発売直前! オープンベータリポート“ミッションは、こうしてしくじる!”

ライター夢崎が、オープンベータでいかにしくじったかを語る。
文:ライター 夢崎

公開日時:2017-03-07 18:00:00

オープンワールドで、のびのびと楽しく、しくじろうぜ!

 さて、『ゴーストリコン ワイルドランズ』に関しては、すでにふたりの凄腕戦士によるインプレッションが掲載されているので、そちらを読んでいただければ概要はつかめるかと思う。本作は戦闘不能に陥ったときの蘇生回数が1回に限られていたり、難易度設定を最低にしても難度は高めで、世のFPS・TPSの中では難しいほうの部類に入るだろう。そこで、このインプレッションでは来たる3月9日の発売日に備え、多くの戦士たちが生き残ってミッションを遂行できるよう、筆者の“ミッションにおけるしくじり”という、オープンベータでのリアルな体験談をお届けしようかと思う。

 まずは、キャラクターメイキング。しくじりは、すでにここから潜んでいた。

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▲ざわ……

 顔や髪型を「これがいいかなー、それともこっちかなー」と長時間悩んで決めたのに、それらを一気にブチ壊すセレクト。ソフトSMか『犬神家の一族』リスペクトかといったチョイスだが、主人公は歴戦の猛者という設定のようなので、顔にスゴい傷を負っていてもおかしくはない。「これはいままでにないカッコよさかも……」と新たなヒーロー像の扉を叩くべく、これに決定にしたのだが、女キャラの場合だとNPCのカレン・ボウマン捜査官と声が似ており、こちらはマスクで口元が見えないため、ゲーム中の無線など、一瞬、どちらが喋っているのか分からなくなるシーンも。そもそもこのマスクを選ぶ人は少ないと思うが、初回プレイは口元が見える装備でのプレイをオススメしたい。

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▲さあ、始まりました!

 ゲームをスタートすると、画面左上には現在進行中のミッションの目的が表示され、目的地と残りの距離も黄色のマーカーで示される。上の画面写真でも、2.5km先に黄色い矢印が表示されている。最近は目的地をマーカーで示してくれる親切なゲームが多いので、「あれを目指せばいいんだな」と、とくに何も考えずに走り出したのだが、しばらく走ったところで「2.5kmって遠くね?」と気付く。第2のしくじりだ。「これ、クルマに乗って向かうやつじゃないかな……」と、クルマを探し始めることに。

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▲おっ……。

 近場にクルマが見当たらないときは、とにかく車道に出よう。一般人のクルマが通りかかったら、進路に立って銃を構えるだけで、クルマを奪……貸してもらうことかできる。

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▲OK、いい子だ……。後で、ちゃんと返すからな(無事に返すとは言っていない)。

 こんな感じで、クルマはカンタンに調達できる。しかし、“当然”と思うことを盲信するのも、危険なしくじりを生む要因のひとつだ。

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▲クルマが要るんだ……止まりな!

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▲止ま……

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▲ちょっ……誰か助け……。

 いつものようにクルマを奪……貸してもらおうと銃を構えたところ、ふつうに轢かれた。敵の乗るクルマだったのか、機嫌の悪い民間人だったのかは不明だが、先に犯罪行為を働こうとしたのはこちらなので、文句も言えない。クルマを奪……貸してもらうときは停まってくれそうな一般車を狙おう。命をしくじってからでは遅い。

 さて、本作は広大なオープンワールドを実現しており、距離が距離だけに、移動にはクルマやバイク、ヘリなどを使うのが主流となっている。「クルマでの移動は、アスファルトで敷かれたレールの上を走らされているようでイヤなんだ……」という自由主義な人も心配ご無用。道路だけでなく、あらゆるフィールドを乗り物で駆け抜けることができる。

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▲走り出せ! 自由の名の下に!

 地形のせいか、道路を走っていると遠回りになることが多く、目的地のマーカーを通り過ぎてグルッと山を迂回しなければいけないことも。そんなときは素直に道路を走るよりも、直線で突っ切るのが効率的な場面もある。道路を外れてオフロードをガリガリと進み、「タイトル通り、俺はワイルドにランするぜ!」と鼻息を荒くするのも楽しい本作だが、なにぶん正規のルートではなく、悪路極まりないため、横転する確率も高い。山中でこうなると、車道に出てクルマを見つけるまで徒歩で進むしかなくなるため、要注意だ。

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▲しくじっ……たぜ……。

 なお、タイトルの『ワイルドランズ』はWILDにRUNではなく、“荒野”などを意味する『Wildlands』である。しくじらないように。協力プレイで友だちが似たようなことを言い出してオフロードを突っ切り始めたら、「違う、そうじゃない」と博識なところを見せつけてあげよう。

 さて、黄色のマーカーに注意するのは目的地だけではない。“人”にも注意だ。

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▲むっ!?

 こういうゲームの場合、パッと見で“マーカーで示されている”=“倒せ!”であると思い込んでしまうことが多い。筆者も脊髄反射で轢殺したところ……。

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▲ドカッ! ミッションコンプリート!

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▲あ、あれ……? しくじっ……た……?

 この場合、乗り物から降りてこのNPCに接近すると“尋問”のコマンドが出る。これでつぎの目的地を聞き出すというわけだ。

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▲敵に見つからずに近付くと、こんな感じに。

 クルマに乗っていると、つい「ヒャッハー!」してしまいがちだが、敵に発見されているかどうかで、このNPCの居る位置も変わってきたりする。歴戦の猛者ならば敵に気取られることなく、つねにクールに状況を判断していきたい。

 黄色のマーカーについて、もうひとつ。通常、マップを開くと目的地までのルートを黄色い線で示してくれているのだが、マップ上でむやみにポチポチと〇ボタンを押していると、目的地の選択が解除されてしまうことがある。

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▲これが正しい状態。目的地までのルートが黄色い線で示されている。

 こうなると、“ルート不明のまま、小一時間ほど山をさまよう”という、しくじったというよりも単なる迷子を爆誕させてしまう。現在進行中のミッション内容をちゃんと把握し、マップ上に黄色いルートが表示されているかを常に確認しよう。

 NPC絡みは、注意すべき点が多い。救出対象であるNPC・アマルの居場所を尋問して聞き出した後、救出した彼を連れて移動するのだが、ガケから飛び降りてショートカットなどの無茶な進行をしていたら、アマルがついて来てくれず、ガケの上で立ち往生した。

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▲ん、どうした? 怖いのか?

 よく見ると、距離が“45m”と表示されており、一般人がふつうに飛び降りたら骨折どころか即死もやむなしといった高さなので、NPCが及び腰になるのも無理はない。歴戦の猛者ならば、護衛対象も完璧にエスコートしなければならない。

 ちなみに、このまま放置して目的地に向かうと、NPCと離れすぎている警告の後、ミッション失敗となってしまう。しくじらないようにしたい。

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▲NPCとの距離が離れすぎているという警告が。

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▲離れすぎて完全に見失うと、ミッション失敗に。しくじったッ!

 NPCのエスコートで気を付ける点は、高さだけではない。クルマに乗っているときだって要注意なのだ。

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▲敵襲!

 移動中に敵と遭遇。仕方なく、このまま建物の中にクルマを突っ込ませてから、降りて迎撃しようとするも……。

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▲あれ!? しくじった!?

 クルマの窓越しに撃たれたのか、クルマが壁に激突した衝撃でダメージをくらったのかは分からないが、クルマに乗った状態でNPCが死亡。またも、しくじった。「クルマが壁に激突すると人は死ぬ」……この教訓を胸に刻み込んでおきたい。

 ここからは、すでにインプレッションを執筆したひとりである喫茶板東氏とのマルチプレイでのしくじりをご紹介しよう。余談だが、彼は執筆速度がたいへん速く、まともなインプレッションを書こうとしたら先に全部書かれてしまい、今回のような、しくじり大全集のような記事にせざるを得なくなった。これもまた、筆者のしくじりと言える。

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▲盗んだバイクで走り出す!

 「輸送車を止めろ」というミッションでの出来事。とりあえずふたりして近場にあったバイクで走り出すも、走行中の輸送車を止めなければならないようで、「これ、バイクで来たのは失敗じゃね……?」と不安の色が濃くなり始める。

 「でも、せっかくここまで接近できたし……」と、輸送車の前方にバイクで入り込み、停車を狙う……が、ふつうに轢かれた。

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▲よーしよし、そこまでだ、止まれ!

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▲エマージェンシー! 助けて板東氏! 歴戦の猛者が息をしてないの!

 「やれやれ」といった感じで戻ってきてくれた板東氏に蘇生を受けて命を取り留めたが、蘇生中に、輸送車の停止に関する説明が……。

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▲先に……言ってくれると……。

 「バイクでクルマは止められない」……この教訓を胸に刻み込んでほしい。

 最後は、クルマに関するしくじりで本リポートを締めようと思う。

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 重要人物のクルマを盗み、ある場所まで運ぶというミッション。ここに到達するまでに、ふたりとも何度も戦闘不能にされ、「やっと!」という思いが焦りを生んだのか、はたまた性能の高いクルマゆえに加速が過ぎたのか、乗って早々に電柱をかすめてしまったがために片輪走行のような状態になり、そのまま横転。

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▲げぇーっ!?

 「こっ、ここまで来たのに、そりゃねーぜ!」と思ったその直後、勢いがついていたのか、そのまま逆方向に傾き始め……。

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▲おっ……?

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▲がんばれ! がんばれ!

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▲よし!

 まさかの復帰に「最後まで諦めてはならないものだな……」と、またひとつ教訓を胸に刻んでアクセルを踏もうとした瞬間、“ミッション失敗”の文字が。

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▲えーっ!?

 このクルマは、まだ壊れきってはいないのだが、このミッション的はクルマに横転するほどのダメージを与えた時点でアウトらしい。“横転するとクルマは壊れる”……諸君らは、この教訓を胸に刻み込んで、発売日を迎えてもらいたい。

 いかがだっただろうか。しくじりは、思いもかけない場所に潜んでいる。FPS・TPSはそこそこに遊んできた自負のある筆者だったが、本リポートに記したように、オープンワールド化によって、思いもよらないおもしろアクシデントがいくつも起きた。ミッションに関しても、さまざまなルート・解法があるので、攻略すること自体が新鮮に感じられる。後で意外な所にヘリを見つけたりしたので、「先にここへ来れば、あのミッション、いきなり上から攻められるんじゃね……?」など、想像力も刺激される。

 一方で、フレンドとふたりだけの協力プレイで進めたいときは、人数的な問題で、ソロプレイよりツラくなる可能性もあるので、やや注意だ。ソロプレイの場合は優秀なNPCが3人付いてくれるので、チームプレイのリーダーが存分に楽しめる。先にシングルプレイでこのゲームにある程度慣れ、各々の技量がそこそこ上がってから、フレンドとCo-opに挑戦……という流れもいいだろう。

 しかし、本リポートのように、初めて触れるミッションをフレンドどうしで挑むというのも、さまざまな発見やアクシデントがあって、おもしろい。しくじりまくった結果のミッションクリアーは、ほかでは味わえない達成感があるだろう。

 しくじることは決してダメなことではない。必ず、新たな発見や成長が伴うものだ。ゲーム内で、思う存分しくじってほしい。このゲームをスルーしてしまうことほど、大きなしくじりはないのだから……。

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『ゴーストリコン ワイルドランズ』特設サイト “ボリビアの麻薬カルテル“サンタ・ブランカ”を解体せよ”

『ゴーストリコン ワイルドランズ』公式サイト

●GAME SPEC

タイトル:ゴーストリコン ワイルドランズ
プラットフォーム:プレイステーション4、Xbox One、PC
メーカー:ユービーアイソフト
発売日:2017年3月9日発売
価格:各8400円[税抜](各9072円[税込])
ジャンル:TPS
CERO:18歳以上対象

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