『ゴッドイーター2』はプロゲーマーsako氏も納得するキレッキレのアクションゲームだった!

公開日時:2013-11-11 13:02:00

 いよいよ発売までカウントダウン! 2013年11月14日発売予定の『ゴッドイーター2』(以下、『GE2』)は、スピード感溢れる奥深いアクション性が魅力のひとつ。……と、これまで幾度となく伝えてきたが、果たしてどれほどのアクションを味わえるのか? そこで、格闘ゲームを中心に数々のアクションゲームで、ゲーマーの真髄を魅せ続けて来たプロゲーマーsako氏に、『GE2』体験版をプレイした感想を聞いてみたぞ!

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プロゲーマーsako氏。TEAM HORI所属。数々の格闘ゲーム大会にてタイトルを取得。極めて攻撃的な戦術から“最強の矛”の異名を取るまでになったプロゲーマー。ほかのプレイヤーが実戦投入を諦めてしまうほど高難度のコンボを芸術的に使いこなし、対戦相手すら魅了する。

■上達する楽しみが味わえる良質なアクションゲーム

 『ゴッドイーター』シリーズは今回初めてプレイするのですが、プレイしてすぐに「これはメッチャおもろいわ!」と感じました。キャラクターを動かしていて、まったくストレスを感じないんですよ! アクションゲームって、レスポンスのよさや思い通りにキャラクターが動かせるかという部分が重要になってくるんですけど、『GE2』は、そのあたりがしっかりしていて好印象を持ちましたね。

■体験版の時点で、お気に入りはショートブレード

 武器も個性的なものが揃っていたので、ひと通り遊んでみました。その中で気に入ったのが、ショートブレードです。僕は、格闘ゲームで“スピードのあるキャラクター”や“できることが多くて人とは違った動きのできるキャラクター”を使っています。それが『GE2』でいうとショートブレードでした。軽快な攻撃を連続してくり出せるのがすごく気持ちいい。しかも、これらの攻撃は格闘ゲームのように“キャンセル”してステップやジャンプにつなぐことができるので、高速斬撃→ステップ→高速斬撃→ステップという具合に高速で移動しながら攻撃したり、ライジングエッジで切り上げてから空中で追撃を加えて、さらにエリアルステップで移動したりと、格闘ゲームさながらのコンボを決めたり、画面をハイスピードで動き回って、自分だけの動きを創造できるのがメッチャおもろいと思いました。

 それに、近接武器形態だけではなく、銃形態もあり、やれることが多いのもうれしいですね。しかも銃を使うには、近接武器形態で“オラクルポイント”を回収しなければならないという仕様が、どちらか一方だけに偏ってしまわないように調整されていて、ゲームのアクションバランスが考えられているな、と。

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■自分の成長も楽しめる『GE2』は、かなり考えられて作られたアクションゲームのはず

 こういったキャラクターのアクションだけではなく、自分の成長を実感できるゲーム性も好きですね。例えば、大型アラガミ2体が同時に出現するミッションでは、初挑戦時は苦しんだ挙句にやられてしまっていました。それでも、敵の動きを観察しながらプレイしていると、強力な攻撃の前には何かしらの“前兆”があることに気付くことができ、それを覚えてから安定して攻撃を避けられるようになったんですよ。

 アラガミの行動を発見する以外では、“結合崩壊”という要素がゲームを奥深くしていますね。「どの部分を攻撃すればいいのか?」、「部位を攻撃するにはどの攻撃が有効なのか?」というように、攻略するための研究要素がすごくたくさんあると感じました。

 このようにどんなに強い敵でも、敵の行動を発見することで少しずつ攻略していける要素が(アクションゲームには)重要なんです。『GE2』は、そういったところもしっかり作ってありますね。

■“捕喰”でバースト状態を維持。コレが戦術のカギになりそう!

 『GE2』のゲームシステムで気に入ったのは、“捕喰システム”です。これは、“捕喰形態”でアラガミを喰らうことによってキャラクターのポテンシャルを高めるものなんですが、捕喰の動作が大きいため敵の隙をつかなくてはならないんです。つまり、敵が隙を見せたときに、攻撃を続けてダメージを取る戦法と、捕喰によって神機開放(バースト)モードを発動してポテンシャルを上げ、その後の展開を重視する戦法にわかれると思うんです。

 このように戦術の取捨選択で個性が出るところが僕好み。より軽快に動き回れるようになるので、迷わず捕喰してしまいますね(笑)。バースト状態のステップや空中ジャンプを最大限に駆使したショートブレードのスピード感ある立ち回りは、一度体験したら病みつきになりますよ!

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■やっぱりマルチプレイは楽しむべき!

 ここまでは、おもにシングルプレイの感想なんですが、このゲームの肝はやっぱりマルチプレイだと思います。初めてマルチプレイを体験したときは「別ゲーやん!(笑)」と驚きました。

 何にそんなに驚いたかというと、さきほど紹介した捕喰で入手できる“アラガミバレット”を味方にわたすことで、仲間を強化できる“リンクバースト”というシステムです。リンクバーストは最大レベル3まで溜められるのですが、マルチプレイの場合は仲間と連係することでレベル3を維持しやすくなるんです。レベル3の状態なら、ほとんどスタミナが減らなくなるので、『GE2』の醍醐味である“軽快なアクション”を発動し続けることができ、やりたい放題でメッチャ気持ちいい(笑)。

 それと忘れちゃいけないのが、必殺技(ブラッドアーツ)。コレのエフェクトがド派手ですごくかっこええ! 愛用しているショートブレードのブラッドアーツもなかなかなんですが、ロングブレードの衝撃波を飛ばすブラッドアーツがカッコよ過ぎて、ロングブレード使いに乗り換えようかとグラつきました(笑)。体験版でしたので、すべてのブラッドアーツを試せませんでしたが、かなりの種類が用意されているみたいですし、どれを使うか迷っちゃいそうですよね。選んだブラッドアーツ次第で、また新しい戦略が生まれそうですし。

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■アクションゲーム好きには冗談抜きでオススメのゲームです。そうでなければ、『GOD EATER 2』を遊んでいません(笑)。

 本作の魅力はこれでもほんの一部というくらいやれることが多い作品です。最初からすべてを使いこなすのは難しいかもしれません。しかし、少しずつテクニックを身に付けて、そのたびに新しい戦術や攻略法が見えてくる。そんなアクションゲームの基本ともいうべき、“上達する楽しみ”がしっかり味わえると思います。

 いろんな楽しみ方があると思いますが、僕のような楽しみ方の場合、格闘ゲームに通ずるものがあるかもしれません。“キャンセル”や“空中コンボ”といった要素もあるし、僕のような格闘ゲーマーにもなじみやすいと思います。

 ちなみに、『GE2』へデータの引き継ぎができるということを聞き、さっそく『ゴッドイーター バースト』を購入してしまいました(笑)。発売後にまわりのゲーマーを誘ってマルチプレイをするのが、いまから楽しみです。

(プロゲーマーsako氏)

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『ゴッドイーター2』×ファミ通支部“チーム神喰”

■タイトル : ゴッドイーター2
■ハード : 
 PlayStation®Vita / PlayStation®Portable
■ジャンル : ドラマティック討伐アクション
■発売日 : 2013年11月14日発売
■販売価格 : 
 PlayStation Vita版(PS Vitaカード版/ダウンロード版) : 5980円[税込]
 PlayStation Portable版(UMD版/ダウンロード版) : 5980円[税込]
■プレイ人数 : 1~4人
■備考 : 無線LAN機能(アドホックモード)対応
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