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『餓狼伝説スペシャル』30年越しの公式大会が開催決定! ガロスぺスタジアム店長のシュラガユクさんに大会の見どころやコミュニティーの現状を聞いた
公開日時:2023-03-17 11:45:00
東京ビッグサイトにて2023年3月31日~4月2日の期間実施される国内最大の格闘ゲーム大会“EVO Japan2023”。同イベント内で、『餓狼伝説スペシャル』(以下、『ガロスぺ』)のSNK公式大会が開催される。これだけ大規模なイベントで『ガロスぺ』の公式大会が開催されるのは、稼動30年にしておそらく初となる。そこで今回は、シーンに詳しいガロスぺスタジアムの店長シュラガユクさんに大会の見どころやコミュニティーの現状を伺った。
※SNKオフィシャル大会についての記事はこちら
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名古屋の大須商店街にある『ガロスぺ』専門のゲームセンター“ガロスぺスタジアム”。 |
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ガロスぺスタジアムは2019年2月1日にオープン。だいたい週3日ペースで営業しているそうだ。対戦台は2セット。 |
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ひとりプレイ用の筐体も2台。また、『ガロスぺ』オンリーという特異性が話題を呼び、テレビなどの取材もたびたび訪れるそう。 |
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ボタン配置はA落ち、BOXの切り替えができる。また、対戦の様子は公式YouTubeチャンネルで配信している。 |
ガロスぺスタジアム店長シュラガユクさんインタビュー†
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店長のシュラガユクさん。ご自身はクラウザー使いだそうです。 |
――まずはガロスぺスタジアムを立ち上げた理由をお聞かせいただけないでしょうか?
シュラ シンプルな話で、『ガロスぺ』の対戦環境がなくなってしまったから自分で作るという結論にいたったんです。
3、4年くらい大会やイベントをやりながらずっとお世話になっていたゲーセンがあったんですけど、そのお店の規模が縮小されたときに対戦環境がなくなってしまったんです。そのころはイベントも100人規模が集まっていて、これから盛り上がっていくぞという流れもある中だったので、対戦できる環境がない期間が続くと、ほかのゲームに移行したり、辞めてしまうので、空白を空けずにプレイ環境をなんとかしたかったんです。
ほかのゲームセンターにお願いするといっても、どうしても不安定な客入りになると思うので、迷惑をかけるよりは自分たちでスペースを作ったほうが可能性が広がるんじゃないかという風に考えたのが設立の始まりでした。
――そこまでして『ガロスぺ』にこだわるのはなぜですか? どこが魅力なのでしょうか?
シュラ 爽快感やテンポのよさ、超必殺技の派手さ、そしてキャラクターの魅力があるというのはもちろんなんですけど、いちばん格ゲーの人口が多くて、伸びていた時代の作品というのが大きいですね。SNKのバブルというか、街のそこら中にネオジオ筐体があって、テレビにはSNKのCMが流れていて、アニメもやっているし、1日でSNKを目にしない日がなかったと思うんですよ。やっぱりそのころの記憶が鮮烈で忘れられないんです。
――稼動から30年経ったいま、EVO Japanで初の公式大会が開かれるということについてはいかがですか?
シュラ ここまでプレイしてきたご褒美という感じですね(笑)。本当にありがたいです。でも少し気持ちがまだ追いついていない部分もありますけど(笑)。30年前のゲームをEVO Japanという格ゲーの最前線の大会で、SNKの公式競技にしてくれたというのは、『ガロスぺ』が好きな人だけではなくて、それ以外のSNKファンもアツくなれると思うんですよ。
――大会の見どころはどんなところでしょう?
シュラ 30年選手もいれば、10年選手、20年選手と、いろんな世代の選手が集まるので、ふだん現場を見ている僕らからしたら絶対盛り上がる自信があります。
昔遊んでいた人だったり、『KOF』などから入ったSNKファンの方が見てくれると思うんですよ。当時決めにくかった超必殺技の“ブレイクスパイラル”をこんな決められるものなんだとか、30年前は実戦で決めるのが難しかったものが実戦投入されているところがひとつの見どころになると思います。
――キャラランクは30年前から変動しているのでしょうか? 僕の記憶では稼動当初はキムやビリー、不知火舞あたりが強いと言われていた記憶があります。
シュラ 強いと言われるキャラは、昔とそこまで大きく変わっていないですね。プレイヤーのやり込みが増して、弱キャラも戦えるようになったとは思います。昔のゲームですので、1発入れば終わりという部分もあるので、試合となればどちらが勝つかぜんぜんわからないですよ。ですから、昔はあまり対戦シーンで見られなかったキャラが大会で見られるんじゃないでしょうか。
――EVO Japanではライン移動の使用が3回までという公式ルールが設定されました。これについてはいかがですか?
シュラ 最初はどうかなと思った部分もあったんですけど、コミュニティーとしては大きな混乱もなく受け入れているように見えますね。ライン移動は1フレーム目から無敵になるので、ずっとくり返すと逃げ続けられてしまいます。それを使うことについての賛否はありますが、そればかりだとつまらないというのがあるので、もともと自主的に封印しているところがありました。相手が使わないなら自分も使わないというのが主流の考え方でした。今回、公式ルールがなかったとしてもそんなに使う人はいなかったんじゃないかと思います。
むしろ、明確にルール化してくれたのはいいと思うという声が多かったですね。もちろん制限なくやりたいという意見もありますが、結果的に64人のエントリー枠がすぐ埋まったというのがすべてを物語っているんじゃないでしょうか。
――ちなみに、『餓狼伝説』新作の制作が発表されましたが、これについてはいかがですか?
シュラ 新作の機運が高まるのはいいですよね。『ガロスぺ』勢の中でも興味を持っている人もいますし、『ガロスぺ』を続けつつ新作もプレイするという形になればいいですよね。それに、EVO Japanの『ガロスぺ』大会などをきっかけにして『餓狼伝説』に興味を持ってもらって、それが新作につながってくれるなら意義のあることですし、そういう意味ではお役に立てたらうれしいと思います。
■名古屋ガロスぺスタジアム
Twitter:@syuragayuku
※YouTubeチャンネル
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