【プレイ日記】見つかったらアウツ! 封じられたワイルド(夢崎・第3回)

ライター夢崎によるワイルドなプレイ日記。その3回目をどうぞ。
文:夢崎

公開日時:2017-04-01 17:00:00

見つからずに盗聴器を仕掛けろ!

 ユリとポリトを始末し、イタクァから“P.N.デ・アグアベルデ”(以下、アグアベルデ)エリアへと進出した我らが主人公は、空から襲い来るヘリの機銃と、どこからか飛んでくる迫撃砲に悩まされていた。

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▲みんな、ワイルドしてる? こっちはワイルドだぜ!

 ヘリからの機銃! 迫撃砲による爆発! と、画面的にはワイルドなのだが、対抗手段がなさすぎて、ただただワイルドに殺されていく。ザコ敵もふつうにいるので、ダブルどころかトリプルパンチの状況。

 家の屋上に上って、ヘリに向かって銃を乱射……してもヘリは一向に落ちないし、迫撃砲はどこから撃ってるのか分からないしで、涙目に。

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▲屋上での死闘。ヘリを正面から見据えて戦うのはワイルドではあったが……。

 けっきょく、地道に敵を減らし、物陰から物陰へダッシュしてヘリをやり過ごしていくというnotワイルドな戦法で、なんとかクリアー。しかし、つぎのミッションを受けようとマップを開いたところで「あれ……? ここ、アグアベルデじゃない……な」と気付く。

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▲サン……マテオ?

 サンマテオはアグアベルデの隣にあるエリアで、難度を示すドクロマークは4。「ワ……ワイルドのために、わざと先にここへ来てやったんだからね! 勘違いしないでよね!」と、イソイソと移動開始。

 アグアベルデは高級リゾート地で、麻薬組織のお得意様であるVIPたちを楽しませる場所らしい。カルジータという人物がこのエリアのボスらしく、コイツを追い詰めようというのが、このエリアの目的。

 早速、VIPエリアの象徴ともいえる施設・カジノに乗り込み、ザコ敵を片付ける……が、ミッション完了にならない。ミッション説明を再確認してみると、「カジノを襲撃してスロットマシーンとゲームテーブルを破壊すれば、カジノは閉鎖され、VIPたちを怒らせることになる」とあった。OK、OK、そういうことならワイルドにいかせてもらうぜ!

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▲ヒャッハー!

 銃を乱射するもよし、グレネードを投げるもよしのボーナスステージ。2階のテラスにはご丁寧に弾薬箱まで置いてある。

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▲グレネードで一網打尽だぜー!

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▲ヒャッハー!

 チームメイトから「おい、いまのは民間人だぞ!」と注意されたような気もするが、ここに来てるのはどうせ麻薬組織と繋がりがあるVIPだろォ~? それに、カジノで遊ぶような人間にロクな奴ァいねェ! でも、やりすぎるとミッション失敗になったりするので、適度なところで止めるのがコツだぜ、ヒャッハー!

 さて、おつぎは立地のよい、いかにも金持ちの別荘といった風情の建物の中に盗聴器を仕掛けてこいというミッション。お安い御用だぜ……と、入口にいる敵を狙撃で始末すると、早々に流れる“ミッション失敗”の文字。

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▲えっ……?

 どうやら、建物の周囲を警戒している敵に気付かれると即ミッション失敗になるらしい。この“気付かれる”というのも、“自分が敵の視界に入って見つかる”とかではなく、敵を倒して、その死体がほかの敵に見つかってもアウツ。さらに、敵がひとりであっても、こちらが狙撃をミスッて、敵が「ちょっ、俺、今、誰かに狙撃された!?」と気付かれてもアウツ。近付いたら見つかるし、狙撃するなら外したらダメだし、死体は見つかっちゃダメだしで、なかなかの高難度。「むしろこっちのが難度高いエリアなんじゃないの……」とマップを再確認したことは言うまでもない。

 で、発想を転換して、「敵を倒さずに、こっちを見ていない瞬間を狙ってサササッと移動していけばいいんでないの」と思い、実行してみる。

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▲赤い〇が、入口にいる敵。

 ここは家の横側にある、勝手口のような場所。入口にいる敵が見える。この距離なら見えていないだろうし、このまま中へ……と思った、そのとき。

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▲!?

 赤い矢印で示したのは、チームの仲間。スッ……と横切り、スタスタと敷地内へ入っていく。あ、大丈夫なのね……と思ったら、直後に“気付かれた”の表示と共にミッション失敗の文字が。

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▲おィィィ!?

 大丈夫じゃないじゃん! おっ、お前、こっちがめっちゃ注意を払って潜入しようとしてたのに……。そういうのはワイルドじゃないから! ただの考えなしだから!

 そんな感じでひとしきりプンプンした後、高台から建物の周囲を冷静に観察する。

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▲うーむ……。

 まず、建物の入口に見張りがふたり立っていて、コイツらがとにかく、ずーっと動かない。勝手口の距離では見つかることも確認済み。ちょっとでも離れてくれれば、その隙に片方を狙撃して、死体に気付かれる前にもう片方も狙撃すれば問題なく終わるものを……。

 というわけでワイルドではないが、仕方なくドローンを活用。敵が全部で何人でいるのか、それぞれどの辺りにいるのかを完全に把握しないと話にならん! このミッション、夜間に開始したのに、いつの間にか夜が明けてんだよ! どんだけ失敗してるんだよ!

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▲ドローンで敵をチェックしておくと、つねにその敵は赤マークで表示されるので便利。

 調査の結果、敵は5人。入口のふたり以外は基本的に単独だが、多少移動するので、死体が発見される可能性がある敵もいる。

 とりあえず、建物の裏手にまわって、ひとりで行動している敵を片っ端から狙撃していく。結果的に、入口のふたり以外全員倒してから、悠々と盗聴器セット。「誰にも見つかるな? だったら皆殺しだ!」みたいな方法だけど、いいんかな、これ……。

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▲盗聴器は全部で3つ仕掛けなければいけない。

 こうして無事に盗聴器ミッションもクリアーすることができたが、続いて、またまたドローンで政治家のスキャンダルな場面を録画してこいというミッション。これもワイルドに解決しようがないので、おとなしく、ブ~ンとドローンを飛ばす。どうでもいいけど、ドローンって、静かな室内で飛んでても気付かれないものなのだろうか……。

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▲覗き見しているような視点にこだわると、よりハァハァできます。……いや、覗き見してるんだけどね。

 「大金持ちはこんな遊びができるんだ、いいなぁ。……よし、録画完了。You Tubeに流してやる! 破滅しろ!」と言ったかどうかはわからないが、スキャンダルも押さえることに成功。ミッションも大詰めで、いよいよカルジータを追い詰めにかかる。

 ここまで何かとワイルドを封じたプレイを強いられていたので、ストレス発散タイム。ボートに乗り、桟橋がブレーキ代わりだと言わんばかりのワイルド上陸を決め、カルジータを探す。

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▲上陸だオラァー!

 アッサリと見つかったカルジータを尋問して、顧客のリストがサーバにあることを吐かせる。

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▲「知らねぇよ、マジで!」から「いや、分かった! リストは……」までが異常に速いカルジータ。根性見せんかい!

 その後、サーバのある場所に突撃し、サーバをハッキング。“ダウンロード完了するまで、その場を死守せよ!”となるのだが、大勢の敵相手に死闘をくり広げることになるのかと思いきや、サーバに到達するまでに敵を全滅させていたのか、誰も来ないままミッションクリアー。

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▲Yes!

 盗聴器ミッションに関しては、まさかの仲間に邪魔されるなど、ホントに苦労させられたが、アグアベルデエリアも無事にクリアー。間違って突撃したサンマテオにしても、苦労はしたものの、なんとかミッションをひとつクリアーできたことを考えると、エリアの難度無視でもいいのかな……そもそも難度を見て「ここはやめとこう」とか考えること自体がnotワイルドじゃない……? などと考えつつ、ドローンの魅力に取りつかれつつある主人公であった。

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『ゴーストリコン ワイルドランズ』特設サイト “ボリビアの麻薬カルテル“サンタ・ブランカ”を解体せよ”

『ゴーストリコン ワイルドランズ』公式サイト

●GAME SPEC

タイトル:ゴーストリコン ワイルドランズ
プラットフォーム:プレイステーション4、Xbox One、PC
メーカー:ユービーアイソフト
発売日:2017年3月9日発売
価格:各8400円[税抜](各9072円[税込])
ジャンル:TPS
CERO:18歳以上対象

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