ノクトたちやシドニーが手の届く距離に! 釣り以外にも魅力に溢れる 『モンスター オブ ザ ディープ: FFXV』プレビュー【動画あり】

公開日時:2017-11-16 22:00:00

 いよいよ2017年11月21日に配信される『モンスター オブ ザ ディープ: ファイナルファンタジーXV』。本作は、『FFXV』の世界を舞台に、アクション性あふれるフィッシングを楽しむことができるプレイステーション VR専用ソフト。『FFXV』本編を持っていなくても、本作単体で遊ぶことができる。

 本稿では、その『モンスター オブ ザ ディープ: FFXV』の序盤約3時間程度をプレイしたファーストインプレッションをプレイ動画と併せてお届けしよう。

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 本作ではまず、プレイヤーの分身であるアバターを作ることから始まる。アバター作成は『FFXV オンライン拡張パック:戦友』同様のシステムが採用され、性別はもちろん、顔や髪型、チャームポイント、体型、衣装など各カテゴリーを数値で細かく設定可能で、自分だけのアバターを作ることができる。こだわりたい人はアバター制作だけでも、かなり時間を費やすことになりそうだ。ちなみに、本ソフトはVRコンテンツであるため、基本的には主観視点になる。そのため、ゲーム中はアバターの姿を拝むことはあまりないが、釣り上げた魚と記念撮影ができる要素などがあるため、こだわってアバターを作成する意義は大きい。

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 アバターを作成すると、いよいよストーリーモードがスタートする。本作では、異常気象になった世界が舞台となり、天候の異常があった地域には凶暴化した野獣が数多く目撃されているという。その野獣討伐に専門のハンターが雇われているのだが、そのハンターのひとりがプレイヤーである自分。各ステージで、シガイ化した怪魚と対峙していくことなるのだ。

 本作の操作はDUALSHOCK 4、もしくは2本のPlayStation Move モーションコントローラー(以下、PS Move)で操作する(今回はPS Moveで操作)。

 各ステージの釣り場では、シガイ化した怪魚をおびき出すために、ふつうの魚も釣る必要があるという。そこでまずは用意されたソナーを使って、釣れそうなポイント探し。キャスティングは右手に持ったPS Moveをロッドに見立てて行う。Moveボタンを押しながら右手を振りかぶり、本物の投げ釣りの要領でPS Moveを振り、タイミングよく前方でMoveボタンを離すとルアーが飛んでいく(ちなみに、カジュアルモードという、ロッドを振るだけでルアーを投入できるモードもあり)。コツさえつかめば、あとはポイント目がけて、ルアーを投入して泳がせ、魚がヒットするのを待つ。

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 魚がヒットしたら、竿を上に振ってフッキングさせ、左手に持ったPS Moveでリールのハンドルを握って、ラインを巻いていく。魚が左右に暴れ、画面に矢印が表示されたら、その方向に竿を倒し、ラインがダメージを受けないよう注意。このあたりは『FFXV』の釣りと同様だ(ただし、『FFXV』とは違い、ラインのダメージゲージは表示されない)。魚が釣り上げられる状態になったら竿を上に。目の前に釣り上げた魚はさまざまな方向から眺めることができ、VRならではの実在感も相まって、感動もひとしお。

 魚を釣り上げていくと、ゲージが溜まり、ゲージがいっぱいになると、何やらまわりが禍々しい空気に包まれ、シガイ化した怪魚が出現する。怪魚は非常に凶暴なため、そのまま釣ることはできず、まず、ボウガンで攻撃して弱らせる必要がある。右手に持ったPS Moveがボウガンになるので、狙いを定め、Tトリガーで光の弾を放っていく。序盤ステージの怪魚たちは、こちらに突進して鋭い牙で噛みつこうとする者あり、何を飛ばしてくる者ありと、思わず体を仰け反らせてしまう、いわばVRを意識した攻撃をしてくるのでハラハラドキドキさせてくれる。しかも、巨大な怪魚もいるようで、迫力も申し分なし。

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 ある程度ダメージを与えて怪魚を弱らせると、釣り上げることが可能になる。ここからはまた釣りに戻って、怪魚との釣りバトル! 大物(怪魚)とのファイトも本作の大きな魅力であり、ロマンを感じさせてくれるところ。物語を進めると、どんな怪魚が登場するのかも楽しみだ。

 怪魚を釣り上げるとステージクリアー。最初のステージをクリアーすると、自由に釣りを楽しめるフリーフィッシングモードと指定された魚を釣り上げる討伐依頼が出現した。以降も釣り上げた獲物の大きさを全国のプレイヤーと競う大会モードなどが解放されるなど、釣りをとことん楽しめるやり込み要素が豊富に用意されている。また、討伐依頼などで稼いだお金を使って、ロッドやリール、ルアーなどの道具を購入し、カスタマイズできるなど、本格的なフィッシングも楽しめる。

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湿地帯、磯、貯水池、熱帯などロケーションもさまざま。

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 今回プレイした範囲では、ノクトとシドニーが登場。もちろん、イグニスやプロンプト、グラディオラスなどお馴染みのキャラクターたちとも出会えるに違いない。『FFXV』に登場した、あのキャラクターたちが目の前に立ち、こちらを認識して話し掛けてくれる。ノクトたちの仲間になったかのような気分が味わえるのも、本作の大きな魅力のひとつだろう。

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プレイした範囲では、イグニスやプロント、グラディオは出て来なかったが、早くこんな状態でキャンプしたい! 釣った魚はイグニスが調理してくれるのか!?

 本作はフィッシングがメインではあるけれど、『FFXV』の美しく壮大な自然に触れ、ノクトたちを身近に感じることができるという意味では、『FFXV』の世界が好きな人にはぜひ一度は体験すべき作品だと言っていいだろう。


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