『World of Tanks』ゲーフラを掲げて日本代表Caren Tigerを応援する

公開日時:2015-11-10 20:55:00

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▲自作グッズで好きなチームを応援する。

 2015年11月7日、Wagamingさんが運営するオンライン戦車バトル『World of Tanks』(以下、WoT)の環太平洋大会“The Pacific Rumble”が開催された。

 日本で開催される『WoT』大会としては過去最大規模で、アジアと北米の強豪も参戦する国際的なイベントである。国際大会ってことは日本代表を応援しなければならないだろう。

 浮かれ気分で応援に行った。

(大会レポートはライターのちくわさんが書いてくれた。きちんとしたやつが読みたい人はそちらをどうぞ)

『World of Tanks』日本の“Caren Tiger”が大健闘! 環太平洋大会“The Pacific Rumble”リポート

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▲試合は名勝負の連続でした。

★★★応援グッズの定番・ゲーフラを作る★★★

 日本代表チーム・Caren Tigerには取材でお世話になった知人も所属している。全力で応援するために、応援グッズを作ることを思い立った。本番2~3日前に。

 作ったのはゲーフラ(ゲートフラッグ)。野球やサッカーのファンがスタンドで掲げる定番アイテムだ。凝ったデザインのものは見るのが楽しくて、僕もいつか作りたいと思っていた。気になる人は“ゲーフラ”で画像検索してください。

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▲Caren Tiger公式サイトで公開されていたロゴをお借りして、周囲にテキストを足した。

 ゲーフラは本番当日に早起きして作った。前日まで上の画像を作るのに必死だったからだ。ネタ画像作りが好きなくせに一向に技術が向上しない。毎回、画像編集ソフトの機能を調べながら作っている。

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▲イラスト全体で60センチ四方くらいになるように分割して、A4のアイロン転写シートに印刷。

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▲余白をカットして、

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▲白い布に転写。

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▲左右と上をテープで留める。

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▲持ち手用の棒を通す。棒は100円ショップで買った。

 途中で床がフローリングからカーペットに変わったことにお気づきだろうか。制作が間に合わなかったので、会場の隅で仕上げ作業を行ったのだ。

 Wargamingさんに「手伝いましょうか?」と声をかけてもらったのだが、悪いので断った。邪魔だから早く終わらせたかっただけかもしれない。

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▲Caren Tigerを“可憐虎”と表現。

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▲急いで作ったのでプリントが破れてしまった。

 Caren Tigerの初戦の相手は韓国の強豪・KONGDOO。以前から親交があり、さまざまな戦いかたを学ばせてもらった先生のようなチームなのだそうだ。多くの観客が見守る中、師匠越えを果たそうもんなら、僕は泣く。

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▲うおー!

 勝った。

 接戦の末、Caren TigerはKONGDOOを撃破した。歓喜に沸く選手たちの写真を撮るのもそこそこに、僕は無我夢中でゲーフラを掲げた。

 会場にはゲーミングチーム・DeToNatorマネージャーのMaxJamさんも見学に来ていて、彼のiPhoneには興奮する僕の様子がばっちり収められていた(上の写真がそれ)。

★★★強豪チームの強さ★★★

 ライバルとして、目標として、いちばん勝ちたいチームから勝利をもぎ取ったCaren Tiger。だが、1戦目で全力を出し切って精神力を消耗したことも影響し、第2戦で北米チャンピオンのNoble eSportsに敗戦を喫してしまった。

 試合後、Renno選手とAki00v選手をつかまえて少し話を聞いた。KONGDOOに勝ったということで晴れやかな顔をしていたが、Aki00v選手は敗戦の悔しさに涙をにじませているように見えた。おじさんはそれだけでうるっと来る。

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▲Aki00v選手(左)とRenno選手(右)。

 彼らによると、強豪チームは単純なスキルが高いのはもちろんのこと、好不調の波が小さく、つねに一定以上のパフォーマンスを出すから強いのだとか。練習量や大会の場数など、積み上げた経験の差はそういうところに出る。

 そういえば、MaxJamさんも似たようなこと言っていた。「本当に強いチームは追い詰められても崩れない。尋常じゃない底力がある」って。

 Caren Tigerはチームとして若いから、体力配分が苦手でも仕方ないと思う。そこで、観客の応援だ。体力が続かないなら、応援でテンションを上げてやればいいのだ。好不調の波が大きいということは、気分次第で実力以上の力が出るかもしれない。

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▲会場には応援イラストで激励するファンの姿も。

 Aki00v選手もRenno選手も、イラストで応援してくれる人がいてうれしいと言っていた。「ユースケさんの旗にも感動しました」みたいなひと言を期待したが、それはなかった。照れているのかな。

★★★選手を応援するという楽しみかた★★★

 スポーツの国際大会があると、ものすごく興味があるわけじゃなくても「日本代表を応援しようかな」と思う人は多い。ゲームもそれでいいと思うのだ。

 詳しくないと「にわか」なんて揶揄される風潮もあるが、むしろ知らない人にこそゲーム大会を見てほしい。そして、運営サイドには知らない人が見ても楽しめるゲーム大会を作る努力をしてほしい。

 試合観戦や選手の応援がきっかけでそのゲームを始める人が出てきたら最高じゃないか。

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▲MaxJamさん「このキャラ、かわいいですね」。

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ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
『まいにちがβテスト』は、ミス・ユースケがPCオンラインゲームで遊んだり考えたりしたことをテーマにしたブログです。タイトルには「つねにβテスト時のわくわく感を抱きながらゲームを遊び、実験的な企画もやっていきたい」という意味を込めていると、後付け設定的に考えました。

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