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【プレイ日記】その女、ワイルドにつき……(夢崎・第1回)
公開日時:2017-03-17 18:30:00
ワイルドだろ?†
FPS・TPSは一見“ハデな銃撃戦のゲーム”というイメージがあるが、その実、けっこうチマチマとしたシミュレーションゲームのような側面もある。双眼鏡で敵の様子を観察して数を把握したり、複数の敵を相手にする場合は位置取りを考え、なるべく1対1に持ち込めるように動いたり、物陰に隠れた敵を不用意に追わず、頭を出すまでジッと待ち続けたり……。ハデな面もある一方で、そういう部分もまたFPS・TPSのおもしろさではある。
……が! たまには、もっとワイルドなプレイをしてもいいのではないか。シュワルツェネッガーやスタローンのように、まるで筋肉で銃器を扱うかのような乱射。弾丸とともに飛び散る汗。仲間の死。響く雄叫び。墜落するヘリ。その爆発を背に、ゆっくりとこちらへ歩みを進める戦士の姿。男なら誰しも一度は憧れる、ワイルド極まりない世界……。
というわけでこのプレイ日記は、何かとしくじりがちな歴戦の猛者が、できるだけ無茶に、セオリー無視でダイナミックに攻略することを信条とした“ワイルドプレイ日記”で、お届けしてみたい。まだ読んでいない人はオープンベータしくじりリポートのほうも合わせてゼヒ。なお、夜間で暗くなってしまった画面写真については明度を上げているので、ご了承を。
▲キャラメイクは、こんな感じに。オープンベータのときはSMマスクを付けていて分からなかったが、若かりしころの美川憲一を金髪にしたような凛々しさがあるよね(って言われても)。 |
▲ワイルドに生き抜くためにも、難易度は最低の“アーケード”をチョイス。腕に自信がないからではないぞ。 |
序盤はオープンベータで経験したミッションと同じ内容で、救出対象が捕らわれている場所を知っているヤツのところへ行き、尋問するのが目的。そこまではクルマを手に入れて目的地へ向かう……が、地図に示されたルート通りにクルマを走らせるなんて退屈すぎるぜ! というわけで早速ワイルドに草むらを突っ切っていくスタイル。合言葉は「S字カーブは直進すれば速い」。
▲階段の上に、敵の見張りが見える。「ターゲットを驚かせたくない サプレッサーを使って」とメンバーに指示を出す主人公だが…… |
尋問する相手が潜伏する場所に到着。本来はここからクルマを降りて銃撃戦に入るのだが、「そんなのワイルドじゃないよな」というわけで、クルマに乗ったまま敵を蹴散らすことに。
▲壁や障害物にゴッスンゴッスンぶつかりながら敵をなぎ倒していく。「サプレッサー使えって言っといて、これだよ」と呆れ顔のメンバー。 |
オープンベータでは、物陰に隠れつつ、撃っては隠れの繰り返しという、いかにもな銃撃戦をくり広げたものだが、もう全部クルマで突っ込んで倒していく。セオリー外のつもりが、これが意外にも手っ取り早く攻略できて、結果オーライ。ワイルド風が吹いてきている、確実に。
さて、ほかのふたりのプレイ日記を見ていると、メインミッションにがっつく前に、各地をまわってスキルポイント稼ぎをしている模様。なんて……なんてnotワイルドなんだ! アタイはゲットワイルドでいくよ! ひとりでも傷ついた夢を取り戻すよ! と勇んでバイクで走り出したのだが……。
▲鉄条網? しゃらくせぇ! |
▲と、取れない……。 |
夢を取り戻すどころか、鉄条網にバイクを取られたまま、取り戻せなくなってしまった。しくじったぜ……。
この後、移動中に敵に攻撃されて仕方なく交戦したものの、アッサリと蘇生待ちにされたり、命からがらクルマの後部座席に乗り込んで、肝心の攻撃を仲間に任せるなど、ワイルドとは言い難い展開が続いた。
▲「いいぞ……みんながんばれ」。 |
ワイルドに生きるためには、タフネスが必要なのではないか……というわけで、“フィジカル”のスキルをチェキ。
▲ほかのふたりと差別化を図るわけではないが、このワイルドプレイ日記では“フィジカル”に注ぎ込んでいきたい。 |
“スタミナ”、“ノーペイン”、“カーシールド”、“弾丸耐性”、“爆発耐性”と、ワイルドには欠かせないヨダレもののワードが並ぶ。というわけで、あくまでもワイルドのためのスキルポイント集めに、軽く奔走してみることに。
▲ワイルドのためにワイルドな仕事をするぜ! |
ヘリを盗み、指定の場所へ運ぶミッション。これがまた意外や意外、何の苦戦もせずスマートに飛び立てたため、「チョロイぜ……ワイルドが止まらない」とニヤケ顔で目的地へ着陸しようとした瞬間。
▲大惨事。 |
予想以上にスピードがついており、着陸地点で止まりきれずに、通り過ぎた先の木に激突。し、しくじったぜ……。止まらないのはワイルドじゃなくて自分の飛行機だった。
しかし、主人公は「クソ。まあ、また別のヘリを見つければいいわよね?」と、超ポジティブシンキング。さすが、戦場で生き抜いてきた歴戦の猛者はメンタルが違う。
ただ、ある意味では主人公の言う通りであり、この飛行機盗みミッションは失敗しても、しばらくするとほかの場所で発生していたりする。ミッションの発生を確認したので、近くにあったヘリをかっぱらって現地へ向かったところ……。
▲むっ、あれだな……。 |
グラウンドのような場所にポツンと停まっている飛行機を発見。ヘリを盗むためにヘリで来る……ワイルドだろ?
しかし、周囲には敵が多数。交戦開始するも、まあこれは行けるやろ……と思い始めたところで、急にチームメンバーからの「幹部が逃げるぞ!」の声。
▲ちょ……。 |
なんと、交戦中にヘリごと逃げられる可能性があるミッションだったのか! すぐに銃を乱射するが効いていないようで、上空へ旅立たれてしまう。
くッ、どうする……と思ったそのとき、視界に入ったもう一機のヘリ。我々が乗ってきたヘリである。「そうだ、これに乗れば……!」
目には目を、ヘリにはヘリを。残った敵は無視して、逃げたヘリを追うべく、すぐさまこちらも飛び立つ。舞台は空中戦へ!
▲ぐ……遠い……ッ! |
表示されている距離は約600メートル。同じヘリどうしでこの距離とすると、追いつくのは絶望的かと思われたが、最後まであきらめない心……ネバーギブアップの精神がよい結果をもたらすことは、オープンベータで学んだ。画面に“ミッション失敗”って出るまであきらめねぇ……!
▲射程範囲……! |
しばらく飛び続けていると、なんとか写真の距離まで追いつくことに成功。「ここまで来たからには、絶対墜とす!」の精神で食らいつき、「クソがッ! ここまで追ってくるなんて想定外だったろうがッ! オープンワールドをナメんなよォーッ!」と、ヘリごと体当たりをかましたものの……。
▲ドォーン! |
爆音とともに墜落! ……こっちだけ! な、納得いかねー! やっぱりこれ、追いつくことを想定したミッションではないのかなァ……とか考えながら地面に叩きつけられ、墜落したヘリとその爆発の中からゆっくりとこちらへ歩いてくる……ということもなく、ふつうに戦闘不能になってチームメンバーの蘇生待ちになる歴戦の猛者。
▲このへんで“GET WILD”のイントロお願いします……。 |
「ヘリどうしで衝突した場合、こちらが押し負ける」……これを読んでいるワイルドガイたちには、ゼヒ、この教訓を胸に刻み込んでほしい。
しかし、よくよく考えたら、あのヘリを盗んで指定場所に届けないとダメなんだから、ぶつけて墜落させたらダメだよな……と、いまさらながらテヘペロする歴戦の猛者であった……。
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●GAME SPEC
タイトル:ゴーストリコン ワイルドランズ
プラットフォーム:プレイステーション4、Xbox One、PC
メーカー:ユービーアイソフト
発売日:2017年3月9日発売
価格:各8400円[税抜](各9072円[税込])
ジャンル:TPS
CERO:18歳以上対象
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