実力派クランが企画したイベントで強さの理由を見つけた。『Alliance of Valiant Arms』

公開日時:2013-07-05 00:00:00

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 『Alliance of Valiant Arms(以下、AVA)』の実力派クラン“DeToNator”主催によるオフラインイベントが、6月29日に開催された。

 会場はポジション2恵比寿店というネットカフェ。昔は恵比寿=おしゃれレベルが高い街というイメージがあったので苦手だったが、数年前まで恵比寿にあった某メーカーの人に「意外とおっさんだらけですよ」と聞いてからは苦手意識がなくなった。

 それはさておき、今回のイベントは“交流”に重きを置いていて、参加者は事前に申し込んだ16人+クランメンバーという少人数制。クランメンバーひとりと参加者4人でチームを組み、対戦しつつコミュニケーションを楽しむのが目的だ。

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▲メンバー全員でみんなをエスコート。もうひとりのメンバー、Saih4tEくんは残念ながら不参加。

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▲デバイスはSteelSeriesさんが提供。DeToNatorモデルのマウスパッドもあった。

 対戦会のほかに、トークセッションのコーナーも。リーダーのDarkよっぴーくんが司会進行を担当し、おもにDeToNatorの歴史やメンバーの入隊経緯などが語られた。NicoRob1Nくんはポジション2恵比寿店のスタッフさんから『AVA』を薦められてプレイを開始したらしい。

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▲左からDarkよっぴーくん、NicoRob1Nくん、上海紅茶館くん、Ak~aySくん。

 個人的にはDeToNatorの反省会のやりかたが興味深かった。全員で意見を言い合うものだとばかり思っていたが、そうではない。

 Darkよっぴーくんが「こう動きたい、こんな感じに攻めたかった」などの構想や理想のかたちを説明し、それを実現するために録画した動画を見たりしながら話し合うのだという。

 メンバーは完全に対等の関係なのではなく、リーダーはあくまでDarkよっぴーくんなのだ。リーダーの理想を実現させるためにメンバーが動く。

 話を聞いてハッとさせられた。DeToNatorは単なる仲よしグループじゃない。組織だ。勝つために結束したスポーツのチームだ。もちろん仲はいいのだけど。

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▲トークセッションは和やかな雰囲気で進行。

 参加者から「大きな大会が終わった後のモチベーションの保ちかたは?」という質問もあった。Darkよっぴーくんが言うには「モチベーションは下がらない」。

 大会後にモチベーションが下がって解散してしまうクランが多いのは、“大会自体が目標になっているから”。DeToNatorの目標は“理想の立ち回りを追求して、もっと強くなること”だから、仮に大会で優勝してもどこか満足していない状況が続くのだとか。

 かっこいい。4人が輝いて見える。いつも馴れ馴れしくてごめん。

 メンバーによるトークの後は、グラフィックボードなどを製造・販売するエルザ ジャパンの三輪木さんによるグラフィックボードの解説コーナー。

 エルザ ジャパンさんは『AVA』の推奨グラフィックボードを発売しているほか、DeToNatorのスポンサーとして活動をサポートしている。

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▲エルザ ジャパンの三輪木さん(右端)の解説はすごくわかりやすい。配られた資料には未発表の製品も載ってた。いいのか。

 トークセッションのおもな内容は最新のGeForce GTX 770や780に搭載された機能について。また、エルザ ジャパンの『AVA』推奨グラフィックボードには、パフォーマンスをワンクリックで『AVA』に最適化できるツールが付属していて、今後はDeToNatorと同じ設定にできるものも企画中だそうだ。

 少し前に“『AVA』は新しすぎるグラフィックボードとは相性が悪い”という噂が流れた。三輪木さんによると、高性能なグラフィックボードにとっては『AVA』の負荷は軽すぎるため、自動的にパワーや消費電力を抑えて動作しようとすることがあるらしい。

 少し設定を変えればフルにパフォーマンスを発揮できるようになる。設定方法はDeToNatorオフィシャルサイトにまとめられていたので、詳しくはそちらをご覧ください。

DeToNatorオフィシャルサイト
ELSA:グラフィックボードのパフォーマンス向上について

 イベントのラストはDeToNator VS イベント参加者で対戦。DeToNatorは4人しかいないということで、僕も幻の5人目として参戦した。

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▲みんな僕のプレイを暖かく見守ってくれた。優しい。

 僕は大した戦力にならないので、実質的に5対4。それなのにDeToNatorが勝利した。やっぱり強い。

 僕は何とか1killだけできた。「1kill取れたら僕がMVPってことでいい?」とみんなに聞いたとき、とくに否定の意見は出なかったので、このイベントのMVPは僕です。

★MVPからの意見

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▲参加者みんなで集合写真。Saih4tEくんも右下に追加しておいた。

 イベントの進行や参加者の誘導はすべてDeToNatorのメンバーが行っていた。人前に出たり裏方に回ったり、クランマネージャーのMaxJamさん的にはメンバーにいろいろなことを経験させたかったのだろう。

 後日、Darkよっぴーくんから「あのイベント、どうでした?」と聞かれたので、「トークセッションは参加者も交えた雑談みたいにしてもおもしろかったかもね」と、僕個人の感想を伝えた。

 偉そうに言ってしまったが、MVPなので少し偉ぶるくらいの権利はあるだろう。そうそう、Darkよっぴーくん、締めの挨拶くらいはカンペを読まないほうがかっこいいと思うよ。

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▲MaxJam「あいつらも大きくなったもんだぜ。でも、まだまだだな」

AVA』公式サイトはこちら

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ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
『まいにちがβテスト』は、ミス・ユースケがPCオンラインゲームで遊んだり考えたりしたことをテーマにしたブログです。タイトルには「つねにβテスト時のわくわく感を抱きながらゲームを遊び、実験的な企画もやっていきたい」という意味を込めていると、後付け設定的に考えました。

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