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日本語版(PS4)プレイリポート[後編]
公開日時:2015-12-10 12:00:00
ドモー、BRZRKです。前回(こちら)、日本語版(プレイステーション4)の各モードについて紹介したが、今回はもう少し深く解説していこうと思う。それでは行ってみよう~。
さまざまな状況下で的確に動けるように訓練せよ!“シチュエーションモード”†
“シチュエーションモード”は異なる11パターンの状況下で、プレイヤーが実践形式での訓練を行うモードだ。本作にはいわゆるストーリーモード的なものが用意されていないため、クリアリング方法やオペレーターの一部(カプカンやサッチャーなど)の使いかた、攻撃側も防衛側も練習など、プレイヤーがゲームの遊びかたを学べるのはこのモードだけとなる。
「なんだ、チュートリアルモードかよ!」と、侮るべからず。本作ではオペレーターだけではなく、サイトやフォアグリップといった銃火器の取り回し(集弾率)に影響を与えるアタッチメントは、プレイヤーが戦績に応じて入手した“名声ポイント”を消費しなければならない。
この通貨とも言える名声ポイントだが、シチュエーションモードのミッションそれぞれ(最終ミッション以外)に3つのチャレンジが用意されていて、提示された内容を達成すると200ポイントのボーナスが1度だけもらえるのだ。つまり、1ミッションごとに3つのチャレンジがあるので、計600ポイントのボーナス! 10ミッションすべてで達成すれば合計6000ポイント!! もちろん、ミッション達成時の戦績として得られる名声ポイントもあるので、実際に得られるポイントはもっともっと多くなる。つまり、やり込むべし!
▲筆者の現在のやり込み状況。ミッション09と最後の“第五条”だけが未達成となっているが、これにはちと訳があり。 |
かくいう筆者はどれくらいプレイしているのかというと、上の画像のようにミッション09“臨機応変な防備”とミッション11“第五条”を残すのみ。なんでこのふたつが残っているのか。“臨機応変な防備”で言えば攻略パターンが定まっていないため、何回プレイしてもチャレンジ“体力が50位上残った状態でシチュエーションをクリア”が達成できていない。
“第五条”は、オンライン上で同じミッションを攻略しようとするプレイヤーと分隊を組み、任務に挑戦しなければならないのだが、これが現状だと運ゲー状態。慎重に行動しなければならないミッションなのだが、状況を考えずに突撃して散るったり、筆者がプレイしている時点で日本国内では未発売ということもあり、日本での発売後に快適な環境でのプレイにすがるべく挑んでいないのが現状だ。なので、本記事を読んでいる読者諸君とこのミッションで出会うかもしれないので、そのときはよろしくお願いします。
世界中の隊員たちとしのぎを削る“マルチプレイ”†
オンライン上で対戦ができる“マルチプレイ”には、“TDM-爆弾”、“TDM-人質”、“TDM-エリア確保”の3つのルールがあり、マッチング時にマップとルールがランダムで決まる仕組みとなっている。
このマルチプレイでの重要となるのが“情報”。攻撃側の場合はターゲットや防衛側プレイヤーの守備配置といった情報が重要だ。たとえを挙げるなら、攻撃側が防衛側の情報を持っているならば、ラウンド序盤からターゲットに対してのアプローチを進めることが可能。しかし、情報がなければラウンドがスタートし、刻一刻とタイムアップに向かっているのにターゲットを探す作業が生じ、かなり大きなロスとなってしまう。最悪の場合ターゲットを見つけようとバラバラに動いてしまい各個撃破されたり、目標物を巡る攻防の最中にタイムアップを迎えてしまうケースもある。
防衛側は監視カメラを使うことで、攻撃側の動向をチェックすることが可能だ。使用中は赤く発光してしまうため、攻撃側プレイヤーに破壊されてしまうことも少なくないが、どういったアプローチで侵入しようとするのか、事前に少しでも判っていれば少しは戦いやすくなる。拠点の防備を固めてラウンドがスタートしたら必ずカメラを活用しよう。
▲勝利するためにも情報収集は欠かさないようにしたい。 |
さて、つぎに大事というか、これだけは絶対に守って欲しいポイントとして“単独で身勝手な行動をしない”を挙げておこう。本作は他のFPSやTPSのタイトルと比較しても“チームプレイ”に比重が置かれている。そのため、味方の動向を一切確認せずに単独でガンガン突っ込んだ挙句、倒されてしまっては元も子もない。防衛側は複数人でターゲットを守っているので、そんなプレイヤーが突撃してきたら逆に鴨が葱を背負ってくるのと同じである。
味方と歩調を合わせ、少しずつジリジリと敵にプレッシャーを与えつつ、時が来たら攻勢に出るスタイルがベストだ。というのも、実際にプレイしているとそういったプレイヤーと稀にマッチングすることがあり、それが原因でラウンドを落とすと試合途中にも関わらずゲームから退出してしまう人もいる。とはいえ、プレイスタイルは人それぞれというのもわかるので強くは言えないが、できるだけ歩調を合わせてプレイするようにしてほしい。
▲どちらかと言えば待ち伏せている側のほうが有利ということもあり、単独で狙われるような状況は招かないようにするべし。 |
以上、前置きが長くなってしまったが各ルールを遊んでみた印象をちょろっと紹介。
目標物がふたつあり、どのように戦力を割くかが重要になる“TDM-爆弾”と、一定時間ターゲットの近辺を制圧する“TDM-エリア確保”について、共通の印象を書こうと思う。
これらのルール攻守ともに難しく、前述した通り事前にどれだけの情報を得られるかがポイントとなる。爆弾の配置された部屋に対して、どうアプローチをすればいいのか、どこが補強されていないのか? などのウィークポイントを含む戦術が攻め側にとって重要。対する防衛側はどうやっても攻撃側が侵入してくるので、どこで足止めをして、どこで排除するかがポイントだ。爆弾の部屋に全員篭もるのもアリっちゃアリなんだけど、一箇所に固まっていると文字通り一網打尽にされるリスクも高まるわけで非常に悩ましい。
ただ、困難な状況を打破し、敵に気付かれる前に爆弾を解除したり、一気に相手チームを無力化できたときの気持ちよさはひとしお。チームとして完璧に動けたときはテンションブチ上がりますね。
“TDM-人質”は前述したふたつのルールとは少々勝手が違う。というのも、防衛側は人質救出の阻止(または攻撃側を全滅)を目的としているのに対し、攻撃側は防衛側の全滅か人質の救出が勝利条件となるからだ。
字面だとわかりにくいかもしれないが、ゲーム内だと防衛側のプレイヤーが全滅していない限り、攻撃側のプレイヤーは人質を所定の場所まで護送しなければならない。また、護送中のプレイヤーは攻撃手段がハンドガンのみということもあり、火力的に不利になるため、このタイミングで攻勢をかけてくるプレイヤーも少なくない。
なので、ラウンド中盤からあえて屋外へと出る防衛側のプレイヤーもいたりと、状況に応じては防衛側が攻勢にでるのもアリ。というか、うまいプレイヤーは割とこの変がアグレッシブで、見ていて「ほほぅ」と感心することも(つまり、筆者は倒された状態)。
逆に攻撃側のプレイヤーは、屋外へと出るときに捕虜をいかに守りつつ脱出するかがポイントで、人によっては少し移動しては人質をいちど手放し、プライマリウェポンを持って索敵……というのをくり返し、少しずつ歩みをすすめる人も。状況にもよるんだけど、メチャクチャ緊張感があって熱い!
ただ、ほとんどのゲームで人質を救出するまえにどちらかの陣営が全滅するので、なかなかこういうケースに遭遇することもないけど、念の為、いろいろな状況を想定しながらプレイするといいだろう。
▲人質を殺害してしまうと、攻撃を加えた側の陣営が敗退となる。あえて人質を盾にするようなプレイもアリかもしれないが、倫理的にアレかもしれない。 |
さまざまなルールが追加された“テロハント”†
過去のシリーズ作品の中でも高い人気を誇るのが“テロハント”モードだ。従来のテロハントはマップ上に配置された多数の敵を全滅させることが目的で、難度を高くするほど敵が致命的な攻撃を加えてくるため、一撃で即死する緊張感の中での攻略を目指すやり込みがいのあった。本作ではこの従来のスタイルを“テロハントクラシック”と名称を改め、新たに“爆弾解除”、“人質回収”、“人質防衛”の3つのルールが追加され、より一層遊びごたえがある内容へと進化した。ここでは、“テロハントクラシック”と“人質防衛”について書こうと思う。
“テロハントクラシック”は前述した通りの内容なのだが、テロリストは物音に対してかなり敏感で、銃声はもちろんプレイヤーが鉄条網に足を取られたり、不用意に音を出して歩いていると即反応する。
物音に反応したテロリストのリアクションはふた通りで、プレイヤーを迎撃しようと移動するか、その場に留まるかのどちらか。この見極めがかなり難しく、気付いたら背後から攻撃されてしまうなんてことも少なくない。なので、プレイするときは全方位に注意を向けなければならない。
そこで、プレイヤーはドローンを定期的に使い、フロアを見落としなく確実にクリアリングしながら進むのが重要だ。そしてゲーム終盤で敵が残り3人となったら無理に出歩かず、遮蔽物で身を守りながら待機しよう。すると、突然敵がアグレッシブにも一直線でプレイヤーのもとに現れる。あとは、それを各個撃破するだけで攻略可能。
とはいえ、コレは難度ノーマルでの話だ。ノーマルのテロハントクラシックはさすがに慣れたので、一段階上げてハードでプレイしてみたところ、敵の攻撃が的確になるので結構厳しい。ただ、難度を上げれば挙げるほど得られる名声ポイントが高くなるので、やり込みがいがあるのは確かだ。
つぎに“人質防衛”だが、これは敵が波状攻撃を仕掛けて人質かプレイヤーを排除しようとするウェーブタイプのルールだ。プレイヤーは防衛型のオペレーターを使用することになるのだが、どのタイミングでオペレーター固有のガジェットを使用するかが超重要。
序盤のウェーブこそ簡単なのだが、徐々にライオットシールドで身を守るテロリストが出現したりと苦戦を強いられてしまう。実際に筆者は何度かこのルールの攻略を挑もうとしたものの、つぎつぎと押し寄せる敵に圧倒されてしまい、ミッションの完遂とまでは至っていない。
個人的にソロでのプレイに限界を感じているので、製品発売後に友人とともに攻略を目指していきたいと思っている。
さて、動画を見ていて気付いた読者もいると思うが、本作はマルチプレイモードだと60fpsで動作しているが、それ以外のシチュエーションモードとテロハントは30fps 前後で動作している(※)。恐らくAIの制御などが差を出しているのだと思うが、気になる人のために言及しておこうと思う。
以上、発売前でプレイした各モードの印象とTIPSを織り交ぜた内容をお届けした。国内での発売とともに、多数のプレイヤーと出会えることが待ち遠しい。出会った際にはよろしくお願いしまっす!
※PS4版のみ。
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タイトル:レインボーシックス シージ
メーカー:ユービーアイソフト
対応機種:プレイステーション4、Xbox One、PC
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