▲興奮、ふたたび。

　2012年に初めて浅草サンバカーニバルに出場したとき、「ああ、エンターブレインで働いていてよかった」と思った。心から思った。

　今年も会社に感謝をする季節がやってきた。8月23日に“第33回 浅草サンバカーニバル”が開催されるのだ。

　僕も踊る。ガンホーアミーゴスの一員として。

（このページのサンバカーニバル写真は昨年のものです。乾曜子さんたちのコスプレ写真があったらページビューが伸びると思って載せました）

▲昨年に引き続き、ラグナロ娘のみなさんもコスプレして踊ります。

　ガンホー・オンライン・エンターテイメントさんは2012年から浅草サンバカーニバルに出場している。チーム名は“ガンホーアミーゴス”。練習はひと通り終了し、あとは8月23日の本番を残すのみとなった。

　僕がガンホーアミーゴスに入れたのは仕事で付き合いがあったからだ。だから冒頭で書いたように会社に感謝した。ラッパーだったら「会社マジ感謝～♪」とライムを踏んでいるところである。

2013年サンバレポート第1回
□浅草サンバカーニバルに向けて練習中

2013年サンバレポート第2回
□サンバと笑顔で業界のイメージを変える

2013年サンバレポート第3回
□アイドルもコスプレイヤーも社長もサンバで燃えた

　昨年は興奮のあまり記事を3本も書いた。

▲練習は最前列で。日常の仕事では見せないやる気を出す。

　メインストリームから外れた人生を歩んできた僕が自慢できるものと言えば、ダンスが好きな気持ちと服の趣味の派手さくらいのものである。ふだんは役に立たないふたつの要素が花開く。それが浅草サンバカーニバル。

　部署の上長に「8月はサンバがあるので、仕事を減らしますね」と宣言したら「ははは」と軽く笑って返された。冗談だと思ったのかもしれない。残念ながら僕は本気だ。

▲会社員もアイドルも、和気あいあいとした雰囲気の中で練習。

▲ビビ先生（左）、タイリー先生（中）、アンドレ先生（右）と1年ぶりに再会。3人とも相変わらずスタイルがよくてかっこいい。

★ダンスだけじゃなく音声収録にも参加†

▲音声収録。みっちり。

　ガンホーアミーゴスが結成されて3年。今年はこれまでの集大成になるという。

　その意気込みは使用楽曲にも表れている。今年は多数のガンホータイトルBGMをサンバアレンジしたメドレーで踊るのだ（これまでは『ラグナロクオンライン』と『パズル＆ドラゴンズ』のみ）。

　昨年までと同じく、作曲家の岩垂徳行さんが中心となってサンバアレンジを施している。タイトル数が多いので曲の中の展開が激しく、聞いているだけで毛穴が開く。

　楽曲内にはガンホー社員のかけ声も使われている。社内の会議室で収録を行うと聞き、その様子を見学させてもらうことにした。

　そしたら、

▲マイクの前に立つように促された。

　僕も参加することになった。そういえば事前の電話連絡で、

ガンホー「ユースケさんも参加しますか？」
ユースケ「えぇ、まぁ、えへへ」

　みたいなやり取りをした気がする。そうか、あれは冗談じゃなかったのか。

　かけ声の歌詞はこちら。カッコ内はだいたいの意味です。

＜前奏部＞
エ・ト・ダ　ガンホ！×3（オールガンホー！）
ガンホー　ジノス（おれたちのガンホー）
セニョーラ　セニョリータ！（お姉さん、お嬢さん）
カルナバール　ジノス！（おれたちのカーニバル）
メニーノ　セニョーラス！（少年、イケメンたち）
エ・ト・ダ　カンタール！（すべての歌い手よ！）
エ・ト・ダ　ダンサール！（すべての踊り手よ！）

＜中間部＞
wow wow wow エ・ト・ダ　ガンホ！（オールガンホー！）
wow wow wow ビバ！　フィエスタ！（お祭り万歳！）
So E U E A O E A　ガ・ガン　ガンホー　ガンガン　ガンホー

▲岩垂さんから「代表者の人はヘッドホンを着けて、タイミングをみんなに伝えて」と言われ、僕もヘッドホンを着けることに。この場でいちばん関係性が薄いはずなのに。

　「わー！」とか「ヒュ～！」とか自由に騒ぐパートがあったので、「ミス・ユースケ！」や「ファミ通！」などと叫んだ。サブリミナル効果で自分と自社プロダクトを売り込もうという作戦である。

　浅草サンバカーニバルの来場者は約50万人。ひとりくらいは僕のことを覚えてくれるだろう。

▲谷岡久美さん、なるけみちこさん、岩垂徳行さんの指導のもと、男女のソロパートも収録。

▲G-ShineのKY鋼鉄さんはバテリア隊のリーダー。

　ガンホーアミーゴスはダンス隊のほか、バテリア隊（楽器演奏）とバイアーナ隊（ドレスをまとった女子だけのパート）などで構成。規模は参加チーム中でも最大級だ。

　前にこのブログにも登場したガンホー内メタルユニット“G-Shine”の面々はバテリア隊に所属している。

□G-Shineライブで缶バッジとサインボールを配る妖精『ECO』『RO』

　練習風景などを撮影する際、一応は“なるべく顔が写らないように”とか“顔はぼかす”などの配慮をしている。

　その点、G-Shineメンバーはあまり気にしなくていいので、被写体になってくれるとすごく楽だ。助かる。

　だけど、困った点もある。こちらとしてはスナップショットがほしいのに、彼らはカメラを向けると高確率でメタルっぽい表情になるのだ。すみません、普通でお願いします。せめてメタルじゃなくてサンバっぽくしてくれ。

▲ブリキング榊田さん。それはギターじゃない。

▲KY鋼鉄さんとThief-Cさん。

▲練習後に集まって今後の活動について話し合うメンバー。カメラを向けたらすぐこれだ。

★あたい、早く踊りたいの†

▲当日はこれくらいのテンションで。

　昨年までは一般ユーザーを募集していたが、今年は一般募集はなし。

　これまで控え室として利用していた建物が老朽化で使えなくなり、控え室が会場から離れた場所になったからだ。

　炎天下のなか長距離を移動するので安全管理が行き渡らない可能性もある。なので、涙を呑んでガンホーグループ社員と協力企業に限定したとのこと。ユーザーの安全が第一なので当然の判断だと思う。

　昨年の一般参加者は約40名だった。今年はそのぶん減るかと思いきや、ふたを開けたら何と昨年より増員。協力企業からの参加者は60名ほど集まってしまった。

　なんだ、みんな踊りたいんじゃん。

▲見に来てねー。

　なお、エンターブレインからは僕を含めて6人がダンス隊に加わっている。週刊ファミ通編集長のフランソワ林さんも参加し、なんと6人中3人が部署長クラスである。

　すげえ会社だな、と思う。

ガンホーアミーゴス特設サイト

2014年も踊る!!　浅草サンバカーニバルに“ガンホーアミーゴス”参加が決定！

　本番前に記事をもう1本書きたい。書けるかな。