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E43M1: 瞬間移動する異能力者が肉体言語で語るホットラインマイアミ風激ムズアクション『Mr.Shifty』
公開日時:2017-04-28 18:23:00
ドモー、BRZRKです。そうそう、E20で紹介した『Nidhogg』が日本国内でもPS4やPS VITAで購入できるようになってたので是非。
今回取り扱うのは『ホットライン マイアミ 』系のトップダウンアクションゲーム『Mr. Shifty』(公式サイト)。『ホットライン マイアミ』という名前が出てきた人ならピンとくると思うけど、まぁ早い話が何度もリトライしながらノーダメージクリアを目指すタイプのアクションゲームで、敵の攻撃を一撃でも食らうとステージの最初からやり直しとなる。
パブリッシャーは、今夏の正式リリースで恐らく話題になるであろう近所のオッサン宅に不法侵入するステルスアクション『Hello Neighbor』(現在はアーリーアクセス実施中)のリリースを予定しているtinyBuildで、デベロッパーはTeam Shifty。
ストーリーは、悪巧みをしているお偉いさんの野望を止めに行くといった感じの勧善懲悪モノで、ゲームの最中に挿入される主人公であるMr.Shiftyとサポートをしてくれるオペレーターのお姉さんなど主要人物の会話を中心に話が進んでいく。
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さて、『ホットライン マイアミ』では銃器を使った攻撃ができたわけだけど、本作は基本的に殴りかマップ上のオブジェクトを拾い上げての殴打か投擲しかできない。
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しかし、相対する敵はハンドガンやショットガン、はたまたロケットランチャーといった凶悪な火力の武器で攻撃を仕掛けてくる。こっちは近接攻撃がメインなのに、敵は遠距離攻とはバランス崩壊してるんじゃね? なんて思うかもしれない。まぁぶっちゃけ超キツイ。キツイんだけども、主人公であるMr.Shiftyには一つだけ特殊な能力があって、それを使うことで対等とは言えないにしても渡り合うことが可能だ。
それは名前の由来ともなっている"シフト"。まぁ早い話が壁越しだろうと近距離であれば瞬間移動(シフト)することができるのだ。この能力を使用すると、壁越しに居る敵に奇襲をかけて、先制攻撃を仕掛けることが可能になる。
ちなみに、連続して敵を撃破していくと画面下にあるゲージが溜まっていく。このゲージが満タンのときに敵の攻撃をギリギリのシフトで避けると、少しだけ時間が停止し、普段は5回までしか連続して使用できないシフトが使い放題になる。これ、上手く使えると気持ちいい良い!
このシフトを軸に近接攻撃や投擲といった限られた対抗手段で敵を少しずつ排除していくわけだけど、序盤なら何も考えずに攻略していくことが可能だ。でも、ゲームを進めていくと、少しずつ敵の中にも強力な装備を携えた輩が混在するようになり、初期配置も良い感じでイヤラシくなってくる。
スイスイとゲームを進められていたときは気持ち良さがあるんだけど、敵や罠の増強に比例してぶち殺されることも増える。そうなるとプレイヤーとしてはストレスがモリモリと溜まって行くわけだけど、なんとか苦労して攻略したときの気持ちよさは格別と言ってもいいかな。
ただ、それでもゲーム終盤の敵の配置バランスは少々頭がおかしいんじゃないかと思うわけで、この原稿を執筆している時点だとラストステージの手前で完全に止まっている次第。いやね、そのままプレイし続けるとストレスで爆発してしまいそうだから間を開けているだけデスよ。
『ホットライン マイアミ』系にマトリックス的なエッセンスを加えた味付けのMr.Shifty。短時間でもチョチョイと遊ぶことができるので、プレイしてみるのは全然アリかな。ただ、終盤に近づくにつれて血圧が上昇するかもしれないね……。
著者近況:Outlast2をじっくり遊びたい
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