2022年5月26日より毎週木曜20時から9週間にわたって開催中のSteam版公式オンライン大会“KOF XV ICFC Weekly Series ASIA”。

　この大会の第1週～第8週は予選として実施され、各予選大会の順位に応じてポイントが付与される。第9週は8週目までのポイント上位者8名による決勝大会が行われ、地域王者が決定する。本稿では、第6週が終了した時点でのアジアランキングをおさらいする。

※興味がある人はぜひ参加を！大会への参加方法まとめ記事はこちら

ZJZ選手＆ET選手がランキング1位、2位を堅持†

6週終了時点のアジアランキング。

　ランキングは、1位ZJZ選手(台湾)265ポイント、2位ET選手(台湾)が233ポイント、3位あば男選手(日本)が221ポイントと、3週目終了時点と変わらず台湾勢が1位、2位を堅持している。

　ここでET選手の強さがわかる試合、5週目大会のグランドファイナル対MadKOF選手戦をピックアップする。

　ルーザーズファイナルから勝ち上がったMadKOF選手が先行してリセットに成功し、さらに1-0で逆転優勝に王手をかけたシーンだ（動画では、18分10秒あたりから）。MadKOF選手の先鋒紅丸が2人抜きをして優勝まであと一歩となり、あとのなくなったET選手だったが、なんと、ここから大将クローネンで逆3タテ。さらに3試合目もET選手が勝利して、脅威の粘りを見せた。ET選手の底力がうかがえる試合と言えるだろう。

MadKOF vs ET

日本勢のランキング。あば男選手が総合221ポイントの3位に浮上し、スコア選手が7位を維持†

　総合ランキング8位以内に入っている日本勢を見て行くと、3週目終了時点で日本勢最高ランクだったあば男選手は、4週目2位で70ポイント、5週目は7位で10ポイント、6週目は2位で70ポイントと合計150ポイントを稼ぎ、総合221ポイントの3位に浮上。

　6週目大会のグランドファイナル対Xiaobao選手戦では、1試合目の牙刀対シェルミーで、“震牙”のヒットをしっかり確認してから“零牙”につなげる好プレイを披露。この日は、随所にあば男選手らしい丁寧なプレイが見られた。今回は惜しくも優勝を逃したが、今後の活躍が期待できそうだ。

Xiaobao vs あば男

　続いてスコア選手は、3週目終了時点から変わらず7位をキープ。4週目7位で10ポイント、5週目3位で50ポイント、6週目7位で10ポイントと、アジアの強豪が参加する大会で6週中5回トップ8に残る安定した成績。5週目には自身最高順位の3位になり、前半の1週目から3週目より徐々に成績を伸ばし7位をキープしている。

　5週目ではウィナーズファイナルまで勝ち上がり、総合ランキング2位のET選手と対峙。速い展開を作ろうとするスコア選手だったが、なかなかET選手を崩せず、終始ET選手のペースとなり敗退した。このようにランキング上位選手との試合では、あと一歩足りないケースが見られるので、次回以降の奮起に期待したいところだ。

ET vs スコア

総合ランキング総評†

　ここまで6週目終了時点の総合ランキングを見ていったが、6週目の大会で優勝して総合5位に急浮上したXiaobao選手のように、ラスト2大会の成績次第では決勝大会の出場権は誰が獲得するかまだまだわからない状況だ。
　
　その中で総合3位で4週目から6週目ではつねに8位以内に入り、そのうち2回は2位と好成績を残すあば男選手。調子もいいようで、終盤の大会でどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。

　総合7位にいるスコア選手もほぼ毎回トップ8に残っているため、この結果を維持しつつさらに上位へ上がることを期待したい。

そして、『KOF XIV』時代に多くの実績を残している総合10位86ポイントのM′選手や、“FGC Arcade サマーコミュニティシリーズ”で優勝した総合11位72ポイントのmok選手も、間違いなく実力のある選手なので、ラスト2大会での動向は見逃せないだろう。

予選大会はあと２回！†

　予選大会は7月7日、14日の2回のみ。決勝大会進出争いが激化する注目の大会は、下記公式配信に加え、スコア選手、mok選手らも個人のチャンネルで配信しているので、リアルタイムで彼らの戦いを見たい人はぜひ配信をチェックしてみよう。

　また、KOF XV ICFC Weekly Seriesは、個人のチャンネルでミラー配信することが公式に許可されている。もし、ふだんから『KOF XV』配信を行っている人は、これを期に大会の応援配信を企画してみてはいかがだろうか？

※公式配信YouTube

※公式配信Twitch

※スコア選手YouTubeチャンネル

※mok選手YouTubeチャンネル