【RJL2021】 第5節 試合結果!(4月10日・11日)

“Rainbow Six Japan League 2021”第5節の試合結果を掲載。
文:takatoko

公開日時:2021-04-14 09:30:00

サムネ

 NTTドコモが新たに設立したeスポーツリーグブランド“X-MOMENT”において、PC版『レインボーシックス シージ』の国内eスポーツ大会“Rainbow Six Japan League 2021(以下、RJL2021)”が、2021年3月13日より開催中。

 本稿では4月10日・11日に試合が開催された第5節の結果をお届けする。


第5節

■順位表(第5節終了時点)

順位_05

第1試合

Crest Gaming Lst 2-0 EVA:e

1マップ目:山荘 8-6(CGLピック)
2マップ目:ヴィラ 7-4(EVAピック)

 前節で初勝利を見事勝ち取ったCrest Gaming LstとEVA:eによる試合。4節終了時点で下位2チームの両チームにとっては、降格圏から抜け出すために何としてでも勝ちたい一戦だ。

 1マップ目の山荘では、ラウンドを取っては取り返すシーソーゲームとなり、延長戦へともつれ込む。最終ラウンドとなった14ラウンド目では、エントリーが早いEVA:eの攻めに対して、CGLは重要なポイントを堅く守って時間を使わせることに成功した。Eva:eとしては人数有利を獲得するもののディフューザー設置を無理にでもしなければいけない状況となってしまう。CGLは2vs3と人数不利でありながら、適切なリテイクに成功し1マップ目を獲得する。

 2マップ目のヴィラではCGLによる不意を突いた連係プレーにEVA:eは苦戦する。とくにCGLの防衛ではEVA:eの攻めの狙いをいち早く察知し上下間や裏とりといった巧みな不意打ちによって人数有利やエリアをとらせなかった。EVA:eはCGLの防衛を攻略することができず2マップ目のヴィラもCGLが勝利。今節の勝利によってCGLはついに7位から5位となり降格圏から抜け出すことに成功。前節から2連勝と勢いづく結果となった。

第2試合

REJECT 2-0 NORTHEPTION

1マップ目:クラブハウス 7-4(Nthピック)
2マップ目:海岸線 7-2(RCピック)
 
 1節目以降あと一歩手が届かず勝利を獲得できていないREJECTと、対策に苦しむNORTHEPTIONによる戦い。

 今節のREJECTはメンバーチェンジが行われており、Shift選手の代わりにTake選手が出場していた。今節までのREJECTは攻撃で終盤まで優勢に試合を運ぶことができていたものの、ひっくり返されてしまうことが多くあり、終盤に課題が残った。しかし、今節では現地へのアプローチを早く行うことで、終盤に残す時間を増やそうとする動きも見られた。また、今まで見せてこなかったような現地へのスニークインによってNORTHEPTIONの防衛が崩す動きもうまく機能していた。

 対してNORTHEPTIONは第1節で見せたようなMONTAGNEを起点とした攻めも再び起用するものの、ラウンドを重ねることができなかった。攻めに変化を加えているREJECTとNORTHEPTIONは、折り返しとなる第7節までにAPAC North Divisionに出場中のFAVとCAGとの連戦を控えている。厳しい戦いが予想されるが、どちらのチームも攻めの変化がカギとなるのは間違いないだろう。

第3試合

CYCLOPS athlete gaming 2-0 FAV Gaming

1マップ目:領事館 7-5 (CAGピック)
2マップ目:カフェ 7-0(FAVピック)

 トップを走るCYCLOPS athlete gamingは現状無敗なうえ、RJLを通して1マップしか取られていない。本リーグでは勝ち点が同数の場合はマップの取得数が順位に影響するため、CAGは勝ち点が同数の場合でも現状は首位を逃すことはない。後を追うFAVとしてはまずは勝ち点で追いつきたいため、負けられない試合。逆にCAGは、今節を勝利することでFAVを突き放すことができる。

 1マップ目の領事館では6-2と先にマッチポイントに手をかけたのはCAGだったが、そこからFAVは3本連続で取り返す。最終ラウンドの12ラウンド目ではFAVが人数有利を早い段階で獲得するものの、CAGはひとりずつガジェットを利用した連携で差を埋めることに成功しラウンドを獲得。FAVは怒涛の追い上げを見せたが、CAGは逆転を許さなかった。

 2マップ目のカフェでも勢いづくCAGに対して、FAVは1ラウンドも取得することができず、7-0とストレートで敗北。現在、5連勝中のCAGは国内において圧倒的な存在感を示している。CAGの連勝記録がどこまで伸びるのか、今後の試合も目が離せない。

第4試合

Sengoku Gaming 2-0 Guts Gaming

1マップ目:クラブハウス 7-3(Gutsピック)
2マップ目:海岸線7-3(戦国ピック)
 
 どちらのマップも攻撃スタートのGuts Gamingは、得意とするシステマティックな攻めでラウンドを重ね、それに対応するSengoku Gamingの防衛と拮抗した試合展開となり、3-3で折り返す形となった。しかし、攻守交代後の戦国による攻めをGutsは一度も止めることができず、7-3、7-3で戦国が今節は勝利を獲得。クラブハウスではYINGを6thピックで採用し、試合の決め手として使用し見事なラウンド獲得ができていた。

 戦国は今節の勝利によって同じくAPAC North Division出場を目指すチームから勝ち点を離すことに成功した。前節ではCAGに圧倒されてしまったものの、今節の勝利で着実にAPAC North Division入れ替え戦に近づいたといえる。一方、Gutsは今季不調が目立つ。長年国内トップチームとして走り続けている経験豊富のチームのため立て直しに期待したい。

次節の見どころ

第6節の試合は以下の通りになっている。

■4月17日(土)
第1試合目 Guts Gaming vs Crest Gaming Lst
第2試合目 Sengoku Gaming vs EVA:e

■4月18日(日)
第3試合目 NORTHEPTION vs CYCLOPS athlete gaming
第4試合目 REJECT vs FAV Gaming

 第6節では勢いづいている新参チームのCrest Gaming Lstと、長年国内トップシーンで活躍しているGuts Gamingの試合に注目だ。新シーズンに入ってからAPAC North DivisionやRJLで不調のGuts Gamingは現在7位と降格圏内に入ってしまっている。対して、Crest Gaming Lstは2連勝と好調で、ついに降格圏内から抜け出せた。

 第6節はいよいよリーグ前半戦の終盤ということもあり、降格圏を決めるひとつのターニングポイントとなるだろう。Guts Gamingがこの順位にいることを予想していた人は少ないと思うが、抜け出せることができるのか。また、Crest Gaming LstはダークホースとしてSix Invitaitonal予選の時のように勝ち上がっていけるのか、見逃せない一戦となる。

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タイトル:レインボーシックス シージ
メーカー:ユービーアイソフト
対応機種:プレイステーション4、Xbox One、PC

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