PlayStation Vitaとは†

PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)は、2011年12月17日にソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン（SCE）が発売した携帯ゲーム機。
通称は“PS Vita”。
開発段階の名称は“Next Generation Portable(NGP)”であり、同社から発売されている“PlayStation Portable(プレイステーション ポータブル)”の正統後継機として開発、リリースがされた。

▲前面	▲背面

▲上面	▲下面	▲側面右	▲側面左

特徴†

■3G回線に対応
PS Vitaの最大の特徴は、Wi-Fi回線のみならず3G回線に対応している。(本体は、3G/Wi-Fi機能搭載モデルとWi-Fi機能単独モデルの2種類が選べる)
これによって、モバイル端末と同じように、外出先でもゲームの通信対戦プレイやネットワークコンテンツの利用が可能になっている。
SCEは,3G回線キャリアとして“NTTドコモ”と提携しており、同社からは、Vitaに向けたいくつかの料金プランが提供されている。（詳しくは“3G回線のデータプラン”を参照）
・3G回線とは
3G回線は、モバイルネットワーク（携帯電話回線）のこと。PCやスマートフォンなどで使用するWi-Fiと比較して、インターネット接続スピードは遅いが、基地局が多く、受信範囲が広いため、繋がりやすく接続が安定しているなどの特徴がある。なお、PS Vita（3G/Wi-Fiモデル）では、データ通信のみで、通話はできない。
■本体特徴
本体の特徴は、本体前面に、マルチタッチに対応した5インチの美麗な有機ELディスプレイを搭載している。これによって、携帯機器では最高クラスの、非常に鮮明で色鮮やかな画面でゲームを楽しむことができる。
操作系は、2つのアナログスティックによる快適性の向上や、背面に搭載したマルチタッチパッドを叩いたり、なぞったりする新感覚の操作。ほかにも、本体を傾けたりするジャイロ操作など多彩な操作系が楽しめる仕様になっている。
本体前面と背面には、それぞれカメラが搭載されており、AR(拡張現実)などにも対応している。

▲PS Vitaでは、ゲームの操作以外は全てマルチタッチ操作で行う。	▲背面タッチパッド操作イメージ。背面の窪みに指をかけて、そこから指を伸ばして、背面を軽く叩く。

ゲームメディア†

　PS Vitaのゲームメディア形態は、専用の“PlayStation Vitaカード”を採用しているが、ゲームのセーブデータやその他コンテンツの保存に使う記録媒体には、“PlayStation Vitaカード”と専用の“専用メモリーカード”の2つの形態を採用している。

■PlayStation Vitaカード
PlayStation Vitaカードは、PS Vitaのゲームタイトルの提供に採用されている、縦33mm×横22mmのフラッシュメモリベースの小型カード。
ゲームタイトルによっては、PlayStation Vitaカード内にセーブデータの保存ができるものとできないものもある。また、PlayStation Vitaカードは、別のメディアへの書き込みや書き出しの一切ができない仕様となっているため、セーブデータのバックアップはできない。
■メモリーカード
本体内蔵記録メディアが搭載されていないPS Vitaにおいては、ほぼ必須な記録媒体。PlayStation Vitaカード内にセーブデータの保存ができないタイトルや、PlayStation Storeを通じて購入するダウンロードゲーム・ダウンロードコンテンツの保存、マルチメディアファイルの管理などができる。
“64GB”“32GB”“16GB”“8GB”“4GB”の5種類が提供されている。

▲PS Vita専用メモリーカード

【関連記事】
【写真20点追加】PSPの後継機、NGP（Next Generation Portable）の詳細が公開

初週販売台数†

●国内推定初週販売台数:32万1407台
※集計期間は2011年12月17日～12月18日
(関連記事)