『エミル・クロニクル・オンライン』ECO祭 出張版 in 大阪に缶バッジおじさんがやってきた

公開日時:2015-08-07 00:00:00

 2015年8月1日、『エミル・クロニクル・オンライン』(以下、ECO)のオフラインイベント“ECO祭 出張版 in 大阪&ECO★サミットvol.3”が開催された。

※カンファレンスで発表された内容についてはこちらの記事をどうぞ。
『エミル・クロニクル・オンライン』アナザークロニクルは今秋実装! ロアくじの復活やECO祭の次回開催も発表された“ECO祭 出張版 in 大阪”リポート

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▲缶バッジを配りに来ました。

 僕はいくつかのオンラインゲーム界隈では“缶バッジおじさん”として親しまれている。つい自分で「親しまれている」と断言してしまった。そういうことにしておいてほしい。

 東京の『ECO』プレイヤーには何度か缶バッジを配ったことがある。つぎのターゲットは大阪だ。満を持しての関西上陸である。

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▲ECO祭2014では60個くらい配りました。

 なお、僕が泊まったホテルには甲子園の神奈川代表・東海大相模の関係者も宿泊していた。同じ釜の飯を食った仲ということは、彼らは僕のチームメイトみたいなものだろう。いっしょにがんばろうぜ。

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▲缶バッジマシンをセット。奥は盛況、手前はがらがら、これな~んだ。

 ガンホーさんからは「机とイスを用意しておきますね」と言われていたが、“ECO★サミットvol.3(同時開催の二次創作即売会)”と同じ並びとは思わなかった。缶バッジは二次創作みたいなものだが。

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▲お隣りのブースではフィギュアを売っていた。かわいい。

 こういったオフラインイベントでは名刺交換でコミュニティーを広げるのが一般的になりつつある。僕もプレイヤーに配るための名刺を持参した。

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▲ただし、でかい。

 最初はふつうの名刺サイズで作っていたのだけど、カットするのが面倒になったのでA4サイズにした。「スケールがでかい男なんだな」とご理解いただければ幸いである。

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▲「名刺はここに貼っておいたほうがいいんじゃないですか?」と、『ECO』運営チームのブリキング榊田さん(左)と寺田教授(右)。

 ステージイベントの合間には席に戻って缶バッジと名刺を配った。名刺に書いた肩書きは“CanBadgist/HoraGuy”。HoraGuyはほら貝を吹く人という意味を込めた造語だ。

 今回のイベントは、言わば『ECO』にとっての大阪夏の陣。開戦の合図のように吹き鳴らしたらテンションが上がっていいかなと思ったが、ガンホーさんからのオファーはなかった。

★ステージイベントを見学

 ECO祭はステージイベントが中心。ただ席に座ってぼーっとしていたわけではなく、ステージも見た。

■ECO お宝鑑定団■
 プレイヤーが『ECO』に関するレアグッズなどを持って登壇し、寺田教授とブリキング榊田さんに判定してもらうコーナー。

 お宝認定された人には、認定証とゲーム内アイテム“カジュアルTシャツ(タイニー)”を再現したオリジナルTシャツが贈られた。

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▲少しだけ作られたTシャツや初代公式イラストレーター・羽々キロさんのポストカードなど、貴重なアイテムがざっくざく。右はTシャツ着用モデルとして登壇したシナモンしおじーさん。

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▲羽々キロさんのサイン入りTシャツ。

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▲こちらの女子は10年ほど前の東京ゲームショウで配布されたグッズを持参。そのときスタッフとして列の整理をしていた寺田教授から手渡された可能性が高い。運命の再会。

■ワールド対抗 突撃!隣の飛空庭■
 飛空庭(いわゆるハウジングシステム)を利用したワールド対抗イベント。ランダムで飛空庭にお邪魔し、テーマに沿った家具があったら1ポイント獲得。合計ポイント数で1位に輝いたワールドでご褒美イベントが開催されるというもの。

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▲テーマはくじ引きで決定される。「勝訴」って書きたい構図。

 結果から言うと3点満点を獲得したフリージアワールドの優勝だったのだが、ルピナスワールドの健闘ぶりが素晴らしかった。

※「ワールド対抗 突撃!となりの飛空庭」結果発表ページ

 最初のテーマは“海”。庭の造形はすてきだったものの、残念ながら海に関するアイテムは見つからなかった。

 ふたつ目は“のみもの”。外には見当たらなかったため、室内へ。

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▲ピンク! 茜!

 入った瞬間に、会場中をピンクの圧力が飲み込んだ。いやいや、重要なのはのみものがあるかどうかだ。キッチン周りになかったため、「だめか・・・」と諦めかけたそのとき、

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▲寺田教授「シチューはのみものですよね」

 奇跡のシチュー=のみもの判定に、拍手が巻き起こった。勢いに乗ったまま、最後のお題へ。3つ目は“ハート”だ。

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▲外にはなさそう。

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▲室内にも見当たらず。万事休すか。

 ここで「ハートはエンジェルフェザー・アルマの羽の付け根に」とのタレこみがあった。エンジェルフェザー・アルマはカウンター奥にいたので、視点操作で反対側を確認する。

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▲おおおお!

 よく見たら、たしかにハートがあった。奇跡の2ポイント連続獲得プレイが飛び出し、会場のグルーヴは最高潮に。9回裏の土壇場で何とか同点に追いついた感じである。いいぞ東海大相模!

 最高潮は言い過ぎか。でも、すごく盛り上がったのは間違いない。パンクバンドのライブだったら興奮のあまりステージダイブをしているかもしれない。『ECO』はハートフルなゲームだから、みんな遠慮しているのだ。


■ACEスペシャルアコースティックライブ「10 ECO ~ONE O ECO~」■
 『ECO』のBGMを手掛ける音楽ユニット・ACEのライブはとてもよかった。僕は音楽に強い思い入れがあるほうではないが、大きな会場で直接聞くとやはり心に響くものがある。

 ACEは工藤ともりさんとCHiCOさんのふたりによるユニットだ。今回のライブには町田文人さん(ギター)、土屋玲子さん(二胡・バイオリン)、神永大輔さん(尺八)も参加。

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▲これ無料で聴いていいのか。

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▲ECO祭2014のライブで尺八の人気が異常に高まった。

 アコースティックの旋律がすごく心地いい。きれいな音が体にしみ込んでいくようだ。ここで野菜を育てたら、きっとすごく美味しくなる。

 個人的にいちばん印象に残っているのが、ギターデュオによる“Maximum Attack!”。原曲はいわゆるロック調の“ザ・ボス戦!”といったイメージだが、アコースティックバージョンは少しずつ心が揺さぶられる。聴いているうちに背筋がぞくぞくしてくるのだ。

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▲取材メモには「もはや軽くエロい」と書いてあった。

 僕はひとつ大人の階段を上った。

■タイニー・かんぱにー全国合宿~アイテム制作会議 大阪支部■
 3月から開催されているオフラインイベントツアーの大阪版。この“アイテム制作会議”は、みんなでオリジナルの装備デザインを考えようという企画だ。

 大阪支部のテーマは“上半身装備”。アイデアは事前に公式サイト上で募集し、開発会社ヘッドロックのブル高橋さんとアルマジロンTさんが品評していく。

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▲ブル高橋さん(左から3番目)とアルマジロンTさん(いちばん右)が登壇。

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▲スクリーンに映し出されたデザインアイデアを、

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▲アルマジロンTさんがすごい勢いでホワイトボードに描いていく。

 変態みたいなマスクつけてる人、絵がうまいなーと関心した人もいるだろう。この人は多数のキャラクターを生み出してきたデザイナーなのだ。

 前は別ゲームを担当していて、「かわいい女の子が描きたい!」と『ECO』担当への異動を志願した剛の者である。

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▲左胸と背中にシルエット的なデザインが入ったTシャツ。

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▲モデル:古びたガイドマシーン。

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▲ふさふさなイメージ。

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▲モデル:タイ兄さん。

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▲ぶかぶかなパーカー。ミニスカートに合わせたら似合いそう。

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▲何だかわけありな雰囲気に。

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▲禍々しい手に後ろから掴まれている感じ。

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▲「意外とスパッツが似合うのではないか」という意見が出たので、スパッツをはかせる。そしてブル高橋さんとがっちり握手。

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▲パフスリーブのトップス。裾がペプラム状なので女の子っぽいシルエットに。

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▲ドロワーズはあくまで下着なので、本来は見せるとしても裾の部分だけ。個人的には、ペプラムに合わせるのはちょっと違うかなと思います。ジーンズかタイトなスカートあたりがいいのではないかと。ショートパンツもいいね。

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▲ダブルファスナーのトップス+ギンガムチェックのカットソー。

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▲どうしても顔が古びたガイドマシーンになってしまう。

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▲剣闘士のプロテクターみたいなデザイン。

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▲「男性キャラに着せてもかっこいいのではないか」と、腹筋を描き込む。

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▲肉襦袢的なむきむき装備。特定の層に需要がありそう。下はビキニパンツかふんどしか。

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▲古びたガイドマシーンはこういう肉体を夢見ていたのか。

 実際にゲーム内に登場するアイテムは、これらのアイデアをもとに開発される。どれかひとつをベースにするかもしれないし、複数のデザインをミックスさせるかもしれない。

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▲こんなことになってしまう可能性もある。

★つぎのECO祭は2015年12月5日

 イベントの最後で、次回のECO祭は12月5日に東京で開催されることが発表された。サービス開始10周年を記念して開かれるので、すごく盛大なイベントになるに違いない。

【僕が想像する盛大なイベントの例】
・ロケットを打ち上げる
・入場口にレッドカーペットが敷かれている
・ものすごい数のLEDが使われている
・来場者のドレスコードが紋付き袴

 年末が楽しみだ。

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▲イベント開始直前、仁王立ちで来場者を待ち構えるタイニーの図。

『エミル・クロニクル・オンライン』公式サイト

“ECO祭 出張版 in 大阪”特設ページ

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ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
『まいにちがβテスト』は、ミス・ユースケがPCオンラインゲームで遊んだり考えたりしたことをテーマにしたブログです。タイトルには「つねにβテスト時のわくわく感を抱きながらゲームを遊び、実験的な企画もやっていきたい」という意味を込めていると、後付け設定的に考えました。

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