『ディビジョン』プレイ日記 協力プレイの醍醐味 (ライター夢崎・その3)

文:夢崎

公開日時:2016-04-14 19:00:00

●初の協力プレイに挑戦

 私より先にニューヨーク入りしていたエージェント・喫茶板東氏のレベルを、いつの間にか追い抜いてしまっていた筆者。今回は氏から「初の協力プレイをやってみようではないか」との要請を受け、ミッション“ブロードウェイの商業施設”へ。じつはこのミッション、筆者はヒィヒィ言いながらもひとりでクリアー済み。「ひとりでも何とかなったんだから、ふたりなら楽勝やろ……」と、かつてないラクな気分での挑戦となった。

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▲何やら変なポーズを繰り返していた板東氏と合流。十字キーの下を長押しでいろいろなエモートを出せることを教わる。

▲“ブロードウェイの商業施設”前。プリティでもキュアキュアでもないけど、ふたりの心強さは異常。ぶっちゃけありえない。

 筆者は一度クリアーしているので気分はラクだったが、板東氏にとっては初めてのミッション。彼の楽しみを阻害してはいけない……と、スイッチを押したりバルブを回したりといったミッション進行に関わるものは極力触れず、サポートに徹することに。

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▲バルブを回してスプリンクラーを作動させるシーン。これは板東氏にやらせねば……と思ったが、居ねぇー!

▲早速、「つぎ行く道はこっちだぜー」的に“手を振る”のエモートを使ってみたが、明らかに壁が邪魔で見えておらず、ただ壁に向かって手を振る残念な人に。

 バルブを回した後、アイテムがありそうな匂いを嗅ぎつけたのか、背後にあったロッカーを調べに向かう板東氏。じつはこのロッカー、近付くと炎上するということをひとりプレイ時に知っていたのだが、あえて何も言わず見守る。彼の……楽しみを……阻害してはならな……ププッ……。

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▲颯爽とロッカーを調べに向かう板東氏。ドキドキしながら見ていたが……。

▲案の定、豪快に炎に飲まれる板東氏。ニヤ……ニヤ……。

 さて、“ブロードウェイの商業施設”では、“クリーナーズ”と呼ばれる暴徒の一派がおもな敵として出てくる。彼らは火炎放射器をメイン武器としているのが特徴で、クリーナー(掃除人)の名が示すとおり、「汚物は消毒だー!」というノリで、こちらを“掃除”しようとしてくるわけだ。

 近接バット攻撃、スナイパーときて、新たな3つめの脅威として火炎放射器の登場となるわけだが、筆者の火炎放射器知識は『バイオハザード』などにも出てきたような、2~3メートル程度先の足元に炎を噴射するようなものだった。いわば、“近接攻撃を仕掛けてくる敵に対しての強力なカウンター武器”というイメージが強かったのだが、クリーナーズのそれはちょっと違った。つぎの写真は板東氏との協力プレイ時のひと幕だが……。

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▲めっちゃ飛ぶやん……。

 上の写真を見ると分かるように、炎の射程距離が思っていたより広い。ひとりプレイ時も、「なんか思ったより遠くまで火が届くなあ……判定おかしくね?」とブツブツ文句言っていたのだが、なんのことはない、マジでそれだけの距離を炎が飛んでいたわけだ。こうして客観的に見ると「めっちゃ燃やされてるwww」と他人事でたいへん愉快なのだが、このミッションのボスも火炎放射器マンで、ザコのそれよりももっと遠距離まで届くシロモノだった。

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▲ボス“コジンスキー”の位置を見てほしい。かなり遠くだが、炎は真横まで届いている。

 写真のように、10メートルくらい飛んでるんじゃないかというレベルの遠距離攻撃。威力もすさまじく、直線上に居たら2秒で死兆星が見える。後で知ったことだが、陸上自衛隊の火炎放射訓練の動画を見たら、数十メートルは炎が飛んでいて驚いた。火炎放射器ってコエー!

 クリーナーズのザコは“背中に担いでいるタンクを攻撃されると数秒後に爆死”という弱点があるのだが、ボスはそうもいかない。大ダメージは与えられるが、致命傷とはならず、体力の多さも相まって「効果は……あった……のか?」というレベル。ひとりプレイで挑戦したときは、マディソン野戦病院のボスと同じく、ひとつの遮蔽物を中心にしてグルグル回りながら背後にまわる戦法にしていた。しかし……。

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▲向こうへ行ったな……よし、ソローッと背後に……。

▲「と見せかけて?」
「! ちょっ……」

 こんなハプニングがしょっちゅうだったわけだが、協力プレイだと、だいぶラク。片方がターゲットにされているあいだ、もう片方はボスの背中から攻撃しまくれるので、安全に攻撃できる時間が圧倒的に長いのだ。

 「ヘヘ……その調子でヤツを引き付けておいてくれよ……」と板東氏任せにしていたら、「チームメイトがダウン」の表示が!

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▲! ば、板東ーッ!

▲しかし、こちらも……!

 直後に自分も瀕死に! 回復したいが、スキル“ファーストエイド”は先程使ったところでまだ使えない状況。危うくまとめて殺されるところだったが、間一髪で蘇生が間に合い、板東氏の“ファーストエイド”でふたりとも回復し、事なきを得る。“これぞ協力プレイの醍醐味”という、まるでお手本のような展開だったが、うまくいかないこともある。

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▲板東氏ダウン! しかも遠い!

▲! くっ……。

 これは、その後のミッション“火炎弾生産現場”でのひと幕。またも倒れた板東氏に駆け寄ろうとするも、ルート上にボスの“ジョー・フェロ”が。ここを突破するのは自殺行為なので、フロアが円形であることを活かして、グルッと回り込むことに。

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▲「助けに来たぞ!」(助けるとは言ってない)。

▲来た……けど……。

 しかし、あとちょっとのところで予期せぬザコの襲撃に遭い、辿り着いたころには自分も地面を這う状態に。こうなると、蘇生行動はできず、ただ殺されるのを待つのみに……。

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▲“蘇生”が出ない! ううッ……。

▲背後に忍び寄る足音は……。

 こんな感じで「クッ……殺せ!」略してクッコロ状態になることも多い。まあヤツらの場合、ホントにすぐ殺すから、駆け引きも何もなく、そこで話終わるんですけどね……。

 板東氏も「思ってたより苦戦した」と言ってはいたが、筆者のひとりプレイ時に比べれば、劇的に少ないリトライ回数でミッションクリアーできた。あまりにもサクサクいくものだから、ミッションを続けて3つ4つクリアーしてしまったほど。このおかげで、やや遅れていた板東氏のレベルも追いつき、ふたりともLv10を超えた状態で、ほぼ足並みが揃った感じに。「つぎはダークゾーンで会おう!」的な会話を交わして我々は別れたが、板東氏の報告によると、アッサリ身ぐるみ剥がされた様子。これを見た筆者は「……よし。まだ、やめとこう!」と前向きにダークゾーンを回避しつつ、マンハッタンの街中でポツポツと起こっている暴徒の反乱的なミニバトルをこなしてセコく経験値を稼いでいくのであった……。

■ライター:夢崎
ライター歴13年。ファミ通.comなどで原稿を執筆するスナイパーライフル大好きっ子。先日、海外でしか発売されていない『Zombie Army Trilogy』を取り寄せたのだが、あまりの敵の多さに処理しきれず、ステージ1で停滞中。

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