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『ディビジョン』プレイ日記 へっぽこエージェントのダークゾーン奮戦記 リベンジ!の巻(ライター夢崎・その5)
公開日時:2016-05-26 18:18:00
●レアアイテムを求め、再びダークゾーンへ!†
ダークゾーンよ、私は帰ってきた……貧弱な坊やなどではない、Lv30の戦士として……。
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▲スッターン! |
見よ、このダメージを。これはザコではない、ボス級の敵だ。クリーナーズのザコにヘッドショットを決めてせいぜい9000ダメージだったのが、38000である。武器のDPSも、あのころとは比べ物にならない。もちろん防具の防御力も段違いだ。ただ、こちらのレベルに合わせて敵も強くなってるっぽいんだけどね……。
しかし総合的に見ると、やはり以前よりはラクになっている。さすがに集中砲火を喰らうと危ないが、敵を攻撃する際に「カタすぎるっ……」というほどではなくなった。早速、DZランクは6に上がる。
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▲おっ……? |
黄色い光は、アイテムの中でも最上級のレアアイテムを示す。初めて見る最上級レアに震えつつ、ニヤニヤしつつ取得。ダークゾーンへ再び来てすぐのレアゲットとは幸先がよい。これが……これがLv30の力……!
しかしすぐにまた敵グループと遭遇し、戦闘に入る。いままで、体力ゲージが黄色の敵はボスだったのだが、ふつうのザコ敵も黄色い体力ゲージの奴らばかり。さすがに苦戦を強いられるものの、こっちも全財産を投じて武器と防具を新調して来たので、以前ほどすぐには死なず、耐えられていた。そして、ようやくひとりを倒すと……。
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▲ランク12……12? |
DZランクが6から12へ。って、12!? と思わず二度見してしまったが、本当に12だった。たしかに強い敵だったけど、まさか一気に6も上がるとは……。
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▲むっ、コンテナが……? |
なんとか敵を蹴散らすと、コンテナを発見。開けてみると、“DZサプライドロップ入手”のメッセージとともに、ちょっといい感じのアイテムを入手。通常エリアにも“サプライドロップ”はあったが、それのダークゾーン版らしい。よく見ると、入手しづらい“ディビジョンテック”、“フェニックスクレジット”も入手しているので、見かけたらドンドン狙っていきたい。でも必ず、さっきみたいに敵が群がってるんだろうなぁ……。
付近にもほかのサプライドロップがあるようで、地図を頼りに向かってみたところ、“ほかのエージェントに回収された”と表示されてしまった。ふと、自分は今、レアアイテムを持っていることを思い出し、ほかのエージェントに出くわして、殺されでもしたら奪われてしまうのではないか……と思い、すぐにその場を離れる。正直、まだ来たばっかりなのだが、早速回収エリアに向かって、この黄色い最上級レアを回収してもらうことにした。
……と、回収エリアを目指して走っていると、不意に、ゴルフクラブを持った男がクルマの陰から猛ダッシュ。「しまった……!」と大ダメージを覚悟していたら、なんと、そのまま通り過ぎて行ってしまった。「なんぞ……?」と様子を見ていると、ほかの敵と交戦しているようで、敵と敵が戦い始める。
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▲うおっ…… |
▲……あれ? |
「なるほど、これもまたダークゾーンのおもしろいところ……弱ったところをトドメ刺して、おいしいとこだけ持っていかせてもらうかな……ククク」と完全に悪の笑みを浮かべつつ、物陰に隠れながら、そのときを待つ。ふと、このカメラアングルに既視感を感じ、前回の最後でバット男にブン殴られたことを思い出す。
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▲デジャ・ヴ……。 |
▲そうはいかんざき! |
バッ、と振り向き、後方を警戒。……誰も来ていない。ふうっ、考えすぎか……まあ、あんなこと何度もあってたま……
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▲!!! |
後ろを見て、安心して視点を前に戻した瞬間、盾持ちでオノを振りかざす敵が目の前に出現。「ふ、ふわぁっ」と変な声を出しながら応戦し、なんとか倒すことができた。「なんだこれ、ホラー映画かよ……」と心臓をバクバクさせつつ、先程争っていたふたりの敵の様子を再確認。
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▲ふむ、君が勝者か……。 |
すると、片方がヨタヨタと逃げていくところだった。その無防備な背中にアサルトライフルをしこたま撃ち込み、DZ XPゲッツ。悲しいけどこれ戦争なのよね……。
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▲むっ、青色の光が……。 |
倒れた敵の位置に青い光が見えている。以前は「ウホッ、レアアイテム……」と飛びついたものだが、いまとなっては青色は大してレアでもない。しかし、どんなものであれ、売ればお金になるし、クラフトすれば素材にもできるのだ。
と、隠れていたコンテナの壁が突然パッと明るくなる。まるで隠れていたスターにスポットライトを当てるかのような演出に「なんだ? ヒーローインタビューか?」とキョロキョロしていると、見覚えのある炎のビームが。
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▲カッ! |
▲「ゴオオオ……」 |
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▲「なわけあるかーい!」 |
▲また、君か……。 |
回転横っ飛びでその場を離れると、またもクリーナーズが音もなく近付いていた。スゲーな、完全にホラーだ……。
しかし、どうやら敵は1体だけ。以前ならともかく、この近距離で超火力アサルトライフルの連射をもってすれば、多少燃やされてもこっちが勝つという自信があった。「もうクリーナーズなんかに負けたりしない!」と真正面からバトル開始。
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▲オラァァー! |
しかし、予想以上に削れないまま、画面は次第に見たことのある光景に……。
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▲もう燃えてる! 燃えてるから! アアーッ! |
▲火炎放射器には勝てなかったよ……。 |
「やっぱ、クリーナーズだけは要注意かぁ……」とため息をついた瞬間、ハッと気付く。死んだことで、さっきゲットしたレアアイテムを落としてしまったようだ。「チッ、チクショォ……」と唇を噛むも、よく読むと「アイテムを取り戻すには、急いで死体まで戻らなければならない」とある。そうか! 誰か来る前に、この死んだ地点までダッシュで戻れば取り返せるのか!
ダークゾーンの地形がまだ全然頭に入っていないので、同じ場所に辿り着けるかどうか自信はなかったが、幸いにもリスポーン地点からちょっと走ったところで、見覚えのある地形に。先程ブッ倒れたところに黄色い光が!
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▲あ、あれだ……! |
見事、取り戻すことに成功。さっきの敵もどこかへ行ってしまったようで、周囲は安全なようだった。回収エリアも近かったので、敵が居ないいまのうちにすぐヘリを呼んでみると、前回と違い、ヘリ到着まで50秒あたりで敵が襲撃。しかし例のフード男なので、大して苦戦もせずに勝利。
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▲フッ、経験値をありがとう! |
2~3体始末したところでヘリが到着。敵はまだまだ居るようで、すべてを相手にしていたら時間がなくなりそうな気配だった。ということは、とるべき手段はひとつ……。
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▲痛ッ! うおおおお……痛ッ! |
▲弾道スゴくね? |
結果的に無傷で済んだ前回と違い、スパーンスパーンと撃たれながらも必死にヘリのロープにアイテムをくくりつける、ホンマモンの特攻作戦。「もってくれ、オラのカラダ……!」と祈りながら、1秒が長く長く感じられたころ……。
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▲くっ……! |
ついにダウン! しかし画面には“アイテム確保”の文字も。どっちだ!? 判定や如何に……と思いつつ、パタリと倒れてリスポーンしてみる。
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▲パタッ……。 |
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▲キター! |
なんとか回収が間に合っていたらしく、レアアイテムの回収に成功。しかも初の黄色。最上級レアである。ありがとう! ありがとう!
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▲筆者はサブマシンガン使いではなかったので、そこだけがちょっと残念か……。いや、強いなら使うけどね! |
装備スコアは163。現在の装備は140くらいなので、なかなかの逸品。いまの武器に付いてるMODをこっちに付け替えれば、現状の武器よりDPSは上がりそうな雰囲気だ。でもトップクラスのユーザーになるとスコア180超えじゃないとレアじゃないよな的な声も聞いたり聞かなかったりするので、まだまだなのだろう。
しかし何より、この世紀末的な修羅のエリアで自分の力で持ち帰った喜びは大きい。大昔、『ウィザードリィ』で未鑑定アイテムを大量に抱えて、パーティー生存者が残りひとりで死にかけながらも街へ帰還できたときの喜びに近い。いまも昔も、レアアイテムを持ち帰るには命がけなのである……。
というわけで気分をよくした筆者は再びダークゾーン入り。プレイヤーどうしで徒党を組んで敵を倒している人たちも見かけ、心の中で「がんばれ……がんばれ……」とつぶやきながら、こっちに背を向けている敵をさりげなく倒してアイテムゲット、みたいなハイエナプレイに興じていた。最上級レアはなかなか出なかったが、そこそこアイテムも集まったのでひとまず一旦回収して戻ろうかな、と回収エリアで照明弾を撃つと、敵も来たが、そこへプレイヤーも何人か現れた。
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▲やめて! 私を殺すんでしょう? クリーナーズみたいに! |
最初はビクッとしたが、どうやら彼らは“回収便乗組”らしかった。誰かが回収ヘリを呼んだら、「俺も俺も」と集まってきて、協力して敵を倒す。ヘリの回収ロープにはひとりだけではなく、何人もアイテムをくくりつけることができるので、プレイヤーどうしが争う必要はないわけだ。
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▲「へへ……俺にもくくりつけさせろよ」 |
実際は無言ではあったが、何やらエージェントどうしがキャッキャウフフしているように見えて、微笑ましかった。ヘリが飛び去り、全員がまた無言で散っていくさまは、なんだか無意識に敬礼してしまうものがあった。「えーと、敬礼のエモートがあったような……」とエモートを探している間に、みんなどっか行っちゃったけど。
しばらくすると“回収完了”の文字とともに、ゲットしたアイテムがズラッと表示される。
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▲Yes! |
無事に回収が完了し、「ふう」と一息ついていると、スッ……と背後に誰かが現れ、またビクッとする。しかしよく見ると、これもプレイヤー。おそらく、回収ヘリに便乗しに来たが、間に合わなかったのだろう。
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▲おっ……とビックリしたなぁ……フフ、ヘリかい? 残念だったな、いま飛び去ったばかりさ。 |
その人も、ヘリが飛び去った後らしいことを知ると、タタッ、と走り去った。さて、自分も帰るか……と踵を返そうとした、そのとき。
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▲ゴハッ! なん…… |
「!? 敵は居なかったはず……」とワタワタしているあいだに速攻で殺されてしまう。DZランクダウン……の文字とともに見えた銃撃の犯人は、さっき背後に立っていたエージェントだった。
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▲「お前……! ローグ……だった……のか」 |
プレイヤーがプレイヤーを倒す、いわゆるプレイヤー殺しをしているのが“ローグ”と呼ばれる連中。まあ、殺されたほうは悔しい思いをすることになるけども、そういうルールの場所ですよという警告があって、了承した者が入るエリアなので仕方ない。そのローグは筆者のDZクレジットを少し奪い、「チッ、シケてやがんな」といった感じでタッタッタッ……と走り去っていた。チックショー、ウンコ踏め! おしっこが二手に分かれろ!
そんなわけでまたも最後でしくじった筆者だったが、レアアイテム回収後ということを考えると、あながちしくじったとも言い切れないのではないだろうか。リスポーン地点である検問所で「フフ……帰り道を走る時間が省けたよ。ありがとう、ローグ君」などと強がってみるのだった。ウンコ踏んだかなぁ……。
■ライター:夢崎
ライター歴13年。ファミ通.comなどで原稿を執筆するスナイパーライフル大好きっ子。「ローグ……やってみようかな……」と思いつつも、数秒後には「ううっ、やっぱりできねぇ……」となる、心優しすぎるエージェント。
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