Secret Level 9: 新たな覇権バトロワ? 『CoD ウォーゾーン』150人参加の基本プレイ無料バトロワが登場

アメリカではリーグ中断で休業中のスポーツ選手まで熱中しているという『Call of Duty: Warzone』を紹介。

公開日時:2020-03-15 14:30:00

 ドモー、今年のE3が中止ということで、残念だけど情勢的に当然だわな。という感じなので来年に期待したいなと思うBRZRKです。今年も代替として発表ストリーミング配信はあるだろうし、そちらを楽しみにしませう。

 今回取り扱うのは、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』の、本編を所持していなくても無料で遊べるスピンオフとして登場したバトルロイヤルモード“Warzone”を紹介。

 リリースからわずか4日で1500万人ものプレイヤーがこのバトルロイヤルに参戦しており、海外の有名ストリーマーをはじめとするゲーマーだけでなく、コロナで試合がなくなったスポーツ選手たちもガッツリ遊んでいるとのこと(※)。
すでにバトロワの覇権ゲーとも呼ばれだしており、しばらくは目が話せない存在になったと言えるだろう。

(※編注:NBAフェニックス・サンズのデビン・ブッカー選手に至ってはWarzoneをTwitchで配信中にリーグ中断を知る姿が流れ話題を呼んだ)

 本作のバトロワは現在ベータ版としての実装で、参加者は3人1組でチームを組み最大で50チーム、つまり、150人が参加する規模が非常に大きなモードだ。

 ゲームの基本ルールは単純で、徐々に狭まってくる安全地帯の中で敵チームをすべて排除し最後まで生き残れば勝利というもので、バトロワを題材にしたゲームの基本を踏襲している(※ちなみに、金集めにフォーカスしたPlunderというモードもある)。

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●開始直後から死ねる命が激安な降下フェーズ

 マッチングの最初は『H1Z1』のBRや昔の『PUBG』よろしく、参加者が好き勝手銃をぶっ放しながらウォームアップがスタート。このとき、他のプレイヤーの酷いトラッシュトーク(罵声や煽り)が展開されることもなく、みんなもくもくと他のプレイヤーを撃っているのである意味平和(ちなみにウォームアップフェーズでキルすれば経験値が入る)。

 そしてメンツが揃うと輸送機からの降下フェーズが始まるんだけど、ここからもう地獄の釜の蓋は開いている。というのも、降下中からハンドガンを撃つことができるので、人によっては地上に降りた時にはもう瀕死なんてこともあるのだ。というか、これやられると死ぬほど悔しいんだよね。

 もちろん、ひとまず着地できたからといってまったく安心できない。150人ものプレイヤーが地上で一斉にアイテムを探すので、降下先にまともな武器がなければ装備を早々に整えた敵に倒されてしまったりなんてこともある。

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すっかり現代のシューターに欠かせない要素となったパラシュート降下。

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ウォームアップフェーズからヘリで暴れようとする筆者

●コントラクト(契約)は受けて損はねぇぞ!

 マップをえっちらおっちら走っていると、たまに見つけられるのがコントラクト(契約)だ。中でもオススメなのが“スカベンジ”と“バウンティ”。

 スカベンジは指定された場所にクレート(アイテム箱)が出現し、それを開けると各種装備品やキャッシュなどが入手でき、運がいいとレアリティの高い装備が手に入ることもある。

 バウンティは敵プレイヤーからランダムでターゲットが指定されるので、そいつを倒せば高額報酬が支払われるというもの。逆に自分が指定される場合もあるが、逃げ切れば自分にキャッシュが流れ込んでくるのでかなり美味しい。

 また、ターゲットをほかのチームのプレイヤーが排除しても、報酬はコントラクトを受けた側に支払われるので、乱戦が続く序盤にこそ積極的に受けておくことを強くオススメしておく。自分の手は汚さず相手を始末するワルな気分になれるぜ。

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マップ上には各種コントラクトや、アップグレードを買えるステーションが点在する。

●治安悪すぎなシャワー室のタイマンに勝って復帰せよ!

 しかし! そんなこんなでブチ倒されても最初の1回はまだ萎えることはない。なぜかというと、本作のバトロワでは1度倒されたプレイヤーは収容所送りとなり、同様に倒されたプレイヤーと1対1のガンゲームで戦わされることになる。

 このとき、相手を倒すことができればパラシュートで戦場に復帰できるのだが、撃ち負かされた場合は観戦者視点へと飛ばされ、生き残っている味方が後述するショップで(ゲーム内マネーで)4500ドルを支払って復帰する権利を獲得してくれるのを祈るしかない。

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タイマン勝負はGunfightモード同様にランダムにロードアウトが割り当てられる。

 この1対1の勝負が行われる場所は収容所のシャワー室のようなところで、自分の出番が来るまでの間は、ほかの収容所送りになった決闘待ちのプレイヤーと一緒に2階から鉄格子越しに戦いの様子を見ることができる。

 さらに、タイマンを観戦しているプレイヤーは1階でバトル中の連中側に小石を投げ込んで嫌がらせできるので、はっきりいって“ロクデナシの巣窟となった地下闘技場”といったアングラな雰囲気が最高に面白い。

 小石を当てられると軽くイラッとするけど、これまでのバトロワ系のゲームだと死亡後は特に何もすることがなくボケーッとすることが多かったのが、こういう遊び要素があるとダレにくくなるので正直嬉しい要素だし、ほかでも取り入れてほしいわこれ。

●筆者オススメ武器&お買物リスト

 さてその頃フィールドでは、ゲームが終盤へと進むにつれて行動可能なエリアが狭まり、残っているプレイヤーとの戦いも激化。ちょっとした立ち位置の選択がミスへと繋がり一方的に倒されるなんてこともある。なんとか1度は最後まで生き残ってみたいところだけど、執筆時点での最高位は2位と、あと1歩及ばずな結果に。うーん、やっぱこの手のゲームは有利になるポジショニングをしっかり把握してないとつらいですねぇ。ガンバロ。

 さて、特にTipsというわけじゃないけど、個人的に好きな武器を挙げていこうかと思う。ゲーム序盤、人が多いところに降りた場合におすすめしたいのがショットガン系とライトマシンガン系だ。

 まずショットガンは、近距離の敵に有効なので出会い頭の戦闘で有利になりえる。ライトマシンガンは単純にマガジンに収まっている弾数と威力が高いのがメリットで、交戦している相手がリロード状態になってもこちらはまだ撃てるという場面が多い。まぁ移動速度が落ちてしまうなどのデメリットもあるけど、序盤は見かけたら使ってますわ。

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ライトマシンガンで別チームを制圧する筆者。

 また、探索や倒した敵からお金が手に入るので、中盤になってお金が溜まってきたらフィールド上のショップでUAVやエアストライクをはじめとしたキルストリークや、弾薬箱といったアイテムを購入できる。ただ、ショップ周辺は他プレイヤーが監視していて狩られることもあるけど(俺がよくやる手口)。

 筆者が好んで買うのは、プリセットした装備を投下できるロードアウトドロップ。Warzone用に作っておいた構成を引き出すといいだろう。

 個人的にロードアウトにセットしてあるのは、サーマルサイトとグレネードランチャーを装着したアサルトライフルに、サブウェポンは遠くの敵に嫌がらせをするためのランチャーのJOKRを選択。

 あとはサーマルを活用するためのスモークグレネードと、屋内に隠れる場合に侵入者の接近を察知する鳴子代わりとなるセンサーマインかクレイモアかな。パークに関しては正直お好みだけど、ハードラインはあったほうがいいかなと思う次第。プレイスタイルによって変わってくると思うけど、サーマルは索敵がほんと楽なので一度使ってみるといいだろう。

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サーマルサイトで降下中の他プレイヤーを狙う。

 さて冒頭で触れたように、本作のバトロワモードは無料で公開されている。そう、料金を支払わずとも遊ぶことが可能なのだ。ただ、クライアントは(恐らく)本編部分も含めてまるまる落とす必要があるため、容量はかなり圧迫されるだろう……というか、もう筆者のSSDは170ギガほど食われて厳しいことになっている。きっつー。

 でも対戦相手にも困らずガツガツと遊べるバトロワゲーを探しているのであれば、プレイしてみることを強くオススメしておきたいと思う。
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著者近況:パンデミックゲーム『Plague Inc: Evolved』のワークショップ見たら、やっぱりあんのね“アレ”

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BRZRK
週刊ファミ通やファミ通Xboxに“スオミ松崎”名義で執筆していたFPS歴15年のフリーライター。現在は他媒体でも使用しているBRZRK(バーサーク)名義に変更し、執筆活動のほかにゲーム大会の実況・解説やインターネット番組に出演したりしなかったり。まぁ、そんな感じでイロイロやってます!

BRZRKの「うるせー洋ゲーこれをやれ」(仮)