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アイマスPにインタビューその4:『ワンフォーオール』サイクルジャージ制作担当者・木戸さん(プレゼントもあるよ!)
公開日時:2014-06-27 20:00:00
サイクルジャージのデザインに迫る!†
皆さんこんにちは、北口徒歩2分です。『ワンフォーオール』はゲームのみならず、関連商品もたくさん発売されています。その中に、サイクルジャージがあるのはご存知でしょうか? サイクルジャージというのはその名の通り、自転車ロードレースの選手が着るウェアのこと。アニメ『弱虫ペダル』の登場人物たちが着ている、ピッチリしたウェアを想像していただけるとわかりやすいかもしれません。
この『ワンフォーオール』のサイクルジャージが発表されたのは、2014年の5月末。僕も「おお〜、デザインがかわいいし欲しいな~。『アイマス』愛を感じるし、制作者の方にお話を聞いてみたいもんだ」なんて思いながらニュースを見ていたのですが、その直後に発売元である大網株式会社の宣伝担当者さんから、「ぜひ新しいアイドルマスターサイクルジャージを記事として扱っていただけませんでしょうか?」という連絡が! まさに“渡りに船”!! さっそくインタビューをお願いしたところ、快諾していただけました。ありがたや〜。ということで今回は、このサイクルジャージのデザインを務めた大網株式会社の木戸健介さんに、アレコレおうかがいしました。そうしたら、ここでしか聞けないような話がボロボロと! Prestarの話なんて滅多に聞けないぜ? ということで、ぜひご覧くださいませ~。
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▲大網株式会社の商品企画部で、『アイドルマスター』サイクルジャージなどさまざまな商品を手がける木戸健介さん(文中は木戸)。ご本人の希望により顔出しはナシで。ちなみに顔を隠しているのは、『アイドルマスター』のサコッシュバッグ。 |
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▲『THE IDOLM@STER ワンフォーオール』サイクルジャージ(全12種)は、2014年8月下旬発売予定。各12400円[税抜](13392円[税込])。初回生産特典として、ゼッケンプレートとバーエンドキャップが付属。 |
『アイマス』との出会い、そして再開†
北口 それでは、木戸さんと『アイマス』との出会いから教えていただけますか?
木戸 『アイマス』との出会いは、まだアーケード版が稼動する前なので、もう10年くらい前ですね。当時、私は全国に展開しているアニメグッズ販売チェーンにおりまして。
北口 アニメグッズ販売チェーン店というと、あの●●●●●ですか?
木戸 そうです。その本部でオーディオ・ビジュアルの担当をしていました。そのころ、当時のナムコさんが業者向けに、アーケード版『アイドルマスター』の販売説明会を開いていまして、それが最初の出会いです。
北口 ほうほう。でもまた、なぜアニメグッズ販売店がアーケードゲームの説明会に?
木戸 過去、チェーン店のいくつかの店舗にアーケードゲームが置かれた実績があったんです。それで、アイドルを育てるという『アイマス』のゲーム性とお店に来られる客層がマッチするだろうということでご案内をいただき、導入を検討していたんです。ただ、アーケード版『アイマス』は通信環境が必須で、ネットワーク回線を引かなければならなかったり、筐体を置くとけっこうスペースを取ってしまうということもあって、ちょっと難しいだろうなという話になりました。
北口 筐体ひとつひとつがデカかったですもんね。それがアーケード版稼動前の話と。
木戸 つぎに『アイマス』を見たのは、それからしばらく経って、アーケード版が稼動してからでしたね。会社の本部が池袋近郊にありまして、会社帰りによく上司と池袋のゲームセンターに行って、『三国志大戦』(※1)をプレイしていたんです。
※1……2005年3月にセガがリリースしたアーケード用カードゲーム。『三国志』に登場する武将たちが描かれたカードを組み合わせてデッキを組み、筐体に置いたカードを操作して戦う。
北口 『三国志大戦』、僕もやってました! アーケード版『アイマス』が2005年の7月稼動ですから、そんな時期でしたね〜。ちなみに、デッキは何を?
木戸 張遼をメインにした、神速デッキです。
北口 僕も張遼でしたよ! あのころの神速は本当に強かったですねえ……。
木戸 私はよく楽進が迎撃されたりしちゃってました(笑)。
北口 あ~わかります。刺さっても構わず突撃しちゃえみたいな(笑)。って、すいません、話が逸れちゃいました。
木戸 そうですね(笑)。当時『三国志大戦』は人気で、順番待ちが当たり前でした。その日も待っている人がいて、「今日は遊べないかな」と思っていたんですが、そのときにふとゲームセンターの中を見渡すと、昨日までにはなかった筐体があったんです。それで、「あの筐体、何か見覚えがあるな……」と思って近づいていくと、徳丸完さん(高木順一朗役)と女の子たちの声が聞こえてきまして。「おっ、これは先日の『アイドルマスター』か!」と。
北口 それでプレイしてみたわけですか。
木戸 はい。上司とふた手に分かれて、さっそくやってみました。上司は雪歩、私は千早を選びましたね。
北口 木戸さんはなぜ千早を選んだんですか?
木戸 アーケード版のデモ画面で、それぞれのアイドルが歌っているじゃないですか。千早の『蒼い鳥』を聴いたときに、強いインパクトを感じたんです。しかも、画面を見ると、誕生日が2月25日と書いてある。「おいおい、2月25日が誕生日って、僕と同じやないか!」と。
北口 すごい! 運命!
木戸 まさに運命だなと(笑)。それからはもう、毎日ヘッドフォン持参で『アイマス』を遊んでいましたね。1日に何千円というペースで使うくらい熱中していました。
北口 そこまで木戸さんがハマった理由はどこにあったのでしょう?
木戸 まず、私自身に育成ゲームが好きだという素地があったことが大きいですね。それと、『アイマス』シリーズはアイドルたちがスターダムに駆け上がっていくというところが描かれていますが、とくに“自分が育てたアイドル”がスターになっていくという点に、やり甲斐を感じました。あとは……メールの存在でしょうか。
北口 メール、ありましたね〜。専用サイトに登録すると、アイドルからメールが届くという。最近のシリーズではゲーム内で実装されていますが、昔は自分の携帯電話に本物のメールが来たんですよね。
木戸 それで、千早に「プロデューサー、今日、プロデュースよろしくお願いします」って言われるじゃないですか。そんなことを言われたら、行くしかないですよね(笑)。しかも、行ったらアイドルがキラキラしていて。
北口 メールブースト(※2)がかかってる(笑)。
※2……アーケード版『アイドルマスター』では、メールで指定された時間にゲームをプレイすることで、担当アイドルの能力が一時的にアップした。
木戸 これはもう、この子のために頑張らないとダメだろうというところで、まんまとハマってしまったという。開発の皆さんの思惑通りに動いていたひとりなんじゃないかなと思いますね。
北口 なるほど。もう完全なプロデューサーですね(笑)。
木戸 これだけ好きになってしまったタイトルなので、仕事としても何かできないか、タイトルの普及のためにできることはないかと考えました。そうしたときに、『アイドルマスター』のCDシリーズ『THE IDOLM@STER MASTERPIECE』が日本コロムビアさんから出るという情報を得ました。そのことを知ったときは、CDの発売まであまり時間がなかったんですが、全国に展開するアニメグッズ販売店という、言わば巨大な媒体を使って、『アイドルマスター』を広めるという野望を抱いていたので、すぐ行動に取り掛かることにしました。
北口 ファンとしてもビジネスとしても、『アイマス』に可能性を感じたんですね。具体的にはどのようなことを?
木戸 当時大田区にあったナムコ本社に行って、ディレ1さんこと石原さん(『アイドルマスター』シリーズ総合ディレクターの石原章弘氏)と、ライツ担当のUさんにお会いしました。「この作品は大ヒット作になる可能性を秘めています。CDも絶対に売ります。たくさん売らせてください! グッズ展開があるならフェアもやります!」と、上司とふたりで必死にお話をしたんです。すると、好意的に受け止めていただけて、日本コロムビアさんとも相談したうえで、チェーン店で『MASTERPIECE 01〜03』を購入した方から抽選で、豊島公会堂のミニライブへご招待という販促を実現できました。それと近い時期に“アイドルマスターフェア”という販促活動も行ったのですが、そちらも当時のタイトル力を考えると大成功でした。その際はフェアの取り仕切りと、関連商品をお買い上げいただいた方にプレゼントした“プロデューサーノート”のディレクションを行いました。
北口 木戸さんの熱意でいろいろなことが実現したわけですね。そのプロデューサーノートが、ここにあるコレですか。
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▲左がプロデューサーノート。右はアーケード版の稼動初期に配布されていたうちわ。 |
木戸 そうです。1週ごとにアーケード版『アイマス』の活動記録がつけられるようになっていたんですが、じつはちょっと余分なページがあって。アーケード版が最長で62週まで活動できるところ、このノートは64週目まであったんですよ。「このページいらないよね?」という話になったんですが、デザイナーから「もうデータを納品しちゃいました」と言われて、まあいいかと(笑)。
北口 あっても困らないですしね(笑)。
木戸 いま見返すと、表紙のアイドルが、いわゆる定番の組み合わせではないんですよね。というのも、当時はまだアイドルどうしのカップリングみたいなものがあまり浸透していなかったんです。“やよいおり”(やよいと伊織)は偶然にも同じ表紙にまとまっていますが。
北口 あ~、確かにカップリングが定着したのってけっこう後でしたよね。
木戸 そのあたりのアイドルどうしの関係性は、ドラマCDなどで徐々に補完されていった印象がありますね。そういえば、『アイマス』のお仕事をさせていただいていたご縁で、『PreStar』(※3)の生放送現場に行かせていただいたりもしました。
※3……2004年~2006年に放送、今井麻美さんと中村繪里子さんが司会を務めたインターネットテレビ番組。“ノミンゴス”(酔っ払った今井さん)や“中村さんがゆうパックの蓋で顔面を殴打する事件”など、数々の伝説を生んだ。
北口 おぉ~それはまたレアな体験を!
木戸 石原さんにお誘いいただいたのですが、そのときは、ゲストで平田宏美さん(菊地真役)か、若林直美さん(秋月律子役)がいらっしゃっていて、曲に合わせて振り付けをして踊っていたんです。で、それが終わったものの、まだ時間があるからと言って、また同じ曲を踊られていて(笑)。
北口 フリーダムすぎる(笑)。
木戸 あれはいい思い出になりました。ただ、私はその後、豊島公会堂のミニライブを待たずして、そのアニメグッズ販売店から、レコード会社に転職してしまいました。
北口 そうだったんですか。では、仕事としては『アイマス』からいったん離れる形に?
木戸 そうですね。転職先のレコード会社でアニメ音楽CDの販促活動を始め、イベントやアニメの制作などに携わっていくなかで、プライベートな時間を作ることも難しくなってしまって、仕事としてはもとより、ファンとしても『アイドルマスター』に関わることはなかなかできませんでした。たまたま仕事でたかはし智秋さん(三浦あずさ役)や、若林さんにお会いしたときに、近況を聞いたりするくらいでしたね。
『アイドルマスター』のサイクルジャージは木戸さん自身がデザイン!†
北口 木戸さんはそのレコード会社から、いまの会社に移ったわけですね。
木戸 はい。6年ほど前に入社してからしばらくは、当社の通販サイト“あみあみ(http://www.amiami.jp/)”の営業やシステム開発などを行ってきました。そうして働くうちに、“これまでの知識や経験を活かして好きな作品のキャラクターグッズを作りたい”という思いが強くなってきたんです。それで、じゃあ何の作品を選ぶかと考えたら、これはもう『アイマス』しかないだろうと。
北口 そういう思いがあって、サイクルジャージを作られたわけですね。ただ、サイクルジャージってファンアイテムとしてはかなりニッチじゃないですか。そんな中で、なぜサイクルジャージを選んだのでしょう?
木戸 その理由はいくつかあります。まずひとつは、『アイドルマスター』というコンテンツは非常に長く続いているので、グッズの展開が多岐にわたっていて、入り込む余地がほぼなかったんです。
北口 飽和しているというか。
木戸 そうですね。グッズ販売店時代に窓口を担当してくださったUさんが、たまたまこのときも担当してくださることになって、何を作ったらいいかをいろいろとご相談しました。
北口 おお! 10年ぶりの再会を果たしたんですね。
木戸 本当にたまたまで、久しぶりにお話ししたときはびっくりしました。そのUさんがおっしゃるには、いまから商品化をするなら、何かしら「おっ」と思うようなものがないと難しいということで。
北口 なるほど。それでサイクルジャージと。
木戸 ただ、サイクルジャージはモノとしてはやはりニッチなので、すぐにオーケーは出ませんでした。何度も粘り強く、商品の特徴などのご説明をさせていただき、1年掛けて、ようやく『アイマス』のサイクルジャージを制作できることになりました。
北口 サイクルジャージを作ろうと思ったということは、木戸さんは自転車がお好きなんですよね?
木戸 もちろんです。それがふたつ目の理由ですね。
北口 なぜ自転車に乗ろうと?
木戸 私は喫煙者だったのですが、いろいろと事情があって、禁煙することにしたんです。で、禁煙には成功したものの、禁煙すると食べ物がおいしくなって、バクバク食べるようになってしまって……。
北口 それ、すごくよくわかります。僕もまったく同じ状態に……。
木戸 それで、どんどん太って、もう体重がとんでもなく増えて。お医者さんからも「何かスポーツでもして痩せないとまずい」と言われてしまいました。そこで思いついたのが自転車だったんです。いままで電車で通勤していたところを自転車に変えれば痩せられるだろうと。それが5年前で、自転車ブームの到来よりも少し前のことでした。
北口 アニメやゲームを題材にしたサイクルジャージって、いまでもほとんど発売されていませんよね?
木戸 だからおもしろいんじゃないかと思っていたんですが、企画を進めていく中で、一足早く初音ミクのジャージが発売されて、「やられたな〜」と。ただ、それでもすぐに後続はなかったので、企画としてはいけると思っていました。現在は、当社以外には2社ほどが、キャラクターサイクルジャージを商品として展開している状況ですね。
北口 なるほど。では、実際にサイクルジャージを作るうえでのポイントなどを教えていただけますか?
木戸 これは、『アイドルマスター』サイクルジャージの第1弾として2013年に発売された『シャイニーフェスタ』のジャージの話になりますが、デザインをするうえでまず考えたのが、外部や内部のデザイナーに委託するか、それとも自分でデザインするかということでした。
北口 自分でデザイン!? それはまた難しそうに思えますが……。
木戸 AdobeさんのPhotoshopやIllustratorといったツールは昔から慣れ親しんでいたので、自分でもできるだろうなという目星はあったんです。ただ、人に任せるのもいいところはあって、自分のイメージを超えたものを作ってくれる可能性があります。けれどもその一方で、こちらの意図を汲みきれないものになる可能性もあった。今回は『アイマス』という、自分の思い入れが強い作品だったので、まず自分でデザインをしてみることにしたんです。それでうまくいかなかったら、ほかの人に任せようと。
北口 なるほど。その結果、木戸さんがデザインしたものに?
木戸 そうですね。やはり大好きなものを扱うということで高揚感を感じながら仕事ができましたし、いいものができたのではないかと自分では思っています。2013年の2月、幕張イベントホールの“THE IDOLM@STER MUSIC FESTIVAL OF WINTER!!”と同日開催だった“ワンダーフェスティバル2013 Winter”でデザインを発表させていただときも、大きな反響をいただいてありがたかったですね。
北口 その『シャイニーフェスタ』版の成功を受けて作られたのが、今回の『ワンフォーオール』版と。
木戸 『シャイニーフェスタ』版のサイクルジャージは“白版”と呼んでいて、白を多めに配置したカラーリングになっています。一方の『ワンフォーオール』版は黒をメインにした“黒版”と呼んでいます。全体として『ワンフォーオール』にインスパイアされたデザインですが、そこに、劇場版アニメ『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』のエッセンスを少し加えさせていただきました。
北口 デザインのポイントについて具体的に教えていただけますか?
木戸 アイドルとしての輝きを示したいという部分を、この星のマークで表現していまして、アニメ『アイドルマスター』でモチーフとして使われていた矢印が、アイドルたちがスターとして成長していくという部分の表現になっています。また、後ろ方向に戻っている白い矢印は、個人の悩みであるとかそういったもののメタファーですね。なにかしら、エレメントに意味を持たせながら作ったほうが『アイドルマスター』という作品に合致するのではないか思っていまして、自分なりにいろいろな工夫を凝らしております。
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北口 すごいこだわりですね。背面の右下には、アイドル個別のマークが入っていたり。
木戸 また、右胸に入っているPマークは、どうしても配置したかったパーツです。これは、アーケード版へのリスペクトとして入れました。このサイクルジャージを着ている人たちに、自分たちが“プロデューサーである”ということを感じてほしい部分もありましたし、アーケード版という『アイドルマスター』の原点への敬意はなくてはならないだろうと思っていましたので。
北口 本当に、デザインが凝っていますよね。ちなみに、木戸さんは今でも千早推しなんですか?
木戸 そうですね。一時期、響に浮気をしていたんですが、やっぱり千早だなと。
北口 モトサヤになったと(笑)。響の魅力は?
木戸 響は本当にいい子なんですよね。アニメなどを観ていても、いい子なんだなということが伝わってきます。
北口 おお、ということは、アニメはご覧になったんですね。
木戸 はい。アニメの放映当時も忙しかったので、“アニメはBlu-rayが全巻揃うまで観ない”という誓いを個人的に立てていたんですが、私が『アイマス』好きだと知っているいろいろな人が「20話以降の展開がすごいから絶対に観て!」と口々に勧めてきたんです。それで1話を観てみたら、想像通りにハマってしまって、あとはもう雪崩のような勢いで、当時放送されていた回まで全部観てしまいましたね。
北口 すごいと言われていた、20話以降の展開はどうでしたか?
木戸 いやー……泣きましたね。千早と765プロの面々が出てきたときに、「うわぁー泣く、泣く」って。あれは卑怯です(笑)。
北口 後半の展開はとくによかったですね〜。最近もうなんだか涙もろくて……。
木戸 僕もです。僕の場合、涙もろくなったのは、年齢のせいかもしれませんが(笑)。
北口 年のせいっていうのはありますよね(笑)。なんたって、アーケード版からもうじき10年ですからねえ。
木戸 劇場版も泣いたなあ。ものすごい回数を観ている人に比べたら本当に少ないですが、5回観に行って、5回すべて泣きました。とくに、春香がアリーナの舞台上で思いを語り始めるシーンは、何度観ても……本当によかったですね。
『ワンフォーオール』はまったりプレイ中†
北口 先日、『ワンフォーオール』が発売されましたが、プレイはされていますか?(注:このインタビューは2014年5月末に行われました)
木戸 もちろんです。でも、ペースはゆったりですね。ちょうど玲音が出てきたくらいです。
北口 おお、Cランクですね。今回は序盤で3人のアイドルを選べますが、どういった構成にしましたか?
木戸 千早、春香、響の3人ですね。
北口 やはり千早が最初と。
木戸 そうですね。千早を最初に選んで、その対比として春香がほしいなと。3人目の響は純粋な好みです。
北口 今回の響のストーリーはいかがですか?
木戸 先ほども言いましたが、やっぱりいい子ですね。響が家族の動物たちを養うためにアルバイトをして……いうストーリーですけれども、●●が▲▲になって「お前、ホンマええやつやなあ……」と。あれはいいコミュでした。『ワンフォーオール』はプロデュース期限もないので、ゆっくりプレイできるのがいいですね。社会人にオススメのゲームと声を大にして言いたいです。
北口 まったり遊べますものね。ちなみに、本作での千早の印象は?
木戸 いつもながら可愛らしくて、とくに冬服がスタイリッシュでいいですね。ただ、千早が動いたときに、若干、胸が揺れているように見えるのが気になります。
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北口 千早だって揺れたっていいじゃないですか!
木戸 いや〜、なんだか72センチより大きくなったんじゃないかな~という。何かこれはパッド……いやなんでもないです。
北口 千早が聞いたら怒りますよ(笑)。
自転車のススメ†
北口 最近、自転車ブームですよね。サイクルジャージを買ったら、ロードバイクに乗ってみたいと思う人もいるかもしれません。そこで、木戸さんに自転車の先輩としておうかがいしたいのですが、そもそもどんな自転車を選ぶのがいいのでしょう?
木戸 そうですね……。やっぱり、車などでもそうですが、しっかりしたブランドのものを買う、ということでしょうか。
北口 なるほど。たとえばジャイアントなどは、素人の僕でも知っているくらい有名なブランドです。
木戸 ジャイアントさんは自転車界のトヨタと言われているくらい、知名度が高いです。そういった意味からも、まず粗悪な商品を作ったりすることのない、オススメのブランドのひとつだと思います。ダメなのは、よくわからないブランドが2~30000円で販売している、“見た目がロードバイクっぽいもの”を買うことです。私はそこからスタートしたんですが、正直、余計な出費だったなと。
北口 安かろう悪かろうじゃないですけど、ちゃんとやるならしっかりしたものを買ったほうがいいわけですか。
木戸 自転車は命を預けている道具ですから、たとえば走っている途中で壊れてしまったりしたら、自分の命にも関わってきます。そういった意味からも、スポーツ自転車界で名前が知れているブランドのものを選んでいくのが重要だと思います。
北口 木戸さんが最初に始められたときは、サイクルショップに行って、パーツを選んでという感じですか?
木戸 そうですね。最初は見た目だけの自転車から始めたんですが、やがて本格的なものが欲しいと思うようになりまして。Y's Roadというスポーツバイクの専門チェーン店に行って、お店の方にチョイスしていただきました。
北口 ロードバイクは、自分の体に合わせたものを買わないといけないと聞きます。たとえば、サドルの形によってお尻が痛くなっちゃったり、股ずれしたりするとか。
木戸 そうですね。一発で最適なパーツに出会う場合もあれば、なじむものにたどり着くまで1~2年かかる場合もあります。そういう探究も、自転車のおもしろみのひとつです。
北口 木戸さん的に、走るうえでオススメのコースなどはありますか?
木戸 私のようにアニメやゲームが好きな方々にオススメしたいのは、いわゆる聖地巡礼です。普段だったら電車で行くような場所に自転車で行ってみると、その過程でさまざまな発見があると思います。
北口 自転車で道を走ると、「こんな風景があったのか」といったような発見がありますよね。
木戸 そうですね。たとえば山を越えるとき、電車だったらトンネルを突っ切れるけど、自転車だと峠を登らなければいけない。ただ、たいへんなぶん登ったときは達成感もありますし、峠からの風景も、なおのこときれいに見えたりするんです。ぜひ、そういった感覚を味わっていただければと思いますね。
北口 そんなときに、このサイクルジャージを着ていきましょうと。今回は、レーシングパンツとサコッシュバッグ(補給食などを入れる袋)も販売するんですよね?
木戸 そうですね、レーシングパンツとサコッシュバッグに関してはすでに発売されているもので、再販という形になります。両方とももちろん『アイドルマスター』をモチーフにしたデザインになっていますので、一揃えで身につけていただけるとうれしいですね。
北口 『アイマス』のサイクルジャージを着た集団が、トレイン(※4)組んだりしてたら熱いなあ(笑)。
※4……ロードレースの終盤、チームの選手が集まって縦一列に並んで走ることを、日本では俗に電車になぞらえて“トレイン”と呼ぶ。トレインを組む理由は、ゴール前で活躍する“スプリンター”と呼ばれる選手が、空気抵抗を受けて疲れないようにするため。ちなみに北口は、だがのPのロードレース動画の続編を心待ちにしています。
木戸 先日、鈴鹿サーキットの大会に『アイマス』好きの自転車乗りが集まりまして、最後1時間くらい、先頭交代をしながら走っていましたね。
北口 それは楽しそうですね! これを着てロードバイクに乗ってみたいです。
木戸 自転車に乗るときに使っていただけることはもちろんですが、吸汗性、速乾性の高いスポーツウェアとして考えていただけますと、たとえばジョギングのときにも使えます。また、皆さんがよく行かれる『アイマス』のイベントやライブに着ていくウェアとしても、とても優秀です。何より、アイドルが大きく描かれていますので、誰のプロデューサーなのか、一目瞭然ですからね(笑)。スポーツやライブのお供として、ぜひご活用いただけるとうれしいです。
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▲木戸さんがこれまでに、店舗特典として作ってきたものを見せていただきました。『アイマス2』をモチーフにした大富豪やドンジャラ的なゲームなど、どれも凝っています。 |
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▲こちらは、アーケード版の稼働直後にナムコが作った、少数生産の“プレミアムキット”というディスク。未開封の超貴重な品! |
『アイドルマスター サイクルジャージ』を12種(Lサイズ)を各1名にプレゼント!†
大網さんのご厚意で、『ワンフォーオール』のサイクルジャージ(Lサイズ)を1枚ずつプレゼントしていただけることになりました! いやこれすごいことですよ! だってぶっちゃけ、総額10万円以上ですもん! ということで、皆さんぜひ下記のフォームからご応募ください。希望するジャージの種類などを必ず記入してくださいね!
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天海春香モデル |
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星井美希モデル |
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如月千早モデル |
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高槻やよいモデル |
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萩原雪歩モデル |
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菊地真モデル |
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双海亜美・真美モデル |
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水瀬伊織モデル |
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三浦あずさモデル |
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四条貴音モデル |
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我那覇響モデル |
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秋月律子モデル |
■商品データ
・『THE IDOLM@STER ワンフォーオール』サイクルジャージ(全12種)
amisports/2014年8月下旬発売予定/各12400円[税抜](各13392円[税込])
サイズ:XS/S/M/L/XL/XXL/3XL/4XL
・『THE IDOLM@STER』レーシングパンツ (肩紐付き/肩紐なし)(ともに再販)
amisports/2014年8月下旬発売予定/各14500円[税抜](各15660円[税込])
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・765プロダクション サコッシュバッグ(再販)
amisports/2014年8月下旬発売予定/2850円[税抜](3078円[税込])
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<注意事項>
◎応募期間は2014年7月4日23時59分までとなります。
◎ひとりにつき、応募は1回まで。複数応募された場合でも、当選はひとり1口までとなります。
◎賞品、郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレス(パソコンのメールアドレスのみ)は必須項目です。 入力漏れや誤入力がある場合は、応募を受け付けられません。
◎当選者の発表は、2014年7月中に賞品の発送をもって代えさせていただきます。
◎賞品は譲渡しないことを応募・当選の条件とします。譲渡には、売ること、オークションに出品することなどが含まれます。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され権利をお返しいただく場合があります。
◎ご応募に際しお客様よりご提供いただいた個人情報は、弊社のプライバシーポリシーの定めるところにより取り扱わせていただきます。
※amisports公式サイトは(こちら)
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アイドルマスター ワンフォーオール
● ハード :
プレイステーション3
● ジャンル :
シミュレーション
● テイスト:
アイドル
● 発売日 :
2014年5月15日発売
● 販売価格 :
7600円[税抜](8208円[税込])、ダウンロード版は7600円[税抜](8208円[税込])、765プロ 新プロデュースBOXは11880円[税抜](12830円[税込])
『765プロ 新プロデュースBOX』内容物一覧
・メインビジュアル(事務所バージョン) 特製BOX
・スペシャルドラマCD『765プロが行く! トップアイドルのお仕事見学』
・限定オリジナルデザイン衣装 プロダクトコード
・765プロ所属アイドル 営業用パンフレット
・765プロカレンダー(みんなの落書き入り)
・社長の格言入りクリーナー
・13種 短冊ポスター

『初回封入特典』
・『アイドルマスター シンデレラガールズ』、『アイドルマスター ミリオンライブ!』限定アイドルが手に入るシリアルナンバー


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