『TERA』ぷち忘年会で目覚めるおれのDIY魂

公開日時:2017-12-17 11:40:00

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メーカーとプレイヤーの忘年会にずかずかと乗り込んだ。

 オフラインイベントが好きだ。

 その場にいるだけで何となく楽しい。疲れたOLが高原や森できれいな空気に触れるように、僕はゲーム好きたちが発する気を浴びて体力を回復させる。ほぼ妖怪や民間伝承の類だ。

 にこにこする若者を眺めたかったので、2017年12月9日にゲームオンが大阪で開催した“TERAぷち忘年会”にふらりとお邪魔することに。
 

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談笑するプレイヤーと運営スタッフたち。

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食事はビュッフェ形式。うまそうな肉の写真をどうぞ。

 そこで妙に印象的なプレイヤーと出会った。オリジナルグッズ工作欲に火もついた。

★★★手作りグッズ持参の人★★★

 このイベントはその名の通りの忘年会だ。運営のゲームオンさんが用意したのはお店と食事とちょっとしたアクティビティー。

 雑談するのも運営スタッフに話しかけるのもご飯を食べるのも自由。ゲームと関係のある要素が少なく、会場内の雰囲気が全体的にのんびりしている。
 

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日本運営プロデューサー・廣田瞬一さんのあいさつで忘年会がスタート(これは締めの写真。冒頭あいさつはうまく撮れてなかった)。

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運営スタッフが順に自己紹介。

 用意された企画はふたつ。“テーブル対抗のお絵かき対決”と“『TERA』特製ビンゴ”。その合間のご歓談タイムで気になる女子を見つけた。テーブルに自作イラストで作った小さなパネルを置いている。
 

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かわいいイラスト。

 デフォルメされたボスキャラクター“デュリオン”が熱烈な女の子から逃げている。右の追っかけは自分のキャラクターがモチーフだという。

 僕もオリジナルグッズは好きだ。作るのが好きだし、人の作品を見るのも楽しい。やはりというか何というか、女子はかわいいグッズを作る人が多い気がする。

 彼女に話を聞いてみると、作ったのはこれだけではないそうだ。
 

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パスケース用のイラストも描きました。

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アクリルキーホルダーも作りました。

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Tシャツも作りました。

 どんどん出てくる。勢いと圧が尋常じゃない。このまま聞き続けたら「デュリオン様のために家を建てました」くらい言い出しそうである。

 これだけ熱いのに、いつ好きになったのか、よくわからないそうだ。きっかけは、ほかの人が描いたイラストが気になったこと。調べているうちに理解が深まっていき、いつしか恋に落ちていた。そんなマンガみたいなことってある?
 

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Tシャツはほかの参加者からも好評だった。ちなみに、写真を撮っているのはきっかけとなったデュリオンのイラスト作者(だったと思う)。

 変に冷静な部分があるのもおもしろかった。自分でグッズを作る理由を聞くと、

・運営(ゲームオン)はデュリオンのグッズを作れない。
・需要のないものを作るとコストオーバーになってしまうから。
・デュリオン様のグッズなんて誰が喜ぶの? 私だけじゃないですか。

 こんな返答をしてくれた。たしかに、デュリオンの知名度はそれほどでもなく、2017年5月のアップデートでは根城とするダンジョンに入れなくなったが、そこまで卑屈にならなくてもいいと思う。

 自信満々と卑屈は共存できることを初めて知った。ビジネス書風に言えば「気付きを得た」瞬間である。
 

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ほしいものは自分で作る。力技で解決する姿勢がすばらしい。まさにDIY(Do It Yourself)だ。左側のスタッフさんが持っているのはデュリオンの画像。

★★★ゲームがファンから愛されるとうれしい★★★

 『TERA』とはクローズドβテストが始まる前からの付き合いだ。ファンから愛されている様子を見られてうれしい。

 交流がメインのイベントだからこそ、いろいろなプレイヤーに出会える。新発表やステージでの企画が多いと取材で忙しくなり、なかなか雑談できないのだ。それはさみしい。僕を仲間に入れてくれ。
 

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“テーブル対抗のお絵かき対決”は想像以上に盛り上がった。絵心の差で優劣が出ないように、10秒ごとにペンを持つ人が変えるという仕組み。

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TERA』のスキル名で作った特製ビンゴカード。

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ビンゴの景品は『TERA』のリアルグッズ。最初にビンゴした男性はでかいエリーンのフィギュアを選択。

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かわいいグッズが多くてすてき。

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廣田プロデューサーは参加者からイラスト色紙をもらってた。

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廣田プロデューサーと話すために女子が列を作っていたのが悔しかった。ひとりに「顔をぼかしてほしい」と頼まれたのだけど、ひとりだけだと違和感が出るので、全員ぼかした。

 新情報も大規模な対戦ステージもないような交流イベントの場合、メーカー側はメディアに取材をお願いしにくい。気持ちはわかるが、僕はむしろウェルカムである。

 遊びに行く感覚で取材できるし、プレイヤーたちに「このゲームの何が好き? いま何が流行ってるの?」と聞ける。生の声はたいていおもしろい。

 会話のきっかけにもなるので、今度は僕もオリジナルグッズを持参しよう。かぶりものみたいなやつがいいかな。
 

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おつかれさまでした。

 その場にいるだけで楽しいといえば、12月15、16、17日とただみんなでゲームやるだけのイベント“C4 LAN”に参加している。取材という名目ではあるが、ほぼ遊びだ。これもそのうちリポート記事を書く予定です。
 

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PCやゲーム機がずらーっと並ぶ。

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ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
『まいにちがβテスト』は、ミス・ユースケがPCオンラインゲームで遊んだり考えたりしたことをテーマにしたブログです。タイトルには「つねにβテスト時のわくわく感を抱きながらゲームを遊び、実験的な企画もやっていきたい」という意味を込めていると、後付け設定的に考えました。

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