ゲームDIY部

ゲームに登場するアレコレのアイテムを自作して楽しむ“ゲームDIY部”の活動記録。不定期更新。部員はいつでも募集中です。

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【ゲームDIY部】アマテラスが鎮座まします『大神』陶器ランプシェードを制作!

2018-08-10 12:00:00

 ゲームに出てくるアイテムや料理を再現したり、ゲームキャラを使ったDIY作品を作っちゃおうという部活“ゲームDIY部”。部員1号の稲屋マギです。な、なんと、前回から時間を待たずに活動報告しております! 奇跡! そんな第4回ゲームDIY部は、Nintendo Switch版が昨日8月9日に発売となった『大神 絶景版』がモチーフ。まずはこちらをご覧ください。

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 何だかお分かりになったでしょうか? 『大神』をイメージした陶器製のランプシェードです。どうですか、素敵でしょう!? どうやってこんなものを作ったのかというと、さすがに今回は素人部員が体当たりでがんばるだけではいかんともしがたく、プロの手をお借りしました。

 まずお願いしたのは、漫画家・イラストレーターの小谷梓さん(@kotani_azusa)。ランプシェードに描く『大神』のデザインを起こしてもらいました。ただ好きなように絵を描けばいいわけではなく、陶器を彫るためにデザインの制約がある中でランプとして光をどう演出するかはセンスの見せどころ。じつは小谷さん、もともと『大神』のファンだったそうで、いろいろなパターンのアマテラスを描いてくれました。その中から、正面を向いたかわいいアマテラスを採用。背面には『大神』のロゴを配置し、周囲を小さな桜の花びらで埋め尽くすというデザインが決まりました。ちなみに、デザイン案ではアマテラスの上にちっちゃなイッスンがいたんですけど、彫るにはあまりに小さくて泣く泣くカットしました。

デザイン

 実際に陶器制作をさせていただいたのは、陶芸教室を営む千秋工房さん(ホームページはこちら)。都内のおしゃれさん御用達の街、中目黒の商店街にあり、アクセス抜群の工房です。今回は模様を入れる“透かし彫り”がメインのため、あらかじめ工房で器を制作していただき、小谷さんにお願いしたデザインを彫る作業のみをやらせていただきました。と言っても、彫るだけでも相当な時間のかかる作業。どんなふうに行ったのか、順を追って見ていきましょう。

(1)器に下絵を刻む
 まず、器にデザインを下絵として書き写します。ちなみに、器は信楽の白い土を使って、電動ろくろで引いてもらったもの。この時点ではまだ焼成前で、簡単に崩れることはないけれども固い粘土くらいの感触です。そこに下絵をつけるので、道具は竹串! 江野本ぎずも部長が夜なべをしてデザインを写してくれたステンシルシートを器に当て、その穴の縁を竹串で彫っていきます。細かい作業で神経を使いましたが、間違えても水で消すことができるのでまだ気分は楽。

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 息を止める勢いで真剣に書いた下絵がこちら! ステンシルシートのおかげでキレイに描くことができました。部長グッジョブ!

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(2)下絵に沿って土をくり抜く
 下絵をすべて写し終えたら、線の通りに陶芸用ナイフを刺していきます。ここは1度刃を入れると修正ができないので慎重に……!

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 外周をナイフで切ったら、その中の土を取り除いていきます。これが想像以上に大変。竹串や陶芸用のヘラなどで奥へ押し込んで抜き取りますが、大きな模様はポンスと呼ばれる金属の棒でくり抜き、土の量を減らしてから押し込みました。

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(3)バリを取って仕上げ
 土をくり抜いたままの状態では周囲にバリがつき、断面もガタガタ。ここでもヘラや竹串などを使ってバリを取るほか、なめし皮に水をつけて撫でることでなだらかに仕上げました。表だけではなく裏側もキレイにしたら、模様付けはやっとやっと完了です!

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 約4時間でこんな感じに! 最後のほうは土が乾いてきてしまい、部長とふたりがかりで仕上げました。実際にやってみると、球体の器に細かい模様を彫るのは本当に大変……。陶芸初心者はいきなりこんな大物ではなく、小さいものから慣れていくべきですね。でも、大きなトラブルもなく、時間がかかりすぎた以外は想定通りにやり遂げられたと思います。

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 ここからは再び、工房にお任せ。アマテラスのイメージに合わせて白い釉薬を吹きつけ、焼成してもらいました。1ヵ月以上待って、ついに完成した『大神』ランプシェードとご対面です!

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 大きさがわかりにくいですが、焼成前からはやや小さくなっています。でも、アマテラスや『大神』のロゴなどのデザインは焼成後もばっちりキレイに出ていますよね! どうなることかと思っていたのでホッとひと安心でした。千秋工房さん、ありがとうございました!!

 そしてそして、ランプシェードといえば、壁に映し出される影絵も魅力。中にロウソクを入れて火を灯したのがこちらです。

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 ちゃんとアマ公が映ってるー!!! 苦労して作った甲斐もあって、めちゃくちゃかわいかったです。

 今回は陶芸に初チャレンジ。慣れない作業で時間もかかり、大変でしたが、やっぱり作品作りは楽しい! またいつか陶芸をやれたらいいなと思います。