●カリスマ的人気を誇るジョブズ氏がついに引退
米アップルは2011年8月24日、病気療養中であるスティーブ・ジョブズ氏のCEO退任を発表した。後任にはジョブズ氏が指名したティム・クック氏(現最高執行責任者(COO))が昇格すると発表した。ジョブズ氏は会長として留まる予定。
※画像は2010年9月、新型iPodのプレゼンを行うジョブズ氏を撮影したもの。
以下はアップルが発表したジョブズ氏の書簡。(翻訳文)
アップル取締役会とアップルコミュニティーへ
私は以前からこう言ってきました。「アップルのCEOとしての職務と期待が果たせなくなる日が来た場合、自分の口であなたたちに伝える」と。
アップルCEOを辞任します。取締役会が適当であると判断すれば、会長、取締役、アップル社員として留任したいと思っています。
後継者については、アップルの後継者プランどおり、ティム・クック氏をCEOに指名します。
このさき、アップルのもっとも輝かしく革新にあふれた日々が待っていることを私は信じています。そして私も新たな役割を果たすなかで、アップルの成功に貢献し、それを見届けられることを楽しみにしています。
アップルではこれまでによき友人を何人か得ることができました。長年にわたってあなたたちと働くことができたことを感謝します。
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