『ディビジョン』プレイ日記 この世界は本当にリアルだ!(ライターVEX・その1)

文:VEXATION

公開日時:2016-03-22 19:00:00

●新規IPがいよいよ発売

 2016年Tom Clancy's The Division(以下、ディビジョン)』が国内リリースを迎えた。新規IPの初週売り上げ記録を3億3000万ドルで更新していることからも(ちなみに更新前の記録は『Destiny(デスティニー)』の3億2500万ドル)、世界的な人気の高さがうかがえる。

今回から、毎週更新でプレイ日記をお届けしていく。筆者はわりかしシューターが得意なので、動画もできる限り載せていこうと思う。筆者のプレイ、もとい主人公のエージェントが成長する過程もあわせてお楽しみいただきたい。

●エージェントとなって崩壊した社会秩序を取り戻そう

 初めに『ディビジョン』のストーリーを紹介しておこう。

 『ディビジョン』の舞台は、ウイルステロによって荒廃したニューヨーク。ウイルステロが起こったのはクリスマス商戦の初日であるブラックフライデー、つまり1年間でもっともドル紙幣が流通する日だ。ドル紙幣を媒体にウイルスはありとあらゆる人の手に触れ、感染は急速に広まっていく。

 都市インフラのダウン。物資を巡った暴動の発生。ニューヨークの社会秩序は崩壊した。

 『ディビジョン』の主人公は、ふだんは社会に溶け込み生活を送っているエージェント。危機的な状況下において、社会秩序を取り戻すのが目的だ。

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▲荒れ果てたニューヨークの街並み。

●まずは活動の拠点を復旧しつつ人助け

 キャラクターメイキング他は先に着任したエージェントの方々が触れているので省き、さっそくプレイを進めていくとする。

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 まずエージェントがやるべきことは活動の拠点、“基地”を作ることだ。すでに基地はあるものの、その大部分の機能が失われてしまっている。まずは各施設を復旧するところから始めるとしよう。

 基地は中央郵便局に作られている。ニューヨークのマンハッタンで最大の郵便局だ。実際の画像をインターネットで検索して見比べてみてほしい。この場所に限らず、ニューヨークの街並みの再現度が半端ではない。

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▲見るからに頑丈そうな建物だ。ここが基地なら安心して活動できるだろう。

 基地には医療棟、防衛棟、技術棟の3つのセクションがあり、ミッションをクリアーすると得られる物資を使ってアップグレードしていく。アップグレードすることで、戦闘を有利に進められるアビリティやタレント、パークを手に入れられる。

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 もちろん、基地内の設備も復旧するので、アップグレードした設備によってさまざまな特典が得られる。

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▲ジャケットを手に入れた。冬のニューヨークにはありがたい。

 今回はまず医療棟のアップグレードを進めていこうと思う。筆者が考えるに、人命を救うことが最優先事項だ。

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▲感染者の隔離室からカウンセリング、緊急時の集中治療室。復旧すれば皆が安心できる。

 マップを確認して、ミッションを選択する。ギャングに捕らわれた人質を救出して物資を手に入れることができるようだ。

 パンデミックの後、ギャングはギャング、警察は警察、といった具合にグループが形成されている。似た者どうしが集まって、それぞれ異なる生きかたをしているのだ。市民を監禁するのがギャングの生きかたなら、エージェントはエージェントとしての正義を貫くとしよう。

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▲人質が捕らわれている地点を選択してナビを表示する。

 『ディビジョン』では天候もつねに変化する。晴れているときはいいが、吹雪になると一気に視界が狭まるから油断は禁物だ。一般市民とギャングやほかの敵対グループとの見分けがつきづらい。周囲の状況に目を凝らしながら先を急ぐとする。

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▲ときに美しく、ときに厳しいニューヨークの天候。

●素直に世界観に浸れる作りこみに感動

 『ディビジョン』の世界は本当にリアルだと、プレイを通して感じている。

 もちろん、入れない建物があったり、敵の服装がグループでほとんど同じであったり、突き詰めれば不自然な部分はある。ゲームで重要なのは「プレイヤーを気持ちよく騙してくれるか」、これに尽きると筆者は考えている。たとえば建物の窓や扉に防犯用に板が打ち付けてあったり、ゴミ置き場を漁っている人がいたり・・・・・・。挙げるときりがないが、荒廃したニューヨークが絵として完璧に作りこんである。これはもはや芸術作品と言ってもいいかもしれない。

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▲暴動から逃れるためにふさがれた扉や窓。隠れた人たちは無事なのだろうか。

●次回は“ダークゾーン”に潜入!?

 『ディビジョン』の基本はNPCとの戦闘だが、噂によればほかのエージェントとの戦闘が発生する“ダークゾーン”なるエリアがあるらしい。高難易度のエリアとも聞いているので、ひとりでは立ち向かえないだろう。次回は仲間を連れて、ダークゾーンを探索してみようと思う。筆者のゲーマーとしての腕の見せどころだ!

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▲高い壁に囲まれ、異様な雰囲気をかもし出すダークゾーン。

VEXATION ベクセイション
通称VEX。『Halo』シリーズの日本チャンプとして名を馳せる。攻めるゲーマーのアイウェア“GUNNAR”オフィシャルアンバサダー。

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