声優・夏川椎菜さんが綴るゲーム日記。毎月1回(月末)の更新予定です。
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夏川椎菜さん(なつかわ しいな)
1996年7月18日生まれ。千葉県出身。代表作は、『ハイスクール・フリート』(岬明乃役)、『アイドルマスター ミリオンライブ!』(望月杏奈役) など。ユニットTrySailやソロアーティストとしても活動中。
オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/natsukawashiinablog/
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夏川椎菜のGAMEISCOOL! 第42回 『ジャッジアイズ』から学ぶ キムタクすげぇよ!!
2021-12-25 13:00:00
・【夏川椎菜さんが隔週のMCを務めるゲーム情報バラエティー“ファミ通LIVE”は金曜20時から配信中!】
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こんにちは、夏川椎菜です。
スケジュールの関係で、全くゲームに手をつけられない期間というのがどうしても発生してしまったりします。
単純に時間がない場合もありますし、体力・精神面から「今はやめとこ」となることもあります。
そういう期間がひと月以上続くと「あ、もうゲームなくても生きてけるかも」なんて思ったりするのですが、1ヶ月半経った頃には、移動中に全く手をつけていなかったアプリゲームを数年ぶりに起動したり、家に帰ってPS5の周りを異常なほど掃除するようになったりという“禁断症状”がでてきます。
そうなるともう夏川は精神安定のためにPS5の電源をつけざるをえなくなるわけですよ、例えどんなに遅い時間でもね。
最近は『マインクラフト』にハマっているので『マインクラフト』をやることが多いですが、あれってストーリーとか無いからやめ時がわからんくて、危険なので
次の日、朝早い時は『ロストジャッジメント:裁かれざる記憶』をチマチマ進めることにしております。
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いやぁ今回寄り道要素が多くてなかなかストーリーが進まないんで困っちゃうねぇ!!
ユースドラマという寄り道ストーリーが結構骨太なもんで、ついついそっちを進めてしまいます。
それに、1周目をやりながら早くもトロコンを視野に入れているせいで、非常にノロノロです。
メインストーリーの方も気になるのだけど!
気になるのだけど!! やめらんねぇ!!!
『ロストジャッジメント』について語りたいことは多々ありますが、それはもう少しストーリーが進んでからと言うことにしておきます。
ということで、
“夏川椎菜のGAMEISCOOL”、第42回!
『ロストジャッジメント:裁かれざる記憶』の前作、
『ジャッジアイズ:死神の遺言』についてお話ししていきましょう!
『ジャッジアイズ:死神の遺言』は2018年12月に発売されたセガさんのゲーム。
開発したのはなんとあの“龍が如くスタジオ”!
そういえば夏川は、『ジャッジアイズ』発売前後の東京ゲームショーに、お仕事で行ってたんですが、例のキービジュアルがデカデカと印刷された垂れ幕が、幕張メッセの天井からぶら下がっていて、それがすごい迫力だったのを覚えています。
チラシもらって帰ったなぁ……。
懐かしい。
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なんといっても主人公があの大スター木村拓哉さん。
“キムタクが如く”なんて言われたりして、界隈が大騒ぎでしたね笑
だって誰もが知る大スターを自分で操作できるんですよ! しかも『龍が如く』の世界観の中で!
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ということはということは、キムタクがあんなことしたりこんなことしたり、ほにゃほにゃなキムタクも、うにゃうにゃなキムタクも見られちゃうかもしれないんですよ! 嘘だろ! おい、ちょ待てよ!!
『龍が如く』シリーズって基本的に極道の世界を生きる漢達のゲキシブな物語だし、バトルも肉体と肉体のぶつかり合いって感じで男臭くて、キャラグラもリアルで毛穴まで表現されてるし、顔怖いし……硬派(?)な印象があると思うんです。
もちろん、硬派なところも十分にあるゲームなのですが、それ以上に“お遊び”要素が豊富なのが夏川的には魅力的なところで、
キャバクラで遊ぶゲキシブ漢、ゆるキャラになるゲキシブ漢、尼さんになるゲキシブ漢などが
神室町(新宿・歌舞伎町をモデルとした龍が如くシリーズのメインシティ)を舞台に、ゲキシブ漢のゲキシブライフを楽しめちゃうゲームなんですよね。
すごい、ゲキシブって何回言った?
そのゲキシブ部分がキムタクになるわけだから、世間が盛り上がらないわけがないですよね。
『龍が如く』シリーズは、強靭な肉体と精神力を持ち、極道として喧嘩の経験も豊富な“伝説の極道”こと桐生一馬が主人公。
桐生一馬はちょっと猪突猛進気味というか、頭より先に体が動くタイプなのか、メインストーリーではたびたび、プレイヤーにも予測できないような行動を起こして、大乱闘を引き起こしたりします。
その無鉄砲さがカッコよかったり、サイドストーリーで見せる、あり得んほどの天然ぶりに笑わせられたりと、かなり魅力的なキャラクターです。
対する『ジャッジアイズ』の主人公、キムタクの見た目をした八神隆之は、法的知識に尾行、変装、ピッキングもお手の物。身軽で踊るように戦う、元弁護士の探偵。
割と肉弾戦で戦う場面の多かった桐生に対して、相手や状況によって戦闘スタイルを変えたり、地形や敵そのものを利用した頭脳派な戦い方が印象的です。
桐生さんと決定的に違う点は、正面突破だけが解決策でないということを理解しているという所……笑
夏川、びっくりしましたもん、
「あ、神室町の建物って裏口とかいう概念あるんだ」って。
敵の目をかいくぐって侵入したり、時には変装したり、尾行したり……探偵らしい様々なスキルを利用してハプニングに対応していくさまは、冷静で大人でかっこいい!!
かと思いきや、突然頭に血が昇ってバシコンバシコンする場面もあります。
そうそう、神室町の立て看板は武器だし、コンビニのガラスは割るもんだし、電子レンジは頭突っ込むところだよね! なんて。
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そしてそれら全ての行動に、キムタクのお顔がついてくるわけですから、面白い以外の何者でも無いですよね。
龍が如くシリーズといえば、豪華な俳優さんがゲストキャラとして登場するのも、みどころのひとつですが、『ジャッジアイズ:死神の遺言』にもたくさんの俳優さんが出演されています。
夏川的にグッときたのは、汚職刑事・綾部を演じた、滝藤賢一さん。
言わずと知れた日本の名バイプレイヤーですが、ゲーム内でもとてもいい味を出していました。
刑事という立場を利用して、得た情報を高値で売りつける、情報屋的な立ち位置で、『龍が如く』だと花屋に近い存在ですかね。
テンダーというバーにいて、酒を片手に取引をする姿はまさにハードボイルドって感じで、超シブシブなんですけど、そこはかとない小物感が絶妙な人間臭さを出してて凄く良いです。
残念なんだけど、目が離せなくなる、あの癖ツヨな雰囲気は滝藤賢一さんだからこそですよね。
いやーたまらん。
そして、神室署組織犯罪対策課の刑事で、たびたび八神と衝突する事になる黒岩は、谷原章介さんが演じていらっしゃいます。
黒岩はかなり傍若無人で、一言で言ってしまえばヤベーやつなんですけど、そのヤベーやつの顔が谷原章介さんなわけで、脳がすごく混乱します。
顔は!! 顔はすごく優しそう!!
だからこそ、サイコパスみを強く感じるキャラクターです。笑
『龍が如く』シリーズといえば、ボス戦の際に上裸になる謎のしきたりがあって、それまでスーツを着込んでいたキャラクターが手を振り上げると一気に服を脱いでしまう、あの演出が印象的ですよね。
(夏川はリスペクトを込めて“極道脱ぎ2と呼んでいます)
夏川、忘れもしません。
『龍が如く6』で、インテリ系の強キャラで、戦いはしないけど真の黒幕……みたいな雰囲気を醸し出してた巌見恒雄(大森南朋さんが演じてました)が、
最終局面で当たり前のように上裸になり、鍛え上げられた肉体をさらけ出したうえ、まさかの肉弾戦で真っ向から桐生さんと殴り合い始めた時のことを。しかも背中に立派な刺青。
終盤のイベントだったので、途中入る演出でも分厚い胸板達がバッシンバッシンぶつかり合ってましたよ。
いやぁ、アツイ展開だったなぁ
さて、そのアツイ極道脱ぎは、『ジャッジアイズ』でもみられるんでしょうか。
キムタクが上裸になってしまうんでしょうか!!!!
……どうだったかなぁ、プレイしたのがだいぶ前なので、その辺のこと覚えてないなぁ……。
(すごく大事な事なのに!!)
俳優さんのキャラクター以外にも、『ジャッジアイズ』には魅力的なキャラクターがたくさん登場します。
最新作『ロストジャッジメント:裁かれざる記憶』にも『ジャッジアイズ』のキャラクターが引き続き登場しているので、『ロストジャッジメント』やろうとしてる人はとりあえず『ジャッジアイズ』からプレイしようね。
まじで名作だから。
龍が如くスタジオなんで、シナリオの完成度が高いのは当たり前なんですが、『ジャッジアイズ』はそれに加えて、映像での演出がすごくステキです。
アクションシーンの疾走感はもちろんですが、サスペンスシーンの迫力というか恐怖を煽る感じが、『龍が如く』シリーズにはなかったものなので新鮮でした。
まさか留守番電話にあんなにビビる事になるとは……。
(やった人ならわかる)
現在攻略中の『ロストジャッジメント』もその辺すごぉぉおおくいい感じです……。
映像もキレイになって本当に映画見てるみたい……。
クリアーしたら、『ロストジャッジメント』についても絶対語ってやるんだからな!!!
次回の更新をお楽しみに。
ばいなーんす!
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