メンズナックルが『アラド戦記』にもっと輝けと囁いている

公開日時:2014-05-23 13:41:00

 ネクソンさんから、

「『アラド戦記』が『メンズナックル』とコラボするんですけど、撮影の見学に来ませんか?」

 というメールをもらった。

 ファッション誌とゲームのコラボ。あまり聞かない話だ。しかもコラボ相手があのメンズナックルである。『アラド戦記』に何があったのか、見届けねばなるまい。

Nzy1SKP6AmBzwqBQjz71bdpPj5rvyi3P

★突き抜けたファッション誌・メンズナックル

oy6SMJ6RA4R3qqO58kl2AznnvHaccOy8

▲これはコラボ記事が載る前の号。

 メンズナックルといえば、突き抜けたキャッチコピーでネット上の話題をかっさらったお兄系ファッション誌だ。話題になった当初の有名作は、

◇ガイアが俺にもっと輝けと囁いている
◇知ってたか? 孔雀は堕天使の象徴なんだぜ
◇一つだけ言える真理がある。「男は黒に染まれ」

 この辺だろうか。びしっと断言しているのがかっこいい。

 文章を書いて食べている人間として、このセンスには脱帽する。読むだけでぞくぞくするし、何より広い層に「あっ、メンズナックルっぽい」と認知されているのは本当にすごいと思う。

 なお、僕が好きなのは、

◇俺はもう既に本物のヒョウなのかもしれない

 これだ。僕は服を買いに行くとまずヒョウ柄をチェックするので、このコピーを書かれた人の気持ちがよくわかる。

 もし彼がヒョウと人間の狭間で揺れ動いているのだとしたら、「大丈夫。きみがヒョウであっても僕は応援するよ」と言って安心させてあげたい。

★知ってたか? 僕はグラビア担当だったんだぜ

 撮影の時間に『アラド戦記』担当さんと待ち合わせてスタジオ入り。

 「キャッチコピーを考えるときのコツを教えてください」とか「ガイアっていつ囁いてくるんですか? 朝方?」とか、いろいろ聞きたかったけど、撮影の邪魔をするのは悪いので大人しく見学してました。アルフォート食べながら。

NGIx9Xnb388YQqoj6aAG855qWcJ7567D

▲「モデルの人数が足りなかったら、僕いつでもいけますので」と言ったら、メンズナックルの編集さんは「ははは」と笑って作業に戻っていった。アルフォートって甘くてうまいなー。

 今回のコラボは『アラド戦記』のキャラクター(衣装を着たモデルさん)たちが、数ページに渡って誌面をジャックするという内容(裏表紙も『アラド戦記』仕様)。シュッとした若者たちが入れ替わり立ち替わり衣装に着替え、ポーズを決めていく。

PGbqP27Zg3c6i72JYl18G8VO8RW653Cn

▲衣装は男女合わせて4パターンを用意。

GB1Z9HPVrkt739qlKfl8z2wBld5KX2tm

▲記事のイメージラフ。やっぱり写真の横にメンズナックル風のキャッチが入るのか。

EqwzL5cxz7y3Kl1H6WiHAD36174XKxg8

▲カメラマンさんが中心になって写真のイメージを固めていく。

DGoggql7ooJrVi89U47w1mt96fBUL92E

▲ふたりが対峙するゲームっぽい演出。

EiG97uqT3FvG152Gigt8oX4kPdqrQ1Y2

▲カメラマンさんによる熱いポーズ指導。僕もポーズにはうるさいほうなので少し口を出した。

WvoB4HPP4PC7MNzQCketk4TE6BALlXrg

▲シャッター1回ごとにポーズを変えていく。

MTA87a2AzAx2sinpHt6jzq3r5xs7l9My

▲体格がしっかりしている松本拓也くん。いっしょにアルフォートを食べたので彼はもうマブダチだ。

 『アラド戦記』のキャラに合わせたポーズ、モデルっぽいキメキメのポーズ、スナップ写真風の崩したカットと、いろいろなパターンを撮影していく。

 この撮影のキーマンは男子モデルのまういくん。何でも中学生の頃に『アラド戦記』をプレイしていたらしい。

 自分が好きだったゲームにモデルとして関わるなんて、さぞかし感慨深いだろう。

 長く運営されているオンラインゲームならではのエピソードである。

oltR8Gg6L3s688WGmX5gmvRn6Tx5K52S
KxF3R4pM76o4KGoHO9I5IIVEbCwo3WT8

▲まういくん(上の写真のいちばん右)中心のカットも多かった。『アラド戦記』への気持ちが写真から伝わり、画が引き締まる。

HCxp5E7uCJIFs4f8yCLCP2pCWs4U965r

 また、カメラマンさんの仕事ぶりも参考になった。モデルさんの自然な笑顔を引き出すために冗談を言ったり、的確なポーズ指導をするのも大切だ。

◇「はーい、目力くださーい」
 (目線を要求するとき)

◇「まういに恋して」
 (『アラド戦記』プレイ中のまういくんを囲んだ写真を撮るとき、女子にひと言)

◇「もっとチャラく!」
 (メンズナックルっぽいカットを撮るとき)

 僕も撮影でモデルさんやアイドルにポーズ指導をすることがある。魅力的な表情を引き出したいときに「○○に恋して」というフレーズを使おう。

fHmo6L7zaupnw7ltg3LV6389YFiC8M38
iHA8i94Xp9VCwv8U99EOwq4q6yo1pPqq

▲みんな仲がよさそうで、撮影現場の雰囲気がすごくよかった。

lmg16KG1PI9nj1NnEOanjPzmnSg1j6S8

▲やけに我々スタッフ陣にイスを勧めてくる女子モデルのかとりなちゃん。いい子だ。

俺はもう既に本物の『アラド戦記』好きなのかもしれない

Ch2TtcYhkYGGbNZp8FSMif2smgRiJLh4
WCfw8j25ranVUX2B65Paxp475ML91N7i

▲むっくんくんは女装で参加。

 グラビア部分の撮影が終わり、男子たちによる『アラド戦記』座談会が始まった。最初にまういくんが先生役になって『アラド戦記』をレクチャー。

 派手なスキルを見て「お~!」とどよめいたり、好みのキャラクターについて話したり、何だか楽しそうだった。

 考えてみれば全員20歳そこそこなのだ。ゲームに興味がないほうが珍しい。

 小~中学生時代の休み時間、友だちとゲームの話をしていたときのわくわく感を思い出していたのかもしれない。

JYDMey5vFr4Mf9uL9z4sztffgPq1J59I

▲座談会よりゲーム画面やキャラクターが気になって自然とこうなる。

GYtdHFlwIhOwL2eit1x21rvf9ex5iub9

▲僕(左)とメンズナックルの編集さん(右手前と右奥)も会話に加わる。

KH2m88R8P2bWhwuE8n93E5EnLGl8TCm7

▲カメラマンさん(右手前)も気になって画面を見に来た。あなたは写真を撮ってください。

 途中から僕を含めて4人が仕事を放棄しているが、大丈夫なんだろうか。

★一つだけ言える真理がある。「男も女も『アラド戦記』をやれ」

SIhlsHIPOGY7TG15HLmA812YN6he2h4C

 メンズナックルでは2014年1月にゆうパック(日本郵便株式会社)とコラボしている。それをひと目で気に入った『アラド戦記』担当さんがオファーして、今回のコラボ企画が実現した。

 見る人によっては、メンズナックルの知名度に乗っかった企画だと思うかもしれない。僕も最初はそう思っていた。だけど、座談会を横で見ていて意見が変わった。

 メンズナックルの読者層は10~20代。子どものころに『メイプルストーリー(※)』などに触れている可能性が高い(実際、座談会では自然と『メイプルストーリー』の話題も出てきた)。

(※『メイプルストーリー』……ネクソン運営のアクションMMORPG。低年齢層にも人気が高い)

 『アラド戦記』は低スペックのPCでも動作する。ノートPCなら多くの家庭にあるだろうし、『アラド戦記』の存在を知れば、暇つぶしに遊んでくれるかもしれない。

 今回のコラボは、“積極的にゲーム情報を探すわけではないけど、ゲーム自体はわりと好き=潜在的なゲーマー層”を開拓する企画なのではないだろうか。そう考えると合点がいく。

 この感心と興奮を担当さんに伝えたら「ええ、まぁ、ははは」という曖昧な返答。

 ははぁ~ん、インパクトだけでコラボを決めたな。

Rh546nDlr2M9T919Q9547XJ54zZOGw6C

▲気のいい子たちでした。

———

 『アラド戦記』とメンズナックルのコラボキャンペーンが本日(2014年5月23日)スタート。メンズナックルっぽい異名がもらえます。

■実施時期
2014年5月23日~2014年6月23日

■アラド戦記PR用ツイッター内キャンペーン
期間中に「♯アラドぱねぇ」をつけてツイートしたユーザーにオリジナル異名「俺領域は 漆黒の闇」(ダークナイトキャッチコピー)プレゼント

■アラド戦記新規登録キャンペーン
タイアップ期間中に新規会員登録でオリジナル異名「ドヤれ! 蹴り無双」(男格闘家キャッチコピー)プレゼント

※アイテムの配布は7月を予定しております。


『アラド戦記』公式サイト

アラド戦記メンズナックルタイアップイベント情報ページ

メンズナックル公式サイト

メンズナックルタイアップイベント情報ページ


メンズナックル 7月号
5月24日発売
特別定価:620円(本体574円+税)

ZHjP6zVa229V2ONAs99fb6RdP9yV5y1N

この記事の個別URL

ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
『まいにちがβテスト』は、ミス・ユースケがPCオンラインゲームで遊んだり考えたりしたことをテーマにしたブログです。タイトルには「つねにβテスト時のわくわく感を抱きながらゲームを遊び、実験的な企画もやっていきたい」という意味を込めていると、後付け設定的に考えました。

『PCオンラインゲームのブログ まいにちがβテスト』ブログ