『コール オブ デューティ』シリーズのキャンペーンモードは、核攻撃や空港テロなど、つねに過激な内容のシナリオを描いてきた。シリーズ最新作となる『ゴースト』でも、キャンペーンモードの展開に注目が集まっていたが、その一部がいよいよ明らかになった。

本作の舞台となるのは敵の攻撃で国土の大半が崩壊したアメリカ。今回公開されたのは、世界最大の軍事力を誇る超大国アメリカが崩壊した理由が明らかになるエピソードだ。軌道上の衛星兵器による攻撃、そして謎の組織“FEDERATION”の存在など、本作でもハードな展開のストーリーが期待できそうだ。下の動画は海外向けに公開されたキャンペーンモード紹介用トレーラー（英語）だ。

■奪われた米戦略衛生が自国を破壊†

アメリカ本土が荒廃した理由。それは自国が保有する戦略衛星からの攻撃だった。衛星軌道上に浮かぶ戦略衛星“ODIN”は、はるか上空からの地上攻撃を可能にする究極の兵器とも言えたが、ある日謎の部隊からの強襲を受ける。宇宙空間における無重力下での戦闘の末、ODINのコントロールは敵に奪われ、米軍保有のこの衛星兵器は、自国へつぎつぎと攻撃を放つのだった……。 宇宙空間での戦闘は、もちろん『COD』シリーズでは初の試みだ。ODINの攻撃はアメリカ本土崩壊の原因でもあるので、おそらくキャンペーンモードの序盤でこのシーンが描かれるはずだが、このパートでプレイヤーがどんな役割を担うかは現時点でまだ不明。……無重力下での戦闘と操作は、かなり斬新な体験になる!?

かつての超大国は国土の大半が崩壊……

キャンペーンのおもな舞台となるのは、ODINによる攻撃によって国土が壊滅し、それから数年が経った世界。かつて栄華を誇ったアメリカの都市では廃墟化が進み、再び緑に覆われ始めている場所もある。戦力が衰えたアメリカ軍だが、アメリカ侵攻を目論む組織“FEDERATION”との交戦は依然続いており、きびしい戦いを強いられている模様。写真を見る限り、アメリカの国家としての機能は、ほぼ崩壊しているようだ。この過酷な戦いに、勝ち目はあるのだろうか。

▲華やかなラスベガスの街は完全に崩壊した。巨大タワー“ストラトスフィア”は、かろうじて原形を留めているように見える。	▲ロサンゼルスを南北に走るフリーウェイ405号線の標識が見える。街は自然に包まれており、野生動物が生息しているようだ。

▲抵抗を続けるアメリカ軍だが、野営基地と思われる場所には、多くの負傷兵の姿が見える。きびしい戦いを想像させる風景だ。	▲夕日の中、装甲車を輸送するヘリ部隊の姿。後方に見える巨大スタジアムは各所が崩壊しており、完全に廃墟と化している。

■米本土に侵略を開始する謎の組織“FEDERATION”とは!?†

アメリカを侵攻しようとする謎の組織、FEDERATIONに関しては、詳細がいっさい不明。FEDERATIONという言葉には“連邦・連合”といった意味があるので、複数の組織が関与していることは間違いないだろう。

■反撃の狼煙を上げるゴースト舞台†

FEDERATIONに対する反攻作戦を展開しているアメリカ軍だが、正規軍の動きと並行して極秘任務にあたる部隊がいる。それが特殊部隊“ゴースト”だ。彼らはその名前の通り、実在するのかどうかさえわからない、誰も正体を知らないという極秘の存在。隊員たちはその素性を隠すためか、マスクで顔を覆って任務に臨んでいるようだ。本作のキャンペーンモードの主人公はゴースト部隊。彼らがさまざまな任務に臨み、FEDERATIONとの激しい戦いの様子が描かれる。

▲ゴーストのメンバーは、全員マスクを装着して行動していることが多いようだ。その実態は、レンジャーやSEAL’Sなど、かつて別々の部隊に所属していた精鋭たちだと噂されている。存在そのものが秘密にされているので、彼らだけがFEDERATIONの裏をかいた行動を取れるのだ。

■ストーリーのカギを握る!?　父と子†

本作のストーリーの鍵を握ると思しき存在が、下の親子だ。詳細はまだ不明だが、息子はゴースト部隊の一員と思われる。父親もその体格のよさや格好から軍人のようだが、このふたりの関係が、ストーリーにどう影響するのか気になるところだ。戦場でくり広げられる人間ドラマも見どころのひとつ。

■ゴースト部隊は劣勢を覆せるのか!?†

ゴーストはエリート隊員たちで結成されているとは言え、その任務は劣勢の中で展開せざるを得ない。FEDERATIONの攻撃による国土の崩壊という窮地から、彼らはどうやって祖国を勝利に導くのだろうか？　キャンペーンモードのシナリオ内容に期待したい。

▲軍用犬のライリーは、キャンペンモードでも頼もしい存在としてプレイヤーを支援してくれそうだ。

※『コール オブ デューティ ゴースト』公式サイトはこちら
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