女子高生から習ったダンスで浅草サンバカーニバルに熱狂を振りまいた【写真大量】

公開日時:2017-09-05 18:00:00

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▲ミス・ユースケ、浅草サンバカーニバルで舞う(1年ぶり、6回目)。

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 僕、ミス・ユースケはよく踊るタイプの編集者だ。

 2003年から2004年にかけて氣志團のバックダンサーを少しだけ務め(自慢)、2012年からはガンホーさんによるサンバチーム・ガンホーアミーゴスの一員として浅草サンバカーニバルに出場してきた。

 メーカーと仲よくするのも僕の仕事の一部。サンバへの参加は接待ゴルフみたいなものとご理解いただければ幸いである。お偉いさんにおべっかを使ったりはしないけど。

 2017年8月26日に踊ってきたので活動報告をします。写真は100枚以上あるので心して眺めてください。
 

★★★女子高生からダンスを教わった★★★

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▲7月下旬から都内のスポーツセンターで練習がスタート。

 サンバと聞くと、水着みたいな衣装で羽を背負ったお姉さんがぐいぐい練り歩く様子をイメージする人は多いと思う。それは“パシスタ”という役割の人で、チームの中のごく一部だ。

 人に「サンバに出るんです」と言うたびに「あの格好するの?」と疑問を抱かれてきた。最初の頃はきちんと説明していたが、途中から「そうです」と返すようにした。面倒なので。

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▲僕が水着みたいな衣装で踊る世界線もあるのかもしれない(これは2014年の写真)。

 浅草サンバカーニバルでは、チームごとに決めたその年のテーマに合わせて楽曲や隊列を編成する。隊列の中には肌色の面積が広いお姉さんもいれば、お揃いの衣装で踊るパートもある。

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▲こういうお姉さん以外のほうが圧倒的に多い(これは2015年の写真)。お姉さんだけ見て生きたい気持ちもわかるが、引いた視点を持つのもおもしろい。

 カズダンスみたいなステップを踏むのも、おもにパシスタである。ただし、今年のガンホーアミーゴスは“隊列をきれいに揃えること”が基礎テーマだったので、自由に踊るパシスタは編成されなかった。

 お色気不足が懸念されたが、僕がどうこう言える話ではない(残念であるという意思は丁寧に伝えた)。

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▲「ガンホ~」、「アッミーゴー!」というお決まりのコール。「ガンホ~」の部分はタレントさんや主要メンバーが担当することが多いのだが、

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▲僕も1回やってくれと頼まれた。

 ガンホーアミーゴスは楽器を演奏するバテリアや横断幕&フラッグ係、水鉄砲などで盛り上げるパートなどで構成される。踊るのが好きな僕はダンス隊に配属してもらった。

 今年の楽曲は『パズドラ』の“Departure”がベースだ。アカペラグループのペンタトニックスがCMで歌っている、あの曲である。それをポッキー“シェアハピ”CM曲を手掛けたDirty Orange氏がアレンジ。曲の後半にそれっぽい部分があった。

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▲最後の練習はガンホー社内のでかい会議室で。

 振り付けは行進しやすさを考慮して手の動きが中心。足元の動きを気にしなくていいので難しくはない。

 そんなことより。そんなことより、だ。重要な点はほかにもある。ダンスの先生の大半が若い女子だったのである。20歳前後。女子高生の子もいた。

 練習のときは振り付けや動きのキレのほかに笑顔もチェックされる。僕は踊っていると自然と笑ってしまうので(※)、何度もほめられた。

(※協力会社とサンバやるってふつうはありえない。そんな状況おもしろいに決まってる)

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▲カメラを向けたときの反応が若い!

 若い女子が笑いながら「ユースケさんすごい!」と笑顔をほめてくれる。あわわわわわ。たいへんだ。これ場所が場所ならフルーツ盛りとドンペリを注文してしまうやつだぞ。

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▲娘でもおかしくない歳の女子からレッスンを受けるファミ通Appの目黒編集長(左)と週刊ファミ通の林編集長(中)。この後、フルーツ盛りを注文していた可能性がある。

★★★さぁ、パレードの時間だ★★★

 8月26日、浅草サンバカーニバル当日はなかなかいい天気だった。早めの時間から浅草に集合し、最後の練習を終え、お弁当を食べて本番を待つ。

 お弁当のときにはその辺の人をつかまえて、いまやってるゲームや「ダンサーの先生、どの人がタイプ?」などの話をした。昼休みの中学生みたいだ。

 食後には何人か外に連れ出して、出発前の記念撮影(待機場所の建物内は撮影禁止だったので)。

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▲サンバっぽいメイクもしてもらった。緑色が僕。

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▲うちのカメラマンはすぐにアー写みたいな写真を撮りたがる。

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▲フラッグ隊は白スーツとTシャツの2種類があった。白スーツの彼らは1軍と呼ばれていたそうだ。

 おじさんたちが集まってきゃっきゃっしながら写真を撮られていると、移動時間がやってきた。公園で全体の集合写真を撮ってから待機場所に移動。およそ40分間のパレードが始まる。

 ここからは写真中心。大量の写真の下にまとめ文も書いているので、そちらも読んでください。

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▲集合写真の撮影場所に出発。スカイツリーに巣食うボスに挑む、みたいな構図。

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▲みんな楽しげである。

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▲社長にもこういうポーズを頼むうちのカメラマン。ノリノリで応える森下一喜社長。

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▲フロート付近で踊るプロダンサー。スタイルがすごい。

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▲隊列後方のフロートに森下氏とともに乗り込むアカペラ歌手のみなさん。

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▲ダンス隊の先頭で踊る若い先生たち。

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▲僕以外のファミ通関係者。

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▲移動するぞー。

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▲若者に囲まれて調子に乗る僕。

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▲雑談なんかしながらパレードのコースへ移動。

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▲あちこちで記念撮影。

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▲雨が降りそう。何とかもってくれー。

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▲パレード開始。

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▲踊りきったぞー。

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▲みんな笑顔だった。

★★★サンバへの参加は今年で最後……なのだが★★★

 今年も踊りきった。僕らはふつうの会社員だけど、沿道のお客さんは笑顔で手を振ってくれる。

 曲のループの間に数秒間のフリータイムがあるので、隙を見つけてハイタッチやアピールをする。そういえば、腕の振りを真似していっしょに踊ってくれるおじいちゃんがいた。あれはうれしかった。

 楽しさと熱狂を振りまく行為はとてもおもしろい。僕らが笑顔で踊ることで沿道の人も笑顔になり、それを見た僕らの興奮がさらに高まるのだ。こんなにクセになる永久機関はない。

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▲沿道の人に愛想を振りまく。

 さて。森下社長は朝礼で「サンバ(カーニバルに出るの)は今年で最後」と明言した。さみしいなーと思っていたら、打ち上げで「来年、何やるかは忘年会で発表します」と発言。何かやるのは間違いなさそうである。

 ここ数年のガンホーはCSR活動(※)に積極的だ。野球日本代表の侍ジャパンやプロ野球の千葉ロッテマリーンズの支援を行うほか、南魚沼市モンスターパイプ(スノーボード競技などで使用されるハーフパイプ)のネーミングライツ・パートナーにもなっている。

(CSR活動:企業が倫理的な観点から自主的に社会に貢献すること)

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▲打ち上げにはZOZOマリンスタジアムでビールを売るカンパイガールズが来てくれた。うれしい。

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 末永くゲームを楽しむためには、社会そのものが健全でなければならない。だから、文化やスポーツの振興に貢献する。短期的な自社の利益だけでなく、10年後、20年後の社会に対して投資する。

 浅草サンバカーニバルは35年以上も続く立派な文化だ。このお祭りへの支援・参加には、単なる自社の宣伝を超えた思惑があったのではないか。僕は勝手にそう解釈している。森下社長は「単純におもしろいから」とか言ってはぐらかしそうだけど。

 僕は来年の催しに参加させてもらえるのだろうか。いまはそれだけが気がかりである。

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ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
『まいにちがβテスト』は、ミス・ユースケがPCオンラインゲームで遊んだり考えたりしたことをテーマにしたブログです。タイトルには「つねにβテスト時のわくわく感を抱きながらゲームを遊び、実験的な企画もやっていきたい」という意味を込めていると、後付け設定的に考えました。

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