『FFXV』と世界設定やキャラクターを共有し、2016年7月9日に全国ロードショーされるフルCGの映像作品『キングスグレイブ FFXV』。といっても、『キングスグレイブ FFXV』の知識が『FFXV』のプレイに必要なわけではなく、本映像作品単体でもアクションムービーとして十二分に楽しめるものに仕上がっている。今回は、敵対関係が続くルシス、ニフルハイムの両国を治める人物を中心に、作品を紹介していこう。

Regis Lucis Caelum（レギス・ルシス・チェラム）――声：磯部 勉†

　『FFXV』の主人公・ノクトの父親。聡明かつ慈悲深い人格者で、魔法国家として栄えてきたルシスの国王として、多くの民に慕われている。長らく冷戦状態にあったニフルハイム帝国と停戦協定を結び、争いをなくそうとしていたのだが……。

Clarus Amicitia（クレイラス・アミシティア）――声：銀河万丈†

　『FFXV』でノクトと旅をするグラディオの父親で、ルシス王国を代表する重鎮のひとり。若いころには、ノクトたちのようにレギスといっしょに旅をしたこともあり、両者のあいだには立場を越えた深い絆がある。

▲ニフルハイムとの戦いで矢面に立つ、レギス王直属の特殊部隊・王の剣が物語の中心。主人公のニックス（右）も王の剣のメンバーだ。

Iedolas Aldercapt（イドラ・エルダーキャプト）――声：飯塚昭三†

　ニフルハイム帝国の皇帝。参謀であるアーデンとともに策略を弄しつつ、飛空艇や魔導アーマーなどの兵器で領土の拡大を続けてきた覇権主義者。ルシスとも長年争ってきたが、なぜか停戦を持ちかけてくる。

Ardyn Izunia（アーデン・イズニア）――声：藤原啓治†

　魔導兵を考案するなどして帝国軍の兵力増強に尽力し、その功績によって参謀の地位まで上り詰めた、つかみどころのない男。ルシス王国に停戦を要請するため、帝国の代表として王都・インソムニアを訪れる。

停戦協定の裏でニフルハイムの策略は巡る†