E34M1: ひとりきり悶絶後、ゴールした瞬間に思わず絶頂。超絶気持ちいいイライラ棒系インディーゲーム2作をまとめて紹介

公開日時:2015-09-30 08:14:00

 ドモー、BRZRKです。東京ゲームショウも終わり、食欲の秋がいよいよ到来といった感じだけど、食欲よりゲームのほうが楽しみで仕方がない僕は『RainbowSix: Siege』、『Star Wars Battlefront』、『Halo 5:Guardians』、『Call of Duty: Black Ops III』といったタイトルが楽しみ。あ、秋というか冬に足がかかってるタイトルが含まれた気がするけど、まぁちょっとくらいはね。


●音楽が無闇矢鱈に燃えるスペースイライラ棒『FLYWERNCH

 今回取り扱うのは、最近発売されて面白いなと思ったタイトル2つ。まず最初はE20M1で紹介した棒人間フェンシングゲーNidhogg』を作ったMesshofの作品『FLYWRENCH』。2015年8月24日にリリースされたばかりなんだけど、どんなゲームか一言で言えば、“スペースサイバーくるくる電流イライラ棒”って感じ。

 太陽系の惑星が舞台となっていて、冥王星(準惑星だけど)から、順にステージをプレイし、ひたすら棒を操作してゴールへと導いていく。文字だけだとこれまでに有料無料問わず多数リリースされてきたイライラ棒のフォロータイトルでしかないように聞こえるかもしれないが、そこは大丈夫。とりあえず最初にゲーム画面を見て欲しい。

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 この真ん中にある若干太くて白い棒がプレイヤーの操作する自機だ。この自機は常に画面の下方向に落下してしまうので、自機の形態を変化させながらゴールを目指す(白=デフォルト状態。白い所は通れる。赤=ボタンを押すたびパタパタ飛ぶが赤しか通れない。緑=回転して落下し、壁にぶつかると跳ねる。もちろん緑しか通れない)。まぁあーだこーだ説明するより動画で見てもらったほうがわかりやすいのでご覧あれ。

 こんな感じで遊ぶ『Flywrench』だけど、太陽に近付けば近付くほど凶悪なステージが登場する。というか、うまくゴールできなくてイライラしてはミスを連発という負の連鎖に巻き込まれて僕もあんまり進めてないんだけどね。ただ、プレイヤーを静かに鼓舞するBGMとゲーム性がマッチしているためか、気付いたら何度も何度もくり返し遊んでしまう。なんなんだろう、この高いリプレイ性は。

 シンプルだけどちょいと難しくてサッと遊べるゲームで遊びたい人は是非購入してみてはどうだろうか? かなり楽しいよ。


●飛んで飛んで回って回る円周系プラットフォーマー『Circa Infinity

 お次は2本目の『Circa Infinity』。こちらはKenny Sun氏が作成したタイトル。プレイヤーはキャラクターを操作しつつ、画面に表示される円を外周から内周へ、その内周から次の円の外周へと移動し、再び内周へと移動……というのをくり返し、ボスを倒したりゴールを目指す。

 序盤こそ凄く簡単なんだけど、ステージが進むにつれて敵のキャラクターの数や行動パターンも増え、かなりやり込みがいのある難しさへと変貌。難度がモリモリと上がる。

 さらに、プレイしているとそのうち自分が内周にいるのか外周にいるのか微妙に訳が分からなくなって、操作ミスで凡死するように。それでも必死にがんばっていると、こんどはふたりのキャラクターを同時に操作するようになったりして、やっぱり脳みそがこんがらがって訳が分からず凡死。

 チョイチョイとイライラしちゃうことはあるけど、優しげな曲とビデオドラッグに通じる絵の気持ちよさもあいまって、結構ダラダラと遊んでしまう。なんつーか、パズルアクションの良さを再認識させられた作品といった感じだろうか。


 といった感じで2本のインディータイトルを紹介したんだけど、どっちも良作なので秋の夜長に(使い古された表現)プレイしてみてはどうだろうか?

著者近況:ガンヘッドを題材にしたVRメックゲー誰か頼む

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BRZRK
週刊ファミ通やファミ通Xboxに“スオミ松崎”名義で執筆していたFPS歴15年のフリーライター。現在は他媒体でも使用しているBRZRK(バーサーク)名義に変更し、執筆活動のほかにゲーム大会の実況・解説やインターネット番組に出演したりしなかったり。まぁ、そんな感じでイロイロやってます!

BRZRKの「うるせー洋ゲーこれをやれ」(仮)