ニコニコ自作ゲームフェス3 セレクション

“ニコニコ自作ゲームフェス3 セレクション”は、ニコニコ動画で開催されている自作ゲームの祭典“ニコニコ自作ゲームフェス3”の参加作品の中から、ゲームフェス運営が選んだゲームを毎週紹介していくコーナー。

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暗闇の中、音を頼りにエイリアンを倒せ! Unityで作られたホラーTPS『Invisible Fear』を紹介【ニコニコ自作ゲームフェス3 セレクション 第10回】

2014-03-05 17:00:00

『Invisible Fear』
【著作権者】Bordeaux Studio 氏
【対応環境】WindowsXP/Vista/7/8
【ソフト種別】 フリーソフト
【作者のページ】 Bordeaux Studio


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“ニコニコ自作ゲームフェス3 セレクション”は、“ニコニコ動画”で開催されている自作ゲームの祭典“ニコニコ自作ゲームフェス3”の参加作品の中から、ゲームフェス運営がピックアップしたゲームを毎週紹介していくコーナー。今回は姿の見えないエイリアンと音だけを頼りに戦う『Invisible Fear』を紹介していくぞ。


●“何か”に襲撃された宇宙ステーション

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▲舞台は近未来、広大な宇宙に浮かぶ宇宙ステーション。人類の移住計画を進めていたところ、緊急救助要請が発報された。主人公の属する緊急救助部隊・SERFが急行することになるのだが……。

▲画面の右上に表示されているのが、宇宙ステーション内のMAP。緑色の三角が自分の位置を表している。右下は“ハンドガン内の装填数/残弾数”を表示。自分を照らす青い光は残り体力の目安。減るほど赤く変化する。

見えないところから突然襲われる恐怖を、十分すぎるほど堪能できるのが『Invisible Fear』。今からすこし未来の宇宙ステーションを舞台とした、3D TPS(三人称視点シューティングゲーム)だ。主人公は宇宙軍に属する緊急救助部隊・SERFの一員。緊急救助要請が出された宇宙ステーションへと赴き、連絡を絶った仲間を探しに行くことになる。

『Invisible Fear』ではプレイヤーは主人公とほぼ同じ視点で、宇宙ステーションの探索を進めてゆく。宇宙ステーションは何者かの襲撃を受けたかのようで真っ暗。ヘッドライトを頼りに暗闇を進んでいくと、見つかったのは仲間たちの死体。そして、いきなり襲ってくる“何か”だった!


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▲宇宙ステーションの中は暗く、ヘッドライトだけが頼り。顔の向きはマウスを左右に動かすとその分連動して動くので、左右の確認や後ろへの振り向きもマウスで操作できる。

▲突然襲われた! エイリアンはごくたまにしか姿が見えないため、索敵センサーの音を確認しながら注意深く進まなければならない。敵によって行動パターンも異なるので注意。

そう、宇宙ステーションは、姿の見えないエイリアンに襲撃されていたのだ。姿はたまにしか見えないが、主人公の持つ索敵センサーにはしっかりと反応する。MAPにも敵の姿は表示されないので、エイリアンとの距離や方向で変わるセンサー音に注意しながら、敵を倒していこう。

このゲームではセンサー音が重要になるため、ヘッドフォンを装着してプレイするとより楽しめる。また、Xbox 360のゲームパッドにも対応している。

なお、ゲームを始める前にチェックしておいてほしいのが、このゲーム独自のキー設定だ。FPS・TPSでは一般的なものが多いが、特に間違えやすいのはゲームスタートと“拾う(A)”コマンド時に使用する“V”キー、エイリアンにゼロ距離で組みつかれた際(X)に使用する“Space”キーの2つ。画面に表示されるアルファベットはゲームパッド使用時のボタン表示になっているので、キーボード操作の際は要注意なのだ。


●見えない敵はセンサー音と発砲時の血しぶきを頼りに撃つ!

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▲ハンドガンの銃弾は最初120発しか持っていないが、仲間の装備から補充できる。仲間の死体に近づき、“拾う(A)”と表示されたら“V”キーを押す。仲間よ、すまぬ……!

このゲーム最大のおもしろさが、「いかに見えない敵を倒すか」という点。エイリアンはごくたまにチラリと姿を現すが、基本的に姿は見えない。そして、見えない間に移動しているため、プレイヤーが何も考えずに近づくとたちまち見失ってしまう。かといって、ぼんやりと立ち止まっていると、あっという間にエイリアンにかみつかれてしまう。

見えない敵の位置を探るのに、もっとも役に立つのがセンサー音。索敵範囲は自分を中心とした半径30メートルで、距離が20メートル以内、10メートル以内と、近づくにつれて音が早く鳴る。

敵と自分との位置関係(敵のいる方角)でも音の高さが変わるので、かなり詳しい方向まで判別できるのだが、実際問題センサーが鳴り始めると慌ててしまう。敵の位置がよく分からなくなった……。そんな時は落ち着いて、怪しい方向を銃を数発打ってみることをお勧めする。


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▲何もない空間を撃っているはずが、血しぶきが飛ぶ! エイリアン発見!食らえ!!

敵の姿は見えなくとも、弾が当たるとエイリアンからは血しぶきが飛ぶ。血しぶきを見つけたら、その位置に向け一気呵成に銃撃を叩き込もう。


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▲エイリアンにゼロ距離で組みつかれると、ハンドガンで撃つことができない。画面に(X)が表示されたら“Space”キーで振り払おう。その際わずかにダメージも与えられるぞ。振り払った直後は敵の位置を見失いやすいので、冷静に行動しよう。

攻撃時は、TPSならではの“リロード”(再充填)に注意。FPSやTPSでは現実に即して武器の設定がされており、緊急救助部隊・SERFの採用ハンドガンでは1回に30発の充填が可能。つまり、30発を撃ち尽くしてしまうと、いくら引き金を引いても弾は出なくなってしまう。

リロードにより弾が無駄になることはないので、1発でも撃ったら余裕を見つけて即リロードのクセを付けておこう。数秒間のリロード中は攻撃ができないので、近くに敵がいない安全な場所で行うこと。これはFPS・TPSでのセオリーと言っていい操作だ。

ちなみに、『Invisible Fear』に関しては、移動中や走っている最中でもリロードが可能になっている。エイリアンに襲われ弾を撃ち尽くしたら、最悪ダッシュ(“Shift”キー+“W”キー)で現場から逃走し、その最中にリロードを済ませるという方法もあるぞ。


●フリーゲームとは思えないレベルの高いTPS

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▲自分の体を照らす光の色が、残り体力の目安となっている。青から黄色、赤に変化し、さらにダメージを受けると死亡。ミッション失敗と表示されてしまう……。

▲ゲーム起動前に表示される、解像度(Screen resolution)と画質(Graphics quality)を選択する画面。グラフィックチップを搭載していないノートパソコンでも軽快に動作したが、もし重く感じたら画質は「Fast」か「Fastest」を選択してみよう。「Play!」ボタンを押せばゲームが始まる。

遊べるステージ数こそ多くはないものの、自作ゲームと思えない圧倒的なハイクオリティでプレイできる『Invisible Fear』。見えない敵を倒す難しさがあるのはもちろん、ヘッドショット(頭部射撃)でダメージが増すといったTPSならではの定番ルールもしっかり押さえ、遊びごたえのあるゲームに仕上がっている。

単体のゲームとして楽しむだけでなく、“マウスルック”と呼ばれるFPS・TPSならではの視点移動や、銃の“リロード”などをしっかり覚える、入門ゲームとしてもオススメだ。


ニコニコ自作ゲームフェス3とは

“ニコニコ自作ゲームフェス”は、ゲームを作る人、遊ぶ人、二次創作をする人をつなぎ、個人で作ったゲームがもっと多くのひとにプレイされるようになることを目指す祭典。3回目の開催となる“ニコニコ自作ゲームフェス3”は、2013年12月13日(金)から2014年3月2日(日)の間で作品募集を行ない、4月上旬に受賞者を発表するぞ。4月26・27日に“ニコニコ超会議”の会場にて展示を行う予定だ。

ライター:市川美穂