▲左から2番目の微妙な表情をしているのが僕、ミス・ユースケ。ステージに立って実況・解説デビューしました。

　2016年1月31日、闘会議2016が無事に閉幕した。今年はDMM GAMESさん担当の内部スタッフとして働いたので、昨年よりも思い出深い。

　僕がやったのは、

・DMM GAMESスペシャルステージに出演
・PC用アクションRPG『ダンジョンストライカー』のタイムアタック大会“スピードスター決定戦”の実況＆解説を担当

　だいたいこの2点に集約される。概ねおもしろかったので思い出を書く。

▲まずは番組中にいきなり話を振られて困るコンパニオンさんの写真をどうぞ。ほかの写真は下のほうにあります。

★★★僕が出した企画は全部ボツになった★★★†

　闘会議2016ではDMM GAMESさんのイベント全般に関わらせてもらった。といっても、メインの業務は資料に目を通して「ほうほう。なるほどね」と偉そうにすること。それだけだと悪いので、いくつかアイデアを出した。

【やりたかった企画】
・スピードスター決定戦の開戦時にほら貝を吹く
・ブースに札束風呂を設置する
・『ダンジョンストライカー』のダンジョンクリアタイムでカップそばを作る

　私物のほら貝で大会を盛り上げますとアピールしたものの、誰からも反応がなかった。めんどくさそうなので相手にしたくなかったのかもしれない。合戦みたいでテンションが上がると思うのだけど。

▲“ほら貝演奏のご提案”と題したプレゼン資料を持って説明に回るつもりだったのだが。

　札束風呂はぜひ実現させたかった。スピードスター決定戦の優勝賞金は1000万円。1000万円分の紙幣風の紙で満たされた浴槽に浸かれば優勝気分を味わえる。誰でも大会に参加した気になれるアクティビティーである。

　札束風呂界で実績のあるデイリーポータルZ編集部に協力を持ちかけたりしてやる気は十分だった。だけど、設置＆撤収やお客さんを誘導する人員を割けなかったので見送りに。残念。

　3つ目のやつは“10分どん兵衛”をリスペクトした企画だ。2015年11月頃、「10分かけて作るどん兵衛がうまい」と話題になった。大会の課題ダンジョン“漆黒の塔”はふつうに挑むと10～15分くらいかかるので、さぞかしうまいどん兵衛が食えるだろうと思ったのだが、「ゲームと関係ない」という理由でボツになった。ぐうの音も出ない正論である。

★★★初めての実況・解説★★★†

　DMM GAMESスペシャルステージではスピードスター決定戦の見どころや大作MMORPG『エルダー・スクロールズ・オンライン』、新作アプリの情報などを紹介した。進行はMCを務めた声優の一ノ瀬翠さん＆ランズベリー・アーサーさんに任せて、僕は横から茶々を入れる役を担当。

▲メインMCのおふたり。この美男美女にはめちゃくちゃ助けられた。

　トーク部分はおふたりに頼れば安心だとして、『ダンジョンストライカー』スピードスター決定戦では実況＆解説を担当。大役を仰せつかってしまった。

　大会の主催は一般社団法人e-sports促進機構だ。団体名に“e-sports”と入っているので、スポーツ中継のアナウンサーみたいなしゃべりが求めれると勝手に解釈した。そんなの僕にできるのか。

▲30日の番組で大会の見どころを解説し、31日の大会本番に臨む。

【番組の内容はこちら】
賞金1000万円は誰の手に!?　『ダンジョンストライカー』“スピードスター決定戦”の見どころは？【闘会議2016】


　スポーツ実況は事前の下調べが重要らしい。何かのテレビ番組で見た。その選手はどういうタイプで、どんな記録を持っているのか。知ったうえでしゃべれば説得力が高まるし、場つなぎトークのネタにもなる。選手の人間性が伝われば、見ている人に興味を持ってもらいやすい。

▲大会前日のリハーサルの様子。

▲事前にアンケートを実施し、予選で活用したテクニックや好きなスキルを教えてもらって資料を作成。予選のタイムなんかも書きこんでおいた。

　事前アンケートに「優勝して1000万円を獲得したら就活をやめる」と回答した人もいて、本番では思う存分ネタにさせてもらった。きちんと就職してもらうためにもほかの人に優勝してもらいたかったが、結果的に王者の座を勝ち取ったのは、その回答をしたくろぴろ選手。人生はわからないものである。

　とはいえ、1000万円で残りの人生を謳歌するのは難しいと思うので、まずはスーツを買うことをおすすめする。大舞台でも落ち着いてプレイできる度胸があれば、就活も乗り越えられると思うし。

▲何年もe-sports関連の大会を追いかけてきてるけど、自分がステージに立つ日が来るとは。

　大会はなるべく多くの人に楽しんでもらいたかった。でかいステージだったので、『ダンジョンストライカー』を知らない人も足を止めて見る可能性が高い。実況は、画面上で起きていることを第三者に伝えるコミュニケーションだ。伝わらなかったら意味がないので専門用語を使わないように心がけた。できたかどうかは別にして。

【大会の模様はこちら】
1000万円のプレッシャー。ミスが許されない秒単位の戦い。勝利の後には男泣き。『ダンジョンストライカー』スピードスター決定戦リポート【闘会議2016】

★★★何とかやりきった★★★†

　反省点はあるものの、事前準備のおかげでそれなりに実況できたとは思う。あとは滑舌の悪さを何とかしたい。「勝利を司るのは女神です。誰よりゲームを楽しむ魅力的な男にこそ、勝利の女神は微笑むんです」と、かっこいいことを言おうとして思い切り噛んだからだ。すごく恥ずかしい。

▲大会後の番組には優勝者のくろぴろさん（中央）を招き、プレイのコツを解説してもらった。『ダンジョンストライカー』エグゼクティブプロデューサーの岩下雅臣さん（くろぴろさんの右）も驚くテクニックが満載。

▲番組後半のアプリ紹介コーナーでは、もっと自由にしゃべったほうがよかったかなーと反省。

▲新作スマホタイトル『イノセントベイン』は事前登録受付中。“黒猫チーム”のリーダー・吉田あかりを堀江由衣さんが演じているのがいい（堀江由衣さんオフィシャルファンクラブの名称は“黒ネコ同盟”だから）。

　それではみなさん、闘会議2017でお会いしましょう。僕は出演するかどうか分からないけど。

▲おつかれさまでした。右から3番目にいるオレンジ色の人は『エルダー・スクロールズ・オンライン』の松本P。猫マスクは僕が手作りしました。

【番組の内容はこちら】
ミスター1000万円が登場!!　3本の新作アプリも紹介された闘会議TV“DMM GAMESスペシャルステージ ～2日目～”リポート【闘会議2016】

▲最後にコンパニオンのお姉さんの写真をどうぞ。

▲『サドンアタック』のコンパニオンさん。スケジュールの関係上、大会は見に行けなかったけど、写真だけしっかり撮らせてもらった。

DMM GAMES公式サイト

『ダンジョンストライカー』公式サイト

『エルダー・スクロールズ・オンライン』公式サイト