『KOF 15』の対戦において重要な役割を持つ“パワーゲージ”。プレイングガイドその2では、このパワーゲージのストックを２個消費する“MAXモード”の有効な活用方法を紹介する。

※初心者向け攻略その1：まずは押さえたいポイント
※初心者向け攻略その2：3すくみの駆け引き
※初心者向け攻略その3：ジャンプの使い分け
※初心者向け攻略その4：MAXモードについて
※初心者向け攻略その5:コンボマスターを目指そう
※初心者向け攻略その6:チーム構成＆オーダーを考えてみよう

MAXモードの種類と特徴†

　まずはおさらい。MAXモードは、パワーゲージが2本以上あるときにHP（強パンチ）ボタンとLK（弱キック）ボタンを同時押しすることで使用できる自己強化系のシステム。発動するとファイターがMAXモードになり、MAXモードゲージがなくなるまでキャラクターが強化されたり、MAXモードゲージを一定量消費してEX必殺技や超必殺技を使うことができる。

MAXモード中はパワーゲージではなく、MAXモードゲージを使ってEX必殺技や超必殺技などが使えるのでお得。

　ちなみにMAXモードには、上記のように発動するパターンに加えて、通常技をキャンセルして発動する“MAXモードクイック”の２種類がある。これらは発動後の効果が異なるので、それぞれ有効な活用方法を紹介しよう。

まずは覚えたい“MAXモード”†

　本作を始めて間もない人におすすめなのが、パワーゲージが溜まったら発動するだけのMAXモードいわゆる“生発動”。

MAXモードの利点
・MAXモードゲージが長い(発動時間が長い)
・攻撃力がアップする
・ガードクラッシュ値が高い(ガードクラッシュゲージを減らす効果)

　発動するだけで上記のような効果が得られる。つまり、パワーゲージの運用に慣れていない始めのうちは、パワーゲージが満タンまで溜まったら使わずに放置するのはもったいないので、とりあえずMAXモードを発動するという使い方がおすすめ。発動後は、MAXモードゲージが切れるまでふだん通り戦うだけでも相手にプレッシャーをかけられるが、長いMAXゲージを使ってEX必殺技を振り回していくのも有効だ。

　また、対戦に慣れてきたら、相手を画面端に追い詰めたときやダウンを奪ったあと、もう少しで倒せそうな試合終盤など、勝負をかけるここぞという場面で発動すると、より相手にプレッシャーをかけられるはずだ。

パワーゲージが溜まったらとりあえず発動してキャラクターを強化。これだけでも相手にとっては脅威。

性能アップしたEX必殺技を使って攻め込むのも強力。自キャラの強そうなEX必殺技を調べてみよう。

対戦に慣れてきたら、チャンスで生発動してプレッシャーをかけていこう。

使いこなすと強い“MAXモード(クイック)”†

　上級者向けだが覚えると超強力なのが、通常技をキャンセルして発動する“MAXモード(クイック)”。これはおもにコンボに組み込んで使うため上級者向けとなるが、“MAXモード(クイック)”発動中に狙うコンボをボタン連打の“ラッシュ”で代用すれば、操作難度をぐっと下げることができるので、使いどころだけでも覚えておくと損はないはずだ。

MAXモード(クイック)の特徴
・通常技や特殊技などから発動可能
・発動後、自動的に前方へダッシュする
・MAXモードゲージが生発動より短い


MAXモード(クイック)おすすめ使用パターン

1、飛び込み⇒通常技⇒MAXモード(クイック)

2、置き技⇒MAXモード(クイック)

3、ダッシュ⇒しゃがみ弱キック⇒MAXモード(クイック)

4、確定反撃からMAXモード(クイック)


　まずは

1、飛び込み⇒通常技⇒MAXモード(クイック)

　本作はジャンプ攻撃で飛び込むことが多く、「ジャンプ攻撃⇒地上通常技⇒必殺技」とコンボをつなぐケースがよくあるはずだ。そこでまずは、「ジャンプ攻撃⇒地上通常技⇒クイック発動」というように、ジャンプ攻撃からのコンボにMAXモード(クイック)を混ぜてみるやり方だ。

　慣れないうちは、技がヒットしているかどうかは気にせず、MAXモード(クイック)まで決め打ちで入力してしまってもいいだろう。むしろ発動せずにパワーゲージがずっと満タンでいるほうがもったいないので、発動の練習と思って積極的に狙っていこう。

まずは基本的な発動を覚えるところからスタートしよう。

■余裕があれば中段攻撃からのクイック発動も習得しよう

　決め打ちの発動パターンとしては、京のレバー前入れ弱キックのような中段攻撃からMAXモード(クイック)へつなぐパターンも優秀。ジャンプ攻撃で触れたあとや相手の起き上がりに使うと当てやすい。

不意打ち効果の高い中段攻撃からのクイック発動も覚えると、攻めの幅が広がるはず。

■ちなみに発動後のコンボは？

　慣れていないと、MAXモードクイック後に強力なコンボを決めるのは難しい。そこでおすすめしたいのがラッシュの導入だ。クイック発動すると自キャラが前方へ走り込むので、相手キャラに密着するタイミングで弱パンチ連打しよう。すると、自動的に大技を絡めたコンボを決められる。まずはここから覚えて、MAXモードクイックの展開の速さに慣れよう。

MAXモードクイック後に弱パンチ連打するだけで大ダメージ。

２、置き技⇒MAXモード(クイック)

　MAXモード(クイック)に慣れてきたら狙いたいのが、立ち回りで使う通常技からの発動だ。相手が動こうとしたところへ置くように技を出し、それからMAXモード(クイック)でコンボを決めるテクニック。ヒットしていれば1と同様にコンボを決め、ガードされていたらそのまま攻めを継続するといいだろう。

相手が前に出たくなったところへリーチの長い地上技でけん制。いわゆる“置き”。

置き技からMAXモード(クイック)してコンボを決めよう。

3、ダッシュ⇒しゃがみ弱キック⇒MAXモード(クイック)

　攻めてくる相手を迎撃する守備的な手段が2だとすれば、3はみずから相手の隙をついてダメージを奪う攻撃的な手段。具体的には、こちらのけん制を警戒して足が止まった相手に対し、素早くダッシュで近づいて下段攻撃からMAXモード(クイック)を狙うパターン。発動後は2と同じようにコンボを決めたり、ガードされていたらEX必殺技などを使って攻めを継続したい。

速いダッシュで下段を急襲。

応用として、相手のジャンプをくぐって小足を当てる方法も。

4、確定反撃からMAXモード(クイック)

　相手の技の隙に反撃を決める“確定反撃”からMAXモード(クイック)を絡めるのも強力。たとえば、鬼焼きなどの隙の大きい技をガードした際に、反撃として入れるコンボにMAXモード(クイック)を絡めるパターン。「通常技⇒特殊攻撃⇒クイック発動⇒コンボ」などのように使用するのが代表的だ。

　また、距離が離れていてとっさに近づくのが難しい場合は、2で使うようなリーチのある技を隙に叩き込み、そこからMAXモード(クイック)に持っていくパターンもある。

　上級者向けとしては、隙が小さく弱攻撃しか確定しない技に対して「しゃがみ弱攻撃⇒MAXモード(クイック)⇒コンボ」として、比較的リスクの小さい技へのリターンとして活用することも可能。慣れないと難しいが、マスターすると相手への抑止力が増すので、戦力アップすること間違いなしだ。

隙の大きい技は反撃のチャンス。通常攻撃から特殊技へつなぎ、さらにクイック発動でコンボを伸ばす。

離れたところで隙をさらした相手には、リーチの長い技からクイック発動していく。

弱攻撃からの反撃ではコンボを伸ばしにくいが、クイック発動を駆使すればコンボダメージを伸ばせる。

■おまけ：MAXモードゲージの豆知識！

　MAXモードゲージもパワーゲージと同じく、先鋒＜中堅＜大将の順番でMAXモードゲージの量が増えていく。通常のMAXモードとMAXモード(クイック)のゲージの違いも下に数値でまとめてみたので、参考にしてほしい。

MAXモードゲージのゲージ量
先鋒：1000（500）
中堅：1250（625）
大将：1500（750）
※カッコ内はMAXモード(クイック)の時のゲージ量です。

ちなみに、EX必殺技は“200”、超必殺技は“500”を消費。

※2/24更新:MAXモードゲージ消費量についての誤りを修正いたしました。