【RJL2021】 第6節 試合結果!(4月17日・18日)

文:takatoko

公開日時:2021-04-21 09:00:00

サムネ06

 NTTドコモが新たに設立したeスポーツリーグブランド“X-MOMENT”において、PC版『レインボーシックス シージ』の国内eスポーツ大会“Rainbow Six Japan League 2021(以下、RJL2021)”が、2021年3月13日より開催中。

 本稿では4月17日・18日に試合が開催された第5節の結果をお届けする。

第6節

■順位表(第6節終了時点)

順位06

第1試合

Guts Gaming 2-1 Crest Gaming Lst

1マップ目:領事館 6-8 (Gutsピック)
2マップ目:ヴィラ 7-5 (CGLピック)
3マップ目:山荘 8-6

 『シージ』では自分たちが用意した作戦だけをするのではなく、勝つためには相手チームがしてきたことに対してどのように対応するのかといった“対応力”も求められる。

 今試合のGuts Gamingによる攻撃のキーポイントは、Crest Gaming Lstの得意とする“個人で広く展開する遊撃”をどう処理するのかといった点だろう。一般的には、遊撃に対しては囲い込んで倒していくというのがセオリーだ。しかし、Guts Gamingは防衛拠点を早い段階で攻めることで、遊撃が戻らざるをえない展開へ持っていった。

 こうすることで囲い込まずとも、戻ろうとする遊撃をロックで倒したり、そもそも拠点へと戻らせて処理する必要のない状態にできる。その分、移動が多くなり時間が少なくなることが多かったが、Guts Gamingはわずかな残り時間でも落ち着いて攻めを遂行できていた。

 接戦の末にGuts Gamingが勝利したものの、順位は6位と降格圏。次節以降、巻き返すことができるだろうか。

第2試合

Sengoku Gaming 2-0 EVA:e

1マップ目:領事館 8-7(戦国ピック)
2マップ目:海岸線 7-4(EVA:eピック)

 現在2位のSengoku Gamingと、少しでも勝ち点を増やして降格圏から抜け出したいEVA:eのマッチアップ。1マップ目の領事館では互いに相手のミスを見逃さず、きびしい状況からの逆転プレイもあり、最後の最後までどちらが勝つのかわからない試合となった。

 試合を決めた15ラウンド目では、戦国は圧倒的に劣勢の状況から巻き返すことに成功。領事オフィス・会議室を防衛ポイントに選択した戦国は、残り30秒時点で2vs5と劣勢に。しかし、ディフューザーを保持している選手をReyCyil選手が倒したことをきっかけに、EVA:eは残り時間が少ないということもあり焦ってしまった。本来ならEVA:eは人数有利を活かせばよかったものの、ひとりひとりが戦いにいってしまう。この撃ち合いを制することができた戦国は、人数不利の状況から巻き返すことに成功した。

 これらはもちろんEVA:eのミスプレイではあるが、勝利することが不可能とも思える状況から相手のミスを見逃さなかった戦国の落ち着いたプレイを称えるべきだろう。戦国は今節も勝利し、APAC North Division入れ替え戦獲得へまた一歩近づいた。

第3試合

CYCLOPS athlete gaming 2-0 NORTHEPTION

1マップ目:ヴィラ 7-4 (Nthピック)
2マップ目:カフェ 7-1(CAGピック)

 首位を走るCYCLOPS athlete gamingと、前節ではREJECTに敗れてしまい降格圏の6位へと順位を下げたNORTHEPTIONによる試合。

 CYCLOPS athlete gaming が強さを見せつける形で、2マップともに攻撃では危なげなく取得し続けることに成功。これでCAGはRJLを6連勝と無敗。一方でNORTHEPTIONは敗北してしまったものの、CAGに対して1マップ目のヴィラの攻撃ではうまく自分たちのやりたいことができている場面もあった。

 一般的にはガジェットを使って丁寧に攻めたい要所に対して、相手としては想定外のタイミングで人数をかけて銃撃戦に持ち込む、いわば強引な方法で崩すことに成功していた。これまでは防衛の要所で主導隊が停滞し、SpeakEqsy選手の単独の動きによるきっかけを待つ形も多かったが、主導隊きっかけの攻めも増えており連携度が増したように見えた。

 NORTHEPTIONは3連敗と苦しい戦いが続いているなか、次節も2位のSengoku Gamingと上位チームとの連戦となる。降格圏から抜け出すためにも1点でも多く勝ち点が欲しいところだ。

第4試合

FAV Gaming vs REJECT

1マップ目:オレゴン7-5 (FAVピック)
2マップ目:海岸線7-8(REJECTピック)
3マップ目:山荘7-4

 現在3位のFAV Gamingと、4位につけるREJECTによる試合。APAC North Divisionの入れ替え戦を狙うREJECTとしては、現在2位のSengoku Gamingに追いつくためにも勝利したい。

 この試合は、非常に拮抗した試合となった。1マップ目のオレゴンでは、FAVのNo.2選手が2度のクラッチでチームを救う場面もあり、接戦の末FAVが獲得。引き続き2マップ目の海岸線でも取っては取り返すという接戦が続いた。

両チーム攻防3本ずつ獲得して延長戦へともつれ込み、最終ラウンドではWindow選手の不意を突いたエントリーによる2キルがきっかけとなって、2マップ目の海岸線は8-7でREJECTが獲得。最終マップの山荘でも前半は3-3で折り返すなど、どちらが勝つのか読めない展開であったが、攻守交代後のFAVの防衛をREJECTは崩すことができず、7-4でFAVが勝利を収めた。

次節の見どころ

 第7節の試合は以下の通りになっている。

■6月5日(土)
第1試合目 CYCLOPS athlete gaming vs REJECT
第2試合目 NORTHEPTION vs FAV Gaming

■6月6日(日)
第3試合目 EVA:e vs Guts Gaming
第4試合目 Sengoku Gaming vs Crest Gaming Lst

 本リーグは全14節で行われ、次節はいよいよ前半戦が終わり折り返しとなる。徐々にチームごとに勝ち点の差も広がりつつあるなか、4位から6位までは勝ち点9ポイントと同数。本リーグでは6位から8位までは降格圏内となってしまうため、降格圏の争いが後半戦では熾烈となることが予想できる。また、APAC North Divisionの入れ替え戦の枠はSengoku Gamingが現状5勝1敗で独走状態だ。

 次節までには約1ヵ月の期間が空くため、この間にどのような準備を整えることができるかが、今後の順位のカギとなるだろう。次節は順位が離れたチームどうしのマッチアップが多いため、下位チームが下克上できるか否か、といった部分に注目だ。


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タイトル:レインボーシックス シージ
メーカー:ユービーアイソフト
対応機種:プレイステーション4、Xbox One、PC

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