E20M1: やたらヌルヌル動く棒人間で、刺し合い蹴り合う激アツ対戦ゲーム『Nidhogg』

公開日時:2014-08-20 00:00:00

 ドモー、Gamescomも終わり、P.T.のDEMOをプレイしたせいで害虫のアレ(編注:いわゆる黒光りして速いやつ)が夢に出てきて飛び起きたBRZRKです。ほんと無理っつーか、アレのせいでヴァニラな『Fallout3』はプレイできず。モデル置き換えのMODを作ってくれた人におひねり投げたい。

 まぁそんな話は置いといて、今回取り扱うのは Messhofというインディーデベロッパーのタイトル。このデベロッパーの事はあまり知らないのだけど、どうやら特徴のあるカラーリングで構成されたドット絵主体のゲームを作っているところらしい。実際にページを見て貰えればどんな感じか一瞬で掴めるはずだ。→www.messhof.com/

 んで、今回はMesshofの中でも注目すべきタイトルの『Nidhogg』を取り扱おうと思う。

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 『Nidhogg』がどういったゲームなのかを簡単に説明するなら「フェンシング+ダイブキック+アーバンチャンピオン」だろうか。初代「プリンス・オブ・ペルシャ」や「KARATEKA」みたいにグネグネと動く棒人間を操作し、対峙する相手の追手を振りきって最終エリアに行くのが目的だ。

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 操作方法はシンプルで、プレイヤーは左右キーで移動し、上下キーで武器を構える高さを(上段、中断、下段みたいに)変える。あとはジャンプボタンと攻撃ボタンのみ。

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 ゲーム開始直後は両プレイヤーとも同じ状態でスタート。先にどちらかのプレイヤーが相手を倒すと、次のエリアに進む権利が与えられる。しかし、倒した敵は割と早いタイミングで進行方向にリスポーンするため、次のエリアに進むのは至難の業。時には剣技だけでなく、ジャンプなども使いながら相手を出し抜く機転が必要になる。とりあえず、動画を用意したんで、これを見て欲しい。

 この『Nidhogg』、最初はオフラインでのマルチプレイのみ対応していたらしいのだけど、今現在はSteamのフレンド機能を介してのオンライン対戦が可能となっている。で、ライター仲間と一緒に遊んでみたのだけど、これがスゲェ面白い。

 徐々に対戦相手との間合いが詰まるにつれて「上段か、下段か? それともジャンプか??」といった読み合いの要素が強くなる。これは格ゲーの差し合い(つーか刺し合い)に近い。で、相手に読み勝った瞬間、一気にテンションがぶち上がり、そのままゴールまで行ければ色々とドバドバな状態になる。

 格闘ゲームが好きな人はもちろん、ファミコンの『六三四の剣 ただいま修行中』で対戦に明け暮れたという人なら熱くなる対戦ゲーとして楽しめるんじゃないかな? ただ、たまに同期ズレが発生して対戦が強制的に終了させられるのは残念だけどね。

 そんな感じの『Nidhogg』なんだけど、実はPS4での発売が決定(北米PSブログの記事)しており、6月に開催されたE3にも出展されていたりと、確実に移植作業が進んでいることが伺える。PSNを介したオンライン対戦にも対応しているらしく、今から注目しておいても損はないタイトルだと言って良いだろう。ただ、日本国内でも展開されるかどうかは現時点で不明。
 あ、取って付けたようにPS4のロゴが差し込まれるトレイラーも最後にドゾ。

 なんともレトロな雰囲気なのに熱い対戦が楽しめる『Nidhogg』、本当に楽しいんで、対戦環境がある人は遊ぶことをオススメしておくよ!


著者近況:伊勢神宮に行きたい。ほんとに。

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BRZRK
週刊ファミ通やファミ通Xboxに“スオミ松崎”名義で執筆していたFPS歴15年のフリーライター。現在は他媒体でも使用しているBRZRK(バーサーク)名義に変更し、執筆活動のほかにゲーム大会の実況・解説やインターネット番組に出演したりしなかったり。まぁ、そんな感じでイロイロやってます!

BRZRKの「うるせー洋ゲーこれをやれ」(仮)