E45M1: ピンポンダッシュなんて生ぬるい! 近所の怪しいオッサンちに侵入するステルスアクション『Hello Neighbor』

アーリーアクセス中のアップデートでかなり良くなった、オッサン宅侵入ステルス『Hello Neighbor』を紹介。

公開日時:2018-01-19 17:45:00

 ドモー、今年もいっぱいゲームを遊びたいなぁと思うBRZRKです。まぁ、昨年はひたすら『PUBG』(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS)ばかりを遊んでいた気がするわけだけど、今年もあれくらい熱中できるタイトルが出てくるといいなぁなんて思ったり。

 さて今回は、昨年末にPCとXbox Oneでローンチを果たした(※)近所の家潜入ステルスアクションゲーム『Hello Neighbor』(公式サイト)を紹介。海外ドラマに出てきそうな住宅街に住んでいる主人公が、道路を挟んだ向かいの一軒家に住むオッサンの怪しい行いに気が付き、家宅侵入する……といった感じの内容だ。(※編注:後述するようにアーリーアクセス方式で開発が続けられてきたが、ようやく正式版になった)

 ちなみに、筆者はアーリーアクセスで本作をプレイしていたのだが、当時はコンセプト先行で作っていて、本当にバランスもクソもない酷い有様。しかし製品版では難しめなものの、しっかり遊べるゲームへと変貌。いやー、これ面白いよ。

 家主のオッサンの目を盗んで屋内へと侵入し、事の真相を調べるべく調査を開始する主人公。でも、忍び込んだ家の中には鍵の掛かった部屋があったり、謎かけのような仕掛け類がいっぱい。いったい何を隠してるんだ?

E45-01
E45-02

 そこで、オッサンの家の中にある磁石やレンチなど様々なアイテムを駆使して、探索するためのルートを切り開いていく。オッサンに気付かれないようにしながら、徐々にこの家とオッサンの秘密を調べていくのだ。

 とまぁ大筋はそんな感じなんだけど、実際に遊んでみるとこれが結構難しい。というのも、要は本作はオッサン対俺のステルス勝負。オッサンも家宅侵入を許すわけがないので、主人公を見つけ次第追い回してくるし、物音に対して敏感に反応するので大胆な行動に出ることができない。

 なので、プレイヤーはできるだけオッサンにバレないようにスニークしながら屋内へと侵入する必要がある。オッサンは屋内をウロウロ移動しているので要注意だ! で、運悪くオッサンに捕まってしまうと主人公の自宅前に送り戻されるか、子供の見る悪夢のような世界に飛ばされて酷い目にあわされてしまう。

 ゲームオーバーという概念はないので繰り返し遊べるんだけど、オッサンは侵入されたルートにトラバサミを置くようになったり、逃げるプレイヤーに接着剤の瓶を投げてきたりするようになる(当たってしまうと移動速度が落ちて捕まりやすくなる)。時間をかければクリアはできるけど、難度も少しずつ上がっていく感じだ。オッサンとの根比べゲーといったところだろうか。

 本作は全3章あって、章が進むごとにオッサンの家は増築され、それにともないギミックも増えていく。ちなみに、このゲームは最初から最後までノーヒントで進むので、右往左往しながら探索をしなければならない。

20171212035917_1

 プレイ時間は早ければ半日〜1日くらいで終わると思うが、今後MODクリエイター用にMODキットがリリースされる予定となっている。なので、今後は有志によって様々なコンテンツが出て来るんじゃないかな? 普通に遊んでいても面白いのでオススメですわ。
---
著者近況:餃子がうめぇ

この記事の個別URL

BRZRK
週刊ファミ通やファミ通Xboxに“スオミ松崎”名義で執筆していたFPS歴15年のフリーライター。現在は他媒体でも使用しているBRZRK(バーサーク)名義に変更し、執筆活動のほかにゲーム大会の実況・解説やインターネット番組に出演したりしなかったり。まぁ、そんな感じでイロイロやってます!

BRZRKの「うるせー洋ゲーこれをやれ」(仮)