夏川椎菜のGAMEISCOOL!

声優・夏川椎菜さんが綴るゲーム日記。毎月1回(月末)の更新予定です。

  1. ファミ通.com>
  2. 企画・連載>
  3. 夏川椎菜のGAMEISCOOL!>
  4. 夏川椎菜のGAMEISCOOL! 第26回『龍が如く7』から学ぶ 世代交代

夏川椎菜のGAMEISCOOL! 第26回『龍が如く7』から学ぶ 世代交代

2020-08-25 20:30:00

・【夏川椎菜さん4thシングル「アンチテーゼ」9月9日発売決定!】
・【夏川椎菜さんのゲーム実況配信中! プレイリストをチェック!】

皆様こんにちは、夏川椎菜です。
お家時間が推奨されるなか、皆様いかがお過ごしでしょうか。
夏川はそんなん得意中の得意なので、特段ストレスを溜める事もなく、充実したゲームライフを送っております。

そして、最近のゲームライフの殆どを、停滞していた『龍が如く7 光と闇の行方』(以下、『龍が如く7』)の攻略に注いでいたのですが……
たった今、本当に、たった今、ストーリークリアいたしましたー!!!!!!!!!

夜に始めて、なかなかボリュームのある最終局面からエンドロールまでをプレイし切りましたので、現在時刻が割と暴力的な数字なんで、夏川も早く寝なきゃと思いつつ……

それでも!!!!
クリア後のこの感動を!!!!
ただただ吐き出したいがために!!!!!
このブログを書いています。

こういう時、本当にこのブログを書かせてもらえていてありがたいと思うのです。
夏川は大作ゲームをクリアしたあとの余韻にどっぷりと浸かっていたいタイプで、できるなら、クリアしたての感想を数時間でも数日でも語っていたいタイプなのですが、そんな熱苦しい一人語りに付き合ってくれる人などいませんで。
でも! 語りたい!!!!!
語彙力などとっくに失われてるけど、気が済むまで!!
語りたい!!!!!!!!!!!!

これを書き切るか、寝落ちするか、どっちが早いかしらん。

そんなわけで「夏川椎菜のGAMEISCOOL」、第26回!
今回は、『龍が如く7』を気が済むまで語ります!!!

ラスボスやエンディングとかのネタバレを多分に含む内容なので、未プレイ・クリアの方はご注意くださいませ!

09


さーて、何から書こう。
言いたいことが多すぎて、頭の中整理し切れてないので、まずは順を追っていきましょう。

龍が如く』シリーズは2005年から続く大人気のシリーズです。
0〜6のシリーズの他に、外伝的な作品や、1や2のリメイク作品など、かなり豊富なラインナップ。
キムタクが主人公ということで話題になった『JUDGE EYES(ジャッジアイズ):死神の遺言』(以下、ジャッジアイズ)も『龍が如く』シリーズの世界観を踏襲した作品です。

さて、そんな『龍が如く』ですが、大雑把に言えば、
最強の極道・桐生一馬の物語なのです。

神室町という街を中心に、金や権力を求めた色んな人間の欲望や思惑の渦に、なんやかんやで巻き込まれていく桐生一馬が、一番悪いやつの顔面を殴るまでを描いた作品が多いです。(っていうか全部そう)

そしてその物語は桐生一馬のいろいろな時間軸の中で展開されています。
それこそ、若い20代から、ゲキシブイケオジになるまでを0〜6で描き続けてきたわけなのです。
(正直、シナリオはどれも超名作です)

そんな『龍が如く』シリーズ……
桐生一馬という男のその後を、執拗なまでに追い続けるこのシリーズの、待望のナンバリング作品8本目……!
龍が如く』ファン待望の新作ですよ!!!!!!
それが!!!!


主人公、変わります!!!
戦闘システム、変わります!!!
メインとなる舞台、変わります!!!
仲間と一緒に、戦います!!!



ええええええええええええええええ





ええええええええええええええええ




いや、これほんと、発表当時Twitterのトレンドに長いこと載って、かなりの論争になっちゃうくらいの衝撃だったんですから!

私も移動中の電車内でそのニュースを見て、リアルに「えええええええええええ」って言いそうになりましたもん。
なんならちょっと言ったもん!!!!

え、桐生一馬は?
春日一番??? え、桐生一馬は????

あの天然イケオジが神室町で孤軍奮闘する『龍が如く』は???
あの天然イケオジがボケ散らして流されまくって、ツッコミ不在になるカオスなサブストーリーは???




えええええええええええええええええ



正直、頭の中ハテナいっぱいでした。
1番のハテナは、なんで『龍が如く7』というタイトルなのかという所。
主人公も違って、マップも違って、システムも違うなら、もうそれ別のゲームじゃんか!

現に『ジャッジアイズ』がそうなんだから、タイトルが『龍が如く』なのが納得いかん!!!!!

おそらく多くの『龍が如く』ファンが同じことを思ったんでしょうが……

発売から数日、その前評判はものの見事に一蹴されました。

首を傾げながらプレイを始めた『龍が如く』ファンが、口を揃えて「名作」だの「神ゲー」だのと掌を返したのです。

その掌返しをみて、気になってしまった夏川も
龍が如く7』をプレイし始めたのですが




ストーリークリア後の現在、







てのっひらっくっっっるぅううううううう(΄◉◞౪◟◉`)






いやもう、無理。
完敗。
ダメだこれ、神。
名作。





ごめんなさい、









過去一好きです!!!!!!!!




まじで夏川的TOP5に余裕で入ります。
洋ゲー派の夏川ですが、これは無理だわ。
まじですごい。夏川が顔面殴られてるもん。
あ、面食らったってそういうことか。




まず、懸念していたゲームシステムの部分ですが
コマンド入力戦闘に関しては、未だ賛否分かれるかもしれないですが、夏川は最高の改善と見てしまいました。

龍が如く』シリーズの戦闘は今まで、リアルタイム入力? っていうのかな? とにかく桐生さんが一人で殴りまくる感じだったんですよね。
(シリーズによって色々ですけど)
で、殴りまくってゲージ溜めると、特殊演出の入るヒートアクションっていうのが出せて、それを見るのが楽しみの一つでもあったんです。

しかし今回は、RPGさながらのコマンド入力式。
ゲームの中でも説明されているんですが、主人公の春日一番がドラゴンクエストの勇者に憧れてて、戦闘になると世界がそういう風に見えるんですって。(本編では上手いこと説明されます)
ヒートアクション的立ち位置の必殺技である極技も選択式。
レベルやジョブランクが上がると極技を覚えます。
この極技は、MPを消費してそれらを発動することができるんですね。

01


もちろん、その極技ひとつひとつに演出が付けられていて、数も本当に多い。
そして何より演出がいちいちカッコいい!!!!

前作までのヒートアクションの特別演出って、地形的な条件が揃ってないとなかなか出会えないものもあって、いつも同じヒートアクションになりがちだったりするんですよね。
まぁ、レアなヒートアクションを見つけるのが、やりこみ要素でもあるんですけど。

その点は、コマンド入力式にした事と、ドラゴンクエストリスペクトにした事で、色々吹っ切れてんなぁと思いました。笑

攻略の上で大変お世話になった“サテライトレーザーの極み”という極技があるんですけど、宇宙規模でとんでもない事してますからね。笑
あまりにも強すぎて、後半サテライトレーザーゲーになってましたけど……笑

02


そして!!
夏川が何よりも興奮したのは!!!
“デリバリーヘルプ”という、いわゆる召喚的なシステムです!
いや名前!!
ほんと、こういう細かいネーミングが、今回特に秀逸でした笑

パーティーメンバー以外の助っ人を召喚して、強力な技を出してもらえるものなんですが、これにも超絶かっこいい演出が付けられています。
しかも、『龍が如く』シリーズお馴染みのレジェンド達を、このデリバリーヘルプで召喚することができるんですよ…!!!

そしてその召喚演出が、もうまーーーーじでカッコいい!!!!
鳥肌!!!!
何回も見たい!!!!!!

03A 03B


オススメは、真島の兄さんと堂島大吾です……。
兄さんはもう、ほんとに痺れる。物理的にも痺れる。
大吾のやつはなんかこう…泣ける…。
ア○ンジャーズ感ある。
歴代シリーズのファンからしたら、この演出はニクい……。

その時に流れるBGMもどれもかっこいいんすよ……
というかほんと、今回は戦闘BGMからボス戦のBGMまで、良曲揃いです。

何気に雑魚戦のBGMもカッコ良くて、蒼天堀の雑魚戦BGMとか結構好きです。

そして何より、真島・冴島戦のBGM!!!
あれはまじでカッコいい!!!
件のボス戦、かなり死にまくってるので、ある種トラウマでもあるんですが、いやそれにしたって、とにかくカコイイ。

サントラ、買います。
なくても買う。

せっかく話題に出したので語りますが、真島・冴島戦というのが、今回の鬼門です。詰みポイント。
まじで最初、強すぎて負けイベかと思いました。

04


逆に、ここを超えると、『龍が如く7』のボス戦での立ち回りが見えてきて、後のボスを対策しやすくなります。
(後のボス、全員毒が有効なので、とにかく毒はかけとけ)

それまでの戦闘は、イベント戦闘であっても意外と緩めというか、なんなら、レベル上げてオートモードでもいけちゃうくらいの感じなんですが、真島・冴島戦以降はそうもいかなくなってくるんですよね!

今作特有のジョブごとによる特殊スキルや、バフ、デバフをしっかりとかけて、多彩な攻撃をしていく……ゴリ押しではない、長期決戦を楽しむことができます!
まさに王道RPGの楽しみ方といったところ!
(その分油断できないし、ちゃんと対策しないとあっさり死ぬけどね)

キャラ育成のシステムなんかも、ドラゴンクエスト知ってたらすんなり理解できる感じです。
ダーマ神殿ならぬ、ハローワークで転職できたり…笑
ジョブごとに装備できる武器が違って、素材を集めて錬成したり、強化することで、キャラを強くしていったり……。
ドラゴンクエストだけじゃなく、多くのRPGのいいとこ取りをしたようなシステムですね。
(それ故にやることが多い)

ハン・ジュンギの最強武器を作るための素材集めで、浜北公園を駆けずり回って「G」を探した思い出、一生忘れません。

その他、ドラゴンカートや会社経営など、『龍が如く』らしいサブ要素もたっぷりありつつ、バッティングセンター、カジノ、ダーツに将棋に麻雀にパチスロなどなど、ミニゲームのボリュームも最大級!
いやー、一瞬トロコンとゲーム内のコンプリート要素埋めようと頑張ってたんですが、どうしても麻雀と将棋がやり切れず、断念。(それでもかなり埋めたぞ!!)
これもまた、『龍が如く』シリーズらしいところ。

マップも過去一の広さだと思います。
メインとなる伊勢佐木異人町は、横浜をモデルとしているので、行ったことある人はピンとくるはず。
今までのメインマップだった神室町の、2,3倍くらいはあるんじゃないかなー……どうなんだろ。

しかも、ストーリーの中で結局神室町にも行くし、大阪の蒼天堀にも行くんですよね。
マップ3つって、今まであったっけ?(編注:『龍が如く5』が5大都市でした)
メインマップではないので、広さはそこそこですけど、このレベルのオープンワールドが3つもあるって、容量どぅーなってんの?

回復ポイント的な立ち位置のご飯屋さんも、たっくさん用意されていて、お腹が空いてしまうよねぃ。
今回は伊勢佐木異人町ということで、中華料理だったり韓国料理の専門店なんかもあったりして……サムゲタン食べたくて仕方ないもん。
あと、リンガーハットと銀だこと牛角に行きたくなる。
これも『龍が如く』シリーズ恒例。

さらに今回、主人公にパーティーの仲間がいるというところで、この広大なマップと多数の飲食店が活かされていました。
マップのあちこちで、パーティーチャットという小話的なものが聴けるんですよね。
ほんと、どうでもいい内容のくだらない会話が多いんですけど、109種類、コンプリートするくらいには好きでした。笑

05


飲食店でも、特定のメニューを頼んだ際に、宴会トークという小話が聴けまして、何気ない会話から、仲間たちのパーソナルな部分がどんどん引き出されていくので、キャラクター全員をどんどん好きになれるんですよね。
(もちろんこちらもコンプっ)

あぁ、ほんとに仲間キャラも全員魅力的なので、全員語りたいとろなのですが、中でもお気に入りのキャラクターがナンバです。

龍が如く』シリーズ恒例の現実の俳優さんをモデルにしたキャラクターで、このナンバは安田顕さんがモデル・声優をされています。
主人公サイドの重要人物だからだと思いますけど、今までのシリーズの中で一番フィーチャーされてる気がする……。

06


元看護師のホームレスで、なんやかんやあって伊勢佐木異人町に辿り着いた春日一番の、命の恩人であり、最初の仲間。
最初はツンケンしてるんですけどね、最終的には、一番を側でずっと見守って支えるような、お母さんみたいなキャラです笑

戦闘では魔法を得意としてて、強くなると口から火を吹いたりします笑
モーションとかがいちいちカッコいいんですよね。
強キャラ感あるというか。
でも、格好はホームレスのままだし、意外と間抜けなところも多いし笑

まぁ、後半殆ど控えメンバーだったんですけどね……。
(アイドルのジョブにした鎌滝えりちゃんが使い勝手良すぎたん…)

07


そして何より、主人公の春日一番ですよ!!
正直、『龍が如く』において、桐生一馬ほどの主人公は他に絶対つくれんやろ、と思ってたんです。

でも! 春日一番、めっっちゃ主人公してました!!!!
なんなら、桐生さんより主人公属性強めでした!!

ソープ生まれのドン底人生。
物語の序盤で、尊敬する荒川の親っさん(一番が荒川組時代の組長)に胸を撃たれて、失意の中で流れ着いたのは、同じくドン底の人間が身を寄せ合い、グレーゾーンの中でなんとか生きている伊勢佐木異人町。
撃たれたにも関わらず、なお荒川の親っさんを信じ続け、裏切りの理由を探る春日一番は、ナンバと一緒にホームレスをしながら、仲間と情報を集め……

なんやかんやで東京都知事に喧嘩を売ります☆

いや、はぁ??(°▽°)

08


なんと『龍が如く7』、ラスボスは東京都知事!!笑
いや、はぁ???(°▽°)
間違いなく過去最大の敵です笑

なぜ東京都知事に喧嘩を売ることになるのか、そのへんのなんやかんやもめちゃ面白いです。

後に思う存分語るために一応言っとくと、東京都知事の青木遼という男が、実は荒川の親っさんの息子で、春日一番は荒川組の組員だった時、青木遼(荒川真斗)のお付きだったんですよね。
大好きな親っさんの大事な息子。
一番は、青木遼を若と呼んで、兄弟のような強い絆を感じながら接していたのです。



そう!!言ってしまえば!!!!

兄弟対決!!!!!



これ、めっっっっちゃエモくないですか!!!!



なにがって、1作目の『龍が如く』のストーリーと重なる部分が多いのですよ!!!!


龍が如く』のラスボスは、桐生一馬の“兄弟”錦山彰なのです。
錦山は桐生一馬が刑務所に入れられている間、なんやかんやで悪いやつになっちゃって、それを出所した桐生さんが殴りに行くんですけど

いっっしょおおおおおおお!!!!
青木遼も、一番が長いこと刑務所に入れられている間になんやかんやあって、悪いやつになっちゃってるんすよ!!

(しかも桐生さんも一番も、刑務所に入った理由が錦山と青木遼をかばったからなのです)


春日一番の物語第1作目で、桐生一馬と同じように、若い時からの身近な相手との対決を持ってくる感じ……!!
これはもう、世代交代を感じざるを得ません。

(余談ですが、春日一番と錦山彰はどちらも声優が中谷一博さんです……今改めて調べて気づきました……このキャスティングにも意味がでてくる日が来るのでしょうか……)

なんと今回、VS桐生一馬 というシリーズ最大の見せ場があったりするのですが、その戦闘後のイベントでもやはり世代交代を感じるのでした。
(この部分は是非プレイして確かめて欲しい…!!!)

10

こうみると、春日一番と桐生一馬は同じような主人公街道を進んでいるような気がするんですが、キャラクターの性質が実は全然違うんですよね。

桐生一馬は今作中、青いイメージで演出されることが多いです。
青の映える白いスーツですし、攻撃時のエフェクトにも青色がよく使われていました。
桐生一馬は、実際はかなり情熱的で、家族想い、仲間想いのイケオジなんですが、表情が大きく変わることがあまりないですし、口数も少ないので、クールなイメージがあります。

対して春日一番は赤い衣装に身を包む、赤のイメージが強い勇者。
桐生一馬と同じく情熱的で家族や仲間を大切にする人物ですが、とにかく表情が豊かで、よく喋る笑
快活、豪快という言葉がよく似合う、完全無欠の超主人公です!
っていうか、40そこそこのオッサンなのに、マインドが完全にジャンプの主人公なんですよね笑
友情・努力・勝利を地で行くというか。

そう考えると、今作はとことん王道ですね。
王道主人公、王道システム、そして王道の成り上がり物語!
夏川そんなん大好き。
結局そういうところに戻ってきちゃうよね。
そして軽率に泣くよね。

もちろん、王道ではあれど、骨太のシナリオと何より最高の演出によって彩られる、龍が如く!!
これら全てを踏まえた結果、春日一番の物語が紛れもなく『龍が如く7』であることを夏川、確認いたしましたぁ!!

それが一番感じられたのが、なんといってもラスボス戦……!

正直、ラスボスと言えど、相手は東京都知事なので、戦闘力はそこまでなく、倒すだけなら弱い相手なんですよね。
筋肉ムキムキじゃないし。
ラスボスにしてはショボいと感じざるを得ない。
(一応ラスボス戦前に強敵と戦うことになるし、そこからの連戦なので辛くはある)

そこは序盤からどう落とすのか、すごく気になってたんですが、なるほどそうかー!という感じです。
正直このラスボス戦が、『龍が如く7』が『龍が如く』シリーズであることの最大の証明でした。

あーーーうーーーー
いま凄く葛藤しています。そんなネタバレしてもいいのかしらん!!
でも書かずにはいられないので、書きます!
ファミ通さーーーん!  あぶり出しとかにできたらしてくださーーーい!!
できない場合は特大ネタバレ注意なので見たくない人はブラウザバックしてくださーーーーい!!!!






あのね、本当に本当のラストの青木遼戦、2フェイズあるんすよ。

11


第1フェイズは、東京都知事・青木遼と、そのボディーガードたちとの多人数戦闘。
もちろん、パーティーメンバー全4人の力を合わせて、今作ならではの戦闘システムと、育ててきたキャラたちを遺憾なく発揮できるボス戦です。

そして、ボディーガードたちを蹴散らし、青木遼のHPを削りきったところで、第2フェイズ。
一人逃げる青木遼。やってくる多数の追っ手。
仲間たちは追手に対処しながら、一番を見送ります。
あいつをぶん殴りに行くんだろ!! 一番!!!

仲間たちを置いて、青木遼を追う一番。
青木遼は静かに拳を構えます。

第2フェイズ。
青木遼改め、“荒川真斗”との、二人きり、タイマン勝負っっっ!!!!
しかも、この戦闘、一番のジョブがフリーターに自動変更されます。
つまりお互い武器を捨てて、拳だけで戦う、タイマン勝負なのです!!!

しかし、これだけお膳立てされたラストバトルだというのに、荒川真斗、まじで強くありません!笑
これは、夏川がレベル上げしすぎたからなのか、そもそもの仕様なのかはわかりませんが、荒川真斗からの攻撃、まじで1回しか当たりませんでした笑
春日一番、完全にメタルスライムみたいになってました笑

しかし、多分これも仕様で、相手のHPがとても高いため、早々に一番のMPは削られてしまいます。
(こんなえもいラストバトルにサテライトレーザー2発もぶっぱなしてごめん)

もちろん、回復もできるんですけど、それは野暮ってもんじゃないですか。
どれだけ時間をかけようが、荒川真斗の攻撃はほとんど当たりませんし、夏川が確認する限り、回復もしてきませんでした。
多分これは“荒川真斗をぶん殴れ”っていう仲間からの言葉を実行するべく用意された、ゲーム側からのニクい演出なんだなって!!

だから夏川、荒川真斗戦の最後は、ひたすら通常攻撃でシンプルに殴り続けました。
そして、HPを削りきった先に待っていたのは、『龍が如く』シリーズ恒例の、しかし今作ではそれまで一度も出てこなかった、ムービー中のコマンド入力!!!!!

画面に表示されたボタンを押すと、ムービー中で春日が殴る殴る。
その様子が過去作の桐生一馬と完全一致。
これまでの長い物語の中で、少しずつ世代交代の様相をみせておいて、この最後の最後に完全なる世代交代を果たす!!

そしてその瞬間が、ゲームクリアの瞬間と重なる!!




すごい!!!!!!!








ずごい!!!!!!!



龍が如く7』、すごい!!!!!





そんでまたねー、ラストバトルの後のエンディングムービーが、これまた結構な尺なんですが、本当に本当にいいんですよ……

各役者様方の熱の入ったお芝居はもちろんのこと、何よりも本当に、演出が。

なんやかんやあって、一番が、倒れた荒川真斗を抱きかかえ、走り去っていく背中。そして暗転。
たったこれだけのシーンなんですが、本当いろんな感情うずまきまきまきなんですよね

あぁそうか、これはつまり親から子へと想いが受け継がれていることの、暗喩なのかな、とかねとかね
本当、春日一番と荒川真斗のルーツとか、真実とか、全てを知った上で観ることで最高の出汁が出てる、超絶品の演出です。

これもある種の伏線回収というものなのでしょうかね。
本当に芸術的なラストでした。
まじで、暗転した瞬間、拍手しました。


映画かよと。
映画かよと思いましたけど
映画じゃないんですよね、ゲームなんですよ。
龍が如く7』は、『龍が如く』シリーズの最新作として、
ゲームとして発表されたから素晴らしいのです。




よし、言いたかった感想は全部書けたな。
細かいところとかは、言い出したらキリがないのだけども。

総プレイ時間とか、ちゃんと見てないんでわかんないですけど、プレイ期間で言えば、多少空白期間はありつつも半年くらいはコツコツプレイで遊べました。

今作はクリア後にステータスを引き継いで遊べる「クリア後モード」があるので、キャラ育成とかダンジョン攻略とか、まだまだやれる余地はありそうです。

冷静に考えて、このクオリティとボリュームの物が10,000円以下で買えてしまうなんて……。
ほんと、ゲームはコスパ最高の趣味ですね。

今年いっぱいは、お家時間を推奨されそうな雰囲気なので、皆さん張り切ってゲーム充して参りましょー!!!


次回の更新をお楽しみに。
ばいなーんす!

夏川椎菜さんインフォメーション

夏川椎菜さんインタビュー記事
・夏川椎菜さんが2KのSwitchタイトル『バイオショック』や『ボーダーランズ』をプレイ! 家でも外でも、ベッドの上でも、ゲーム好き声優さんらしい楽しみかたとは?
・夏川椎菜さんが語るゲームへの愛。「指先ひとつで世界を救えるからゲームを好きになった」

夏川椎菜さん4thシングル「アンチテーゼ」9月9日発売決定!

夏川椎菜初の映像作品“夏川椎菜 1st Live Tour 2019 プロットポイント”発売中!

【初回生産限定盤】2BD ¥9,000+税 三方背スリーブケース仕様
【通常盤】1BD ¥7,000+税

protpoint_shokai

夏川椎菜 1st Live Tour 2019 プロットポイント(初回生産限定盤)

protpoint_tsujo

夏川椎菜 1st Live Tour 2019 プロットポイント(通常盤)

YouTube“417Pちゃんねる”開設!
夏川椎菜 ソニーミュージックオフィシャルサイト
夏川椎菜 オフィシャルブログ

TrySail Portal Square

TrySail 11th Single「ごまかし/うつろい」発売中!
・初回生産限定盤 1700円+税:CD+DVD  
・通常盤 1200円+税:CD
・期間生産限定盤 1600円+税:CD+DVD

TrySail Live Tour 2019"The TrySail Odyssey"Blu-ray&DVD発売中!
・Blu-ray初回生産限定盤 9000円[税抜]:2枚組・CD1枚・スリーブ付き
・Blu-ray通常盤 7500円[税抜]:2枚組
・DVD通常盤 6500円[税抜]:2枚組



(C)SEGA