも丈タイツか意見が分かれるところではあるが、僕としては後者を推す。滑り止めのシリコン入りタイツだと思う。

 スキルは二刀流で敵を直接斬りつけるものが多く、スピーディーな連続攻撃が気持ちいい。『アラド戦記』特有の“爽快感”を味わえるので、初心者にもおすすめしたい職業だ。

(フェティッシュな内容に終始すると怒られそうなので真面目なことも書きました)

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▲光剣のチラリズム。

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▲【乱花剣】前方にダッシュしながら連続で斬りつけたあと、花の剣気を作り出す。美しい。

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▲【飛燕掌】前方に剣気を飛ばす遠距離攻撃スキル。前方キーを押すと狭まって攻撃密度が高くなり、後方キーだと攻撃範囲が広がる。

 覚醒(※1)すると、状態異常を解除しつつバフをかける“三昧真火”と、炎の気が宿った剣で攻撃する“烈火地獄”などを習得可能。覚醒職業の名称は“剣豪”。あのマンガとは無関係だ。

(※1:レベル50で発生するクエストをクリアすると“覚醒”でき、強力なスキルを習得できるようになる)

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【ダークテンプラー】
 バガボンドが和服ならこちらは洋服。ホルターネックのタイトミニワンピースだ。背中と胸元は開いてるし、街中でこんなお姉さんを見かけたら、ずっと目で追ってしまう。

 見すぎて怒られたら「後ろのが気になったんです」と言えば、そこから会話が発展する可能性がある。ここにダークテンプラー攻略の鍵があると思うのだが、残念ながら『アラド戦記』は恋愛ゲームではない。

 閑話休題。後ろの影は彼女が信仰する死の神“ウシル”。いや、神様なんだから呼び捨てはよくない。ウシル様だと堅苦しい気がするので、少し砕けた感じでウシルさんと呼びたい。

 ダークテンプラーのスキルはウシルさんの力を借りているため、大半が闇属性を帯びている。使用感はいわゆる魔法職。敵を拘束したり影で攻撃をしたり魂を吸ったり、バガボンドに比べて少しテクニカルに感じた。

 なお、武器は小剣を装備でき、防具は板金タイプが有効。防御力は高め。すらりとしたスタイルのわりに、意外と筋肉質なのかもしれない。

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▲闇の力で戦う女魔法剣士。このフレーズだけでぞくぞくする。

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▲【デッドリーケープ】前方の敵を闇のマントで無の球体の中に閉じ込め、闇属性の攻撃を加える。

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▲【デストロイヤー】空中から地面に向けて闇属性の剣気を飛ばす。派手。

 覚醒職は“暗帝”。攻撃した敵を一定確率で味方にする“忠実な下僕”と、ウシルの権能を込めた魔法剣と無の球体で攻撃する“ドゥームズデー”などを習得できる。きれいなお姉さんに吸ってもらえる(魂を)だけでなく、下僕にもしてもらえる。いいこと尽くめである。

★ギミックが楽しいスペシャルダンジョン

 つぎは変わってしまったマップについて。

 大転移によってアラド大陸にあった街は消え、Lv.1~54のダンジョンが一新。高レベル帯のショナンや天界地域は難を逃れているものの、ずいぶん思い切った変更だ。

 大転移アップデートを機に復帰するプレイヤーはさぞかしびっくりするだろう。久しぶりに帰郷したら実家の近くにでかい道路が通っていたことを思い出した。

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▲旧アラド大陸におけるヘンドンマイア(ふたつ目の街)に当たる“下水道”。下水道の女王・パリスが大きな勢力を誇っている。

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▲パリスの全身イラスト。すてきですね。

 注目したいのは、新アラド地域に5つ、ショナン&天界地域に4つ追加されたスペシャルダンジョン。

 スペシャルダンジョン内の秘密商店で強力なレジェンダリーアクセサリのレシピを購入できたり、“魔法の壺(魔法封印レア等級以上が入ったアイテム)”の購入に必要な“神秘の隕石”を入手可能。キャラクターを強化するために重要な要素だ。

 スペシャルダンジョンにはそれぞれ異なるギミックが用意されている。ネクソンさんからは“天界(海上列車)”から入場可能な“追撃!特急列車(Lv.68~Lv.71)”をおすすめされた。試しに行ったら、

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▲ボートレースみたいなゲームが始まった。

 冒頭に掲載した写真はスペシャルダンジョンの画面だったのだ。高速艇で敵を跳ね飛ばし、障害物を避けながら水路を爆走。おかしい。僕は『アラド戦記』のテストプレイに来たんじゃなかったのか。

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▲ゴールに到達するとボスまでの道のりをショートカットできるのだけど、5分の4ほどの位置で残念ながら転覆。

 高速艇ステージを終えると、通常のアクションゲームに戻る。転覆する船から助けてくれたホタル・イナバさん(喧嘩屋タイプのNPC)と共闘することになった。

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▲ホタル・イナバさんはすごく強いというわけではないので、気を抜くとやられてしまう。

 つぎは“天界(アントベル峡谷)”の“ハルト山決戦(Lv.63~Lv.66)”。制限時間内にミサイルの発射を阻止するのが目的だ。

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▲ゲント精鋭部隊のみなさんがいっしょに戦ってくれる。

 すべてのミサイルタワーを破壊し、ボスを倒すぞと意気込んだところで、

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▲巨大ロボ“アサルトロイド”が登場。

 アサルトロイドに乗ると専用スキルの“多重レーザー”や“多連装ロケット砲”、“陽子爆弾”などが使えるようになる。テンションが高すぎないか。

 『アラド戦記』にはメカを扱う職業(ガンナー)も存在するが、メインは火薬や小型ロボで、あくまでも“ファンタジーの中のSF要素”といった感じだった。

 だが、このアサルトロイドの振り切った感は何だ。もはや清々しい。『アラド戦記』は何でもありの世界なのだ。そんなことを思い知らされた。

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▲どかーん。

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▲ちゅどーん。

★システムの改修も多数

 システム面も大転移。いろいろな要素が見直されている。

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▲決闘場以外でも別サーバーの人と遊べるようになる。

【異界ダンジョン改変】
 高レベルプレイヤー向けの“異界ダンジョン”に、より挑戦しやすくなる。入場制限人数が3人から2人になり、ソロ用のモードも追加。

 異界ダンジョンと古代ダンジョンは統合サーバーに接続するように変更されるため、別サーバーのプレイヤーともいっしょにプレイ可能になる。

【決闘場Season2】
 決闘場のシステムがリニューアル。Season2ではレベルに関係なくLv.85のSPが支給され、Lv.85基準のスキルを習得できるようになる。

 アイテム補正の方式が変更され、装備レベルとランクによってオプションが自動的に決定。それほど強くない装備でも快適に決闘を楽しめるようになる(ただし、高レベル・高等級の装備であるほどオプション効果は増大する)。

 なお、既存の決闘場経験値とランクは初期化され、保有していた決闘場経験値によって補償アイテムが配布される。

【そのほか】

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▲装備を複数個まとめて分解できるようになった。便利。    

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▲キャラメイクの職業選択時に上位職の動画を観賞できる。左側のキャラクターイラストがアニメーションしていて驚いた。

 新キャラが実装されると既存プレイヤーもいちから育成するので低レベル帯でもパーティーを組みやすくなる。世界観が一変してゲーム内の雰囲気もだいぶ変わったので、新たに始めるのにいいタイミングだと思う。

 また、個人的には今後開催されるであろうオフラインイベントに注目している。バガボンドとダークテンプラーのコンパニオンさんが登場する可能性があるからだ。

 ふと思ったのだけど、ウシルさんのコスプレをすればダークテンプラーのお姉さんにくっついていられるのではないか。久しぶりにコスプレをするときが来たみたいだ。

——

 冒頭に書いたように、“24時間生放送 ニコニコフェスティバル”のリポートは後日公開予定。「そんなの興味ないよ」なんて言わずに、優しい気持ちで読んでください。

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▲読んでね。

『アラド戦記』公式サイト

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ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
『まいにちがβテスト』は、ミス・ユースケがPCオンラインゲームで遊んだり考えたりしたことをテーマにしたブログです。タイトルには「つねにβテスト時のわくわく感を抱きながらゲームを遊び、実験的な企画もやっていきたい」という意味を込めていると、後付け設定的に考えました。

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