e-sports SQUAREで生まれた『World of Tanks』オフイベ企画

公開日時:2014-02-06 00:00:00

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▲クラブミュージックが流れてそうな照明。

 2014年1月25日、e-sports専用施設“e-sports SQUARE AKIHABARA”さんがオープンした。

 24日にはプレス発表会やオープニングパーティーが開催。僕も招待されていたのだけど、打ち合わせや取材があって出席できなかった。

 参加した知人の感想をtwitterで見るかぎり、とても楽しそうだった。自分がそういうお祭り的な空気のなかにいられなかったのが歯がゆい。

 いや、こっちの打ち合わせも楽しかったから別にいいのだ。悔しくないもんね。

★はじめてのe-sports SQUARE AKIHABARA

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▲外観。この日はオープン前に数十人並んだみたいです。

 全然悔しくないんだけど、2日後の1月26日に『World of Tanks』(以下、WoT)のイベント“WoT基地祭 meets ふ~ど”が開催されていたので見学に行った。

 まずは店内の様子や設備を見て回る。ほうほう。

 フロアにはゲーミングPCがずらっと並んでいて、通常営業時は時間貸しのネットカフェのゲーム特化版みたいなものと考えていいと思う。

 店内には競技用ステージもあり、これはおもにイベント営業で活躍する。ステージ上の席はアクリル版で覆われた防音仕様。集中してプレイできる。

 PCはフロアとステージ合わせて約50台。フロアのテーブルやPCの配置はイベントによって変えるみたいだ。

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▲おしゃれな雰囲気のなかにPCがずらっと並ぶ。

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▲ステージ上にはPCと巨大スクリーンがどーん。

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▲雑音の入らない環境でプレイできる。

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▲ステージの横には実況&配信用の席も。

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▲店内奥のカフェエリアでご飯も食べられるしお酒も飲める。カフェを利用するだけならスペース料金はかからない。

 「大規模なゲーム大会が開かれたら、ここでスポーツバーみたいに観戦しながらお酒を飲むのもいいな」と思った。

 が、そういう場合はたいてい現場に取材に行っているので無理ということに後で気づいた。

★勝手に『WoT』の可能性を見出す

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▲前列右側の男性がふ~ど選手。

 “WoT基地祭 meets ふ~ど”は、プロ格闘ゲーマー・ふ~ど選手(Razer所属)を招き、『World of Tanks』の魅力を知ってもらおうというイベントだ。

 ゲストとして呼んでもらえて、しかも『World of Tanks』のおもしろいポイントをレクチャーしてもらえる。王様みたいだ。至れり尽くせり。僕もそういうステージの人間になりたい。

(※書き終わった後で上記のくだりを読み返したら、すごく感じ悪いことに気づいたが、自分への戒めのために消さないでおく。ふ~ど選手、すみません)

 この日はフロアのPCでフリープレイが行われていたほか、ステージや実況席でのプレイの様子はニコニコ生放送で配信されていた。

 注目はふ~ど選手のプレイ。トップクラスの実力を誇るDN_4ltさんからアドバイスを受けながらプレイし、初心者ながらいい感じに活躍していた。

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▲ふ~ど選手をうまく撮れなかったので配信画面をキャプチャー。左から、トッププレイヤーのDN_4ltさん、実況担当の須丹澄寿(すたんすみす)報告官さん、ふ~ど選手。

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▲やっぱりゲームのセンスがすごい。

 これだ。

 職業柄、わりとよく“『WoT』の魅力を初心者に伝えるにはどうすればいいか”と考えているのだけど、その答えを見つけた気がする。

 『WoT』は対戦ゲームだ。当然、勝てれば嬉しいし、負けると悔しい。

 ゲームを始めた直後から敵車両をばんばん撃破できたら、その人はきっと『WoT』のとりこになる。だけど、残念ながらそう簡単にはいかない。

 情報サイトの攻略記事に

「状況に合わせて動こう!」
「隠れながら敵を狙おう! でも隠れすぎてもよくないから、ときには前に出よう!」

 なんて書かれていたりするけど、それじゃ困る。だって試合の展開は一辺倒じゃないから。

 初心者だから“どういう状況になっているのか”がよくわからないのだ(いま、自分の仕事を半分くらい放棄しました)。

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▲たまたま遊びにきていた格闘ゲーマー・総師範KSKさんも参戦。ノリがいい。

 なので、

・どう動けばいいのか
・どこまで前進すればいいのか
・いつ動き出せばいいのか
・どこに隠れて敵を狙えばいいか
・尿酸値が高くなったらどうすればいいのか
・どの車両がおすすめなのか
・どういうパーツをつければいいのか

 など、すでに楽しく遊んでいるプレイヤーに教えてもらえたらいいのではないか。隣りの席に座ってもらって、マンツーマンで。

 考えて遊ぶ楽しさも大切だけど、初心者にはまず敵を撃破する爽快感を味わってほしいのだ。

 じっくり遊べる『WoT』だからできる講習法である。ほかの対戦アクションゲームではそうそう真似できない。

 お気づきかと思うが、上記のリストにはしれっと僕の悩みを混ぜている。『WoT』のプレイヤーには大人も多いので、個人的な悩みにもいいアドバイスをくれると思うのだ(個人の感想です)。

 ウォーゲーミングジャパンさん、日本作戦司令部運営委員会さん、初心者が先輩プレイヤーに教わるチームを組むようなオフラインイベントを企画してもらえないでしょうか。

 先輩(人生の)に悩みをぶつけたいので、よろしくお願いします。

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▲イベントがきっかけで歳の離れたゲーム仲間ができるかもしれない。

 通常の対戦のほか、戦車を使ったレースなども行われた。これが意外と盛り上がる。

 前にWoT基地祭が別店舗で開催されたとき、僕もプレイヤーとしてレースに参加した。レースゲーム自体はそれほど好きではないのだけど、すごく興奮した。

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▲スタート前に礼儀正しく並ぶ戦車たち。

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▲これは僕が参加したときの写真。池に落ちる瞬間がいちばん盛り上がる。

 こういう変化球的な遊びかたもおもしろい。オフラインイベントを盛り上げるツールとしても、『WoT』は優秀だった。考えればいろいろなアイデアが出てきそうだ。

 通常とは違う『WoT』の扱いかたとして、個人的には『WoT』を接待に使う方法を模索している。大事な顧客や上司を満足させるビジネスツールとして『WoT』を活用するのだ。“How to 接待プレイ by WoT”という企画タイトルも考えた。

 『WoT』にはゴルフや会食に匹敵するポテンシャルを秘めていると思うので、機会があれば記事にしたいところである。

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▲日本戦車の人気投票も行われていた。

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▲戦車のラジコンゲームも置いてあった。こういうのできゃっきゃ遊ぶのも楽しい。

★たまに飲みに行きたい

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▲WoT Girls。美人。

 僕はお酒とオンラインゲームが好きだ。なので、こういうお店はありがたい。

 たまに“居酒屋で意気投合したおじさんが大企業の偉い人だった!”みたいな話を聞くように、e-sports SQUARE AKIHABARAに通い詰めればそんな出会いもあるかもしれない。

 ここで飲み&ゲーム友だちになった偉い人が『WoT』の熟練プレイヤーだったら、なお嬉しい。楽しくお酒を飲んで『WoT』も教えてもらえる。完璧だ。

 そんな人任せのサクセスストーリーを歩みたいので、ちょくちょく飲みに行きたいと思います。

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▲熟練プレイヤーのTokiyomiさんが娘さんを連れていたので撮らせていただきました。かわいい。

『World of Tanks』公式サイト

e-sports SQUARE AKIHABARA公式サイト

『World of Tanks』ファミ通.com作戦司令部
※ファミ通.com内の『WoT』まとめサイトです。

(C) Wargaming.net

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ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
『まいにちがβテスト』は、ミス・ユースケがPCオンラインゲームで遊んだり考えたりしたことをテーマにしたブログです。タイトルには「つねにβテスト時のわくわく感を抱きながらゲームを遊び、実験的な企画もやっていきたい」という意味を込めていると、後付け設定的に考えました。

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