ユービーアイソフトより発売中のタクティカルシューター『レインボーシックス シージ』。本作のPC版プロリーグ‟Rainbow six Pro League Season 7”グローバルファイナルが開幕し、初戦に野良連合 vs Rogue戦が行われた。
日本からはシーズン7アジア太平洋地域(APAC)代表として野良連合が出場。アメリカリージョンを1位で通過したRogueと対決。先にお伝えしておくと、野良連合はRogueに引けを取らない非常にいい試合を見せれくれた。1マップ目はウォッカ選手の活躍が見られたが接戦で敗北、2マップ目は野良連合の圧勝という形で1−1に巻き返す。しかし、3マップ目でほんの一歩叶わず敗北し、結果2−1でRogueが勝利した。
試合ハイライト
ウォッカ選手は2ラウンド目でスーパープレイを魅せ、会場の観客をまさに虜にする。野良連合はその後もつぎつぎポイントを取得するも、5ラウンド目からRogueが対応力の差を見せつけられた。次々とポイントを奪い返され、Rogueに逆転される形となってしまった。
Wokka, the absolute madman! #R6PL https://t.co/hjdhawVidM
— ESL Rainbow Six (@ESLRainbowSix)
2018-05-20 00:10:13
That was way too close to comfort, but @GoingRogueGG finished the comeback and won map 1! #R6PL https://t.co/UIFygUxTey
— ESL Rainbow Six (@ESLRainbowSix)
2018-05-20 00:48:11
That was way too close to comfort, but @GoingRogueGG finished the comeback and won map 1! #R6PL https://t.co/UIFygUxTey
— ESL Rainbow Six (@ESLRainbowSix)
2018-05-20 00:48:11
しかし、セカンドマップの海岸線で、アメリカ1位チームに野良連合は圧勝する。とくに攻撃側では、Merieux選手やウォッカ選手の活躍が光り、5−1で勝利を納めた。Rogueはキャピタオ、グラズをピックし、スモークの中で無理やりディフューザー設置をする強行プレイが多くみられ、後半では焦りも感じられた。
一方の野良連合は、ミスから発生するイージーデスがほぼなく、綺麗な立ち回りだった。ファーストマップでは逆転される屈辱を味わうも、気落ちの切り替えて見事アメリカプレイヤーに、日本の強さを示してくれた。
For the second time in a row @norarengou_en goes up 4-1. Can @GoingRogueGG make a comeback again? #R6PL https://t.co/KT4enNHXQl
— ESL Rainbow Six (@ESLRainbowSix)
2018-05-20 01:17:27
They have done it! @norarengou_en is one map away from a sensational upset here in Atlantic City! #R6PL https://t.co/wJZCS2a7wH
— ESL Rainbow Six (@ESLRainbowSix)
2018-05-20 01:21:48
サードマップは野良連合が得意とする銀行。Rogueは、防衛ポイントを手厚く守らず、遊撃に3人を裂いて銃撃戦に持って行く。遊撃との銃撃戦を余儀なくされた野良連合は、ポイントを攻める時間を失い、難しい試合運びを迫られてしまった。
最後の防衛では野良連合側の遊撃がカットされ、ポイントを防衛していたジェノバ(JJ)選手とCloud選手は、激しい付き下げを食らいあえなく全滅。野良連合は、サードマップでもオーバータイムに持って行くことはできたものの、最後は全米1位の実力に一歩及ばず敗北を許してしまった。
9割は、Rogueが圧勝するという予想から、日本の意地を見せた野良連合。結果は敗北だが、試合内容としては全体を通して善戦したと言えるだろう。
.@GoingRogueGG advances to the semifinals with an insane support from the local crowd! #R6PL https://t.co/5FchRMe7xS
— ESL Rainbow Six (@ESLRainbowSix)
2018-05-20 02:22:16
野良連合はこれまで戦略プランが少なく、それゆえ序盤は優勢になっても、後半で相手に対応されてしまうため押し返されてしまう印象があった。しかし、今回は弱点を克服し、戦術幅を広げていたように見える。日本が世界に劣っているクロスカバーを意識した立ち回りも一歩前進しているように見えたし、相手に手玉に取られることのないよう、エースのウォッカ選手やMerieux選手が立ち回りやすい状況を作れていただろう。
また、野良連合にとって今回が初めてのオフライン世界大会であったが、萎縮することなく、この大舞台を大いに楽しんでいる印象だった。今回の善戦から何かをつかんで、ぜひ次の舞台に活かされることを期待したい。