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プレイインプレッション:『アイドルマスター』が好きなら『ワンフォーオール』を遊べ!
公開日時:2014-04-25 20:00:00
すべてのアイドルがもっと好きになる†
貴音のストーリーを見ようと思っていたのに、気づけば響や美希のストーリーを見ていました。しかも、なんだか響はいいやつだし、美希の天真爛漫さがかわいかったりして、貴音から目移りしてしまう始末。男は浮気者だなあ……。って、いやいやいや、貴音といっしょに○○を食べるエピソードにキュンと来たりしましたから! 誰に言い訳をしているんだって話ですが、こんにちは、貴音Pの北口徒歩2分(にふんP)です。だってだって、『ワンフォーオール』は、13人のアイドルの魅力をとことん味わえる作りになっているんですよ! ってわけで、今回はそのあたりからお話ししようと思います。
本作は、序盤で3人のアイドルをプロデュース可能になり、そこからプロデューサーとしてのランクが上がるごとに、プロデュースできるアイドルが増える仕組みになっています。僕は貴音→美希→響の順番に選択。貴音をリーダーにして、アイドルランクを上げるためのランクアップフェスに挑んでいきました。しかし、ライバルが強くなってくると、勝てはするものの圧勝ということがなくなり、だんだん辛勝が増えていきます。ユニットの能力値はユニットを組んでいるアイドルの能力値の合算で決まり、アイドルランクが上がると取得できるスキルなどもあるため、全員の能力値やアイドルランクが高いほうが必然的にユニットも強くなるのです。ということで、リーダーをいつでも変更できる機能を利用して、美希や響もリーダーに据え、彼女たちのアイドルランクも上げることに。すると、アイドルランクが上がるのにともなって、美希や響のストーリーを見る機会が増えました。で、そんなことがあったもんだから、冒頭の通り、「響や美希もいいなあ……」とかなっちゃったわけです。男ってバカですね。
『ワンフォーオール』はゲームを進めると、13人のアイドルを同時に育成できるようになるので、ひとりのアイドルを集中的に育成していたこれまでのシリーズとは、ゲーム性がまったく異なります。従って今回のように、いろいろなアイドルのコミュを同時に見られるということが起こるのですが、これ、すごくいいと思うんですよ。自分が育てているアイドル以外の魅力にも気づきやすく、結果としてアイドルたち全員が好きになるわけですから。ストーリー以外の突発的なコミュにはまだプロデュースしていないアイドルも登場しますし、複数のアイドルが絡むコミュも多めと、今回のコミュは見どころ満点。響と春香が、貴音のラーメンに入れる新しい具をめぐってアレコレ言い合うコミュなど、アイドルどうしの組み合わせの妙もあってなかなか新鮮でした。
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▲オープニングからのひとコマ。アイドルたちが並んでいる図は壮観です。 |
キャラクターが強くなることで得られる達成感†
先ほど少しスキルの話が出ましたが、本作ではお仕事をするとアイドルがレベルアップ。ボーカル、ダンス、ビジュアルの各能力が上昇する(本作のレッスンは能力を一時的にブーストさせるための手段)とともに、スキルの取得に必要な“sp”を得ることができます。このspをどう使っていくかも、本作の楽しみのひとつ。spは湯水のようにジャブジャブ使えるものではないので、取得するスキルをある程度厳選する必要があるわけですが、これがなかなか難しい。たとえば、相手のバーストアピールの効果を打ち消しつつバーストアピールを行う“バーストカウンター”などはフェスで必須とも言えるスキルで、ぜひ覚えさせたいところ。しかしそれを取ってspを消費すると、能力値上昇のスキルが取れなかったりするといったことも起こり得ます。お仕事にはユニット単位で臨めるので、3人のユニットなら3人で必要なスキルを分けて取って行けばいいんですが、じゃあ「誰にどのスキルを割り振るの?」と考えると、「ウーン」と悩んでしまう。ただ、悩むんですが苦しいわけではなくて、この作業、楽しいんですよ。「つぎにランクアップすれば、この強スキルが覚えられるじゃん。よっしゃ、がんばるか」などと、レベルを上げることが楽しくなってくるんです。この、自分が育てるキャラクターが強くなっていくのを眺める楽しさって、シミュレーションゲームの醍醐味そのものですよね。
これまでの『アイドルマスター』シリーズのシミュレーションゲームらしさは、スケジュールをきっちり立てて、その通りにゲームを進行していくという部分に集約されていました。この、電車のダイヤグラムを組むかのような緻密さはシミュレーションゲームが持つおもしろみのひとつであり、とてもやり応えのあるものでした。本作ではスケジュール面でのノルマや期限がなくなっているため、ひとつひとつの行動を吟味し、詰めていくということは必要ありません。しかし、スキルを自由に取れるようになったことでキャラクター育成の自由度が増え、またスキルの取得という形で、キャラクターの成長を実感しやすくなっています。このあたり、ゲーム性が育成シミュレーションゲーム寄りにシフトしていると言えるでしょう。
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▲アイドルごとの固有スキルも。 |
ノルマがないからとっつきやすい†
本作では、プロデュースの期限がありません。シリーズ作のように、“●週目までに●ランクに上がらないとゲームオーバー”とか、“52週目になったから強制終了”みたいなことがなく、好きなだけアイドルをプロデュースできます。アイドルごとのエンディングに到達した後も、さらなる高みを目指してアイドル活動を続けられるんです。
プロデュース期限があるのもやり甲斐があっておもしろかったですが、ベストエンディングを見るのはけっこう難しく、“回り道をして好きなコミュを見る”といった行動がなかなか取りにくかった。“フェスに負けたらリセット”とか、“レッスンでパーフェクトを取れなかったからリセット”なんてこともありましたね。とくに『アイドルマスター2』のベストエンディングは、なかなか歯応えがあったなあ。攻略記事を作るためにベストエンディングを見ようとして、合計3周かかりましたもんね。でも、本作ではノルマがないので、まったり自分のペースで進めていけます。続けていけばいつかは必ずベストエンディングに辿り着けるので、とてもとっつきやすいんです。また、過去のシリーズにあったアイドルのテンションという要素も今回はないので、“ステージで負けてテンションが下がり、その状態でステージに臨んでまた負ける”というスパイラルもありません。このように、いろいろと遊びやすい作りになっているので、最近『アイドルマスター』に興味を持ったという人は、ぜひ本作から始めてみてはいかがでしょうか。
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▲げろっぱ! |
随所に“アイマス愛”を感じる†
スタッフの方の『アイドルマスター』愛が感じられるのも、本作の魅力です。たとえば、ゲームの基本画面。ここでは、765プロの事務所の様子が映し出されており、ホワイトボードやテレビ前のソファーといった、アニメでおなじみの間取りが再現されています。注目ポイントのひとつ目はそのホワイトボードで、誕生週のアイドルがいると、各アイドルからのお祝いメッセージが書き込まれるのです。アイドルたちの関係性がうかがえるこのホワイトボードは、見ているだけでニヤニヤしてしまいます。
また、ゲームのロード画面にも注目。今回のロード画面では、アイドルたちのドット絵が表示されます。しかも、千早なら歌を歌ったり、あずささんは道に迷ったりと、アイドルごとに特徴的な動きを見せてくれるところもポイント。スタッフの皆さんの並々ならぬこだわりを感じます。
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▲ホワイトボードに注目。亜美もうれしそうです。 |
んでけっきょくどうなの?†
ここまでツラツラと書いてきましたが、結論として『ワンフォーオール』はどうなのか。僕は、『アイドルマスター』のプロデューサーの皆さんは、必ずプレイしたほうがいいと思っています。『アイマス』のゲームで僕たちが体験したかったことというのが、『ワンフォーオール』には詰まっているんです。「なんかちょっとおもしろそうだな」と思っている方は、ぜひ一度触れてみることをオススメします!
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アイドルマスター ワンフォーオール
● ハード :
プレイステーション3
● ジャンル :
シミュレーション
● テイスト:
アイドル
● 発売日 :
2014年5月15日発売
● 販売価格 :
7600円[税抜](8208円[税込])、ダウンロード版は7600円[税抜](8208円[税込])、765プロ 新プロデュースBOXは11880円[税抜](12830円[税込])
『765プロ 新プロデュースBOX』内容物一覧
・メインビジュアル(事務所バージョン) 特製BOX
・スペシャルドラマCD『765プロが行く! トップアイドルのお仕事見学』
・限定オリジナルデザイン衣装 プロダクトコード
・765プロ所属アイドル 営業用パンフレット
・765プロカレンダー(みんなの落書き入り)
・社長の格言入りクリーナー
・13種 短冊ポスター

『初回封入特典』
・『アイドルマスター シンデレラガールズ』、『アイドルマスター ミリオンライブ!』限定アイドルが手に入るシリアルナンバー


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